東方歌謡録   作:みかみりん

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最近ここあらすじですら無くなってる(草)
・金髪魔法使い組いいよなぁ(いやこの状況で?)
・武道家魔理沙ぱねえっす
・アリスさんまじで怖い怖い怖い


仲間に、なりましょう

かなり変わったアリスの雰囲気に、魔理沙はかなり緊張していた。

 

(・・・やっぱやべえよな・・・いや、落ち着け霧雨魔理沙。今までのダメージは残っているはず。何がしたいのかいまいち分からんが、私は変わらず戦うだけだ!)

「・・・覚悟を決めろ!行くぞ!」

 

魔理沙は活を入れ、弾幕を放った。

 

「うふふ・・・さあ、始めましょう!」

 

アリスはたくさんの人形を操り、攻撃してくる。

 

(ノースペルでこんだけ・・・やっぱりアリスはすげぇな・・・!・・・でも!)

「私だって負けてない!スペルカード発動!魔開『オープンユニバース』!」

 

そう言うと、魔理沙の背後に大きな扉が現れる。

その扉はゆっくりと開き、弾幕を放ちながらものすごい勢いで周りの物を吸い込んでいく。

 

「どうだ!吸引力の変わらない、ただ一つのオープンユニバース!扉の中の宇宙に見とれて、吸い込まれちまってもいいんだぜ!」

 

魔理沙は吸い込みを受けないようだ。

次々と人形が吸い込まれていく中、アリスも徐々に引き寄せられていく。

 

(アリスの人形はすげえ多いから、全部吸い込めはしないが・・・これはかなりの痛手だろ!)

「面白いわね・・・でも、そんな扉なんか・・・」

 

アリスは扉に向かって糸を放つ。

糸は扉の周りをぐるぐると回った後、扉を締め付ける。

 

「・・・閉じちゃえばいいのよ。ねっ?」

 

そして、その扉は閉じてしまった。

 

「あれを閉じる・・・?そんなの、初めてみたぞ・・・」

「なかなかいいスペルね。じゃあ、今度はこっちから・・・」

「させるか!これでもくらいやがれ!」

 

魔理沙は星形の弾幕を次々と放つ。

 

「いい弾幕ね。でも・・・」

 

アリスは軽々とそれを避ける。

 

「スペルカード発動、雅符『春の京人形』」

 

そう唱えると、アリスの前に一つの人形が現れる。

 

「え・・・ゆ、幽々子!?」

「そうよ。冥界の主をモチーフに作ってみたの。かわいいでしょう?」

 

幽々子人形は蝶型の弾幕を放ってくる。

 

「まあかなり本人と似ているし、かわいいっちゃかわいいが・・・弾幕は全然かわいくないな」

「そう?まあ、かわいいというより・・・美しい?」

(あれを破壊しねえと止まらねえよな・・・ただ、他の人形とは本体の魔力の密度が段違いだ。一筋縄じゃ行かねえな・・・)

ボンッ!

「っ!?」

 

考え事をしている間に、弾幕に当たってしまった。

 

「くそっ・・・他の奴らも攻撃してくんのかよ・・・」

「一つだけじゃつまらないでしょ?」

「つまらないって・・・あんまり高密度はやめてほしいがな」

 

色んなところにいる人形から、魔理沙は攻撃を受ける。

 

「真上にもいんのかよ・・・めんどくせえ・・・」

(・・・そろそろきついな・・・よし、これで決めてやる!)

「スペルカード発動!恋符『マスタースパーク』!」

 

魔理沙はアリスに向かってマスタースパークを放つ。

しかし、あっさりと避けられてしまう。

 

「くっそ当たんねぇ・・・いや、まだまだぁ!」

「あら、むきになっちゃった?ごめんなさいね、じゃあ・・・」

 

「そろそろ終わりにしましょうか。スペルカード発動、注力『トリップワイヤー』」

 

魔理沙の足に何かが絡みつく。

そして、魔理沙は一瞬で空高く打ち上げられた。

 

「はっ・・・!?」

 

予想外の出来事に、何もできずに地面に落ちた。

 

「いってえ・・・おい、今ので足折れたんだが・・・どうしてくれんだよ・・・」

「そんなつもりは無かったのだけど・・・ごめんなさいね」

(これ、本格的にまずい・・・でも、まだ、終わってねえ)

「まだ、これが・・・!」

 

近づいてくるアリスに向かって、魔理沙は杖を構える。

 

「はあっ!」

ぼふっ

 

しかし、そこからは煙しか出なかった。

 

「は・・・!?嘘だろ、こんなところで魔力切れ・・・!?」

「あら、惜しかったわね。でも、もう大丈夫よ。すぐに楽になるから」

 

アリスは魔理沙の近くにきて、怪しく微笑みながら言ってくる。

 

「くっそ、なんで、なんでだよ!でろよ!」

 

そういいながら何度も降るが、でるのは煙のみ。

 

「大丈夫。痛くないわ。ただ少しちくっとするかも・・・ちょっとだけ耐えてもらえるとうれしいわ」

「いやだ・・・こんなところで・・・!終わって、終わって・・・!」

 

「・・・終わってたまるかよ!」

 

そう叫び、魔理沙は空に飛び上がる。

アリスは唖然としているようだ。

 

「悪いが、このスペルなら出そうだ!スペルカード発動!恋符『マスタースパーク』!」

(うまくいった!あっちも反応できないはず・・・!これなら・・・)

 

その時、アリスが少し笑った。

そして、構えていた方の手が、あらぬ方向に動く。

 

「はっ!?」

 

そのままマスタースパークは上空に発射された。

 

「・・・は?なんで、今、手が勝手に・・・」

 

そして、地面に叩きつけられる。

 

「っ・・・!二回目かよ・・・いやそうじゃない、なんで・・・」

 

魔理沙は自分の手をよく見る。

そこには・・・糸が付いていた。

 

「っい、糸・・・!?いつの間に・・・!?」

 

その糸は上に延びている。

そして、その終着点は、一つの人形だった。

 

「人、形・・・?」

『真上にもいんのかよ・・・めんどくせえ・・・』

「・・・まさか、あの時の・・・!?」

「うふふ、うまくいっちゃった」

「もしかして、最初から・・・!」

「最初から・・・ではないのだけれど。少し、糸を垂らして繋げていたの」

(まじかよ、全然気づかなかった・・・!)

「それで終わって、一回動けないようにしてもらったの。だけど、急に煙を出し始めて・・・まあ、何をしたいかはすぐに分かったけど」

「は・・・?じゃあ、驚いたのも・・・」

「面白いでしょう?それに、作戦がうまくいってる時のあなたの表情、もっと眺めていたかったもの」

「な、何をする気なんだよ!」

「・・・簡単なことよ。あなたも、仲間にならない?」

 

そう言った瞬間、周りに人形が集まり始めた。

 

「ほらほら、みんなも歓迎しているわよ」

「お、おい・・・お前、何いって・・・」

 

そう言いながらも、魔理沙の手は人形に向かって伸びていた。

・・・いや、伸ばされていた。

 

「う、嘘、だろ・・・?」

「絶望に歪む顔・・・いいじゃないの。すごく愛らしい」

「・・・じゃあ、仲間になるって・・・私も、人形に・・・?」

「ええ。いいでしょう?」

「良いわけないだろ!離してくれ!」

「なんで?仲間になりたくないの?」

「そうだよ!私は人間だ!人形じゃない!」

「そう・・・でも、やってしまえばすぐ慣れるわ」

「っ・・・!嫌だ、本当に・・・!」

 

「スペルカード発動、人形『魂のないフォークダンス』」

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