四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎ 作:例示
今回はスポーツ記事風にしてみました。
(たくさん出てくるので視点を変えるのがめんどいともいう)
本戦が一段落したところで、新人戦が始まる。
今回の新人戦は掛け持ち不可のため、有力選手の活躍だけでなくその競技に特化した選手が多数出場し、例年とは違った熱気に包まれていた。
各校どの選手も素晴らしいが、特に見どころを見せてくれた選手たちを紹介しよう。
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・桜井水波選手
所属高校:第一高校一年
出場競技:クラウドボールソロ
戦績:優勝
見どころ:魔法力と技術双方が高レベル。安定した強さ
少し前まで、クラウドボールにおける対物シールドでの返球は文字通り鉄壁の戦術であった。
しかし、CAD性能の向上により長時間シールドを貼り続ける難易度が低下すると『あまりにも簡単に相手を完封できてしまい、競技性を損なう』という理由で、巨大な一枚シールドによる戦術は規制されることとなった。
そして、クラウドボールにおいて重視される能力が大規模魔法の長時間維持から小規模魔法の連続発動へと変わった結果、昨年の本戦優勝者である七草真由美選手のような戦い方が純魔法戦術の極地とされるようになったのである。
さて、なぜ一世を風靡したシールド戦術は廃れてしまったのだろうか?
最大の理由は、シールドそのものの発動難易度にあるだろう。
そもそも対物シールドの優位性は、一度発動すれば魔法力の続く限りボールを返し続けられる点にあった。
クラウドボールは後半になるほど球が増えるため、選手には高度な空間把握能力と判断力が要求される。一方で球は基本的に一方向からしか来ないため、シールド戦術を採ることで選手は高度な判断力を魔法力で代替することができた。
ただしシールドは一度の発動に必要な処理能力が大きいというデメリットがある。最も単純な対物シールドでもベクトル反転と対象物の指定、展開空間の照準と仮想構造物の展開が必要であり、演算規模に長けていないと発動が間に合わないのである。
そのため、ルール変更により『照準位置を変えずに済む』というメリットが消えてしまい、純魔法戦術としてシールド術式はベクトル反転術式に取って代わられたのである。
その上で桜井選手の戦術は基本に忠実ながら驚くべきものであった。
平面シールドを的確に進行方向に展開することで、確実に相手のボールを返球する。
言葉にすればそれだけであるが、それを試合中ずっと行うことは言葉以上に難しい。
先程も述べた通り、シールド術式を連続発動するのは他の術式より消耗が激しいため、単なる魔法力の多寡だけではなく天性の才能が必要になる。
さらに桜井選手は、シールド角度に差をつけることで返球のばらつきを発生させ、相手を追い込むテクニックも見せた。
無論ベクトル操作でも同じことはできるが、シールドは目に見える分角度の変化を実感しながら使うことができ、特に瞬時の判断が求められるクラウドボールでは明確なメリットとなる。
準決勝、決勝の相手はシールドの消耗の激しさを突くため激しい攻撃を繰り返したが、桜井選手は全くバテることなくそれを凌ぎ切った。
生来の魔法力に胡座をかかず、強みを伸ばすべく練習を積んできたであろうその姿に、私は賞賛を贈りたい。
・九島光宣選手
所属高校:第二高校一年
出場競技:アイスピラーズブレイクソロ
戦績:優勝
見どころ:麗しい見た目と力強い戦法のギャップ
歴史的に見て、アイスピラーズブレイクは男女で注目ポイントが最も変わる九校戦の競技の一つだろう。
これは女子の衣装が大きな原因であることは言わずもがなだが、男子の競技内容が荒々しいことも見逃せない点である。
去年の本戦で十文字選手が見せた『ファランクス』による鉄壁の防御、新人戦での一条選手の『爆裂』など、殺傷性ランク制限の無い魔法のぶつかり合いもまた、この競技の見どころである。
そんな中で、九島家の看板を背負ってきたこの選手は出場前から注目を集めていたといえよう。
十師族に名を連ねる九島家の末子であることによる『名』もそうだが、その秀麗な『顔』も近年稀に見るものであった。
昨年度の優勝者である一条選手も実績と容姿を兼ね備えており話題になったが、勇ましいながらも甘いマスクを持っていた一条選手に対し、九島選手は優しく爽やかな文化系のイケメンであり、どちらも甲乙付け難いものがある。
……話を競技に戻そう。
そんな九島選手であったが、試合で使用したのは基本中の基本魔法であった。
加重系『破城槌』、振動系『無炎加熱』、発散系『融解』、収束系『密度低下』
どれも各系統の基本的な魔法で、この競技では王道の魔法である。
一般的にはこれらの魔法を切り替えて使用し、相手の防御を揺さぶりながら攻撃を通していくことになる。
九島選手の戦法もこれと同じではあったのだが、違っていたのは術式の強度と切り替え方である。
十師族由来の干渉力の強さもさることながら、ほぼ同一のタイミングで別々の氷柱に別系統の魔法を作用させていたのである。
そして、魔法の持続時間が終わるとすぐに次の系統の魔法を発動していた。
これは非常に高いスキルが要求される戦法であり、やられた場合の対処がほぼ不可能になる。
そもそも、なぜ魔法の系統を切り替えて攻撃するのかといえば、それは防御側が使用する『情報強化』の性質のためである。
『情報強化』は対象物のエイドスの一部を魔法式として上書きすることで、その情報に対する改変への抵抗性を持たせる防御術式である。
対象空間全てに抵抗力を追加する『領域干渉』と異なり、効果範囲を限定できるため少ない魔法力で十分な効果を得ることができる。
