四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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本当にこのルールはどうかしてる。


決闘で事態の解決をするって、絶対解決せずに闇討ちとかする人いるよね?

次の日。

どうしようもなく評判が固定化されてしまったけれど、仕方ないので諦める。

ま、まあ達也が注目浴びるよりはマシだから(震え声

 

「真昼さん、お昼に生徒会に呼ばれているのだけど……もしかして真昼さんも?」

「ええ、生徒会に勧誘されましたので、お昼はそちらで食べることにしています」

 

早速七草先輩は声をかけたらしい。

しかし七草先輩は距離感がおかしいよね。

深雪はまだしも、達也にもあの距離感ってどういうことなんだろう?

そんなことを考えていると、深雪と話していた雫も話に入ってきた。

 

「真昼さんは生徒会に入るの?」

「…実はどうしようか考えています。家の仕事も忙しいので中途半端になりそうですし」

「そうなんだ、意外。真昼さんならやると思ってた。生徒会でなくても、風紀委員とかなら確実に治安は良くなりそうだし」

 

うんうん、と雫の後ろでほのかが頷いていた。

 

「渡辺先輩にも同じことを言われました。ですがやるからにはきちんとしなければいけませんし……そうなると、困る方もいるでしょうから」

 

あの騒ぎの新入生勧誘は迷惑でもあるけど、楽しい祭りでもあるはず。

それを四葉の名前で抑えたらあまりよくはない。

……なんで今の言葉で怖がる人がいるの?

もう私には分からないよ。

 

「真昼さん、やっぱり風紀委員には入らない方がいいよ。たぶん皆気が気じゃ無くなる」

「……そうかも、しれませんね」

 

そうかな……そうかも…

なんとなくクラスの総意を感じたところで、授業が始まった。

一科生なので先生が直接指導してくれるのだけど、はっきり言って私の方が魔法自体は上だ。

ただ制御や()()()()()()()()()はここでしか学べないのでよく聞いておく。

詰め込みスケジュールのせいもあってあっという間に昼休みになると、私と深雪は生徒会室へ向かった。

途中で達也と合流し、部屋の中に入る。

私は普通に一礼して入ったが、深雪はお上品な礼で入った。

うーん、これが付け焼き刃との違いか。

 

「渡辺先輩、昨日の件ですが…」

「ああ、今日の放課後に風紀委員室に寄ってくれ。レコーダーを使うから十分程度で済む」

「わかりました」

「真昼さん、心配しなくていいわよ。形式的なものだから」

「気遣って頂きありがとうございます。ですが、昨日帰ってから訓練しましたから、もう魔法の暴走は起きないはずです」

「そう、ならよかったわ」

 

本当になんとかなってよかった。

最悪の場合、自分自身に『誓約』をかけることも視野に入れていたからね。

食事が終わったタイミングで、七草先輩が深雪に勧誘を始めた。

 

「…というわけで、深雪さんにも生徒会に入って欲しいと考えています。引き受けて頂けますか?」

「先に言っておきますが、規約で一科生しか生徒会には入れません。なので残念ですが、理論が優秀でも達也さんは生徒会に入ることはできません」

「っ……そう、ですか……」

 

私個人としては達也がいると仕事を任せられるから楽なんだけど、残念ながらこの時点では達也は生徒会に入れない。

なので牽制はしつつも、深雪をひとまず引き入れておく。

 

「……わかりました。そういうことであれば、お引き受けしたいと思います」

「そう、よかったわ」

「ですが!「ですけど、風紀委員はそういった規則はありません。そうですね?」

 

深雪が何かお兄様崇拝をしそうだったので慌てて遮る。

私は達也を目立たせたくないけれど、風紀委員にするのは賛成。

なぜなら風紀委員になれば校内でのCADの携行が許可されるからだ。

やたらと物騒な校内にはCADくらい必要になるからね。

テロリストに始まり、スパイの手先、外国軍人……

本当に物騒だなぁ…

 

「そうだが……四葉、お前は司波の兄を高く買っているのか?」

「ええ、昨日皆が怯えている中で、私に立ち向かう姿を見せていたのは彼だけでしたから。それに、二科生から風紀委員を選ぶこと自体に意味があると思います」

「確かにな。一科生からしか風紀委員が選ばれず、二科生は一科生に捕まえられるだけ、というのは良くないと私も思う。だが、荒事になる仕事だぞ?」

「その時は校内放送で私が一言言えば済みます。ですが差別は言うだけでは解決しません」

「……なるほどな。真由美、生徒会推薦がまだあったよな?」

「ええ、生徒会は司波達也くんを風紀委員として推薦します」

「ちょっと待ってください! 本人の意向は無視ですか?」

 

達也……ごめん。

でも隣の深雪のキラキラ笑顔を見なよ。

余波で私の印象まで反転して好印象になってるぐらい上機嫌だよ?

最終的に妹の笑顔に負けた達也は、放課後に回答を持ち越した。

午後は上機嫌な深雪と実技をクリアして、放課後はまた一緒に生徒会へ。

 

「失礼します」

「四葉さん、二科生を風紀委員に推薦したというのは本当ですか⁉︎」

 

部屋に入るや否や、服部先輩が敬語を使いながらも強い口調で問い詰めてくる。

うーん、やっぱりここはこうなるんだ。

 

「二科生を入れる理由については渡辺先輩から説明があったと思うのですが?」

「実力のない二科生を、実力で違反者を逮捕する風紀委員に入れるなど危険です!」

「では学年が違えば実力は大きく違いますが、風紀委員は3年生だけしかいないのですか?」

「それは…」

「そもそも実力だけなら私がいます。この校内くらいならどこでも領域干渉で魔法の発動を強制的に止められますから、実力は今後3年間は個々の風紀委員には必要ありません」

「そんな無茶苦茶な…」

 

最後の手段として『ゲート』を一時的に閉じてしまえばいいから、本当にどうにでもなる。

私を説得するのは不可能と感じたのか、七草先輩や渡辺先輩にも説得を試みる服部先輩だったが、どれも失敗。

最終的に、深雪がキレて達也が決闘で実力を証明する流れになった。

 

「では私も決闘に参加します。私が実力を担保すると言い出したわけですし、言ったことの責任は持ちます」

「え、いや、それは……」

「四葉、流石に2対1は服部に負担が大きい。真由美が相手したらどうだ?」

「えっ⁉︎ 私⁉︎」

「同じ十師族なんだからいいだろう」

「なら十文字くんを呼びましょうよ!」

「あいつは関係無いだろ」

「摩利が言い出したんじゃない!」

「私は実力が証明できれば誰でも構いませんが」

 

嘘だ。

正直魔法力の差で押し切れそうな服部先輩とか渡辺先輩がいい。

七草先輩とか十文字先輩だと、実戦経験の差で負けそう。

 

「ほら! 誰でもいいなら1番強い十文字くんでいいじゃない!」

「だからあいつは関係無いだろ」

「十文字くんに模擬戦で勝てれば校内の誰でも勝てる証明になるじゃないの! 私より適任よ!」

 

そんな七草先輩の必死の言い訳が通り、服部先輩と達也の次に私と十文字先輩の模擬戦をすることになった。

……最悪勝てなくても引き分けになれば良しとしよう。

 




次回、十師族対決!
デュエルスタンバイ!
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