東方歌謡録   作:みかみりん

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前回の何だと思う?(あらすじ)←正解!
・リンちゃんとメイコさんに精神攻撃!効果はばつぐんだ!
・一騎打ち二回目じゃゴルァ!
・霊夢がんばってぇぇぇ!



すべて、諦めたくない

「・・・カイトッ!」

 

後ろから声が響いた。その声に驚いたのか、首元の刃はすれすれで止まった。

その声の主は、リンだった。

 

「駄目だよ・・・だって、そしたらカイト人殺しになっちゃうじゃん・・・!」

「・・・」

 

カイトは刀を下ろし、後ろのリンに向き直った。

 

「別に俺が何したっていいだろ。・・・というか、カイトって誰だ?」

「・・・本当に、何も覚えてないの・・・?」

「別にいいだろ、そんなこと」

「よくないよ!だって・・・カイトはカイトだもん!」

「多分別人だと思うぞ。他をあたってくれ」

「っ・・・!」

「・・・リン!今すぐ逃げなさい!」

「え、なんで・・・」

「あんたたちじゃこいつに敵わないわ。それに、私の霊力ももう尽きてしまった・・・。せめて、あんたたちだけでも・・・!」

「何でよ!なんで霊夢を見捨てないといけないの!?」

「・・・ここで全員死んだらまずいじゃない。それだけのことよ」

「それだけって・・・なんで、みんなそんなに簡単に命を投げ捨てられるの・・・?」

「私だって嫌よ!でも・・・そうしないと、あんたたちまで巻き込むことになる!」

「・・・霊夢も、レンも、簡単にあきらめるもん。何でなの?あたし、わかんないよ・・・」

「そんなこといいから早く逃げ・・・!」

シャッ!

「っ!?」

 

霊夢は腹を切りつけられていた。

 

「くっ・・・早く逃げなさい!お願いだから・・・!」

「・・・あたしさ、レンと約束したの。絶対みんなで帰ってくるって。そのみんなには、妖夢も、霊夢も、カイトも含まれてる。・・・だから、霊夢を見捨てることなんてできない」

「っ・・・!」

「・・・話はそれで終わりか?」

 

カイトは座り込んだ霊夢に刀を向ける。

 

「・・・!だから駄目って言ってるでしょ!」

ヒュッ!

「・・・っ!なぜ邪魔をする!」

「さっきも言ったじゃん!人殺しになってほしくないもん!」

「だから、関係ないって言っただろ!なんでそんなに俺にこだわる!」

「仲間を助けたいって思うのは普通でしょ!」

「俺は仲間じゃないだろ!」

「・・・さっきも言ったけど、あたしはみんなで帰るって約束した。だから霊夢も、カイトも・・・みんなで帰るから」

 

「だから、そのためにも・・・あたしはカイトを助けたいっ!!」

 

■■■■

 

「はぁ・・・」

 

紅魔館の図書館。ミクはただ外を見ていた。

 

(大丈夫かなぁ・・・だって、あいつかなり強いし・・・)

「ん?ミク、どうしたんだ?」

「あっ・・・って魔理沙か。・・・あれ、なんか予定あるって言ってなかったっけ?」

「予定・・・あー、そんなこと言ったな。あれだよ、ここの本借りる(盗む)予定」

ひゅっ「あらあなたは出禁にしたはずだけど?」

「うわっ!?まっずいもうばれたか・・・!ごめんミク、またこん・・・」

「ふぇっ!?あ、パチュリーさん待って!」

「え・・・私に何か用かしら。今は白黒ネズミを追い出すので忙しいんだけど・・・」

「・・・えっと、魔理沙は私が呼んだから。だから追い出されると困るなーって・・・」

「・・・しょうがないわね。今日はミクの顔に免じて立ち入りを許可するわ」

「いよっしゃい!ミクサンキューな!」

「あ、うん・・・」

「つーか、お前元気ないなー。何かあったのか?」

「いや、何かあったも何も、この状況よ?少しはミクの気持ちを考えなさいな」

「そういやそうだったな。すまんすまん」

「・・・」

「・・・ま、そりゃ心配だわな。今黒幕と霊夢たちが戦ってる。最悪負けるかもしれないし、自分もいつ暴走するかわからないしな」

「うん・・・。待ってることしかできないから、なんかもどかしいなーって」

「・・・安心しろ。霊夢はつよい。だってあいつは博麗の巫女だぜ?幻想郷を支えてる者の一人だ。そんな奴がやすやすと負けると思うか?」

「・・・でもなぁ」

「あいつは・・・霊夢は私のあこがれなんだ」

「えっ急」

「いくら努力しても、追いつけない。霊夢にとっちゃあ、私なんて石ころみたいなもんだよ。でも、霊夢はそんな私を対等な友人として扱ってくれてる。だから・・・私も頑張れる」

「魔理沙って、こう見えて努力家なのよねー」

「こう見えて!?いや、ひどいだろそれは!」

「人んちの本盗んでるくせにねー」

「それとこれは別だ!・・・んまあ、そんな存在が負けるわけねえだろって話だ。だから、お前は大船に乗ったつもりで待ってればいい」

「あんたが言えることじゃないでしょ・・・。でも、それに関しては私も同意よ」

「そういうことだ」

「・・・そっか。うん・・・私、待ってみるよ」

「そうそう!さーてと、私も暇だからミクの隣にいようかなー」

「ってか、あの時の予定って実質なしみたいなもんじゃん!霊夢にも突っ込まれてたしー・・・」

「あはは、確かに嘘だな」

「それなら行きたくないって言えばよかったのに・・・」

「かっこわりいじゃん、そんなの」

「えー・・・。ねえ、魔理沙は行かなくてよかったの?」

「ああ・・・たぶん私が行っても足手まといになるだけだ。・・・私は、弱いからな」

「弱くないよ、あんなすごいビーム打てるんだし」

「・・・そうだといいな」

 

(・・・いつか対等に強くなって、あいつの悩み・・・聞けたらいいな)




報告 パソコンのバッテリーが逝きかけています(´・ω・`)
   つまり劣化だよ、うん。悲しいね。
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