・大妖精ちゃんキタ――(゚∀゚)――!!
・ルーミアちゃんそれに時間制限合ったんだな(いやなかったらチートだが?)
・うわあピンチ☆(あふぉ)
「・・・!メ、メイコさん、それ・・・!」
「・・・えっ?ってうわっ!?」
いつの間にかメイコの腕が赤く光っていた。
「な、なにこれ・・・?」
「・・・でもこれ、すっごい暖かいです・・・」
「そ、そうなのね・・・じゃあ、悪いものじゃなさそうだけど・・・」
「・・・あれ!?と、溶けてます、氷!」
「え、ええっ!?」
下を見ると、確かに足の氷が溶けていた。
大妖精の氷も溶けていたようだ。
「こ、これなら出られるかもしれない!大妖精ちゃん、手握ってて!」
「は、はい!」
メイコは握っていないほうの手で氷の弾幕を払いのけながらなんとか吹雪の中から脱した。
「はぁ、はぁ・・・大妖精ちゃん、怪我無い?」
「はい・・・ありがとうございます、助けてくれて・・・」
「言われるほどじゃないわよ、私が勝手に突っ込んだだけだし」
「そんなことないですよ!とにかく、ありがとうございます!・・・あと、それなんですか?」
「え、どれ?」
「いや・・・そっちのほうで握ってるそれ」
「えっ・・・」
その手を見ると、いつの間にか炎でできたスタンドマイクが握られていた。
「・・・うわっ!?え、え!?」
「えっと・・・熱そうですね、それ」
「・・・いや、熱くないわよ?案外そういうものなのかしら」
「そうなんですか?じゃあちょっと触って・・・熱っ!」
「だ、大丈夫!?」
「はい・・・なんでメイコさんそれ持てるんですか」
「私が聞きたいわよ・・・」
「メイコさーん!大ちゃーん!大丈夫!?」
みすちーが近づいてきた。羽には少し氷が付いていた。
「みすちーちゃん!無事だよ、メイコさんが守ってくれた!」
「そうだったんだね、私も空から二人とチルノちゃんを探してたんだけど・・・羽が少し凍っちゃって」
「・・・ちょっと見せてくれない?」
「あ、はい」
みすちーは氷が付いている方の羽をメイコに向けた。
「うーん・・・ちょっと待ってて、溶かしてみる・・・」
じゅわっ
「えっ!?」
メイコが氷に触った瞬間、氷が蒸発してしまった。
「・・・メイコさん、何かしました・・・?」
「い、いえ・・・触っただけなんだけど・・・」
「メイコさんあっつあつになってるんですか・・・?」
「い、いや、普通よ?というか熱出しても一瞬で氷が溶ける体温にならないでしょ・・・」
「・・・まあいいや、二人とも無事みたいだし」
「ええ・・・っていうか、チルノちゃんあの中にいるの?さっきチルノちゃんを探してるって言ってたけど」
「そうなんですよ。如何せんこの吹雪の中、チルノちゃんだけでなくルーミアちゃんたちも見失っちゃって・・・」
「そうだったんだ・・・これもチルノちゃんのスペル・・・って、ルーミアちゃんたちを見失ったのはまずいんじゃ・・・!」
「た、確かに!でも、こんな吹雪の中、探しに行けないよ・・・!」
「・・・いや、このよくわかんないスタンドマイク?を使えば行けるかもしれないわ、ちょっと行ってくる!」
「私もついていきます!」
「わ、私も!」
三人はメイコの炎を頼りに吹雪の中に再突入した。
■■■■
「・・・吹雪がすごいなぁ。ねえ、ルーミアちゃん、あとどんくらいかかる?」
「あと一分ぐらいなのだ。まあ、チルノがどこにいるのかわからなくなったけど」
「だよねー。まあ、寒いのは蛍たちでどうにかしてるし、大丈夫そうだね」
「・・・今更だが、お前の蛍なんであったかいのか?燃えてんのか?」
「・・・僕にもわからない!」
「だろうな」
「まあ、なんかうまい感じにやってるんでしょ。虫は強いんだよ!」
「そーなのかー」(興味なし)
「・・・でも、三人とも大丈夫かな」
「だいじょーぶだろ、メイコいるし」
「そうかなぁ・・・まあ、信じるしかないか」
「そーだな。・・・!リグル、よけろ!」
「えっなんで急に・・・」
ヒュンヒュンヒュンッ!
「うわっ!?」
吹雪の中からつららがリグルに向かって向かってきた。
「あっぶなぁ・・・ってかこれ、もしかしなくても・・・」
「チルノか・・・でも、どこにいるかわからんな・・・」
「大丈夫、絶対守るから!」
ヒュンヒュンヒュンッ!
いろんな方向からつららが降ってくる。
「くっ・・・多いなぁ・・・」
グサッ!
「・・・っ!」
「リグル、腕につらら刺さってるぞ!」
「ええ・・・!?あっほんとだ動かない!寒かったから色々麻痺してて気づかなかった・・・」
片腕を抑えながらなんとか避けていたが、だんだん動きが鈍くなってきた。
「うぐっ・・・はぁ、はぁ・・・」
(このままじゃまずい・・・でも・・・!)
