個性『巨戟龍』を宿す元大日本帝国陸軍の英霊は、英雄が蔓延りし世界で何を求めるのか・・・   作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ

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投稿が遅くなり申し訳ありません。色々と用事が立て込んでいまして投稿が遅れてしまいました。決して死んではいませんのでご安心ください。それはさておき第二章です。今話から戦仁の個性が本格的に発現致します。お気に入り登録や感想、質問もどんどん受け付けていますので、よろしければお気軽にどうぞ。作者側の励みや勉強にもなりますので。それではどうぞ!


第ニ章:個性『巨戟龍』の誕生と、ミニマジオスという名の副産物、そして伝説の大怪獣『呉虞魔爾佩主』の歴史

 

 

ミニマジオス「グオオォォォォン!グオオォォォォン!」

 

 

戦仁「ッ!」バッ!

 

 

俺はすぐ様戦闘態勢を取る。だが、俺の元へ現れた青黒い小さな謎の生物は、さっき俺に気づいた時に出した咆哮を一旦やめ、ズンズンと歩きながら俺の元へとさらに移動し、口で挟んで加えていた、謎の古めかしい書物を、俺の足元へポトっと落とした。

 

 

ミニマジオス「・・・」ポト!

 

 

 

戦仁「ん?なんだ、このいかにも古めかしい本は?なあお前、もしかしてこの本を俺に読んでくれって言ってんのか?」

 

 

ミニマジオス「!グオン!」コクッ

 

 

青黒い小さな謎の生物はコクっと首を縦にゆっくりと振って頷く。それを見た俺は、この謎の生物が俺にこの本を必ず読んで欲しいと言っているように何故か感じた。だから俺は少し考えた後、この謎の生物の言う通り、この古めかしい本を読むことにした。

 

 

戦仁「わかった。お前の言う通り、この本を読ませて貰うぜ?それに俺の個性の真相について何かわかりそうな気もするしな。」

 

 

そして俺はその謎の書物を読み始めた・・・

 

 

 


 

 

 

 

結論から言うと、俺の予想はやはり当たっていた。あの小さな謎の生物が俺に手渡したいかにも古めかしい謎の本には、俺が宿す個性の発動の仕方や解除の仕方、概要などの説明文が記されてあった。俺も流石に俺の個性についてここまで詳しく記してくれたのは一体何処の誰なんだろうな?とふと思ってしまった。おまけに、小さな謎の異形の生物に関しては、『呉虞魔爾佩主』の力を宿す、「戦火ノ龍神玉」の副産物である「巨戟大怪獣ノ撃龍槍」から誕生した存在だということが判明した。因みに名前は、「ミニマジオス」という名前だ。そして何より、俺が一番知りたいものがある・・・

 

 

 

 

俺の個性()の名前だ。

 

 

 

戦仁「そういや、俺の個性の名前は何処に載ってあるんだ・・・?えーとここでもないそこでもないあれでもない・・・って、急に見つけれたぜ、展開早いなオイ。まあいいや、ともかくここだな。それで俺の個性の名前は・・・」

 

 

 

 

 

 

巨戟龍(きょげきりゅう)、か。

 

 

こうして俺は、自分の個性の名前をとりあえず知ることができた・・・だが、俺が個性の名前を言い終えたその時!俺はそのことについてふとある疑問が浮かんだ。

 

 

戦仁「ん?待てよ。そもそも『巨戟龍』ってなんだ?聞いたこともねぇ用語だな。こいつが本当に俺の個性の名前か?けど、この古めかしい本が言うにはあの『呉虞魔爾佩主』っていう神様を模した超大型の龍に変身できるって書かれてはいるからなぁ・・・。「グオオォン!」ん?どうした?もしかしてまだ読んで欲しいところがあるのか?」

 

 

さっきまで大人しく見ていた小さな謎の生物、ミニマジオスが唐突に鳴き声を出し、俺の独り言を中断させた。俺はもしかしたらと思い、まだ読んで欲しいところがあるのか?と言った。そうすると、小さな謎の生物は「グオオン!」と鳴き声を出しながらコクっと頷いた後、小さな謎の生物も古めかしい本の前に来て俺が見ていたページを、禍々しくも可愛らしい丸みを帯びた手でめくった。本のページをめくった先にあったのは、なんと、永遠の謎に包まれていたと言われている裏上の歴史における伝説の大怪獣『呉虞魔爾佩主』の生態の記録や関与した出来事の記録、個性『巨戟龍』との関係についてが詳しく書かれていた。

