個性『巨戟龍』を宿す元大日本帝国陸軍の英霊は、英雄が蔓延りし世界で何を求めるのか・・・ 作:天叢雲剣を捧げるスサノヲ
ー「城戟家」ならびに「城戟食堂」の居間ー
戦仁「っ〜!あー痛い痛い・・・。遅くなったことには別に言い訳しねぇけどさぁ・・・何も人が家の玄関口に入った途端に頭突きかますことねぇだろうがァ!脳震盪起こしちまったらどうすんだ!てか、毎度毎度頭突きをしないと気が済まねぇ性分なのかよ!?お袋は!」
火世「はいはい、わかったわ。いきなり頭突きをしたことはごめんなさいね、戦仁。母さん、戦仁がまた何処かで道草食っていたのかと思って、わざとやっているんだとしたら何だかつい怒りが込み上げてきちゃって・・・それで、気づけばまた戦仁にいきなり頭突きをしちゃっていたわけなのよ。」
お袋は、戦仁の額を救急箱で手当てしながらそう頭突きをした理由を答える。
戦仁「そうだったのか?だったらせめて最初から口を使えよな。いきなり頭突きかますんじゃなくて。」
火世「本当、ごめんなさいね戦仁。母さん、やっぱりどうしても癖が治らないみたいねぇ・・・」
戦仁「また癖のせいかよ!つーか、癖だからしょうがないで済む問題じゃねェェェェ!!」
そして、俺の額の手当てが終わり、救急箱をお袋が戻そうとした、
だがその時・・・!
ミニマジオス「グオン!グオン!」タッタッタッタッタッ
戦仁、火世「!?」
実は、ミニマジオスがお袋にバレねぇように、俺が死角になりそうな所に連れて待たせていたが、流石にもう待てなかったのか、ミニマジオスが勝手にこっちへと来てしまった。全く、少し待っててくれって言い聞かせたのによ・・・!そのことに深く動揺しちまった俺は、慌ててミニマジオスを隠そうとしたが、現実は非情なことに時は既に遅し。
戦仁「・・・お袋、こいつはーただ家に入ってきた野r「戦仁?」げっ!?」
火世「これは一体どういうこと?どうして生き物なんか拾ってきたの?」ゴゴゴゴゴ!
お袋は、俺に腹黒い笑みを浮かべながら少しずつ圧をかけてきた。
戦仁「うっ・・・そ、それは。」
火世「今何かを隠すために言い訳を考えようとしていたでしょ?そんなのおみとおしよ?戦仁。」
そして、俺はお袋の圧に耐え切れず、結局俺が潔く自白することになった。
戦仁「ハァ・・・ゴミ出しに行った後、人気のない森に囲まれたでかい祠へと立ち寄った後、こいつを拾ってきちまいました。調子乗ってました・・・すんませーん!」
ミニマジオス「グオ」ガブリ
ミニマジオスに頭をかぶりつかれ、さらに俺の自白を聞いたお袋は、「ハァ・・・全く」と呟きながらそのことを詳しく深掘りしてきた。
火世「それで?その祠って何処にあったの?」
戦仁「ん?ああ、場所については、家の近くにある長めの裏道あるだろ?そこを通って行くとなんかもの凄い数の段差がある石造りの階段があるんだよ。で、そこを登り終わると神社のようにでかい祠があった。その祠が、俺が立ち寄ってみた例の祠だ。」
火世「そう・・・わかったわ。けれど一体何の神様を祀っているのかしらねぇ?」
戦仁「ああ、そうそう。その祀られている神様のことなんだが、なんかすげぇ変わってる神様でな。その神様の名前がーー
『呉虞魔爾佩主』って言う、まるで異形の怪獣みてぇな神様だっt「ちょっと待って戦仁、今『呉虞魔爾佩主(ゴグマジオス)』って言ったの!?」ん?どうしたお袋?そんな血相変えたように驚いちまって。ああ、もちろんそうだよ。そいつがどうかしたのか?」
血相を変えたお袋を心配する俺。だがその時!お袋が、今も俺の頭に噛み付いている俺が拾って帰ってきたミニマジオスをじっと見て、まさかと思ったのか、恐る恐る
ミニマジオス「グオン?」
火世「せ、戦仁。あなたが拾って帰ってきたこの生き物・・・まさかとは思うけどもしかして、家が代々祀っている神様、呉虞魔爾佩主の使いじゃないのかしら!?」
戦仁「え?使い?ミニマジオスのことがか?あーまあ、こいつの経歴については、ざっくり説明すると・・・「巨戟大怪獣ノ撃龍槍」っていう俺が行った祠に納められていた神器の一つが、「戦火ノ龍神玉」っていうもう一つの神器の起こす滅茶苦茶眩しい光が消えた後に、異常反応を起こして生物になったっていう感じらしくて、さらには「戦火ノ龍神玉」の影響により誕生した副産物らしい。ミニマジオスは。」
