四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎ 作:例示
まずは迷惑掛けた所へのアイサツ回りからです!
「色々とご迷惑をおかけしてすみません…」
「いや。頭を下げられるほどではない。若い魔法師が多少ヤンチャするのはよくあることだ」
九校戦終了後。とりあえず話をややこしくしたフローラは再教育諸々のために東京に連行することに。
その説明とお詫びということで一条家にお邪魔して、剛毅さんとお話中。
フローラ入学からここまでの4ヶ月で、両手では数え切れないぐらいトラブルを起こしているはずなのに笑って許してくれる剛毅さんは器の広い大人だ。
その証拠に隣の将輝はなんとも微妙な顔をしている。
まあ九校戦会場から帰って早々、フローラvs一色の決闘(模擬戦)してたからね…
私が魔法力の件についてはちゃんと説明したから、その点は納得してくれたんだけど、それはそれとしてフローラが挑発したのは変わらないので(あと本人がヤル気なので)そのまま戦ったらしい。
ちなみに結果はフローラが普通に負け。
全周防御で魔法連打したのはよかったけど、高速移動で普通に避けられて連続で全方位攻撃され続けた結果、所々防御が間に合わなくなった所で判定負けだったそう。
いくらフローラの魔法力が高くても、魔法力を一点に集中できる一色の方が優位だしね。
決闘後は「やっぱり強いですわ! また鍛えて挑戦しますわ‼︎」とめちゃくちゃさっぱりとした武闘系なところを見せたためか、なんだかんだで一色の印象は良い方向に持って行けたらしい。
まあうん……最終目標が私を超えることだから、それ以外についてはあんまり執着しないのが良くも悪くもフローラだね…
「それから、今後少しこちらの方面でも仕事をするかもしれません」
「…というと?」
「去年仕留めた周公瑾ですが、彼が把握していた組織の調査が概ね完了しました。大陸からの亡命ルートは大体が九州や中国地方ですが、その分警戒も厳しい。新ソ連系ブローカーの場合はウラジオストク経由で北陸から中部地方への上陸も考えられます。というか、過去履歴を確認したところ少数ですがそのルートでの亡命が確認されました」
「では、そのルートを封鎖すると?」
「いえ、日本海沿岸は広大すぎます。大型船が停泊可能な港湾であればある程度絞れますが、魔法師の亡命であれば事実上場所の制限はありません。喫水の浅い小型船である程度岸に近づいて、あとは魔法で飛び上がればいいわけですから」
「……確かにウチや第一研関係の手を集めても海岸線全部は見切れん。かといって放置はできないだろう」
「そこでご相談なのですが…」
上手いこと話を持っていけたのでこちらの考えを話すと、めっちゃ渋い顔になる剛毅さん。
将輝も同じような顔してるし、見た目は違うけど中身……というか気質はとことん似てる親子だね。
「考えは理解した。しかし上手くいくものなのか? 下手をすれば敵に塩を送ることになるぞ」
「諜報を担う四葉家としては、最も恐れる事態は『敵の手が分からないうちに実行に移される』ことです。逆に手の内が少しでもわかっていれば、それがどんな大規模なものでも恐れることはないと思っています」
「これがその手段だと?」
「はい。悪事をゼロにすることはできません。しかしそれによる被害を最小にすることはできるはずです。私はこれを上手く使うことで更に情報網を強化できると信じています」
「……四葉殿の了解も得ているとのことだし、後に師族会議で提議するということであれば一条家としては現時点でどうこう言う気はない。そのような考えがあるということは承知した」
「今はそれで十分です。この後九島家にも伺って同じ話をする予定ですが、会議前に直接説明をしておきたかったので」
「そうか、九島家にもか…」
ふむ、と私の言葉で考え込んでいるうちに、かなり氷も溶けてしまった麦茶をいただく。
この提案はかなりの反発が予想されるので、根回し必須なんだよね。
だから関係のあるところにはこうして出向いているわけで。
あとは真夜様と深夜様の意向で交渉経験を積んでおけ、というのもあるよ!
「四葉さんは…」
「はい」
「この後の予定はどうなっているだろうか」
「すぐに奈良へ向かうわけではありませんから、一度東京に戻る予定ですが」
「特に大事があるわけではないのだな?」
「はい」
「ならば少しウチに泊まってから奈良へ行けばいい。フローラさんが帰るのなら部屋もある。差し支えなければそちらを使えばいい。身体を休めるついでに金沢を観光してはどうか? こちらは将輝を案内につける。護衛代わりにはなるだろう」
「親父⁉︎」
まったく相談していなかったのだろうその提案に、将輝が驚きの声を上げていたが「しょうがない奴だな…」ぐらいの視線だけでそちらの対応を済ませ、変わらずにこちらの反応を伺う剛毅さん。
こちらとしては日常の仕事が溜まるぐらいで大したことはないし、金沢はけっこう見て楽しい所があるから提案自体は嬉しいんだけど…
絶対交際関係なんだよね…
これは剛毅さんではなく、私たちの方が悪い。
いくら距離があってお互い忙しいからといって、去年の交際提案から二人で出かけたことがないのはさすがにダメだ。
形だけでも取り繕うぐらいはしろと、文句の一つも言いたくなるだろう。
「わかりました。では将輝さん。案内をお願いしますね」
「えっ⁉︎ は、はぁ……わかりました…」
こら、若干面倒そうにしない!
男を取っ替え引っ替えしてデートしまくる回ともいう(偏見)
剛毅さんがめちゃくちゃ言ってるように見えますが、一応ちゃんと家の方針でやれって言ったのを放置してるのは明らかに将輝の落ち度。
たぶんみんなの内心はこんな感じ。
剛毅「お前らいい加減交際始めろ。言って終わりじゃないんだぞヘタレ息子め!」
将輝「交際しろとは言われたけど、深雪の方が気になるしこんな半端な気持ちで付き合うのは失礼では…」
真昼「交際したいと言われたけど、どう見ても深雪の方が気になってるしこっちから積極的に誘う理由もないし放っとこ」
真夜「あらあら。絶対一条家に嫁ぐことなんてないからどうでもいいけど、面白そうだから放置しておこうかしら」
深夜「あらあら。どうせ真夜は許さないだろうから茶番だけど、この娘がどうするかは面白いから見てようかしら」
一条家側しか真剣なヤツがいねぇ‼︎
投稿遅くなり本当に申し訳ない()
風邪を引いて1週間ほど寝込んでおり、その後もかなり不調が長引いていました…
ガチで寝込むと体重落ちるんですね……1週間で2kgぐらい減りました…
なんとか体調も良くなったので、ぼちぼち話を進めたいと思います!
(というかそろそろ周回遅れでリアル季節に追いつかれる…)