 

 

戦仁「へぇ、今度は『呉虞魔爾佩主』っていう神様についての生態や関与した出来事、さらには俺の個性との関係まで詳しく記されてるのか。わざわざ教えてくれて助かるぜ。ありがとう。」

 

 

ミニマジオス「グオォン!」コクコク

 

 

ミニマジオスは、嬉しそうに首を縦に振った。まるで「どういたしまして」と言っているかのようだった。そして、此処のページを見た俺は、つい自然とその本のページが読みたくなったので、俺はミニマジオスの言う通りそこを続けて読み始めたーー

 

 

 

 

 


 

 

 

戦仁「なるほどな、『呉虞魔爾佩主』って言う神様の見た目はこんな感じだったのか。正直に言うと、やはり神様というよりかは怪物やバケモンの方だぜ・・・。滅茶苦茶罰当たりなことを俺言ってるけど。」

 

 

例のページを読み始めてから数分経ったんだが、おかげで様々な情報が手に入った。まずは『呉虞魔爾佩主』の生態についてなんだが、見た目が「神というよりかは怪物か?」と思うほど不気味で恐ろしく、その見た目の詳細は、青黒い鱗と青黒く棘々しい外殻を持ち、さらにそこから武器や兵器、ドス黒い重油が纏わりついて頑丈な鎧として形成され、「生ける城塞」と化した、西洋の神話で登場する巨神のように巨大で、神話などで登場する大怪獣のように不気味な感じの怪物みたいな風貌らしい・・・。現に、誰が描き残したのかは知らないんだが、こんなものを見つけた。どうやらこれはあの『呉虞魔爾佩主』の姿を空想の全体図として描いたものらしい。また、何故なのかは知らないが、焦げ跡が残っているため、遥か遠い昔に描かれたことがわかる。ついでだからこっちの方も詳しく見てみるか。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

空想全体図の全体をだいたい見終わったが、改めてやっぱり怪物や怪獣の類の見た目をした神様だった。また、意味は意外にも簡単に理解できた。それにしても・・・俺、神様からなんかとてつもなくやばそうな個性を授かっちまったか?もしかしたら俺の個性の説明通り、本当にこの空想絵として描かれている『呉虞魔爾佩主』っていう異形な見た目の神様のように変身できちゃったりしてな・・・。まあ俺は今まであの神様について知らなかったけど、こうなるとなんか滅茶苦茶楽しみだぜ。

因みに『呉虞魔爾佩主』の他の生態についても、少ないんだがこの本を読んだことで色々と判明し、例えば食性は火薬類(*正確には火薬類の成分でもある硫黄を食する。)を主に食べるという、異様な食性を持っていた。さらに、『呉虞魔爾佩主』の正体は、太古の北海道で起こった果てしなく厳しい氷河期を乗り越えるため、地底での長期休眠により仮死状態となって地上での活動を長期停止していたが、その数世紀後に何らかの異常気象で予定よりも早く目が覚め、古墳時代の蝦夷(北海道)に蘇るように復活し、再び活動状態になった、太古の北海道から実在する「何らかの突然変異をした、超大型の超古代生物」だということがわかった。そのためかかなり長寿らしく、「もう既に2000年・・・いや、下手をすれば太古の北海道で誕生してから3000年も生きている怪物なのではないか?兎に角あの超大型の古代生物は、未だに未知のことが多過ぎてほぼ大半が謎に包まれている・・・」っていう推測の記録が記されたところも見つけた。

ついでに、何故『呉虞魔爾佩主』が神と崇められているのかというと、今現在、北海道で暮らしている人々の祖先たちの一部が、巨大な霊峰に匹敵するほどのその超巨大な図体と、怪物のような異形な風貌を恐れ慄いたのか、『呉虞魔爾佩主』を、「アイヌの神々が持つ肩書きと異能を宿す怪物」と最初に捉えるようになった。その時に参考にしたとされるアイヌ神話の神は、計三体のアイヌの神であると語られていた。まず、モデルとなった一人目のアイヌ神話の神様は、北海道を造り上げたアイヌの巨神「モシリカラカムイ」。次に、モデルとなった二人目のアイヌ神話の神様は、遥か高い天空から北海道に住むあらゆる生物たちを見守ったと語られているアイヌの天空神「カントコロカムイ」。最後に、モデルとなった三人目のアイヌ神話の神様は、戦い事に対して、ご加護を与えたとされているアイヌの軍神「トミカムイ」であった。そしてこの参考にした計三体のアイヌの神様を合体させるようにまとめ、全く新しいアイヌの神様の一つとしてアイヌの人々がそのアイヌの神の名を命名した。