俺はミニマジオスの経歴についてなるべくざっくり説明した。お袋は、それを聞いて大体は理解してくれた。
火世「そう、まあ話の内容は大体わかったわ。ありがとうね、戦仁。それにしても、あの二つの神器を知ってたということは、戦仁が行った例の祠はやっぱり彼処の祠しかないみたいらしいわねぇーー」
ーー城戟家が代々密かに守っていたあの祠しか。
なるほど、やっぱりか。だとすればあの本に書いてあったことは全然間違ってはいねぇな。
戦仁「なあ、お袋。そういや話は変わるんだが、『呉虞魔爾佩主』っていう神様の力をあの巨大な祠に封印した俺ら城戟家の一族のご先祖様って、そんなに偉大な人だったのか?ほら、偉大なご先祖様って生前、世の中で何か偉業を成し遂げたりするだろ?」
火世「うん?ああ、『呉虞魔爾佩主』の神様の力をあの祠に封印したご先祖様のこと?確かに、私たちのそのご先祖様は、『呉虞魔爾佩主』の力を一度長期的な封印をしたことが記録に残ってるわ。そうねぇ、確か、遥か昔の・・・時代が昭和の頃で、まだ個性も存在していない時だったわね。その時代に生きていた男性のご先祖様なんだけどね、生物学者と発明家と画家を職としていたらしくて、名前は「城戟 英壱郎(じょうげき えいいちろう)」っていう名前よ。そのご先祖様は、第二次世界大戦前に『呉虞魔爾佩主』の神様の力を、「 神谷 戦仁(かみや せんじ)」っていう当時、『呉虞魔爾佩主』の神様の力を所持していた先代の継承者から継承していたらしくて、それでその力を戦争に使って自国である大日本帝国に捧げたことも私たちの家系の記録に残っていたわ。」
戦仁「へー、他にも継承者はいたのか・・・(つーか、神谷っていう苗字を持つ先代の継承者の名前って俺と全く一緒じゃねぇか。)それで、その城戟 英壱郎っつうご先祖様はこの後どうなったんだ?」
火世「ええ、その城戟家のご先祖様のその後は、『呉虞魔爾佩主』の力をあの巨大な祠へとひっそり長期封印した後、政府や軍の人たちが自分に対して洗いざらい吐かせて『呉虞魔爾佩主』の力を手に入れさせないようにするために、元々家族と暮らしていた北海道の地元の町から、『呉虞魔爾佩主』の力を長期封印した巨大な祠と、自分の両親が住む実家もある北海道の地元の隣町へ、自分の妻子を連れて帰って行って、戦前の時も戦後の時も、自分が体験した様々な出来事や、『呉虞魔爾佩主』についての記録を、後世を生きる子孫たちへと語り継いで行くために、『呉虞魔爾佩主』という祟神のような怪物の真実のことも含めた真の歴史が執筆してある歴史書などを制作したりしながら、寿命が尽きるまでひっそりと穏やかに隠居生活していたそうよ。」
やはり此処ら辺もあの古めかしい本の内容とほぼ合っていた。ついでにあのご先祖様が例の神様を長期封印したその後、何やっていたのかも粗方検討がついたため、まあ一石二鳥ってところだな。そして俺は、神威道さんと
戦仁「色々答えてくれてありがとよ、お袋。まあ良い勉強にはなった。んじゃ俺今から朝飯食う。今日は神威道さんとあいつとの大事な約束があるんだよ。」
火世「あら?そういえばもうこんな時間ね・・・。だったら、朝ご飯早く食べなさい?一応ラップ掛けて置いたからまだ冷めてはいないと思うわ。」
戦仁「おう、はいよー」
火世「それと、そのミニマジオス?って言うのかしら?その生き物、別に飼っていいわよ。それに、その子が本当にあの神様の使いじゃ、追い出すに追い出せないし、もしもそんな失礼なことをしてしまったりしたら罰が当たりそうだからねぇ。その代わり、面倒は戦仁が全部責任を持ってちゃんと見なさい?いいわね?」
戦仁「え!?マジ!?いいの!?だったら色々とこっちも好都合だぜ!ヒャッホーイ!!お袋大明神様、サンキューピーマヨネーズ〜!こいつの面倒は俺がちゃーんと見るからまー安心しろ。よし、まずは朝飯だ朝飯。行くぞーミニマジオス,。」
ミニマジオス「!グオオォォォォン!」ダッ!
