・3人が到着!勝ったな風呂入ってくる!(入るな)
・ルーミアのあれリボンだったんだ、カチューシャだと思ってた。
・わあピンチ( ᐛ )(あふぉ)
バンバンバンッ!
「えっ!?」
みすちーはその音に驚き、目を開けた。
そこに見えたのは、黒いスカートだった。
「え・・・ルーミアちゃん?」
ルーミアが振り返った。そこにはリボンの代わりに頭に赤い天使のわっかが付いた少し大人っぽい雰囲気になったルーミアがいた。
「お前、骨折れてるぞ?大丈夫か?」
「え・・・ルーミアちゃん・・・なんだよね?」
「うん、ルーミアなのだー」
「なんかさ・・・色々と見た目変わってるよ?」
「え・・・あ、気にしなくていいのだ」
「いや・・・まあいいか」
そこでふと、みすちーは異変に気付いた。
「・・・あれ、弾幕飛んで来てる!?」
「いや、全部闇が呑み込んでるから気にしないでいいのだ」
「え・・・ルーミアちゃん、そんなこともできたの?」
「この姿ならな。いつもなら出来ねーのだ」
「え、ええ・・・?」
そのうち弾幕が止んだ。そしてルーミアのもとにメイコが近寄ってきた。
「えっと・・・大丈夫・・・なの?」
「ルーミアは大丈夫なのだー」
「ええ・・・?」
「それより、ミスティア骨折れてるのだ。そっちは全然大丈夫じゃねーから見てやってほしいのだ。まあ5分もすれば治るとは思うのだ」
「そ、そうなのね・・・じゃあ、ルーミアちゃんお願いね」
「任せろー!」
そういうとルーミアはチルノに向き直った。
「・・・とは言ったものの、どうすれば・・・」
「あの、実はリグルちゃん氷がどうのこうので動けないみたいなんです。私より先にリグルちゃんを・・・」
「そうなのね。でも流石にみすちーちゃんを置いていくわけにも・・・そうだ」
メイコはみすちーの前に後ろを向きながらしゃがんだ。
「・・・えっ?・・・おんぶ?」
「そのまま歩かせるわけにはいかないもの。それに、こういうのには慣れてるから遠慮しないで」
「じゃ、じゃあ・・・」
みすちーは少し動いてメイコの背中をつかんだ。
「よいしょっと・・・割と軽いのね」
「そうですか?あんまり考えたことなかったですけど」
メイコはリグルの近くに着いた。
「リグルちゃん、大丈夫?」
「メ、メイコさん!?いつのまに・・・ってルーミアちゃんもなんかすごいことになってる・・・?」
「それより、手がくっついちゃってるわね。。頑張って溶かしてみるけど、時間がかかりそう」
「ありがとうございます。・・・えっと、ルーミアちゃんは大丈夫なんですか?」
「それ、私も気になってた!リグルちゃんの氷溶かしてる間、よかったら聞かせてほしいんですが・・・いいですか?」
「・・・そうね。私もびっくりしてたから鮮明には話せないのだけれど・・・」
■■■■
今より少し前、まだルーミアの治療をしていた時。
「うーん・・・なかなかほどけないわね・・・というか、髪結ぶときってこんなにがちがちに結ばないわよね?」
ルーミアのリボンは異常なほどにきつく結ばれていた。
まるで、おしゃれのために結んでいるのではなく、
「こういうのは苦手なのよね・・・っと、少しほどけたかしら?」
メイコは髪を結んでいたリボンの裏側を何の気なしに見てみた。
それを見た瞬間、小さな悲鳴とともにリボンを手放してしまった。
そこには・・・謎の文章が無数に羅列していたのだ。
「え・・・な、何なのこれ」
メイコは恐る恐るリボンを取った。
後ろの文章はお札に書いてあるような感じで書かれており、読むことはできなかった。
「リボンにこんなの・・・書かないわよね。これ、取っていいものなのかしら・・・」
すると、突然リボンがするすると抜けて、宙に浮きあがった。
メイコがやったわけでもなければ、上昇気流が吹いてるわけでもない。
「・・・え、ええ・・・?」
空中に浮いたリボンは赤い光を出し、やがて赤い輪になった。
そしてそれは、ルーミアの頭の上に戻っていった。
「・・・?」
あまりの光景に呆然としていると、突然ルーミアが起き上がった。
「ん・・・あれ、さっきまでチルノと・・・」
「ちょ、え、え!?起き・・・え!?」
「・・・メイコか?・・・ってあー、
「取ったって・・・あのリボン?」
「そーなのだ。全く、もうちょっと早く来てほしかったのだ・・・。まあいいか」
「いや、なにもよくないわよ!だって怪我してるじゃない!」
メイコがそう言った瞬間、さっきまでなくなっていた片腕が再生した。
そしてほかの傷も嘘のようになくなっていた。
「・・・ルーミアは大丈夫なのだ。お前、心配性だな」
「いや・・・ええ・・・?」
「とにかく、ルーミアは行ってくるのだ。お前は少し休憩でもしてろなのだ」
そういうとルーミアは一瞬でメイコの目の前からいなくなった。
■■■■
「え・・・そんなことが」
「リボン取っただけでああなるとは思ってなかったわ・・・結果オーライかもだけど」
「でも、前々からあのリボンがおかしいって思ってたんです。なにせ僕たちには触れることができないですし・・・」
「そうだったの・・・ますます気になるわね・・・」
「まあ後で聞いてみましょうか。・・・あ、取れた!ありがとうございます、メイコさん!」
「よかった・・・痛いところとかないかしら?さっきまで地面とくっついてたわけだし・・・」
「大丈夫ですよ!ちょっと冷たいですけど・・・」
「・・・メイコさんって、なんか優しいですよね」
「えっ!?そ、そう・・・なの?」
「こういうのに慣れてたりするんですか?トラブル対処みたいな」
「ま、まあ・・・なんやかんや個性が強いメンバーだったものね。毎日色々起こるし、慣れてるのはあるかしら。・・・手がくっついたとかはないけど」
「へー・・・メイコさんって、みんなのお母さんみたいですね!」
「あ、確かに!母性って言うのかな?僕たちにはよくわかんないけど、この安心感ってそういうことだったのかぁ~」
ボソッ「・・・お母さん、ね・・・」
「ん?何か言いました?」
「あ、いえ、何でもないわ。とりあえず加勢に行きましょ!」
メイコは言ったことをごまかすように立ち上がった。
それに続いてリグルとみすちーも立ち上がり、3人はルーミアの加勢に行った。
(・・・お母さんって・・・いや、考えないほうがいい・・・わよね)