四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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光宣くんのターンです!


それは女神というには貧弱で強大すぎた

金沢観光(デート)を終えた後、私は奈良の九島家へ向かっていた。

話は通してあったので駅に着くと早々にお出迎えが。

 

「真昼さん! また会えて嬉しいです」

「元気そうで良かったわ。荷物は大丈夫?」

「お二人も元気で何よりです。菜摘ちゃんが荷物は運びますので」

「お任せください!」

 

むふー、と二人の前でドヤ顔で荷物を手に持つ菜摘ちゃん。

まあ着替えとかの大きな荷物は別で送ってあるから、持っているのは持ち運び用のカバンなんだけどね。

しかし…相変わらず光宣はキラキラ笑顔が眩しいね!

他の駅利用者が視線を奪われて集団転倒事故を起こしてるよ。

ここまでだともう何らかの法律に引っ掛かるのでは?

 

「この後はお祖父様と会談だっけ?」

「はい。今秋の師族会議のための根回しがメインです」

「やっぱり真昼ちゃんの正式な次期当主の承認かしら? 臨時師族会議では養子としての紹介だったものね」

「それを含めて色々あるので…」

 

響子さんがガンガン話しかけてくるけど、こちらもあんまり勘ぐられるようなことは言えない。

たぶん今日ここにいるのも、軍の方から探りを入れるためもあるだろうしね。

 

「今日は泊まりの予定よね? 時間があれば近くを見て歩いたらどう? 前に来たときは光宣くんのCAD作成が中心だったでしょう?」

「そう言えば光宣くんの体調は大丈夫ですか? メールでは聞いていましたが…」

「はい! 以前のような体調不良は無くなったので、今は少しずつ身体を鍛えるために、まずは毎朝のジョギングから始めています」

 

すごいな光宣くん。

私はまだ日常的に走り回るのは無理かな。

いや、体力的にはたぶん大丈夫なんだけど、時間も無いし筋肉痛になりそうで…

と、そんなことを話しているうちに九島邸に到着した。

 

「ようこそ。先日以来になるな」

「九校戦を数に入れられても困りますが、その節はお世話になりました」

「はっはっは。なに、こちらも良いものを見せてもらったよ」

 

相変わらずな老師に挨拶して、早速目的の秘密会談へ。

こちらでも一条家で話した内容を説明するけど、もう少し深くまで話をする。

機密保持と天秤にかける必要はあるけど、一条家より老師の支持の方が欲しいからね。

 

「……なるほど、理解はした。しかし、壮大な計画だ」

「ですが既に切り札はこちらで握っています。あとはどれだけ逃さずに繋ぎ止められるか。その部分をこの後、こちらで行うつもりです」

「君がかね? 学校はどうする」

「幸い今年の論文コンペは京都です。口実はなんとでもなります」

「十師族としては満点の回答だが、学生としては零点だな。体制を作った私がどうこう言う筋合いはないが、できるならそういうことは大人に任せなさい」

 

すごいまともなこと言われた!

でも残念ながら代わりがいないんだ……人手不足の四葉家の中でもより人手が足りてないのがウチの研究所だから…

まあでも、細々した交渉とか実力行使とかは任せられる……かなぁ?

 

「話はここまでかね?」

「はい。お時間をいただきありがとうございました」

「では光宣と出かけるといい。待ちきれないでいるだろうからな」

 

くっくっく、と笑う老師。

すごいプッシュされてるのはわかるんだけど、私としては光宣と水波ちゃんのカップルを推してるのでごめんね…!

あと政治的にも難しいし。

光宣が四葉家に来たらいよいよ四葉家の戦力が大きくなりすぎるし、私が出て行くのは戦力とか研究所とかの観点で無理。

……改めて考えると私の結婚ってハードル高すぎる…

どう転んでも反対意見が出るってすごいね!

 

「お待たせしました……なにをしてるんですか?」

「ま、真昼さん…!」

「真昼さま。少しお手入れについて教えていまして…」

 

そうしれっとしている菜摘ちゃんの手には化粧品の数々。

基礎化粧水や乳液まではいいにしても、そのファンデーションやペンは何?

響子さんも笑ってないで助けてあげて?

 

「僕、化粧がこんなにも過酷なものとは知りませんでした……真昼さんや響子姉さんはすごいですね…」

「勘違いしているところ申し訳ないのですが、それは菜摘ちゃんが暴走しただけです。大きなパーティでもないかぎりそこまで大袈裟にはしません」

「ふふふ、でも光宣くんの可愛いところを見れたからよかったわ」

「……できればかっこいいところを見てほしいのですが」

 

ちょっと照れ顔でそういうの呟くとか、やはり光宣くんは天然ジゴロなのでは?

響子さんや私はいいけど、菜摘ちゃんがまた暴走モードに入っちゃうよ?

 

「菜摘ちゃん、このあと出かけるから私の準備をしてもらっていいかしら。服はもう着いているわよね?」

「…! はい! とってもがんばります!」

「うん。いつも通りお願いね?」

「もちろんです! いつも通り! 全力で‼︎」

 

うーん暴走を抑えるつもりだったのに、結局私だけ被害受けてない?

まだちょっと…ちょっと? 様子のおかしい元気な菜摘ちゃんにグイグイ手を引かれ、私は化粧台に引き摺り込まれながらそっとため息を吐いた。




おかしい、なぜ一話でデートまで行けないんだ…
将輝はまだ原作でデート(うまくいったとは言ってない)があったのに、光宣くんは合同デートしかないから悪いんだ…!
それに光宣くんが幸せいっぱいにデートしたら事件になるのも悪いんだ…!

というわけで次回はたぶん事件回になります(嘘
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