命名したそのアイヌの神の名は、少し長いが、後に『呉虞魔爾佩主』という名として語り継がれて行く、『トミアペカントコロモシリカラカムイ』

その意味は、「大地と天空を統べし戦火の巨神兵」という意味で、戦争と大火を司り、さらに一人一人の人間を見定めて相手の頭に直接語りかけては裁定をし、最終的には生殺与奪の執行をも自らの意思で行うことができる程の知能を持つともされている、アイヌ神話の神々の名を合体させた名を人間から貰った北海道の大地と天空を統一する巨神兵の如き正体不明の異形の怪物として、北海道で古くから神格化されてひっそりと語り継がれていた。因みに、さっきも言ったが、北海道に住むアイヌの人々が呼んでいる『トミアペカントコロモシリカラカムイ』の名前を起源とし、それを和訳した名前が、今ではもう聞き慣れている、『呉虞魔爾佩主』という名前で、その名前の由来は、古代のブリテン島(*イギリスなどの国々を所有する島。)に住んでいたと語られる巨人、「ゴグマゴグ」を参考の土台にし、それを和人たちが上手くもじって誕生したと語られている。まあ兎に角、さっきのような感じであの超大型なる太古の生物に対して北海道の人々は崇高と畏怖の念を捧げていたからであると・・・そんな一つの歴史じみたことが記されていた。(*逆に、『呉虞魔爾佩主』の実在を知り、しかとこの目で見て生還して来た者からその出来事を聞いたとしても、余りにも非現実的過ぎる御伽話のような出来事のせいか、『呉虞魔爾佩主』という、怪物のような太古の生物の実在を全く信じなかった人の方が圧倒的に多かったらしい。)

最後に、『呉虞魔爾佩主』が関与した出来事についてだ。最初から読み始めながら説明して行くと、今から1700年前、豪族の全盛期でもある古墳時代の時、とある豪族の勢力が領地として持っている数多の天然物の資源を以前から狙っていたとある敵軍の豪族の勢力が襲撃した。敵軍の豪族の勢力に突如支配された自軍の領地などを取り返すためや殺された両親の仇の勢力を追放し、そして争いのない天下泰平な世を創り出すために、最後の頼みの綱として大地と天空を統べる戦火の巨神兵とも謳われ、ひっそりと言い伝えられている伝説の大怪獣『呉虞魔爾佩主』が棲むと言い伝えられている、蝦夷地(北海道)に存在する巨大な霊峰の近くに存在する大穴、「巨神の大龍穴(きょしんのだいりゅうけつ)」の元へある二人の者が、その姉、直属の家来を外へ残して足を運ぶ。

そしてそこの最深部にて、霊峰の山々に匹敵するほどの巨大な伝説の大怪獣『呉虞魔爾佩主』と会い、『呉虞魔爾佩主』がその二人の者の覚悟などを見定め、生殺与奪の裁定を行なったが、結果として力と加護を与える器として相応しかったため、その二人の者に自分の力と加護を与えたらしく、その二人の者が最初に『呉虞魔爾佩主』の力と加護を手に入れた人間だったらしい。だが、同じくして最初に『呉虞魔爾佩主』の力と加護を手に入れたもう一人の者が、「『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ者は一人で良い。」と言ったことを皮切りに、二人で一つの能力として使っていた『呉虞魔爾佩主』の力と加護が二つへと分裂した。そして最初に『呉虞魔爾佩主』の力と加護を手に入れた一人の者に下剋上をし、戦火を生み出しながらも七日間に渡って互いが戦った大規模な戦争、