こうして戦仁とミニマジオスは居間の方へ向かって行った。
火世「フフッ、全く、誰に似たんだかねぇ・・・あの子は。もしかしたら仁壱郎さん、だったりして・・・やだ!私ったら!何考えようとしているのかしら。」
その後、俺は朝飯を兎に角たらふく食った。やはり何処の家の生まれでも、お袋の飯が一番美味いもんだな。因みに、ミニマジオスは、良く火薬の成分になるものへと寄ってきたため、お袋がもしかしたらと思い、適当な火薬になる素材、木炭や硫黄などを個性で生成してミニマジオスに与えて見た。すると!ミニマジオスは瞬時に反応し、それらを頑丈な歯でムシャムシャバリバリボリボリと砕きながら貪り食っていた。それを見たお袋は、「あら!食用としては使われない火薬の素材をこんなに美味しそうに食べるなんて!案外この子観察して見ると案外愛着湧くし可愛いわねー」なんてことを言っていた。特に硫黄が大好物みたいだったなぁ・・・。そして、朝飯を食い終わったあと、ピンポ〜ン、と城戟家のインターホンが唐突に鳴った。こいつは間違いなくーー
火世「はーい、どなたー?って、あら?飛鳥ちゃん?ごめんねぇ、今あの子、飼い始めた生き物と一緒に出発の準備をしているのよ。もう少し待って頂けたらその内来ると思うわ。」
神威道「そうか、わかった!別に何も少しは待てる。わざわざ感謝するぞ!火世叔母さん。」
火世「やっぱり神威道ちゃんは言葉遣いなども大変しっかりしているわねぇー、戦仁にも少し見習わせたいぐらいだわ。「お袋ー、準備はできたから俺とミニマジオスはそろそろ出かけてくる。留守番頼むぜ。(って、あれ?あいつ何処行った?全然見当たらねぇんだけど。)」はいはい、じゃあ二人と一匹の子たち、気をつけて行っておいでね。それと、神威道ちゃん、戦仁がまた危ないことをしようとしないか、できたら見張って置いてくれるかしら?」
神威道「ああ、もちろんだ!火世叔母さん!城戟は私が目を離すとたまにすぐ猪突猛進になるところがあるからなぁ。なあ?城戟。」
戦仁「えぇ・・・俺、前回の時はただ人が助けてーって言ってると思ったから人助けに参加しただけなのにぃ。神威道さん酷ーいなぁー!流石にあんまりだろー、それ。」
神威道「前回、お前はヒーローとやらが行っている
その完璧な言論を聞かされた俺はというとーー
戦仁「うっ、返す言葉もございません・・・じゃ、じゃあ、これからはなるべくまず考えてから行動に移しまーす、ボス!目が覚めやしたァ!活を入れて頂きどうもありがとうございまーす!」
ミニマジオス「グオン!グオン!」コクコク
ーーいつの間にか「神威道 飛鳥」という名の、俺にとってのボスに対し、深く敬礼していた。ついでにミニマジオスも首を縦に振っていた。
ー城戟家の門前ー
神威道「よし、そろそろ都会の町へ出発するか!城戟。」
戦仁「ああ、そうだな神威道さん。まずは雄英高校の過去問題集を買い漁るんだろ?」
神威道「ま、そうはなるな。だったらまずそっちから「へーいお二人さん、相変わらず仲睦まじいねぇ〜。全く羨ましい限りだぜクッソォー!」・・・なんだ、野生の
白岩「ゑゑ!?神威道ちゃんその言い方は流石に酷ーい!俺は野生動物扱い!?最早人間扱いすらされていねぇの!?此処の田舎道で散々待たせられた挙句最後はこの塩対応な仕打ち・・・!俺にとっちゃあそれはそれでなんかムラムラしちまうような気gぶべらッ!「おい白岩。テメェはもう黙っとけ。もしこれ以上それ言ったら、神威道さんに対してのセクハラ認定にするぞ?そんで持って・・・俺の自転車にテメェの足を縄でくっ付けて俺の自転車で町中引き回しの刑に処すぞゴラァ!!」ゑゑ!?お、おー助け下さい!!こんな理不尽、嫌だァァァ!」
ジタバタ!ジタバタ!ジタバタ!
