四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎ 作:例示
→喉に絡んで咳と痰止まらん
→吐くレベルで咳出るせいでますます鼻水出る
→無限ループ‼︎‼︎
杉はゆるさん。絶対にだ。
「あのっ…! これは流石に……!」
「うーん、さすがに派手すぎるかしらね」
「そうね。あくまでゲストの付き人なのだから…」
菜摘ちゃんの声(半分悲鳴だった気もする)でぼんやりしていた頭をはっきりさせると、目の前には大胆に背中を出したドレスを着た姿が。
うん。これはダメだね…
「真昼様〜! 助けてくださいぃ〜‼︎」
『あの、深夜様? そろそろ決めませんか?』
「……真夜、さっきのアレにしましょうか」
「ええ。十分楽しめたし、そうしましょう」
最終的に決まったドレスはまあまあ落ち着いたモノになって、菜摘ちゃんはほっと一息。
私も散々着せ替え人形にさせられたので、これはもう諦めてほしい。
ようやく解放された菜摘ちゃんがさっそくお茶を用意したりと歩き回っている中、私は真夜様とちょっとした話し合い。
あ、深夜様は真面目な話になった途端に引っ込んだよ。
なんか最近は趣味に全力疾走している気がする…
人生……いや、霊生? を楽しんでいるようでなにより…かな?
「桜シリーズの改善ですか。それは研究所のデータで進めているのでは?」
「ええ。でも元の設計が結構前でしょう? だからなかなか難しいらしいのよ。それで、いっそのことフローラちゃん達と桜シリーズ第二世代から新しいシリーズを作ったらどうか、という意見があるのよ」
「綾目シリーズとですか? 和音シリーズの方が安定性は高いと思います」
今のところ研究所で運用中と
『烏羽』『綾目』そして私含めた『和音』だ。
綾目シリーズは烏羽シリーズの後継と説明していて、『鷲見』『獅子神』についてはまだ知らせていない。
だから桜シリーズの安定性改善という点なら、設計ベースは和音シリーズになるはずなんだけど…?
「安定性だけならそうでしょうけど、和音シリーズは母体が実在の高レベル魔法師でしょう? 外に出る機会の多いガーディアンが全ての痕跡を消すのは不可能だし、血縁関係で師族間の問題になる可能性が高いわ」
ああ……確かに。
『獅子神』で遺伝子の改設計とミックスが進んだ『鷲見』ならともかく、『和音』はほぼそのままだからね…
でも、それなら『綾目』を障壁重視にして製造すればいいんじゃない?
母体がもう無いからそのまま再生産はできないけど、普通の魔法師ベースでも『綾目』のデータで設計すればそれなりに上手く行きそう。
「真昼さん。研究所の調整体データは師補二十八家の機密を考慮せずに設計されたものよ。それを元に防御重視にしても十文字家のコピーになってしまうわ。桜シリーズの防壁特性と綾目シリーズの魔法適性の広さ・安定性、それを両立するには新しいシリーズを作るのが一番なのよ」
政治的なことは難しいね…
正直私としては工程を変更して安定性が上がるなら、多少性能が下がってもいいと思うんだけどね。
桜シリーズだって十師族並みの性能があるわけだし。
……でもあんまり能力が低いと、ガーディアンの性質上死亡率が上がっちゃうのか。
うーん。これはどうしよう…
「……一旦研究所で検討してもいいですか? 専門家の意見を聞いてみます」
「ええ、お願いね。紅林さんがだいぶ熱心に頼んでいたから」
まあ綾目シリーズの本人達はたぶん喜ぶと思う。特にフローラ。
実質的な後継の『檜扇』シリーズの製造決定に飛び跳ねて喜んでたからね。
ただ研究所の調整体チームは絶対反対するんだよなぁ…
性能なら『檜扇』、安定性なら『鷲見』を推すだろうしね。
どっちも極秘だから外には出せないって言っておいてはいるけど、その設計データを使って桜シリーズを魔改造しそう。
その後もいくつか研究所絡みの話をして、パーティ会場へ向かう。
あんまり早くても気を使わせちゃうかな、と思ったらかなりの人出。
これ、一応親族知人だけのホームパーティだよね…?
「真昼、いらっしゃい」
「雫、ありがとう……すごい人数ね」
「お父さん、見栄っ張りだから」
「実業家なら仕方ないと思うわ。深雪達は来ているの?」
「うん。あっちで話してる」
視線を追うと、ちょうど紅音さんと話しているところだった。
……うん、達也の会話スキルは相変わらずだね…
「……ちょっと止めてくる」
「大丈夫みたいですよ」
ヒートアップ寸前で潮さんが割って入って、なんとか収まった。
会話が途切れたので私と雫で一緒に達也のところへ。
「達也さん。ごめんなさい」
「気にしてないから大丈夫だよ。真昼は今来たところか?」
「はい。少しドレスを選ぶのに時間がかかりまして」
「とっても似合っているわ。菜摘ちゃんも素敵よ」
「ありがとう。深雪も似合ってるよ」
そんな感じで軽く談笑していると、ふと視線を感じる。
目を動かさずに『観る』と、やっぱりそこには小和村真紀がいた。
雫やほのかと話したいけど、私がいると切り出せない……って感じかな。
達也も気づいているので、アイコンタクトで合図すると自然な感じで会話を終わらせてくれた。
他の人と挨拶をしてくる、と言って離れた私と菜摘ちゃん。
小和村真紀とすれ違う時に、魔法で指向性を持たせてそっと呟く。
「『
「…っ」
一瞬硬直するだけで、それ以外の反応を見せなかったのはさすが女優というべきか。
まあ私としても釘を刺せれば十分だし、これぐらいでいいかな。
できれば私の仕事を増やさないでほしい…