戦火の七日間(せんか なのかかん)という、表の歴史上ではほぼ語られず、その真実含めて全てが謎に包まれた裏伝説のような逸話が残っていたことも判明したからだ。因みに、『呉虞魔爾佩主』の力と加護が初めて使われたのがこの戦火の七日間という大規模な戦争らしい。そして、争いのない天下泰平な世を創ろうとしていた『呉虞魔爾佩主』の力と加護の初代継承者の一人が「戦火の七日間」の大戦争に七日間経て勝利した後、『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ勢力の君主でもある『呉虞魔爾佩主』の力と加護の初代継承者は、自身の異能や自身が纏める勢力、『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ勢力の君主が考案し、独自の絡繰技術で造られた古代機巧兵器(こだいからくりへいき)、古代機巧兵器の技術と特殊な粘土にて応用されて生み出されたはにわ戦士という古代土人兵器(こだいどじんへいき)などを用いて蝦夷地(北海道)にある他の地域の豪族の勢力同士の争いを次々と鎮圧して行ったことで、元々恐れ慄いていたのがさらに恐れ慄いた蝦夷地(北海道)に存在する他の豪族の勢力は皆、争いをやめて『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ勢力の傘下へと入って行って自然と争いが収束化して行き、『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ勢力の者たちは、生まれ故郷でもある蝦夷地(北海道)にて、長きに渡って完全たる天下泰平な世の繁栄を謳歌することとなったらしい。

因みに余談だが、『呉虞魔爾佩主』の力と加護の初代継承者以降からは、人が『呉虞魔爾佩主』の力と加護の継承者が持つ青黒い血液を注入することよって、怪獣兵器としても使われた、『呉虞魔爾佩主』から産まれた眷属である、全身がドロドロとした超重質龍骨油で構成されている怪獣のような生物『魔呉虞』へと変身して『呉虞魔爾佩主』の力と加護の継承者を捕食することで、『呉虞魔爾佩主』の力と加護が人から人へと、段々と受け継がれるように継承され、さらにその力と加護を手に入れた初代継承者以外の者は『呉虞魔爾佩主の祟り』という特殊な呪いにより、『呉虞魔爾佩主』の力と加護を継承してから20年しか生きることができない寿命を持つ代わりに『呉虞魔爾佩主(*大きさは、個性『巨戟龍』のものと同一の大きさ。)』という祟神のような巨大な怪物に変身することができ、他にも『呉虞魔爾佩主』の力と加護を一部分使って超重質龍骨油という特殊な重油と呉虞魔爾佩主の異能を宿した特殊な武器を生成(*個性『巨戟龍』の通常体に近い。)したりや呉虞魔爾佩主の特徴を持った半人半怪のような姿(*個性『巨戟龍』の中間体に近い。)に変身することができ、超古代兵器ならびに大怪獣兵器として、その気になればその者たった一人だけで敵軍(*中には大きな勢力も含まれてはいるが、主に小さな勢力が多い。)が所有する村落や集落などを襲撃して生存者を一人も残さず蹂躙して殲滅し、その村落や集落などを戦禍の大火によって全て焼き払って焦土へと変え、全て滅ぼすことができるらしい。

だが、天下泰平な世の繁栄が始まってから1000年後の西暦1333年に崩壊した。表の歴史上では鎌倉幕府が滅亡し、鎌倉時代が終幕する中、裏の歴史上では初代継承者の子孫でもある当時の『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ継承者から『呉虞魔爾佩主』の力と加護を奪うため、長い間『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ勢力の傘下へと入り続けながらも影で『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ勢力に不平等な扱いを受け続けていたある一つの勢力の者らやその勢力と密かに同盟を組んだ他の勢力の者らの一部がついに反逆を翻し、蝦夷地(北海道)にて、『巨神の乱(きょしん らん)』という名目柄の大謀反を引き起こした。そして、数多の犠牲を出しながらも数年を経て見事勝利し、初代継承者の子孫でもある当時の『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ継承者から『呉虞魔爾佩主』の力と加護を奪って巨神の乱にて一番戦いを先導した勢力に属する者の一人へと継承させたことで、初代継承者から続いてきた豪族の一族による『呉虞魔爾佩主』の力と加護の継承は一度途絶えた。その後は『呉虞魔爾佩主』の力と加護の初代継承者の代から存在し、1000年ものの間『呉虞魔爾佩主』の力と加護により蝦夷地(北海道)にて勢力の頂点へと君臨し続けていた勢力は崩壊し、滅亡したらしい。こりゃあ何とも悲しいことだな。