「・・・みすちーにあんなことを言ったのに、このまま・・・このまま終わってたまるかぁ!スペルカード発動!『季節外れのバタフライストーム』!」
するとどこからともなく大量の蝶が飛んできた。
蝶は一つの方向に向かって飛んで行った。
「お、お前、こんな力を・・・!?」
「ルーミアちゃんほどじゃないよ。それに、これぐらいやらないとみすちーに怒られちゃう」
「そ、そーなのかー・・・」
しばらくすると、吹雪が蝶の大群にかき消され消えていった。
「うおー・・・やっぱお前やべーな」
「そうかなぁ・・・まあ、僕一応蛍様だし!」
「自己肯定感があるのかないのか・・・」
「リグルちゃん、ルーミアちゃん!」
みすちーが二人に駆け寄ってきた。あまり距離は離れていなかったようだ。
「大丈夫!?って大丈夫じゃないよね、その腕!」
「うん・・・抜いたほうがいいのかな」
「いや抜いたらやばいよ・・・そうだ、メイコさんなら・・・」
みすちーの後ろからメイコと大妖精が寄ってきた。
「・・・メイコ、それって・・・」
「これ?あー・・・なんだろう」
「マイクっぽいが・・・でも、それがお前の能力なんだろ」
「まあ、多分そうよね。ってリグルちゃん!?それ、なんで刺さってるのに平気なの・・・?」
「いや、普通に痛いですし、平気でもないです」
「でしょうね!いま溶かすから・・・」
じゅわっ
「うわっ!?と、溶けた・・・って血が!」
「・・・いや、これぐらいなら大丈夫だろ。それより・・・やっと溜まったのだ」
「そ、それって・・・!」
「ああ、ついに終わるぞ!でも・・・」
「でも?」
ルーミアはチルノが飛んでる方を見た。
チルノは大技来るのを察したのか、弾幕を出しながら飛び回っていた。
「あいにく、そうやすやすと当たってくれなさそうなのだ」
「ど、どうすればいいの!?」
「動きを止めてくれ!タイムリミットは後一分!ここが正念場だ!」
「わかった!スペルカード発動!蠢符『ナイトバグストーム』!」
「スペルカード発動!鷹符『イルスタードダイブ』!」
リグルとみすちーは同時にスペルカードを放った。
だが、圧倒的な弾幕にかき消されてしまった。
「うわぁ!?おかしいってこれ!」
「なんで・・・さすがにもう妖力が残ってないよ!」
「・・・私が行く!」
「「・・・え、メイコさん!?」」
メイコはスタンドマイクを構えながら、高く飛びあがった。
そして、スタンドマイクから火炎放射を発射した。
「え・・・今まで火の玉2つ程度だったのに・・・?」
「能力ってすごいね・・・」
「まあ、あいつに関しては素で強いからな。多分それと能力がうまいことなったんだろうな」
「そっか・・・あれ、大妖精ちゃんどこ?」
「どこってここに・・・ってあれ?」
(いや・・・私こんな動けたのね・・・?自分でも怖くなるくらいね)
「でも・・・決め手に欠けるわね。あまり使いこなせていないから当然だけど。でも、そろそろタイムリミットが・・・」
「メイコさん!大ちゃんどこにいるかわかりますか!?」
「え!?い、いないけど・・・」
メイコが後ろを向いた瞬間に攻撃が当たってしまった。
「うわっ!?」
ドンッ!
「いたた・・・能力が出ても痛いものは痛いのね・・・」
すると、メイコの周りにつららが出現した。
(囲まれた・・・!?)
「・・・落ち着いて、溶かせば・・・!」
メイコはスタンドマイクを振り回し、つららを溶かしていった。
だが、溶かしても溶かしてもつららはどこからともなく現れていく。
「嘘でしょ!?流石にこの量が刺さったら・・・!」
そして、つららが一斉に発射された。
■■■■
「・・・あれ?」
メイコは構えていたが、いつまでたってもつららはこない。・・・いや、来てはいた。
つららは、メイコに当たる寸前で止まっていた。
「な、なにこれ?」
すると、一瞬ですべてのつららが砕け散った。
「はぁ・・・!?な、何が起こって・・・」
「ルーミアちゃん、打って!」
上の方から声が聞こえた。
そこには、空中で後ろから抱き着かれているチルノがいた。
そして抱き着いていたのは・・・大妖精だった。
「だ、大妖精ちゃん!?」
「大ちゃん、危ないよ!そこから離れて!」
「そうだよ!みすちーだって言ってるし・・・」
「・・・大丈夫だよ。私なら」
「は!?な、何言ってるんだお前馬鹿か!?そこにいたらお前まで巻き込まれるんだぞ!?」
「・・・でも、こうしてないとチルノちゃんの動きを止められないもん。それ以外の方法は、思いつかないや」
確かに、チルノは大妖精に動きを封じられていた。
「で、でも・・・!」
「それに、私だって役に立ちたいもん。・・・駄目かな」
「お前は十分役に立ってたよ!だから・・・!」
「・・・タイムリミット、もうすぐだよね?」
「・・・!!」
ルーミアはとっさにわっかを見た。
もう、ほぼ真っ黒になっていた。
「っ・・・!分かったよ!絶対耐えろよな!」
「スペルカード発動!宵闇『ダークレインボーレーザー』!」