東方歌謡録   作:みかみりん

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追加された前回のあらすじ
・リンレンがさとりに拾われる
・こいしちゃんがつおい
・魔理沙ぐるぐる巻き一丁!

\(^o^)/オワタなにもかくことがなーいー


お姉ちゃん

(さて、ああは言ったものの、どうしようかな・・・)

「フランちゃん?動かないならこっちからだね!」

ビュンビュンビュン!

「はあ、やっぱ早く動くな・・・それに・・・」

ズキッ

(さっきのこいしのスペルで頭が痛い・・・こいしの話的に長時間ほっといたらやばそうだね・・・)

「スペルカード発動!禁忌『レーヴァテイン』」

 

こいしに向かって鋭い弾幕が飛んでいく。

 

「私が気配を消せるの覚えてないの?」

「覚えてるよ。でもこの技だけは特別なんだ」

「何を言って・・・」

ビュッ

「!?」

「追尾なんだ。これ」

「へえ、なんかフランちゃんらしくないね」

「それはこいしにも言えるんじゃないかな?」

タッタッタッ

シュン「だからそんな目の前から走ってこられても・・・」

「覚えてないの?私分身できるんだけど」

「なっ・・・」

ドンッ

 

フランはこいしの背中を思いっきり蹴った。

 

「は、はあ・・・」

「もうあきらめなよ。こいし。本心じゃないんでしょ」

「なに馬鹿なことを・・・」

「馬鹿なことって・・・ここから勝てるとでも?」

「・・・勝てるよ」

「え?」

ズバババババッ!

「え・・・?」

 

フランは後ろから急に攻撃を受けた。攻撃はもろに当たってしまった。

 

「さっきまで攻撃してたのは私じゃないよ。さっき言ったよね?頭痛以外にもあるって」

「もしかし・・・て」

「そ。フランちゃんが見てたのは無意識の幻覚。ずーっと何もないところに攻撃してるの面白かったよ」

「はあ・・・そんなこと・・・」

「おなかからいっぱい血が出てるね。つらいでしょ?だから楽に殺してあげる!」

 

こいしはゆっくりフランに近づいた。

 

「スペルカード発動、本能『イドの解放』」

(私、死ぬんだな・・・こいし、ごめんね・・・)

 

■■■■

 

「まだあきらめないでください。フランさん」

「えっ?」

ドドドドドンッ!

 

フランの前にはさとりがいた。

 

「変な音が聞こえたから近づいてみたら・・・よくわかりませんが、いつものこいしとは違いますね」

「お、お姉ちゃん・・・」

「そうだ、大丈夫・・・じゃないですよね。後は私がやります。フランさんは安静にしていてください」

「わ、分かりました・・・でも、さっきのスペルは?」

「それなら心配ないです。バリアはりましたから。魔理沙さんから結構前に護身用として渡されたんですよ。まさか今使うことになるとは・・・」

「なんできたの。お姉ちゃん戦えないじゃん」

「そうですね。自分でも弱いとは思ってますが、それでも助けないといけない人が目の前にいるので」

「はあ、どいつもこいつも助けるって。そんなにいい人ぶりたいの?」

「それが本心ですから」

「うるさいな!黙ってよ!」

ビュン!

 

こいしは次々とさとりに弾幕を投げていく。さとりはそれをかわしていた。

 

「なんで当たらないの・・・?お姉ちゃんは私の心読めないのに・・・」

「まあ、すばしっこさだけはありますから」

「くっ・・・」

「フランさんの心を読ませていただきましたが、『嫌われ者のさとり妖怪』ですか・・・」

「それがどうしたの?」

「確かに私たちは嫌われていました。でも、こいしは、こいしだけは、みんなと仲良くなろうと頑張ってた。私たちのアイデンティティのサードアイさえも閉じた。そこまでしてでも仲良くなりたかった。そんなこいしがそんなことを言うなんて、考えてませんでしたよ」

「...」

「でも、あなたのために頑張ってくれてる友達がいる。あなたと遊んでくれる人がいる。そして、あなたを一番愛している私がいる。だから、もう、そんなこと言わないでください!」

「・・・そろそろ決着をつけよう」

「そうですね。全力で行きますよ!」

「「スペルカード発動!地妖符『エゴの式神』!」」

ドゴーンッ!