そして、表の歴史上で室町時代を通して戦国時代が始まったと同時に、裏の歴史上では蝦夷地(北海道)にて再び『呉虞魔爾佩主』の力と加護を奪い合う戦乱の世が繰り広げられていたが、やはり『呉虞魔爾佩主』の力と加護を保有している勢力が一方的に『呉虞魔爾佩主』の力と加護を使用して支配している現状であった。何せ『呉虞魔爾佩主』の力と加護を持つ継承者たった一人だけで敵軍(*中には大きな勢力も含まれてはいるが、主に小さな勢力が多い。)を完膚なきまでに殲滅できるかららしい。また、『呉虞魔爾佩主』の力と加護を巡った争奪戦という名目柄の紛争も、『呉虞魔爾佩主』の力と加護を奪い合った戦国時代が終幕した後、江戸時代から大正時代まで表の歴史に隠れながらも続いていたらしい。だが、(戦前の)昭和時代の時、「第二次世界大戦」が勃発し、やがてその世界大戦の内の一つの戦争である「太平洋戦争」が始まった。日本を含めた世界の人類は再び戦火の魂を灯すように、愚かにも大規模な戦争をまた繰り広げていたらしい。まあそこだけは幾星霜の時が過ぎて時代が変わっても一切変わることはない愚かな人類の考えってもんだな。で、それを知った、生物学者、発明家、画家を職とし、『呉虞魔爾佩主』の力と加護の初代継承者から続く豪族の子孫の家系の一つ、言わば初代継承者から続く一族の生き残りである「城戟家」のとあるご先祖様は、これまで自分は『呉虞魔爾佩主』の力と加護などを駆使し、いつか平和な世がくると願って数々の戦争に参加し、自国である大日本帝国のために自らの魂(命)を捧げてきたが、その希望を裏切る形で、いつまで経っても平和が来ないどころか、人間たちがいつも引き起こす無益で醜い争いにより、もはや戦争なんか愚かでくだらないと呆れ返るほどに疲れ果てていた。そして、城戟家のとあるご先祖様は、第二次世界大戦開戦前、『呉虞魔爾佩主』の力を有する先代の継承者から、『呉虞魔爾佩主』の力を継承した際に、その先代の継承者から託されるように言い伝えられた、『呉虞魔爾佩主』の力の根源ともなっている、超古代種の『呉虞魔爾佩主』が住処としている巨大な霊峰の周辺へと向かい、超古代種の『呉虞魔爾佩主』に急遽こう伝えた。

 

「『呉虞魔爾佩主』様、このままでは貴方様の強大なお力を求めて大日本帝国の軍隊がここの神域へと侵入し、貴方様の力を手に入れた後、貴方様の力が、第二次世界大戦の大規模な戦争で、核兵器をも越える「悪魔の兵器」として悪用される恐れがあります!だからお願いです!どうか軍の者らに見つからない内に、『呉虞魔爾佩主』様のお力を封印し、貴方様の存在を表の歴史上から一時的に抹消することができる、私自身が、『呉虞魔爾佩主』様のために開発した、神の力をも封印し、永遠にその力を保存して置くことができるこの特殊な大宝玉「神封玉(しんふうぎょく)」の中にどうか入り、封印されて頂けませんか!?私自身も、『呉虞魔爾佩主』のお力を貴方様に返還致そうと思っておりますので・・・。」と。

 

そして、そのこと自体に嘘偽りは一切ない純粋で善良な人物だと理解したのか、『呉虞魔爾佩主』は自身の力を返還することを了承した後、『呉虞魔爾佩主』は意外と素直にその大宝玉の中に入って行き、神封玉は、『呉虞魔爾佩主』の力を宿した龍神玉の神器、「戦火ノ龍神玉」となり、さらに戦火ノ龍神玉からは、後にミニマジオスとなる『巨戟大怪獣ノ撃龍槍』という錆びた棘々しい槍のような見ためをした神器が誕生した。そして、『呉虞魔爾佩主』の残酷な歴史が繰り返されぬよう、戦火ノ龍神玉と巨戟大怪獣ノ撃龍槍を、城戟家が元々祀っていた『呉虞魔爾佩主』の巨大な祠の最奥部にひっそりと隠し、封印。さらに祠が荒らされないよう厳重に特殊な鍵や頑丈な鎖などを掛け、その祠は遥か長い年月の間、禁足地と化した。この時、封印された例の『呉虞魔爾佩主』は、封印した者以外の北海道に住んでいる者たちの記憶を改竄し、『呉虞魔爾佩主』という概念がそもそもこの星、地球に存在しなかったと思い込ませた。こうしてその後の『呉虞魔爾佩主』は北海道に住む人々から完全に忘れ去られ、『呉虞魔爾佩主』の所在は2世紀ほどの年月の間不明となったらしい。