それは逆に、指定外の改変に対しては抵抗力が低いことを意味しているため、情報強化に対しては異なる情報改変を試みる=複数系統の魔法攻撃を行うのが定石となっている(ここでは触れないが、『領域干渉』に対しては領域外からの物理攻撃が対策として有名である)。
しかし、それは攻撃側にも同じことが言える。
効果範囲を限定することで防御力を上げることができるのと同様に、攻撃側も改変範囲を限定することで攻撃力を集中させることができる。
特に防御にも魔法力を使わねばならないアイスピラーズブレイクでは、エリア全体に同一の魔法攻撃を行い、すぐに別系統の魔法に切り替えるのが定石である。
ところが九島選手はそれをほぼ同じタイミングで行い、しかもそれぞれに防御を抜くのに十分な干渉力を付与していた。
これは基本的な実力が相手と隔絶していることを示しており、それに負けない技量も持ち合わせていることを同時に証明している。
やはり十師族に名を連ねる一族はレベルが違う。
そう印象付けた力強い勝利であった。
・イリス・フローラ選手
所属高校:第三高校一年
出場競技:アイスピラーズブレイクソロ
戦績:優勝
見どころ:荒々しく舞う風の妖精
第三高校から現れたダークホース、それがフローラ選手である。
今年の三高首席合格者でありながら、特に『数字付き』とは関係ない異例の出自。
当編集部が調べたところ、現在一条家の管理する寮から登下校しているのを確認している。
これについて一条家に書面で取材を行ったところ、魔法力の高さから暴走時の安全性を考慮し、十師族の責務として住居の提供を行っているとの回答があった(なお、将輝氏の許嫁ではないか? との質問に対し、簡潔にして明確な否定の回答があったことを念の為記しておく)
結局のところ出自についてはわからなかったが、一条家が目をかける程の逸材であることは確かである。
そして、その実力は試合ですぐに示された。
開始と同時に自陣への領域干渉を展開し、防御を行う。
言葉にすればそれだけだが、領域干渉の強度が段違いであった。
明らかに防御には過剰な魔法行使であったが、それは次の攻撃のための布石に過ぎなかった。
フローラ選手は安全地帯となった自陣で圧縮空気を作り出し、それを連射することで敵陣の氷柱を削り倒す戦術を取ったのである。
一見確実に魔法を発動し、相手にダメージを与えられる戦術に見えるが、これには致命的な欠点がある。
というのも、フローラ選手は自陣全体を守る必要があるのに対し、相手選手は空気弾が前方からしか来ないため防御範囲を限定できるのである。
よって、この戦法で勝つには広範囲の防御と集中突破型の攻撃を両立する必要があるのだが……フローラ選手は、多彩な力押しでこれを成し遂げた。
まず、単純に圧縮空気弾の威力が高い。
領域干渉のエリアが広いことを逆手に取り、空気の圧縮工程を自陣後方で行い、連続して高圧縮率の空気弾を放っていた。
形状も鎌鼬状や紡錘形、砲弾型など削る・抉る・倒すそれぞれに特化して打ち出しており、単なる魔法力のごり押しではなかった。
次に、空気弾から派生する魔法が多い。
フローラ選手は着弾点を発動座標にした条件発動型の魔法を複数待機させていた。これにより単純な圧力発生や加熱から発散系魔法による強制気化、吸収系魔法による水素ガス発生まで、多種多様な攻撃パターンで終始相手の対応力を上回った。
最後に、魔法力とそれを支える精神力が強い。
魔法はイメージが大事になるため、最後は精神力がモノを言う。
その点で言うと、フローラ選手は実力相応に、いやそれ以上に自身の力に対する自信に満ちていた。
たとえ多少相手が強かったとしても、絶対に自分は勝てるという信念。
それが彼女の魔法力を十分に引き出す原動力になったのは明らかである。
しかも、まだ一年生であることも改めて注記しておきたい。
今後の活躍にも期待が高まるフローラ選手。
その容姿含めて見守っていきたいと個人的な思いを綴り、評論を締めたいと思う。
おかしい……まとめれば短く済むはずだったのに……結局いつもと同じぐらい文字数が…
しかもモノリス組とミラージ組は入らなかったので別になります…
黒羽の双子と真昼関係者(おしかけ弟子とガーディアン)の戦いですね()
あ、それからアイスピラーズブレイクに出たのでちゃんと風の妖精やってるフローラさんも載せておきます。
【挿絵表示】
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服はいつも可愛がって()くれてる服飾部の先輩が作って着させました。
本人は勝負に関係ないので服装は別にどうでもいいし、自分の味方(手下)が喜ぶことをするのは上に立つものに相応しい振る舞い! と勝手に考えてるので普通に着ました。
黙ってれば本当に美少女だなコイツ…
映画観ました。よかった(小並感
感想全部言ってるともう一話書けちゃうので箇条書きにすると
・もうただのマスコットなポンコツリーナ(かわいい
・闇深雪の演出やべぇ(早見沙織さんスゲェ
・灰汁抜きされた夕歌さん(めっちゃ良い人になってる⁉︎
・クソカッコよくなった勝成さん(戦闘描写追加で強キャラ感マシマシ
・クソ可愛くなった琴鳴さん(クール系かと思ってたらキュート系
・追憶編以来の長出演の深夜様
・全体通して半分くらい主役の真夜様
・最後に全体の半分くらいの狂気とエロさを持っていった真夜様
・絶対これに合わせただろと言いたくなる真夜様のキャスティング(斎藤千和さんしゅごい…
etc…
最初の四葉家アンタッチャブル編も掴みとしてすごい良かったし、小説とは違った良さがあってよかった…
そしてなにより!
この小説で最初に書いた『分解より早く魔法発動する』が公式の分解対策と明確に分かってよかった!