四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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偏りがヤバい


日本の半分ぐらいの戦力がテーブルについてる

「わぁ……素敵な街ですね」

「気に入っていただけたようでなによりです」

 

澪さんに街を紹介しながらゆっくりと会談予定のカフェへ向かう。

洋史さんは緊張しっぱなしだけど、ここは四葉とは関係ないよー、大丈夫だよー。

澪さんはあまり出歩かないからか、レトロチックな雰囲気の街を気に入ってくれたみたいで、ずっと話しかけてくる。

待機中の馬車馬にもそっと触れて撫でていたし、楽しんでもらえたようでなにより。

 

「和菓子でよろしいですか?」

「ええ、ありがとうございます」

 

和風なので、どちらかというと喫茶店と言った方がいいかもしれないカフェに着くと、用意させていた個室にお茶と練り切りが出される。

ドアが閉まり、防音が完璧なことを確認して話を切り出す。

 

「七草先輩からお話は聞いています。大亜連合の魔法傾向が知りたいと」

「え、ええ。姉の魔法にはやはり魔法で対抗すると思いますから」

「四葉さんは前線で戦われていたと聞いています。大亜連合はどのような方法で対抗してくると思いますか?」

 

澪さんの言葉に、ちょっと考える。

どの程度の情報を出して良いのか、対抗手段まで助けるべきか。

 

「…大亜連合には現代魔法の研究成果があまりありません。古式魔法が中心ですので、遠距離では化生体を用いる魔法がメインになるかと思います」

「化生体ですか…」

「あるいは物理現象を起こしての攻撃ですね。直接照準するような魔法はほとんど使ってきませんでしたから、雷や火球といった高エネルギー体をぶつけるようなものに注意が必要です」

「となると、対抗策は化生体のことを重点的に考える必要がありますね。四葉さんはどう対策したのですか?」

「化生体といっても魔法であることには変わりませんから、領域干渉で対応可能です。あとは九島家の方にお任せしました」

「九島ですか…」

 

洋史さんが渋い顔になる。

まあ古式魔法の対抗策だから知ったところで使えるかはわからないしね。

 

「とはいえ、やはり一番注意すべきは同じ戦略級魔法師でしょう。『霹靂塔』は射程距離が不明ですが、対抗手段としては使ってくると思います」

「そちらは五輪家でも考えています。放出系の障壁を得意とする護衛をつけることで対策しようかと」

 

うん、私の方から話しておいてなんだけど、『震天将軍』は死んでるんだよね…

まあ他に使える人が居るとはいえ、すぐには使ってこないとは思う。

 

「むしろスパイや暗殺に気をつけるべきでしょう。今回捕まえたとはいえ、大亜連合の特殊工作員は刑務所にも侵入した経歴がありますから」

「すでに警護は軍に頼んでいますが、より厳重にしていただくようにお願いしておきます」

「……できれば、四葉さんにも一緒に来て頂けると一番なのですけど」

「っ⁉︎」

 

澪さんの衝撃発言に、洋史さんが言葉に詰まった。

確かに私が行けば色々と解決することは多いけど、それは無理かな…

 

「すみませんが、研究所もゲリラの襲撃を受けまして。被害はありませんでしたが、警備体制を見直さないといけないのでしばらく動けないんです。四葉家としても調べなければならないことがありますし…」

「残念です…」

 

あと話せないけど、軍の方からも今は待機しててほしいと言われている。

達也はいるけど、私は威力調節が可能で近海でも使いやすいから抑えに置いておきたいのだと思う。

個人的には澪さんかわいいし一緒にいたいんだけどね。

 

「本宅からですとなかなか遠いとは思いますが、ご連絡いただければこちらの街にはいつでも歓迎いたしますよ。澪さんであれば経歴もしっかりしていますからね」

「それは嬉しいです。今度は観光で来たいですから」

「ええ、春は堀沿いに桜が咲きますから綺麗ですよ」

「本当ですか? 楽しみです」

 

その後、雑談を少しして澪さん達を再び街の入り口まで送り、会談は終わった。

七草ほどとは言わないけど、四葉も多少は他家と交流しないとだね…

ちなみにこの件は真夜様にも相談して会うことにしたんだけど、他にも面談の申し込み自体はたくさんあった。

というか、十師族からは一通りあったと言っていいぐらい来てた。

けど真夜様が五輪以外は全て断るか、オンラインでの緊急会議で説明してくれたのでこれだけで済んだので本当に感謝。

七草家とかは特にしつこく要請してたみたいだけど、真夜様が冷たい笑顔で却下してたとか。

本当にありがたいね…

そんなことを思っていると、その真夜様から連絡が来た。

 

『真昼さん、横浜で使った精神干渉魔法についてなのだけど、黒羽から現場で使いたいと要望が来てるのよ。コード化は出来ているのでしょう? 本家の方に送ってもらえるかしら』

「それは構いませんが……研究所で使いやすいように低魔法力用の調整になっていますから、適性があると逆に非効率だと思います。術式の改善は本家の方でお願いできますか?」

『そのくらいはやってもらうから大丈夫よ。それから、今回の件でガーディアンを即座に派遣することになったわ。明日にはそちらに着く予定よ』

 

え、それ本当?

なんだかんだで来年になると思ってたんだけど…

真夜様の言葉通り、次の日には研究所に一人の女の子がやってきた。

 

「は、初めまして! 桜木菜摘です! よろしくおねがいします!」

「四葉真昼です。ここでのビジネスネームは筑城真昼ですけどね。お母様から話は聞いています。よろしくおねがいしますね」

 

まあ仕方ないことなのだけど、年下なのに私より背が高い。

しかもけっこうスタイルがいい。というか胸が大きい。

なんだろう、真夜様になにか思うところがあったのかな…

 

「今の護衛は甜奈と遠夜に任せていますから、仕事についてはそちらに聞いてください。あと機密事項が多数ありますから、発行したセキュリティカードで入れない所には入らないでくださいね」

「はい! 了解しました!」

「二人とも、菜摘さんに仕事を教えてあげてください」

「「かしこまりました」」

 

二人に連れられて部屋を出ていく菜摘ちゃん。

うーん、タイミングがなんだかなぁ……

まあ手が足りないのは確かだし、ありがたく受け取ってはおこうかな…

……? 四葉の秘匿メール?

 

『七草が魔装大隊に探りを入れてきました。抗議はしますが、こちらからも第三課に対して報復を行います。情報を抜いて軍幹部にリークしなさい』

 

……また仕事が増えた(怒)




横浜騒乱編おわり!
出す出す詐欺をしていたガーディアンもようやく出ました。
真夜様は単純に能力で選んでいるので、外見に当てつけの意図はありません()

次は来訪者編に行きます!
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