 

 

戦仁「なるほど、どうやら此処がその長い間禁足地となっていた『呉虞魔爾佩主』を祀る祠って訳か。しかも代々今の俺の一族が管理していたのか。なんか意外だな。まあいいや。また良い情報が掴めた、ありがとよ。ミニマジオス。」

 

 

ミニマジオス「グオン」

 

 

 


 

 

その後は、本格的に発現した俺の個性を、早く使いこなすためにあの古めかしい本に書かれた個性『巨戟龍』の使い方を見ながら、少しだけ訓練していた。

その結果、超重質龍骨油?っていう特殊な重油を自由に出し入れしたり、それを上手く操ったりすることが段々と上達し、慣れてきた。そして、まだ少し未熟だが、特殊な武器を生み出したり、特殊な形態になれたりするようにはとりあえず変身できた。まあ個性の発現仕立ての序盤はまあこんなもんだろ。たまたま俺の才能があっただけかもしれねぇけど。

そして、個性の自主訓練が終わったあと、今度こそ此処の祠でやることはないし、俺はそろそろ此処の祠を出ようと足を運んだ。

 

 

戦仁「さてと、流石に長居し過ぎた。さっさと帰らねぇとお袋からまた頭突き食らっちまう。あれ滅茶苦茶痛いんだよなー。よし、早く家に帰ろ。って、ん?」

 

 

俺は、俺の脚を触られているような感覚に襲われた。だが、すぐには察せた。その正体は、まるで「自分も着いて来ていいか?」と言いたいような素振りを見せるミニマジオスであった。

 

 

ミニマジオス「グオォン!」

 

 

戦仁「・・・なんだお前、そこまでして俺にお供したいのか?というか何処か行く宛すらないのか?」

 

 

ミニマジオス「グオン」コクッ

 

 

ミニマジオスは首を縦に振った。それを見た俺は、「う〜ん・・・」と

少し考えながらも、本当に行く宛がないんだったらとりあえず家に連れて行って見るか、なんだかんだ家族も許してくれそうな気もするし、という思いが強まったので。結局連れて行くことに決めた。

 

 

戦仁「よし!わかった。じゃあ俺のところに来るか?そんな大したもんはねぇけど。ま、何処も行く宛がないよりかは大分マシだろ?じゃあそろそろ此処を出るぞ、ミニマジオス。」

 

 

ミニマジオス「グオン!グオン!」

 

 

 

 


 

 

ー「呉虞魔爾佩主を祀る祠」ー の外

 

 

戦仁「よし、じゃあこのまま俺の家へ向かうぞ、ミニマジオス。それに・・・俺には神威道さんとの大事な約束があるからなァ!。待っていてくれよー!神威道さーん!」ダダダダダ!!!

 

 

ミニマジオス「!?グオオォォォォン!!」バサッ!バサバサ!

 

 

 

戦仁は、「呉虞魔爾佩主を祀る祠」から「城戟家」まで、超速ダッシュで道を駆け抜け、それに続く形でミニマジオスも翼脚を翼へと展開して素早く戦仁のあとを追った。こうして、俺は何とか家に帰ることができましたとさ・・・ということはなく、家の玄関に入った瞬間、戦仁のお袋である「城戟 火世」に再び勢いよく頭突きをかませられたのは、また別のお話。

 





本小説の挿絵コーナー

「城戟 戦仁(ヒーローコスチューム版) 設定画」


1.
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2.
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3.
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4.
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5.
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6,
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「ミニマジオス 設定画」



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「城戟戦仁とミニマジオス 大まかなサイズ」


1.
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2.
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戦仁の戦闘服(ヒーローコスチューム)の登場は、あと数話先となりますが、気長にお待ち頂けると幸いです。因みに、作者としては「ミニマジオス」というこの小説のオリジナルモンスターは、自画自賛じゃないですが、自分でも大変気に入っております!気に入ってくれると嬉しいです!また、よろしければお気に入り登録や感想、質問等どうかよろしくお願いします!自身のやる気向上と小説の勉強にも繋がりますのでこちらも頂ければ嬉しい限りです!では、なるべく早く投稿するよう心がけますが、第三章で。
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