東方歌謡録   作:みかみりん

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前回のあらすじなのだー
・かくれんぼとは(哲学)
・メイコ、火属性だった。
・あれ、ハンデで飛ばないって言ってなかったっけ・・・?


人間との差

ルーミアは地面に落ちた。

そして駆け寄ったメイコによってタッチされた。

 

「えっと・・・大丈夫かしら?」

「大丈夫なのだー・・・。というかこの闇とってくれなのだー!」

「いや・・・それあなたのものだからあなたじゃないと取れないんじゃないのかしら」

「あっ・・・」

 

数秒の沈黙があった後、ルーミアの闇が消えた。

 

「うう・・・忘れてたのだ」

「そうだったのね・・・。怪我とかない?さっき高いところから落ちたわけだし」

「いや、これぐらいの高さなら大丈夫なのだ」

「ええ・・・普通なら骨が折れててもおかしくない高さだったのに・・・?」

「妖怪だからな、ルーミアは。そこらへんは人間と違うのだ」

「そうなのね・・・。あ、そうだ。戦ってるときに、ちょっと気になることがあったんだけど」

「なんなのだー?」

「・・・人間でそんな感じの能力が出せるのは稀だって、言ってたわよね。そんなって、なんのことなのか気になって」

「そーなのかー・・・よし、よく聞いてろなのだ」

「わかったわ」

「まずだな、この世界には二つの種類があるのだ。人間か、それ以外かなのだ」

「なんかどっかで聞いたことあるような・・・」

「気のせいなのだ。んで、そのそれ以外に入るのが妖怪や妖精、神や幽霊、付喪神。その他諸々だな。そして、ルーミアが人間と妖怪とかを分けた理由なのだが・・・、ぶっちゃけ、人間は弱いのだ」

「いきなりね・・・」

「人間はどっかから落ちたらすぐに死ぬし、腕が吹き飛んだ程度で死ぬのだ。とにかくすぐ死ぬのだ」

「いや普通そうなったら死ぬわよ・・・?」

「とにかく人間は弱い!そんな人間が、手から炎なんて出せたらどうなるか、わかるか?」

「うーん・・・まあ、やけどするわよね」

「そう!それが人間にとって普通なのだ」

「でも、魔理沙は魔法で火を出したりできるわよ?」

「それは魔理沙が出したんじゃなくって「魔理沙の魔法が」だろ?よく考えてみろ、霊夢が手から炎を出したり、魔理沙が電気を手から出したりしたことがあったか?」

「確かに、いわれてみればないわね・・・」

「そういうことなのだ。正直、妖怪だのが炎を手から出せても特別すごいことではないが、人間になると別なのだ。・・・そういえばお前人間じゃなかったな、じゃあこれは関係ないのだ」

「いや人間だからね・・・?というか、私の周りは普通にそういうのができるんだけど・・・」

「そいつ人間?」

「ええ、確かリンとレンが電気を使えてたわね」

「えー、なんでなのだ。そいつらも人間じゃねーのだ」

「いや人間だってば・・・」

「まあ、お前は人間じゃなかったし、関係なかったな。でも、お前の能力が出てきたようで何よりなのだ。完璧には出てないが、そのうち出るから焦らなくていいのだ」

「そうなのね・・・ありがとう、ルーミアちゃん」

「えへへ、どういたしましてなのだ!」

 

そういうとルーミアは立ち上がり、空に飛び上がった。

 

「ルーミアは最初のところまで戻るのだ。あとは誰が残ってるのだ?」

「えっと・・・大妖精ちゃん?」

「そーなのかー、珍しいなー。じゃ、頑張れなのだ!」

 

そういうとルーミアは飛び立っていった。

 

「・・・炎、ね・・・なんか、こういうのに目覚めると不思議と興奮するものなのね。さて、あと一人。探すわよ!」

 

メイコは走り出した。

 

■■■■

 

一方最初のところ。捕まったチルノ、リグル、みすちーが話していた。

 

「うう・・・あたいが先に捕まるなんてぇ・・・」

「どんまい、チルノちゃん。僕だってあれがばれるなんて思ってなかったし」

「次の作戦はどうしようかな・・・あ、そうだ。今度ここで隠れられる場所探しに行こうよ!」

「いいね、チルノちゃんも行く?」

「うん!あたいがいれば百人力よ!」

ヒューン「ん?何の話してたのだー?」

「あ、ルーミア!今ね、今度隠れられる場所を探しに・・・」

「わーわー!な、何でもないよー!」

「・・・どーせここの隠れスポット探しに行こうとしてたんだろー?」

「な、なんでわかるの!?」

「ルーミアに隠し事は通じないのだ。というか、そんなみんなが聞けるところで言ったら意味ないと思うのだ」

「「「確かに!」」」

「気づいてなかったのかー・・・」

「ま、まあまあ・・・とにかく、後は大ちゃんだよね」

「うん。さて、どっちが勝つかな~」

「あたいは大ちゃんだと思うぞ!」

 

4人は談笑していた。すると、チルノの横から誰かが出てきた。

 

「あ・・・大ちゃん!?ここにいたんだ!逃げてきたの?あっちにいい隠れスポットがあるよ!」

「チルノちゃん、声が大きいよ・・・」

「・・・」

「大ちゃん?おーい!」

「きっと集中してるんだよ・・・それに、居場所がばれちゃうかもでしょ、僕たちは静かにしてよう」

「そうだね・・・ってあれ、大ちゃん、そっちは・・・」

 

大妖精は蝶の壁を抜けてそのまま向こうに行ってしまった。

 

「「「・・・?」」」

「あ、あれ・・・大ちゃん、範囲外に行っちゃったよ・・・?」

「ど、どうするの?蟲たちに追ってもらおうか?」

「・・・チルノ、追いかけるのだ」

「ふぇっ!?」

「あと、ミスティアはメイコを呼んできてほしいのだ。リグルはここで待ってて、ミスティアと合流した後こっちに来てほしいのだ。リグルなら蟲をたどってこっちまで来れるからな」

「え、あ、うん、わかった・・・」

「頼んだのだ。じゃあチルノ、行くのだ」

「お、おう・・・」

 

チルノとルーミアは大妖精を追いかけて行った。

 

「い、いっちゃったね・・・」

「うん・・・でも、本当にどうしたんだろう。大ちゃん、ちょっと様子おかしかったよね・・・」

「いわれてみれば確かに・・・」

「とりあえず、メイコさん呼びに行ってくるよ。リグルちゃん待っててね!」

 

そういった後、みすちーも飛んで行った。

 

「・・・ちょっと心配だなぁ。何もなければいいけど・・・」

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