四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎ 作:例示
真昼さんと絡むと『噂』がガチめに加速するので、パスするように事前に真夜様込みで相談済みです。
後半は一色視点です!
光宣によっていろんな人のいろんな情緒がおかしくなる事件はあったものの、とりあえずは無事に懇親会は終わった。
老師の話も、光宣が居たからか去年みたいなはっちゃけたものじゃなくて、普通に『競技が変わった分いつもと違う生徒の活躍を期待してる』って話だったしね。
そして、次の日は私は休みなのでゆっくりできる。
色々ルールが変わったスピードシューティングが初日なので、ソロ・ペア戦の雰囲気を掴むためにも観てみる。
今回一高からは躁弾射撃部から選手が出ているのだけど、三高の方が選手層が厚い。
特に去年も雫と準決勝を争った十七夜がヤバく、ほぼほぼ相手に何もさせないまま個人での優勝をもぎ取っていた。
「うーわ、すごいわね…」
「これは仕方ありませんね」
うん……ウチの生徒もがんばったけど、流石に相手が悪かったね。
『数学的連鎖』を元々使っていた十七夜にとって、弾体を誘導するのは得意中の得意分野。
その上クレーへの妨害に回数制限がついたから、不確定要素が少なくなって去年より予測の精度が上がってる。
「前から思ってたけど、今年のルールは三高に有利すぎない?」
「エリカ、声が大きいわよ…」
「一高一強が続くのも良くない、ということでしょうね」
まあ実戦的なプレーが見たいって思惑でルールが作られてるからね。三高有利なのは仕方ない。
だけどそれは大人側の都合で、学生には関係ない。
というわけで私にめちゃくちゃ期待がかけられることになった二日目。
出場種目はクラウドボール・ソロ。
私は大人しめの(スカート丈の長い)ウェアを着て、コートの中央に立つ。
試合開始までの合図を聞きながら目を瞑り、出てくるボールの動きだけに集中する。
時間加速は使ってないけど、精神的には時間が引き延ばされてるみたいな感じだ。
一応持っているラケットは身体の前に構えたまま、すべてのボールを魔法のみで返していく。
今回のルール変更によって、同一のボールが地面に落ちるまでに作用できる魔法は一回までと制限されている。そのため魔法オンリーで打ち返す場合は、連続発動か同時照準のどちらかのスキルを求められる。
連続発動は発動速度に限界があるから、同時に多数のボールが来ると取りこぼしやすくなるし、同時照準はそこそこ難易度が高い上に、侵入角度がバラバラだと返し損ねる可能性が高くなる。
なので相手選手は、できるだけ同時にボールがネットを越えるように、そして侵入角度や速度がバラバラになる返してくる。
でも、それは私には無意味。
あとはその予測に誤差がないことを確認しながら、確実に返せるコースを取る魔法を実行するだけ。
むしろタイミングを合わせるためにボールを長くコートに留めれば、その分予測する時間が増えるので、私の処理能力を飽和させる目的としては失敗している。
もちろん、高速かつ同時に返せれば話は別だけど、それは相手もミスの可能性を増やすことになる。
結果として、失点無しで私は予選を通過した。
ただ問題は、その『高速かつ同時にボールを返す』ことのできる選手が確実に決勝に進んでくること。
その相手は……やっぱり。
観客席で、こちらをじっと観察していた。
さて、今年はどう目立とうかな?
凄まじい。
まさにその一言に尽きる。
CADの性能に制限がある以上、どれだけ本人の発動速度が早くても限界があるはず。
特に今回のルールでは魔法使用への制限が追加されたため、同時に複数のボールを返すのは去年より難しくなっている。
それに同じ戦法を使っていた七草真由美選手の研究で、魔法オンリーで返してくる相手への対策はかなり進んできている。
『打ち込まれるボールをネット上で跳ね返す』
言葉だけなら単純な戦略だけど、実行するには相当の実力が必要になる。
まず、広い視野と素早い判断力。
シールドでまとめて反射させることが禁止されている以上、ボールを魔法で返すには一つ一つ作用対象として指定する必要がある。
各ボールの位置と速度を把握して、同時照準できるかどうか、反射後はきちんと相手コートへ戻るか。
これらを一瞬で判断して魔法を正確に、連続して複数回行使し続ける必要がある。
次に純粋な魔法力。
動かないため体力消費は少ない代わりに、魔法力の消耗は相当大きくなる。
一回一回の魔法での消耗が少なくても、ボールを相手側に閉じ込める以上、ボールが跳ね回れる空間が半分になるので、普段の試合以上にボールがネットを越えてくる。
それを全て返すのなら、トーナメント全体での魔法行使の回数は数百、下手すると千以上になる。
1日でそれだけの魔法を使うというのは、小手先の技術では補えない根本的な魔法力がどうやっても必要。
これらの課題によって、ネット上で全てのボールを返すのは一時的な戦術としては有効でも、戦略としてずっとやり続けるのは負担が高すぎるというのが一般的な考えになっている。
だからこそ七草選手は注目の的になっていたわけで、それを再び再現しているのだから観客・選手含めて盛り上がっているのも無理はない。
……それでも、それだけでは私には勝てない。
私、一色の魔法を使えば、その鉄壁のディフェンスを突破できることは彼女もわかっているはず。
だから絶対に、私用の対策を用意してあるはず。
それがなんなのか……実際に確かめるのが楽しみだ。
真昼さん、お祈りスタイルで相手の心を折る。
動き回る体力はまだないからね、仕方ないね。
一方の一色は闘志満点! という感じです。
クッソ長らくお待たせしました。
12月に入ったところで風邪をひいて、そこから後鼻漏になってしまいずっと咳が止まらず…
夜も度々起きるので寝不足が続き全然執筆のやる気が出ませんでした。
今も全快はしてないのですが、ようやく薬が効き始めてマシになってきたので、またぼちぼち更新していきたいと思います。
しばらくはリハビリがてら拙い文章になるかと思いますが、生暖かい目で見守ってもらえると幸いです。
1/30追記
活動報告も更新しました!
いつも使ってるAI画像生成アプリがアップデートしたので、色々試したまとめになってます。
お試しなので、本編では確実に出ないサメパーカー真昼さんをモデルにしてます。
大体こんな感じ
【挿絵表示】