四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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真昼さんは誤魔化し上手
後半は達也視点です!


★スポーティー真昼さん(動くとは言っていない) *イラストあり

「真昼って、本当に運動向いてないんだね…」

「エイミィ……事実は時に人を傷つけるんですよ…」

 

クラウドボールの練習。

スバルとの試合を見学したエイミィの第一声がそれだった…

いやまあ、確かに全く動かなかったけどさ…

 

「ラケット使わないのはともかく、目も瞑ってるじゃん」

「直接見るよりエイドスの反発を感じ取った方が早いので…」

「僕としてはずっと立ってただけ良かったと思ったけど」

 

スバルもヒドい!

実際コートの真ん中に立ってただけだったけど!

念の為に持ってたラケットも使わなかったけど!

 

「でも、本当に知覚系魔法も使ってなかったの? 魔法式から軌道を予測するならともかく、ラケットだけで打ち返されたボールの位置まで見ないでわかるものなの?」

「その気になれば大気中の成分濃度の変化までわかりますよ。クラウドボールは空気の入れ替えこそありますけど密閉空間で()がありますから、観測しやすいですし」

 

実際、今回の試合では『精霊の眼』も使っていない。

まあ私の『精霊の眼』は空間把握能力の延長線上にあるから、全く使っていないかと言われると怪しいけど、少なくとも意識的には使っていない。

リアルタイムでの観測が難しいからという理由もあるけど、一番の理由は使わなくても十分だから。

空間系統の魔法を使う以上、そのあたりの感覚は他の魔法師より優れている自覚はある。

それこそ校内全域で領域干渉を任意の場所に展開できるのだから、身の回り数メートル程度簡単に把握できる。

それにボールも最大九個()()出て来ないしね。

 

「真昼の場合、下手に目で追うとボールの速度についていけない可能性があるからな。余計なリスクは減らすことにした」

「達也さんまで…」

「そんなことより、術式の調整が終わった。回転数変化は無駄だから省いたぞ」

「では変数は対象位置とベクトルの反射角・加速量だけですか?」

「いや、ベクトル変化に関しては固定値で別々の術式にしてある。変数は対象指定のみだ」

 

えぇ……それ本当に最小限じゃん。

万が一ボールが止まった場合とか大丈夫?

って、その場合はCAD無しで魔法使えばいいか…

 

「では、すみませんがまた相手をお願いできますか? 奈々美は休憩終わりましたよね?」

「いーよー! 今年こそ表彰台に立つ!」

 

やる気十分な奈々美。

去年は一色と当たっちゃって六位だったからね。

……そういえば、クラウドボールで全セット同点だった場合ってどうなるんだろう…?

普通なら絶対にならないけど、仮に私と七草先輩が対戦したらそうなる可能性が高い。

普通に引き分けか、点が取れるまで続くのか…

……想像してみたけど、無限に壁打ちが続くのって観客側からはめちゃくちゃつまんないからやっぱり魔法オンリーの戦法は何かしらの制限あった方がいいと思うな。

何球かに一球は魔法なしで打ち返さないといけないとか。

まあ、そんなルールあったら私は出れないけど。

 

            

 

「ぬあー‼︎ 強すぎるよー‼︎」

「ぬあーって……奈々美、もうちょっと落ち着いて…」

 

結局一歩も動かず、それどころか眼も開けずに完封した真昼は、対戦相手の叫びに苦笑していた。

ただ全く消耗がないかというとそうでもなく、わずかではあるが最終セットでは判断力が落ちていた。

 

「真昼も休んだ方がいいだろう。残りの時間は魔法に慣れる練習をしたらどうだ?」

「達也さんがそういうなら」

 

そう言うと、コートの外でぺたんと座って休み始める真昼。

……体力面は他選手より注意して観る必要があるな。

 

【挿絵表示】

 

とはいえ、やはり圧倒的な魔法力というのはそれを補って余りある。

特に真昼は魔法発動速度もそうだが、想子量も平均より多いため魔法の連続発動にも耐えられる。

空間認識能力も高く、同時展開可能な魔法式の規模も大きい。

ただし、若干の苦手分野も存在する。

例えば対物指定。

本人が以前話していた通り、高速移動する物体に対する個別の指定は空間指定より遅れる傾向にある。

ほとんど問題にならない程度の差だが、今回の魔法では自分の顔の位置を基準にコートを区切って管理している。

前後・上下・左右と正面で九個のエリアに分かれていて、その範囲内のボールに一律で術式が発動する。

ネット際で全ての球を一律で反射させていた七草先輩と比べると、個々に魔法を発動させる必要がないので魔法発動数を減らせることと、反射位置と速度を変えられるので自由度が高い点がメリットとなる。

ただし、ルール上床にバウンドするまでは一度しか魔法を作用させられないため、高速で球が来た場合には素早く適切な術式を選択する必要がある。

これに関しては、ネット際ギリギリにゆっくりとボールを落とされた場合、七草先輩の戦法では自コートに落ちて失点する可能性があるため、その対策として真昼と話し合って決めたものだ。

四葉家として、七草家とまったく同じ戦法は取れないという都合も無いわけではないだろうが。

なにより、真昼は同時照準数がそれほど…

 

「真昼、冷やしておいたからこっちで休んで。お兄様もどうぞ」

「ありがとう、深雪。でもちょっと寒い…」

 

……とりあえず、今は少し張り切り過ぎている妹の相手をしようか。




はい。真昼さんボッ立ちです。
まあアニメだと真由美さんも目瞑って祈ってたし多少はね?

AIくんは油断するとすぐ丈を短くする…
ロングスカートと指定してこの長さです。
なお、指定しないとこうなります。

【挿絵表示】

一瞬騙されましたが、よくよく考えると見えてないか? と思ったので没にしました。
あと寝転び真昼さん。

【挿絵表示】

これ枕カバーサンプルで見るヤツだ…!
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