四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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フラグ回収


やべーやつにはやべーやつぶつけんだよ!

「初めまして! 三高一年、イリス・フローラですわ!」

「七宝琢磨です。よろしくお願いします」

 

とりあえず私は忙しすぎるので、なぜか風紀委員になったのに自宅謹慎していたフローラを呼んで琢磨と会わせる。

……いや、本当になんで?

 

「三高では首席入学者は風紀委員に勧誘されるのです。私も当然ですが風紀委員として、校内の取り締まりをしておりましたわ」

 

うん。それは分かる。

将輝もそれで風紀委員やってたしね。

フローラを取り締まり側にするとかどうかしてるとは思うけど、最初から頭の中は確認できないし、そこは仕方ない。

 

「新歓期間も早速先輩のお手伝いとして何人も違反者を倒しましたわ!」

 

フローラは性能的には十師族基準でも上位だし、戦闘経験も一応基地襲撃時に積んだから当然だね。

 

「ただ最後に使った『ヒュプノス・ガーデン』が効きすぎて数人の昏睡状態が解けなくなってしまいまして、魔法治療専門医が来ることになりましたの」

「何をしているんですか…」

 

自分でどうにかできない魔法を使うんじゃないよ!

しかも学生相手に学校内で!

 

「私はきちんと元に戻しますとお伝えしたんですのよ⁉︎ でも風紀委員の先輩に『魔法が予定外の威力を出している以上信用できない、専門家に任せるべきだ』と言われて……私に任せてくれればすぐに覚醒したはずですのに」

 

先輩GJ!

慌てて変な魔法使って予想外な効果になっても問題だし、これは専門医に任せるべきだね。

 

「そもそも、なんで精神干渉系を使ったのですか? 法規制が厳しいことはわかっていますよね?」

「三高の先輩方は頑丈な方が多くて、物理的な魔法だと制圧に時間がかかってしまいますの。あの時は大人数でしたから仕方なく…」

「閃光や重力遮断など、他にいくらでも方法があるでしょう。それに、そんなにすぐ制圧しなければならない事態だったのですか?」

「それは…」

「自宅謹慎で済んだのは温情ですね。これを機に状況判断を学んで下さい」

 

むー、と不満そうなフローラではあるが、自分でも悪いとは思っているようで反論はしない。

ここまでの流れでだいぶヤバいことが伝わったらしく、引き攣った顔をしている琢磨に改めて向き直る。

 

「というわけで、琢磨さんにはフローラと訓練をしてもらいます。魔法のコントロールがメインですが、違うタイプの魔法師と一緒に学ぶことで新しい気づきがあるでしょう」

「は、はい!」

「フローラ。一応自宅謹慎中なのですからこちらの教官の指示には従ってくださいね。模擬戦も当面無しです」

「そんな⁉︎」

「怪我でもしたらどう言い訳するんですか…」

 

君、一条家で謹慎してる設定なんだからね?

これで東京で「数字付き倒してました」とかバレたら本当に退学になるよ。

来年入学予定のローズにも影響するんだから、本当に気をつけてね?

 

『真昼さん、すまなかった。まさかあんな魔法を使うなんて…』

「謝るのはこちらの方です。教育不足なのは私の責任ですから」

『しかし管理責任はこちらにある。事前に注意をされていたのに、このような事態を防げなかったのはこちらの想定不足だ』

 

将輝がそう画面の向こうで謝るが、今回の件は全面的にフローラが悪い。

手段は合ってるかもしれないけど、その後の影響を考えきれなかったのが問題。

時には負けても手の内を秘密にしないといけないことがある、というのを早く学んでほしいね。

 

「昏睡状態になった方は大丈夫でしたか?」

『ああ、専門医が治療して今は全員回復している。後遺症も確認されてない。本人達は寝ている間に身体が鈍ったと嘆いていたが、そもそも睡眠不足気味で疲れが溜まっていたようだ。そのせいで魔法が効きすぎたのだろうと診断されている』

「安心しました。フローラには今後精神干渉系魔法は安易に使用しないように厳しく言っておきましたので」

『個人的には体格差もあるし仕方ないとは思うが、法律的にも難しいからそうしてもらえるとありがたい。風紀委員長は「どうせならあと数人面倒なヤツらを眠らせてから謹慎になってくれればよかったのに」なんてボヤいていたがな』

 

あ、割とフローラは受け入れられてそうで良かった。

一応先輩の指示は聞いてるみたいだし、強いのは確かだしね。

これからもほぼ確実に迷惑をかける将輝には重ねてお願いしておいて、通信終了!

フローラと琢磨の様子も見たけど、二人ともちゃんと真面目に練習しているようで一安心。

どうも人の振り見て……じゃないけど、ぶっ飛んでるフローラを見て琢磨はちょっと冷静になったらしい。

帰る頃にはなんか焦りが落ち着いた顔してた。

これでなんとかなったかな…と思ったら、今度は達也からメッセージが。

直接話したいとのことだけど、これ時期的にたぶん恒星炉の話だよね?

持続的に使用することになるレリックの話かな?

そう思っていたのだけど、実際の話はさらにその上を行っていた。

 

「真昼、『時間系統基本コード』を使いたい。特に()()()()()()()()()()マイナスコードは恒星炉の起動を簡単にできるだろう」

 

あの、それ研究所の最重要機密なんですけど…




フローラ、やっぱりやらかしてた。
真昼も去年無差別ルナ・ストライクしてたし仕方ないね。
ただフローラは故意だったのでちょっと処罰は重め。
四葉から預かった魔法師を退学させそうになったので、一条家としてはかなり頭を抱えてました。

次回は恒星炉実験の話……になるかな?
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