 

■■■■

 

「・・・ふう、久しぶりにスペル打つと疲れますね」

「さとりさん、大丈夫ですか?」

「ええ、多分フランさんの頭痛とかも治ってると思います」

「ほ、ほんとだ!」

 

さとりは本当に疲れた様子だった。

 

「さて、このお二人はどうしましょうか・・・」

「さとりさん!これ使えるやつです!」

「あ、ありがとうございます」

ずぼっ!

「にがっ!?」

「良かった、大丈夫ですか?」

「お、おえ・・・って誰!?あとこいしちゃん大丈夫!?」

「ミク、この人はこいしのお姉ちゃんだよ!さとりさん!」

「そうなの?ありがとうさとりさん!」

「お安い御用ですよ。あとはこころさんにも・・・」

ずぼっ!

「!?」

「起きた!」

「うう・・・に、苦い・・・」

「すいません、でもこころさんも無事そうですね」

「あ、さとりさん。はい、さっきの草のおかげでだいぶ良くなりました」

「さっきの草そんな効果あるんだ・・・」

「確かすごい苦いけど魔力による攻撃の傷にすごい効くらしいですよ」

「ほえ~すごい草なんだ~」

「そうですね。そうだ、こいしは・・・」

 

さとりがこいしを見ると、こいしはもう起きていたようだ。

 

「・・・って、うーん。ここは?」

「こいしちゃん!大丈夫!?」

「え、えっと・・・誰?」

「ミクさんですよ。こいし、体調はどうですか?この草食べます?」

「いやそれだけはやめて・・・」

「確かにこいしは苦いの苦手でしたもんね」

「うん、あそうだ、フランちゃん、こころちゃん。あとミクちゃん。さっきはごめん」

「大丈夫だよ!全員無事だし!」

「なんならこいしが一番傷深いよ?」

「そっか、よかった・・・」

「ちょっと待って今傷ふさぐから・・・」

ポワン

「あ、ありがとう・・・」

「・・・こいし。なにかつらいことがあったら言ってくださいね。私はお姉ちゃんですから」

「うん・・・お姉ちゃんも、ごめんね」

「大丈夫です。こいしが無事で本当に良かった・・・」

「ちょっと、お姉ちゃん。泣かないでよ・・・」

 

さとりはこいしを強く抱きしめ、静かに泣いていた。

 

「・・・ごめんなさい。さて、こんなこともあったし一回地霊殿に帰りましょう。お客様と霊夢たちも来てますし」

「うん、そうだね!」

「よーし、誰が一番か競争しよっ!」

「あっちょっと待って!フランちゃんずるいよー!」

「面白そう。私も頑張っちゃうか」

タッタッタッ!

「私たちも行きましょう」

「そうですね!」

 

■■■■

 

「もー!こころ早いよー!」

「でも、フランも早かったよ」

「ふ、二人とも、早い・・・」

「あんなのあった後に走れるだけすごいよ・・・」

「そうですね・・・なんでこんなに走れるんでしょうか・・・」

 

地霊殿にこころ、フラン、こいし、ミクとさとりの順についた。

 

「さて、そろそろ入りますか」

「そうだね!霊夢たちもいるらしいし・・・」

バンッ!

「えっ!?」

 

勢いよく扉が開いた。もちろん誰も触っていない。すると、中から一人、勢いよく出てきた。

 

「えっ!?レン!?ど、どうしたの!?」

 

レンはミクの声に反応せず外に走り去っていった。

 

(リン・・・ちょっと待ってろ、すぐ行くから!)

「・・・なるほど、大体は分かりました。とりあえず中に入りましょう。」

「う、うん・・・」

 

もう一回扉を開けると、悲惨になったエントランスに霊夢と魔理沙がいた。

 

「霊夢さん、魔理沙さん、大丈夫ですか!?」

「ええ・・・私たちは大丈夫よ」

「れ、霊夢、何があったの?レンがすごい勢いで出てったけど・・・」

 

「・・・リンが、連れ去られたわ」




リン!?大丈夫か!?絶対だいじょぶじゃないよね・・・(´・ω・`)
面白くなってまいりました←サイコパス
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