東方歌謡録   作:みかみりん

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前回(雑だな)
・フィブくん!?えっえっえっ!?(作者は理解してろよ)
・なんか意味深なこといってますなぁ
・戻ってくるぞカイトさんがあああ!(あらすじじゃないこれ)


ありがとう

「・・・っ、あれ、ここは・・・」

(知らない天井だなぁ。・・・え、ここ病院?にしてはなんか赤い)

「というか、さっきから足が重いなぁ・・・って、え?」

 

足の重みが気になりカイトは上体をおこした。

そこには、布団に入っているカイトの膝の上で寝ているメイコがいた。

 

「メイコ・・・?え、何で・・・」

『・・・あんたを助けることよ、カイト』

「あっ・・・」

(・・・そっか、メイコが僕を・・・)

 

カイトはメイコの頭の上に手を置き、そっとなでた。

 

「・・・ありがとう。メイコが、助けてくれたんだね」

「・・・ん・・・あっ、寝ちゃって・・・えっ?」

「えっ、あっ・・・」

「・・・何であんたの手が頭に乗ってるの?」

「え、えーっと・・・」

「・・・ていうか何であんた起きてんの!?」

「えっいや、起きたから起きたんだよ!」

「起きる前に一言言いなさいよ!ってか、もしかして撫でてた!?」

「そ、それは・・・違うんだ!えっと、気の迷いで・・・!」

「はいはーいお二人さんストップーお互い支離滅裂になってるわよー」

「うわっ!?・・・って霊夢!?何でここにいるのよ!?」

「あんたが帰ってこないから見に行ったのよ。そしたらお互い発狂してたってわけ」

「え・・・そんな発狂してた?」

「めっちゃしてた」

「ええ・・・」

「・・・まあそれはいいとして。起きたのねカイト。具合は?」

「筋肉痛がやばい」

「まあでしょうね」

「え、ていうか何で筋肉痛になってるの?」

「・・・詳細は分からないけど、なんやかんやあってあんたが暴走してたのよ。それで、何とかして抑えて今ってわけ」

「暴走・・・?え、新作アイス食べたさに暴れ散らかしたってこと?」

「そういえばなんかそういってたわね」

「あれ食べたかったなぁ」(´・ω・`)

「・・・ちょっと何言ってるかよくわからないけど、多分それじゃないと思うわ。・・・もし理由がそれだったら殺す」

「殺す!?」

「まあ半分は冗談よ。あり得ないだろうし」

「残り半分は冗談じゃないの・・・?」

「まあ、あんたが暴走した理由とかはまだ私たちも分からない。・・・でも、多分あんたがその鍵を握ってるとは思うわ」

「・・・心当たりはある気がするけど。・・・そういえばまだ名前聞いてなかったね。えっと、なんて呼べばいい?」

「・・・そっか、あんたがその状態で会うのは初だったわね。私は博霊霊夢、博霊神社で巫女してるわ」

「博霊・・・?あれ、どっかで聞いたような・・・」

「まあここら辺だと結構有名だし、聞いたことぐらいあるんじゃない?」

「・・・いや、確か竹林で聞いたような・・・?」

「竹林?・・・もしかして、妹紅?」

「もこ・・・あっそうだ!博霊神社って所に行けば帰れるって・・・あれ」

「・・・?」

「・・・ちょっと待ってここどこだ!?」

「えっ今気づいたの!?」

「うん今気づいた!」

「今までどこだと思ってたのよ!」

「病院!」

「こんな真っ赤な病院があってたまるか!」

「・・・まあ、カイトっていつもこうだから」

「ええ・・・?」

「つまり異世界転生してたのかぁ。・・・何かうれしい」

「異世界転生・・・?もうなんか・・・うん、メイコの胃が心配ね」

「メイコ酒好きだから胃腸とかは強いと思うけど」

「そういうことじゃない」

「・・・霊夢、大丈夫?」

「ええ・・・うん、ちょっとインパクトがすごかっただけよ。とにかく、あんたは重要な手掛かりなんだからね。知ってるかぎり話してもらうから」

「・・・よくわかんないけど、僕が知ってることなら何でも話すよ。・・・うまく伝えられるかは分からないけど」

「それで良いわ。立てる?」

「う、うん。とりあえず・・・」

パリンッ!

ドゴーンッ!

「「えっ!?」」

「霊夢ー!見ろよこのレインボーキノコ!これは高級品だぞー!」

 

突然、魔理沙が窓から突っ込んできた。

 

「この輝き!この色!一個だけだが、かなり大きい!食べる用と研究用、どっちでも使えるんだ!」

「・・・え、えっと、魔理沙・・・」

 

魔理沙は興奮した様子でベットの上で熱弁していた。

・・・もちろんベットの中にはカイトがいる。

 

「・・・いや待てよ。栽培したらもっと使えるんじゃないか?確か地底の土と妖怪の山の水とその他を混ぜた培養土でちっちゃいのができたよな、それを応用すればでかいレインボーキノコを栽培出来るようになるんじゃないか!?」

「魔理沙・・・ベットの下にカイトが・・・」

「成功したら今までよりもいいポーションが作れる!もちろん食用としても使える!キノコシチュー、キノコパイ、キノコ鍋・・・!今回ばかりは文に感謝しないといけないなぁ!」

