四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎ 作:例示
今年も始まった九校戦!
さすがに去年のような移動中の事故(テロ)も今年は無く、軍の警備が最高潮になってるので不審人物も無し。
ちゃんと競技に集中できそうでよかった…
「お久しぶりですね、四葉さん」
「お久しぶりです。一色さんは今年もクラウドボールに出場されるそうですね」
「ええ。試合を楽しみにしています」
うーん、一色からすごいバチバチの気迫を感じる…!
去年はなんだかんだあって直接対決しなかったからね。
ルール的には魔法オンリーは厳しくなってるので、あちらには追い風なのもある。
でも私も負ける気はない。
真夜様の期待もあるし、四葉家特訓が掛かってるからね!
「お姉さ……真昼お姉さま! こちらに居ましたのね!」
「フローラ。外では呼び方を……まあいいでしょう」
私を見つけたフローラが将輝を巻き込んで突撃してくる。
なんか周りの人達も慣れてきてるのか、『ああ、コイツか…』みたいな反応なのが悲しい。
フローラ、本当に大丈夫?
「せっかくの機会なのに、本戦で戦えないのが残念でなりませんわ…!」
「せめて来年にしなさい」
研究所でも戦えるんだから公式の場でケンカをふっかけるのはやめて?
将輝がすごい苦笑いしてるよ。
「将輝さんも、お久しぶりです」
「ええ、四葉さんも元気そうでなによりです。今年は去年とは違う種目に出られるのですね」
「競技ルールの変更がありましたから。それでも負けるつもりはありませんが」
「こちらも同じです。直接戦うことはありませんが、お互い全力を出しましょう」
言葉だけ聞くとすっごいさわやかに試合前の会話してるんだけど、残念ながら近くの深雪への視線を隠し切れてない。
フローラはともかく、一色はめっちゃ冷たい目で見てるよ…
これ以上株を下げさせるわけにもいかないので、紹介という形で深雪達の方へ皆を連れていく。
深雪の方もわかっていたようで、話しかける前に軽く会釈してくれた。
「一条さん、一色さん。今年もよろしくおねがいします」
「はい! こちらこそよろしくお願いします!」
「司波さん、紹介します。一年のイリス・フローラです。新人戦アイスピラーズブレイクのソロに出場します」
「フローラとお呼びくださいませ! よろしくお願いしますわ!」
「ええ、よろしくね。こちらも二人紹介させて頂きます。桜木菜摘ちゃんと桜井水波ちゃん。ミラージバットとクラウドボールに出場予定です」
「「よろしくおねがいします」」
「二人ともお強い方ですね…」
ぺこり、と綺麗にお辞儀する桜シリーズの二人に対して、元気よく挨拶して早速品定めを始めるフローラ。
やっぱり育ちはこういうところに出るんだね…
私も深雪と比べるとお嬢様感無いし。
その後、直接対決することになるほのかが一色に挑戦状を叩きつけられたりしつつも、まあまあ平和的に三高との話は終わった。
「……ところで真昼、あの騒ぎの原因について、聞いて良いのかしら?」
「まあ、無視できませんよね…」
二高の辺りがずっとザワザワしてるね!
絶対に光宣のせいだよね!
深雪のときもまあまあヤバかったけど、光宣はそれに加えて九島だから…
じつはさっきから助けてオーラが来てたんだよね。
社交も必要だからしばらく放置してたんだけど、さすがにかわいそうになってきた…
「……光宣さん。お話ししてもよろしいですか?」
「! はい! 皆さんもいいですよね?」
ペカーっと後光が差してそうな笑顔でそう告げる光宣。
圧倒的笑顔の暴力に誰も逆らうことが出来ず、コクコクと頷く中脱出した光宣は、遠巻きの視線をモノともせず私に話しかけていた。
「すみません、ここまで多くの人と話す機会が無かったので…」
「十師族ですから仕方ないですよ。他の方もそうでしたし」
「真昼さんもそうだったんですか?」
「私は四葉ですから……ですが、それでもそれなりに多くの方に声をかけてもらいましたよ」
光宣の場合、病弱であんまり他との交流がなかったからね…
でもこれからは多くなると思うよ?
そんなわけで、まずは一高を紹介。
「皆さん、こちら二高一年の九島光宣さんです」
「九島光宣です。新人戦アイスピラーズブレイクに出場します。よろしくお願いします」
あれ? てっきりモノリスコードだと思ってた。
その疑問が顔に出てたのか、苦笑気味に『パレード』が大会規格のCADでは使えないため、周囲からストップがかかったと話してくれた。
というか、去年のモノリスコードで重傷者が出た関係で元から丈夫な選手が選ばれたとかなんとか…
まあ私が出場した時もかなり揉めたし、十師族が試合で重傷とか大会側もイヤだしね…
「…こ、こちらこそよろしくお願いしますっ! 桜井水波です!」
「さ、桜木菜摘です。よろしくお願いします」
と、ようやく再起動した水波ちゃんと菜摘ちゃん。
水波ちゃんとか顔真っ赤だけど、周りの人達も同じだから目立ってはいない。
むしろ深雪とか達也が冷静なのが目立ってるよ…
「……あの、真昼さま」
ん? なにかあった? 菜摘ちゃん。
「……九島さまは真昼さまの婚約者候補では
うん。まあ老師の方は色々な思惑もあって婚約に乗り気だけど。
だからアタックしても大丈夫だよ?
「いえ、そうではなく……あの、もしこの先真昼さまと九島さまが正式に婚約することになったら、私を妾にしてくれませんか?」
……とりあえず今日はよく寝て休もっか、菜摘ちゃん…
うーんカオス!
なお菜摘ちゃん的には自分でアタックするより、そっちの方が可能性があると冷静()に判断したつもりです。
まあ愛に目覚めたばっかりのJK(四葉魔法師)だからね、仕方ないね