四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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原作でも高校生が寄ってたかって大人をボコしてたからセーフ!
後半は『綾目』シリーズ末妹視点です!


もうこれほとんど悪役だよ

「我らの同胞を返せ!」

「お断りします」

 

現在、横浜の埠頭付近の広場。

予備ヤードやイベント広場、駐車場など多目的に使われる何もない広場で、私たちはパラサイトと戦闘していた。

というのも、この前に後方で精神操作によってバックアップを行っていた個体を拉致したことから話は始まる。

わざと緩めにかけた封印によって、宿主は意識朦朧ながらも仲間に救援を求められる状態にしておいた。

しかも精神干渉魔法で情報を流して挑発するおまけ付き。

まあ簡単に言うと人質で釣った訳だけど、これを今までしなかったのは単純に数が多かったのもあるけど、なによりUSNA兵が交じってたから。

さすがに今の研究所の戦力でパラサイト集団とUSNA軍を一度に戦うのは避けたかった。

けどUSNA兵もいなくなって、数も半数以下になっていれば話は別。

おびき寄せたパラサイト集団との戦い。

その前衛は千葉家にお任せ。

私と夏雲、恋路は後衛の魔法砲台としてバシバシ魔法を撃ち込み、甜奈と遠夜は魔法防御。

まあ連携はうまくできないんだけど、そこは遠距離から実体弾を飛ばす魔法に限定して相剋を起こさないことで妥協。

というか千葉家の練度が高いからある程度隙を作れば勝手に仕留めてくれる。

魔法の照準自体は高精度に出来るから、この方法がベストということになった。

恋路は斬り合いに参加したくてうずうずしてたけどステイ!

 

「真昼! 一人仕留めた!」

「了解です」

 

エリカの声に、パラサイトの位置を『精霊の眼』で確認して魔法を放つ。

今回は最初からパラサイトの数がわかっているし、校内みたいに制限もない。

だからきちんと研究所で準備してきた依代に、パラサイト本体を精神干渉魔法で強引に押し込む。

本当に、私自身が出られればパラサイトは敵じゃないんだよね。

走り回るのが体力的にできないだけで…

 

「ぐ……ぐぐぅ…!」

「すみません、まだそこに居てもらいますよ」

「うぐっ!」

 

人質のパラサイトが元気になってきたので魔法をかけ直す。

生かさず殺さず。

()()がある限り、パラサイトは諦めて逃げたりしないからね。

そんな私にキレたパラサイトの一体が超高速で突っ込んでくるけど、それは夏雲の高温プラズマによって一瞬で消し炭になった。

 

「あー! 夏雲ズルい! それ私の!」

「早い者勝ちです」

「そんなの聞いてない! 次は私だからね!」

「二人ともうるさいですよ。あとこちらに向かってくる敵は甜奈と遠夜が止めて私が仕留めますから、支援に集中してください」

 

パラサイト本体を消しながら二人を叱る。

恋路は対人に直接干渉する魔法が得意だからこの状況は嫌いなんだろうけど、そんなふてくされた顔しないでがんばってほしい。

 

「クソッ! こんな、人間ごときに…!」

「時間も無いので、早く還って下さい」

 

最後のパラサイトも倒されたので、人質も含めて全てのパラサイトを依代に封印する。

後は研究所に帰ってから滅すればいいだけ。

これで真夜様の支援条件『パラサイトの全滅』は達成したね。

 

「千葉家の皆さん、ありがとうございました。おかげでパラサイトを全て倒すことができました」

「こちらこそ本体をどうこう出来なかったから助かったわ。で? ()()()()の方は手伝わなくて良いの?」

 

エリカが意味深に聞いてくるけど、さすがにUSNA軍との戦いに巻き込むのは不味い。

 

「そちらは四葉のフィールドですから。もう手は打ってあるので大丈夫ですよ」

「ふーん……」

 

ちょっとだけ不満そうだったけど、この前の校内戦の鬱憤を晴らせたからか割とあっさり引いてくれた。

まあ勝手に乱入してくる分には四葉の責任じゃないから別に良いけど、この後は四葉だけでもなんとかなるしね。

よーし、後はUSNA軍だけだね!

まあ、それが一番大変なんだけど…

 

            

 

「それでは、作戦会議を始めます」

 

空調が効いているはずなのに、どこかひんやりした空気が流れる会議室。

その空間を支配する真昼様が宣言すると、皆さんがいっせいに資料を読み始めました。

私も慌てて資料をめくります。

最初のページには、人員配置について。

そこにはしっかりと私の名前が、前線支援任務の欄に書いてありました。

 

「記載の通り、今回の作戦には『烏羽』に加えて『綾目』も動員します。また、甜奈と遠夜以外の『和音』も可能な限り使用します。そのため、研究所の防衛は『獅子神』と一部の『和音』に任せることになります」

「お嬢様、それならば『鷲見』も時間加速で…」

「戦闘訓練もしていない即成魔法師を使える作戦ではありません。なので今ある戦力のみを使います。それに『綾目』も基本的には後方からの支援攻撃のみに使います」

「ちょっと待ってください! それでは私が直接戦えないではないですか! 『烏羽』が出られるなら私だって…!」

「今回の作戦には()()()()()()()()()()()()()が必要なのです。フローラ? 貴女はその条件を満たしていると私は思っていますが、勘違いでしたか?」

「…っ!」

 

ぎりり、と音が鳴りそうなぐらいに歯を食いしばって真昼様を睨むフローラお姉様。

ローズお姉様はあっさりと見捨てて資料を読むフリをしているし、他に不満を言えそうなお姉様もいない。

私としては後方の方が安全でいいんだけど、そんなこと思ってたらまたお姉様に怒られちゃうかな…?

 

「戦闘訓練も重要ですが、やはり実戦に勝る経験は無いと思っています。ですから『綾目』にはできるだけ近くの安全な場所から見て学んでほしいのですよ。『次』に備えて…ね?」

 

ふふ、とちょっとだけ笑みを作る真昼様。

その『次』はいつ来るのか? と不満そうなフローラお姉様は気づいてないけど、これって何か企んでる?

大変なことじゃないといいな…




次回、USNAとの決戦!

原作は最後にパラサイト九体同時に倒してたのでヤバいですよね…
深雪のコキュートスなければ割と手に負えなくなってたと思います。
……もしくは幹比古が過労死か…
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