東方歌謡録   作:みかみりん

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ふぇえええええええあああああ(ええ・・・)
・チルノがんばえぇぇぇ!
・友情パワーーーー!
・いええええええあああああ!(あらすじとは)

今回色々やばい回です
覚悟の準備をする事をオススメします


嘘つき

つららはやがてやみ、メディスンが落ちてくる。

 

ぼふっ

「よっと・・・これで一安心・・・かな」

 

カイトはキャッチしたメディスンを地面に丁寧におく。

いつの間にかスズランは白くなっており、大きなスズランも消えていた。

 

「・・・なんか、すごい気持ち悪いな。これ結構やばいかも・・・あ、チルノ、大丈夫?」

「・・・」

「チルノ・・・?どうしたのそんな顔して・・・」

 

チルノは呆然としていた。

信じられないような、そんな顔をしていた。

 

「・・・もしかして、体に毒が回ったとか・・・?とにかく、アリスの所に戻ろうk」

「っ!メディスンに触るな!」

「えっ!?」

 

突然怒鳴られたことにカイトは驚く。

 

「えっと・・・触ろうとはしてないよ、さっきキャッチはしたけども。だから・・・1回落ち着いて」

 

驚きながらも冷静にチルノをなだめようとする。

しかし、カイトに向けられた冷たい視線は無くならなかった。

 

「・・・さっきの、何?」

「さっきのって・・・つららのこと?なんか強そうだから使っただけで、そんなに特別な意味はないよ」

「・・・そう。・・・随分嘘を付くのが得意なんだ」

「嘘って・・・いや、自分でもかなりふざけた理由だとは思うけど、嘘ではないよ」

「・・・もういいよ、そういうの。最初から嘘付いてたんだし」

「ええ・・・?ほんとに嘘はついてn」

「いい加減にしてよっ!」

 

チルノはカイトの胸ぐらをつかんだ。

力の差はあるはずなのだが、毒が回っているせいでうまくふりほどけない。

 

「お、落ち着いてよチルノ・・・!ちょっと、苦しい・・・」

「まだとぼけるつもり!?ふざけないでよ!メディスンをどうするつもりだったの!?答えて!」

「どうするつもりって・・・ただ、メディスンを戻したかっただけで・・・!」

「もういいっていってんでしょ!お前の正体なんて、もう分かってるんだから!」

「正体・・・?本当に、僕は知らな・・・」

「まだとぼけるの!?・・・じゃあ、あたいから言ってあげるよ!」

 

「お前は・・・あの黒い奴だったんでしょ!」

「・・・えっ・・・?」

 

しばらく何を言われたのか理解できなかった。

 

(黒い奴・・・って、僕が、闇落ちしてた時の・・・!何でチルノが知って・・・それに、あの時って・・・)

「・・・どういう、こと、なの・・・?」

「それはお前が一番分かってるでしょ!覚えてないなんて言わせないんだから!あの時は、すごく楽しかっただろうね!」

「だ、だから・・・あの時って・・・」

「もしかして、本当に忘れたの!?あたいなんか、忘れたくても忘れられないよ!初めて、あたいが死んだんだもん!」

「・・・え、死んだ・・・?」

「お前に、刀で突き刺されて死んだんだよ!メディスンに向かって、人殺しにはなりたくないって言ってた癖に!もうとっくに、お前は人殺しだったんだよ!」

「・・・ひと、ごろ、し・・・?」

「ああそうだ!それに、妹紅を散々苦しめただろ!妹紅は不死だから死なないけど、その代わりあたい以上に苦しんだ!」

(どういう、ことなの・・・?僕が妹紅を苦しめて、チルノまで殺した・・・ってこと・・・?)

