四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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無限自動おかわり方式だとさらにわからない


会議の時のお茶は飲むタイミングがわからない

北太平洋、パールアンドハーミーズ環礁近くの公海上。

そこにはUSNA軍が誇る巨大空母、エンタープライズが浮いていた。

本来ハワイに駐留しているはずのこの艦がこんなところにいるのは、もちろん四葉家の部隊がジャックしたから。

いやー……確かに施設内部の構造と人員のデータは渡したけど、それでこんなことやってのけるんだからやっぱり四葉ってやばいよね。

そしてその会議室には、すごいメンバーが揃ってる。

まずUSNA国防長官。帰宅中を拉致して連れて来た。

次に統合参謀本部の議長と副議長、あと陸軍参謀総長。

こっちは会議中を襲ったよ。

他の人達もいたんだけど、今回の会議には関係ないから外で待ってもらってる。

それからインド太平洋軍司令官。

軍艦を奪う時に一緒に拉致したけど、この時はそれなりに戦闘になったから応援要請が来た。

だから夏雲、恋路、詩納斗、衣白を突っ込ませたよ。

4人が暴れている間に本家部隊が任務を終わらせて、みんな満足したからよかった……かな?

そして私が連れて来た現地司令部の皆さん。

あの後、移動中に起きたバランス大佐に撤収命令を出してもらったし、リーナに関しては基地の戦闘機でこっちに来てもらうことになってる。

まあリーナはこういう場の発言権無いから形式的なものだけどね。

あとは…

 

「真昼さん、よくやってくれましたね」

「真夜様。ありがとうございます」

 

ざわざわ、と部屋の中に動揺が走る。

本家の護衛付きで現れた真夜様。

メイクも衣装もバッチリキメて登場する姿は、まさに極東の魔王。

 

「さて、それでは話し合いを始めましょうか」

「話し合いだと…⁉︎」

「ええ、そちらが先に手を出して来たのですから、本来ならする必要も無いのですけど……真昼さんが平和的に解決しようと言うものですから。娘のわがままを聞くのも親の務めでしょう?」

「幸い作戦は()()()()()()()()()()()()()()()ようですし、こうして皆さんも()()()()()()()()()()()()()()()()ことですから」

「くっ…!」

 

私の言葉に悔しそうな顔で言葉を飲み込む議長。

まあ最終的にはこうするしかないんだから仕方ないよね。

さすがにUSNA軍が四葉に負けました、とは言えないし…

 

「……それで、平和的解決というのは?」

「四葉家は日本の安全を保障することを第一に考えております。ですから、貴国が今行っている戦略級魔法師に対する作戦を中止し、今後二度と起こさないでほしいのです」

「では、戦略級魔法『崩壊領域』の術式を公開して頂きたい。これが作戦を中止する最低条件だ」

「真昼さん」

「はい」

 

真夜様の合図で、会議室の真ん中に『重力崩壊』を発生させる。

もちろん威力は極限まで絞って結界もあるから、爆発の光が見えるだけだ。

それでもいきなり目の前で起きた戦略級魔法にUSNA側の人達が驚く中、私は使ったばかりの特化型CADを国防長官の前に滑らせる。

 

「今お見せした魔法の起動式はこの中です。引き換えに今後パラサイトをこちらの世界へ呼ばないために『マイクロブラックホール生成・消滅実験』は対策できるまで禁止してください」

「これは……」

()()()()()()賢明な判断をして頂くことを願っていますよ」

 

その後、細かい条件を詰めた結果、四葉家とUSNA軍の間で密約が結ばれた。

基本的にはお互いへの加害禁止。

両国内での活動はお互いに事前報告を基本とし、それがない場合は攻撃対象とする。

報告があった場合は最大限の便宜を図ること。

パラサイトを呼ぶことになる行為の禁止。

両国の戦略級魔法師に対する加害の禁止。

 

「平和的解決によって両国に利益のある交渉となってよかったですわ」

「こちらこそ、()()()()()問題が解決してよかった」

 

真夜様と国防長官がお互いにサインした後に握手をして、話し合いは終了。

真夜様と本家の人達は自家用機(と見せかけて私の空間魔法)で帰宅。

国防長官とかのお偉いさんは空母に無理矢理着艦させた空軍輸送機を魔法で飛ばして帰宅。

それ以外の人達はハワイに着いてから帰ることに。

 

「リーナ」

「真昼…」

 

そこで私は、リーナと再会した。

もう色々とバレてるから良いよね。

時間もあったので食堂で話すことにしたのだけど、アメリカのメニューは油が多すぎる…

ベジタリアン用のメニューをなんとか選んで食べ始めると、リーナが意を決したように話し出した。

 

「なんで変わらないの…」

「?」

「私は! 貴女を殺せと言われて悩んだ! 辛かった! それでも私は任務だからって! それなのに……私は貴女を殺そうとしたのに、なんでそんなに平然としているの!」

「……リーナ。貴女は軍人に……というより、人を殺すのに向いてないですよ」

「は…?」

「その力があるからといって、それをしなければならないわけではないんですよ。貴女の前にもシリウスが居たように、貴女の後にだってシリウスは居るんですから」

「どういう……なにを」

「質問の答えですが、それは私が生まれた時から身近な人を殺すことが多かったからでしょうね。私とリーナでは命についての捉え方が違います。それに持つ力も。だからその答えは自分で考えるしかないと思いますよ」

 

アメリカンコーヒーに砂糖とミルクを入れてカフェオレにして、リーナの前に掲げる。

 

「とりあえず、今はまた友人になったわけですから。平和に乾杯でもしましょう」




USNA軍の制服組と背広組のトップ大集合!
さすがに大統領はやり過ぎなので自重して国防長官にしたよ!()
ここまで譲歩したら条件飲むしかねぇよなぁ?

なお渡した『重力崩壊』の術式はパラサイト侵入防止の術式はしっかり入っていますが、それ以外は真昼がギリギリ使えるぐらいに術式を高難易度化した秘匿技術抜きVerです。
空間魔法やら時間魔法やらは渡せませんからね…
それ抜きだと本気の真昼さんでも発動はギリギリになります。
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