戦仁「だぁー!!こんな公共の場で何やってんだテメェー!欲しいおもちゃをお袋に買って貰えないで脚ジタバタさせながら床に寝転ぶ悲劇の小学生が良くやりそうな駄々の捏ね方するんじゃねぇよ!?いつもやってんのか!?それ!つーか、白岩のせいで通行人にジロジロと白い目で俺や神威道さんまで見られちまうだろうがァ!!?」
神威道「・・・」
プライドのへったくれもない白岩の駄々捏ね攻撃に流石に頭がプッチンプリンのようにプッチンしたのか、今度こそ、この
神威道「ハァ・・・城戟、お前はもういい。何もするな。「そうかい?わかったよ、神威道さん。まあ、なんだ、命拾いしたな白岩。」そして白岩、もういい加減機嫌直せ、確かに私のさっきの言い方は完全に八つ当たり状態だった。悪かったな。」
白岩「・・・」ズーン…(T_T)
此処で素直に機嫌直してくれれば、そうだな・・・何かお前が好きな食い物を私が奢ってやる!これでおあいこだ(笑)。」
神威道さんが、タコ坊主こと白岩に好きな食い物を奢ると言いました。
するとその瞬間・・・!
白岩「白岩 吉獄、今此処に復活しまーす!!」(*少女漫画風の顔をしています)
白岩は、最高のハッピーハッピーハッピーなお花畑状態となりましたとさ!(NC:城戟 戦仁)
白岩の心情は今、あの神威道ちゃんがこんな俺に・・・!こんな俺に対して慈悲深い気持ちを向けてくれるなんて、なんて俺は幸運なんだ!神様仏様福神様、ありがとう・・・!本当にありがとう・・・!それしか見つからない・・・!、と思っている状況である。それを見て安心した俺と神威道さんは、今度こそ出発しようとした。
戦仁「ったく、やっとご機嫌が直ったぜ。相変わらず世話を焼かせる奴だよ、白岩は。」
神威道「確かにそれは言えるな。だが、時間を大幅に食ってしまった、流石に急がないと雄英高校の過去問題集の買い占めは困難になるぞ!」
戦仁「ああ、一人だけまだお花畑状態のマヌケなタコ坊主がいるけど、俺と神威道さんと白岩の三人で雄英高校の試験に合格するんだったんだよな。だったら思いっきり合格してやろうぜ?」
神威道「フフッ、確かにそうだな。城戟も私も、まだ見ぬ広い世界を通じてヒーローとやらの職を目指してみたいと思った。だからまずはその準備だ!よし、早く精一杯自転車を漕ぐぞ!列車に乗り遅れてしまう!」チャリン!
戦仁「あっ!神威道さんずるいぞー!俺もスタートぐらい同時に出発したかったぜ!!」チャリン!
ミニマジオス「グオン!」バサッ!バサッ!
白岩「ア〜ハハハ〜って、あれ?城戟と神威道ちゃんは?おーい!お二人さ〜ん、神隠しにでも合ったのー?ん?待てよ?これ・・・
俺、置いてけぼりにされてるぅぅぅぅぅ!!!」
こうして、前世での、使える時は地味に使える俺の戦友、白岩 吉獄は、空気のように置いてけぼりにされながらも、その無駄にしつこい執念深さで俺と神威道さんとミニマジオスの元へ辿り着き、見事合流したのはまた別のお話だとさ。
此処までお読み頂きありがとうございます!第三章、如何でしたでしょうか?
個人的なサプライズは、金カムの「白石 吉竹」がモデルの、(メイン寄りの)オリジナルサブキャラクター『白岩 吉獄(しらいわ よしごく)』となりました!城戟 戦仁、神威道 飛鳥に続いて通算で三人目のオリジナルキャラクターとなりますが、実はこの小説執筆前から既に構想を練っておりまして、ギャグ全振り要因も賄った方がさらに面白くなるんじよないかという、半分盛り上げ半分自己満の感じのキャラクターでした。あと、白岩は、扱いに唯一困りそうな立ち位置なため、雄英高校のヒーロー科が良いか?それとも普通科やサポート科が良いか?よろしければ感想欄に案を出し合ってみて下さい。そうすると作者は大変助かります。
また、よろしければお気に入り登録や感想、質問等どうかよろしくお願いします!自身のやる気向上と小説の勉強にも繋がりますのでこちらも頂ければ嬉しい限りです!では、なるべく早く投稿するよう心がけますが、第四章で。
・おまけ・
「城戟 戦仁(個性「巨戟龍」の中間体)とプチマジオス(*初代撃龍槍がくっ付いていない方)」
夏版:
【挿絵表示】
冬版:
【挿絵表示】
*また、プチマジオスに関しての設定はオリジナル主人公の設定の中にある、個性「巨戟龍」の中間体のページに詳しく書かれていますので、どうぞご覧ください。