「魔理沙ー・・・?」

「霊夢!シチューが出来たらお前にも食わせてやるからな!ついでに一個分けてやる!」

「えっと、魔理沙、ベットに・・・」

「ん?もしかしてメイコも食べたいのか?もちろんだ!なんならミク達も連れてこい!成功すれば全員分作れるぞ!」

「いや、そうじゃなくて・・・!」

「もしかして、メイコはパイ派か?確かにそれも捨てがたい・・・ま、全部作れば解決だな!」

「・・・とにかく、一回ベットから降りなさい」

「・・・あっほんとだ。すまんすまん」

スタッ

「にしても妙にむにむにしてるなあのベット。キノコで出来てんのか?」

「いや、そのむにむに人だから」

「・・・へ?何言ってるんだ?」

「何言ってるも何も、本当よ。振り返って見てみなさい」

「・・・あ」

「・・・どうするのこれ」

「まあ全て魔理沙の責任でしょ」

「やっべえ今のうちに証拠隠滅しないと・・・!」

「いや私たち見てたから普通に言うけど」

「終わった」\(^o^)/

「・・・うう、いったぁ・・・」

「あ、起きた」

「何が起こったの・・・というか何で窓割れてんの!?」

「あーあの白黒があんたをどついたのよ」

「言い方があるだろ!」

「え、ええ・・・?」

「・・・まあ!無事だったし良いじゃないか!うんうん!」

「それ、元凶が言うことじゃないわよ」

「まあ、そうかもしれないな!」

「というか、何で急に窓突き破ってきたわけ?」

「あー、それなんだが・・・。10分前ぐらいのことなんだが、私は図書館で本をぬs・・・借りていたんだ」

「なるほど盗んでいたのね」

「んで、そしたら急に文が窓突き破って入ってきたんだ」

「まあ、文のやつならそうするでしょうね」

「そして『号外でーす!』っていいながら新聞を渡してきたわけよ」

「あいつ号外好きよね」

「そしたらそこに書いてあったのが『特大ニュース!レインボーキノコの群生地、発見!』だったんだ!」

「あーだから騒いでたのね」

「これはいくしかねえ!って文が突き破った窓から飛んでったんだ」

「まああんたならそうするわよね」

「一個しか残ってなかったんだがゲットできてな。一回家に帰って、借りてきた本をおいて、いざ研究・・・っておもったんだが、やっぱり誰かに自慢したくてな。それでお前のとこに飛んできたってわけだ!」

「なるほどー」

「「???」」

「ん?そんなぽかんとしてどうしたんだ?」

「いや・・・あまりにも突っ込みどころが多い」

「・・・まあ、ここってこういう所だし」

「そう・・・なんだね」

「・・・気を取り直して、顔見せに行くわよ。あんたが起きるのを待ってる奴らは多いからね」

「え?・・・もしかして、メイコだけでなく・・・」

「ええ、みんないるわよ」

「そ、そうなんだ・・・!何か安心」

「カイト、立てる?あんなことあったし、腰やってるんじゃ・・・」

「とりあえずは大丈夫そう。・・・よいしょっと」

「良かった。待ってるわよ、特にレンとか」

「え・・・何で?」

「私には話してくれなかったし、きっと何かあるんでしょ」

「えー、何だろう。まいっか!・・・あ、そうだ」

「え、どうしたの?」

「・・・あのさ、ちょっと変なこと言うかもだけど。・・・助けてくれたのってメイコだよね」

「・・・えっ?」

「思い出したというか、知らない記憶というか、悪い夢というか・・・よくわからないけど、覚えてるんだ。それで、その中にメイコがいたんだ」

「・・・そうだったの」

「一回、目が覚めた・・・っていうのかな。そんな感覚になったときがあったんだ。・・・でも、その後すぐに目の前が真っ黒になって・・・すごい苦しかった」

(もしかして、カイトが黒い手みたいなのに巻き付かれてたとき・・・?)

「正直忘れてた方がよかったんだけどね。全身が割れるように痛かったし、頭がぐちゃぐちゃになる感じもあった。・・・でも、見えてたんだ」

「見えてた?」

「・・・メイコと、緑色の服の子が僕を助けるために頑張っていた。それで思ったんだ、僕も頑張らなくちゃって。もしあの時諦めてたらって思うと、ぞっとするよ・・・だから」

 

「ありがとう、メイコ。・・・僕を助けてくれて」

 

「・・・ええ、どういたしまして。あんたが、カイトが無事で良かった」

「そうだね。・・・これで言いたいことはおしまいかな。あとで緑色の服の子にもお礼言わなくちゃ」

「妖夢って言うのよ、その子。・・・半人半霊の」

「半人半霊・・・?」

「見れば分かるわよ。さ、行きましょ!」

「えっ、うわっ急に引っ張らないで~!」

 

メイコはカイトの手を握りながら、廊下を走っていった。

 

「・・・やっぱ、メイコもあいつらの仲間なのねって、改めて思った」

「確かにな」

「さーてと、私たちも行きましょ。・・・あと、しっかり窓のことは話すから」

「えー、窓なんてどうでも良いじゃんか」

「よくないわよ。ほら、観念しなさい」

「えー・・・。まあいいか、怒られることはなれてるし」

「そんなのになれるんじゃないわよ」

「はいはい。・・・そうだ、カイトを見習って私もお前に何か話すか」

「は?何でそうなるのよ」

「いや、ちょうど話題があったもんでね。ちゃんと聞いてろよ?」

「はぁ・・・聞き終わったら行くからね」

「ありがとな!・・・もし、お前が暴走して、私に牙をむいたとする」

「・・・?」

「・・・そん時はさ、遠慮なくかかってこいよ!絶対に元に戻してみせるから!」

「・・・え、何、急に・・・ってあ!もしかして妹紅!?あいつ、あんなに釘さしておいたのに・・・!」

「さ、それはどうだろうな!ほら行くぞ!」

「はぁ!?ちょ、待ちなさいよ!・・・妹紅、次会ったら絶対殺す・・・!」

(うわー、早速暴走しようとしてるー)

「何にやにやしてんのよ!あんたも殺すわよ!」

「さっきから殺気やばすぎないか・・・?」

 

霊夢と魔理沙も、廊下を走っていった。

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