四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎ 作:例示
クリスマスは色々とネタの宝庫
「それでは、メリークリスマス」
「「「「メリークリスマス!!」」」」
アイネブリーゼを貸し切って行われた雫の送別会。
そこにはクリームたっぷりのケーキのほかに、私に配慮してくれたマスター特製のシュトーレンが置かれていた。
それに感謝しながら食べたり、ノンアルコールのエッグノックを飲んだりしながらのおしゃべり。
うーん、青春だね!
「留学先はアメリカの何処?」
「バークレー」
「へー、ボストンじゃないんだ」
「うん、東海岸は雰囲気が良くないらしくて」
話の内容は留学のことがメイン。
一応調べはしたんだけど、やっぱりUSNAはマイクロブラックホール生成・消滅実験をしたみたいでパラサイトの被害が出ていた。
人間主義者の騒動もあるにはあるけど、背後で煽る黒幕が少なくなってるから原作よりは控えめ。
実験自体もエネルギー放出が本当にブラックホール消滅時と同じか確認したかっただけだから、もうやる予定はないみたい。
「代わりに来る子のことはわかってるの?」
「ん、同い年の女の子だって」
「それ以上のことはわからないか」
達也が笑いながらそう流していたけど、なぜかみんなが私を見ていた。
「……なんでしょう?」
「いや、真昼なら知ってるかなーって」
「……まあ、調べてはいますけど。一応個人情報ですから」
「本当に知ってた…」
雫が驚いていたけど、四葉的には調べないわけには行かないし…
とはいっても、本当に個人情報なのでこの場で教えるのは名前と顔写真ぐらいにしようかな。
「名前はアンジェリーナ・クドウ・シールズ、顔写真はこれです。入管用なので小さいですが」
「きれいな子ですね…」
美月が口にしていたけど、他の人も思わずといった様子で見惚れていた。
リーナ、顔はいいのに結構残念な性格だから……いや、他の人が大人びすぎてるのかもしれないけど。
あ、そうだ。
「雫、年末年始は忙しいので今渡してしまいますね」
「? これ、なに?」
「開けてみてください」
桐の小箱に入ったソレを渡すと、雫は不思議そうにしつつも受け取ってくれた。
中身は琥珀で作られた簪。
たぶん大丈夫だけど、念のための魔除けと魔法マーカーとしてね。
「向こうでどんなトラブルに巻き込まれるかわかりませんから。魔除けとして研究所で作りましたから身につけてもらえると嬉しいです」
「ありがとう……大切にするね」
ふわっ、と微笑む雫。
よかった。この簪の
「年末年始は、やっぱりご実家なんですか?」
「ええ、お母様に呼ばれていまして。でも遠夜と甜奈は置いていきますから二人は大丈夫ですよ」
「え? そうなんですか?」
「本家から護衛が出ますし、それなのに連れていくのは失礼ですから」
菜摘ちゃんはまだ見習い中、ということになっているので一緒には行くけど護衛は別につく。
そもそも空間魔法で行けばいいんだけど、それは真夜様に却下された。
今は戦略級魔法の件で監視されてるから、
なので今年は黒羽の部下が来てくれるらしい。
「美月は振袖を着ていくんですか?」
「いえそんな……私は普段着で行くつもりです」
「もしよければ研究所の和服を貸しますよ? 下の街にそういった店がありますから、話を通しておけば着付けまでできますし。遠夜と甜奈は着替えさせるつもりですから、追加しても問題ありません」
「え、マジで⁉︎ 遠夜も和服で行くのか?」
「はい。自分で着付けもできますから」
レオが驚いて聞いていたけど、二人は和服を着せてみんなの写真を撮ってもらう任務を任せているのでこれは決定事項。
レオも体格がいいから袴も似合うし、みんなで和服もいいんじゃないかな。
「レオさんもどうですか? いつも研究所のお手伝いをしてもらっていますから、サービスしますよ」
「そうだな。みんな振袖や袴着てる中で浮くのも何だし、お言葉に甘えさせてもらうぜ」
「えっと……では、お願いします…」
美月も折れたので、似合いそうな振袖を見繕っておこう。
たまには私が他人を着せ替える側でもいいよね?
そんな会話をしつつ楽しい時間は終わり、解散となった。
……達也達とはすぐに会うことになったけど。
「やはり留学生はUSNA軍のシリウスか」
「表向きの姿は『仮装行列』で誤魔化しているようです。私のほかにも何人か戦略級魔法師ではないかと疑っているようですが、一高では私が第一候補ですね。達也さんと深雪はその次です」
「それにしてもシリウスは大物すぎると思うが」
「たまたま同い年だから、というのが理由のようです。他にも諜報員が動く予定ですから、表向き対峙する人員は捕えられないように戦闘力を優先したみたいですね。四葉の魔法にもシリウスなら対抗できるだろうということです」
既に夜半を回っているけれど、司波家で今回のUSNA軍の動きについて情報を共有する私達。
達也は魔装大隊との連絡を禁止されているそうなので、情報源が足りていないみたい。
そのせいもあって、今後の方針含め話しているとかなりの時間が経ってしまった。
「…戦闘になると思うか?」
「どうでしょう……『崩壊領域』は魔法式プロセスはともかく、エネルギー放出の仕組みについては観測結果から推定できる魔法です。術者の特定のためならともかく、術式の無力化まで行うかどうかは今のところわかりません」
「シリウスはそのために来たのではないと?」
「魔法を使わせるだけなら使い捨ての兵士を使うでしょう。術式の無力化にしても暗殺を狙うはずです。この前の出征のように公認戦略級魔法師は堂々と行動させてこそ意味があります。身分を隠している以上、少なくとも戦闘を前提にはしていないと思います」
「……結局は様子見しかないか」
達也がそう結論付けていたけど、むしろリーナよりもっと厄介なのが来るんだよね。
あー、今から面倒だな……あっちのエクソシストに祓われてくれないかな……
……その前に四葉本家の慶春会が……白川さん、すごい気合の入った声で連絡してきたから怖いんだけど…
色んな意味で行きたくないよ…
来訪者編突入!
原作ではポンコツリーナが敵味方の予想を(悪い意味で)超えていくので、周りが勝手に深読みしていく面白い回ですが、今作はどうなるのか。
まだ決めてないのでがんばって書きます!w