・到着!無名の丘!
・うーん思いっきり痛そうだなその枝
・声でかぁ・・・
「・・・はぁ、全然見つからない」
チルノはため息をつきながらそう言った。
「メディスン、あの石嫌いらしいし、あっちには行かないと思うんだけど・・・うーん、どこ行ったんだろ・・・」
(カイトが襲われないよう、あっちを探してもらったけど・・・もしかして、ここにはいないんじゃ・・・)
「・・・でもでも!まだ探してないとこだってある!次あっちだ!きっとあっちにい・・・」
「チルノッ!メディスン見つかったよぉ~っ!」
「っ!?」
チルノは声がした方を振り返る。
それは確かにカイトの声だった。
「・・・カイトだ!見つかったんだ!というかそっちにいたんだ・・・って、そんなことはどうでもいい!早く行こう!」
チルノは声が聞こえた方向に走っていった。
■■■■
「・・・遠いなぁ、声の大きさ的にそんなに遠くはないと思ったんだけど・・・」
チルノは一回止まり、あたりを見渡す。
「まだ向こうかぁ・・・どんだけ大きい声出したんだカイト・・・」
ボンッ!
「ふぇっ!?」
向こう側から音がした。
耳をすませると、何かが発射される音、誰かの声など、戦っているような音がしていた。
「もしかして、この音のほう・・・って、メディスンと戦ってるってこと!?は、早く行かないと!」
チルノは慌ててその場に向かう。
「・・・うわっバチバチ戦ってる・・・一回止めなくちゃ!ごめんメディスン!スペルカード発動!冷符『瞬間冷凍ビーム』!」
チルノはビームを戦ってるメディスンとカイトの間に放った。
「「わっ!?」」
「二人とも、一回ストーップ!」
「チルノ!?よかった、声届いてたんだ!」
「聞こえてる通り越してちょっとうるさかった!・・・って腕のそれ!」
「・・・これ?なんか刺さっちゃったけど、抜いたら血がやばそうだし・・・」
「だめだよ毒が回っちゃう!ちょっと我慢して!」
「えっ急にどうs」
ズボッ!
「いっだぁ!?あっ血がやばっ!」
「あっぶなぁ・・・腕以外に変なとこはない?」
「うう・・・いたた。・・・まあ、多分大丈夫かな。まだ刺さってから時間もたってないし・・・」
「よかったぁ・・・ねえ、メディスン、一回話を聞いて!」
「・・・何?」
「あのね、カイトは本当にメディスンを探しに来たの!アリスから頼まれたのも本当!」
「・・・そうなんだ」
「確かに、メディスンにとっては嫌なことかもしれない。でも、カイトにメディスンを攻撃する意志はないし、あたいだってそう!だから、落ち着いて!」
「ふーん・・・確かにそこの人は私にあまり攻撃してなかった。きっと、チルノを待ってたからだろうね」
「そうだよ!だからやm」
「でもそれがやめる理由にはならないよね」
「・・・え?な、何言ってんの・・・」
「確かに私は人間が嫌い。・・・でも、今はそれが理由で攻撃してるんじゃないの」
「じゃあ、何で攻撃してるの・・・?」
「・・・何でだろうね。でも、不思議とそう思っちゃうんだ」
「・・・な、なんかおかしいよ、メディスン。一回落ち着こう?」
「おかしい・・・そうだね。でも・・・そんなのもうどうでもいい。今はただ、目の前の物をぐちゃぐちゃにして、ぶっ壊したいんだ」
「は・・・?カイト、一回逃げよう!アリスに伝えたら、どうにかしてくれるかも!」
「んなことさせるわけないじゃん!」
背を向けたチルノとカイトに、メディスンは弾幕を放つ。
「うわぁっ!?カイト、大丈夫!?」
「腕以外は大丈夫!・・・どうしようか、逃がす気は無いみたいだけど・・・」
「メディスンには悪いけど、一回気絶させる!こういうのはそうしたら何とかなると思うし!」
「そうなの!?・・・まあ、そうなんだろうな。できることは少ないけど、協力するよ!」
二人はメディスンに向き直る。
「ありがとう!・・・絶対に、メディスンを戻すよ!」
「うん!・・・行こう、チルノ!」