「何とか言えよ!なんで、なんで黙ってるんだよ!」

 

チルノは半泣きでカイトを問い詰めていた。

 

「なんで、あんな事したんだよ・・・襲われた理由も、お前の目的も、これっぽっちも分からない・・・なんで妹紅は、苦しまなくちゃいけなかったの・・・?ねえ、教えてよ・・・!」

「・・・ごめん」

「えっ・・・?」

「本当に・・・ごめん、なさい・・・僕は、なんで・・・」

ドサッ

 

何か言いかけた瞬間、カイトは倒れた。

 

「は・・・?な、なんで倒れたの・・・?ね、ねえ、起きてよ!」

 

強く揺するが、起きる気配はない。

 

「なんで・・・なんで!?まだ話は終わってないよ!起きてよ!ねえ!お願いだから!」

(・・・なんで、あたいは誰も助けられないんだろ・・・妹紅だって、大ちゃんだって、あたいのせいで、みんな・・・)

「やだよぉ!死なないでよ!起きてよ、ねえ!」

「・・・はぁ、うるさいなぁ・・・怪我人が近くにいるのに、騒がないでよ」

「えっ・・・?」

 

声につられて後ろを向くと、そこにはメディスンが立っていた。

 

「ほーんと、痛かったんだからね。・・・まあ、私が言えることじゃないけどさ」

「メディスン・・・?起き、たの?」

「そんなことより、その人やばいじゃん。その人が食らった毒って覚えてる?」

「え、えっと・・・」

「ぼさっとしない。早く言わないと、死ぬかもよ」

「あ、えっと・・・神経の毒ってやつと、おっきいスズランでしょ。あとは・・・イン何とかってやつ・・・かな」

「イントゥデリリウムね。・・・ちょっと待ってて」

 

少しの間手を見つめた後、濁った黄色の細い枝を出す。

 

「その人の腕捲れる?無理なら服ごと行くけど」

「えっと・・・ちょっと待って」

 

チルノは必死でカイトの袖を捲る。

 

「・・・そのくらいでいいよ。じゃ、ちょっとどいて」

「う、うん・・・」

「あ、最初に言っとくけど、これは解毒剤ね。危険じゃないから」

「そうなんだ・・・」

 

メディスンは枝をゆっくりと腕に刺す。

 

「ひゃっ・・・ちゅ、注射・・・」

「意識無いし痛くないでしょ、多分。・・・よし、終わった」

「ひゃぁ・・・なんか緊張した」

「そういえばチルノって注射嫌いだったね。寺子屋でいっつも騒いでた」

「だって、けーねがすごい怖い顔しながらやるもん・・・あと普通に痛くて嫌だ」

「まあ、慧音先生毎回ビクビクしながらやってるもんね。誰かに頼めばいいのに・・・私とか」

「何か嫌だ、毒混ぜてきそう」

「んなことやるわけないでしょ」

「そういえば、メディスンって薬も作れたの?」

「あー、別に薬じゃないよ、あれ。毒混ぜて作ったなんかいいやつ」

「・・・ほんとに大丈夫それ」

「永琳さんのお墨付きだから大丈夫。ものすごい頑張ったんだからね」

「おー、すげー・・・」

「・・・本題に戻るけど、なんであんなに騒いでたの?怒鳴ってるかと思いきや、急に泣き出すし・・・」

「・・・どこから聞こえてたの?」

「聞こえたっていうか・・・一方的にチルノがギャンギャン騒いでるのが聞こえただけで、何言ってんのかはよく分かんなかった」

「そっか・・・」

「・・・よかったら、聞かせてくれない?誰かに吐き出すことで、すっきりするのもあるでしょ」

「で、でも・・・いいのかな・・・嫌な気分にさせちゃうかも」

「いいよ。・・・だって、友達でしょ?」

 

メディスンは優しく微笑んだ。

 

「・・・ありがとう。もしかしたら、おかしいところがあるかもだけど・・・」




Q チルノとカイトって身長差あるよね?どうやって胸ぐら掴んだのか答えろや
A 軽く飛んだ

Q あと今回かなりやばかったけど、カイトさん推しに怒られない?ってか怒ってるけどどうして
  くれんの?
A ガチでごめんなさい
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