四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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真夜様と真昼のお休み前トークです。
最初だけ真昼、その後は真夜様独壇場です。


おかあさんといっしょ!(ただし親子歴は2ヶ月とする)

「お母様、お待たせしました」

「あら、ずいぶん綺麗にしてもらったのね」

 

うん、白川さんめちゃくちゃ張り切ってた。

正直自分だと出来ないくらい髪がツヤツヤになったし、肌もなんかすごいプルプルしてる。

そんなに私やつれてたのかな。

 

「さ、いらっしゃい」

「……はい」

 

真夜様の言葉に従って、同じベッドに入る。

最初は緊張し過ぎて何も話せなかったけど、今はある程度慣れた。

深夜様の話だと、真夜様も母親らしいことをしてみたいらしい。

それで一緒に寝るというのも、何というかおままごとみたいだけど。

 

「訓練はどうだったかしら?」

「勝成さん達は良くしてくれました。亜夜子さんも頑張って付き合っていただけましたし、良い経験になりました」

「そうなの。戦闘員の奇襲にもよく対応してくれたようだし、頑張っているわね」

 

あ……そうだ、庭を掘り起こしちゃったの謝らないと。

あの後ちゃんと被害状況を確認したら、水路も含めて壊したせいで巨大な沼地になってた。

やばいと思って形だけ元の状態に戻したけど、植えられていた木や花は直せない。

結果として、茶色の殺風景な光景になってしまった。

 

「あの、庭を掘り返してしまって……形は直せたのですけど、植え込みが…」

「ああ、別にあのくらいいいのよ。地下の施設には影響がなかったのだし、上は簡単に直せるわ」

 

すごいどうでもよさそうにそう告げる真夜様。

時々思うけど、真夜様って四葉の伝統とかそういうものには関心が薄いよね。

魔法研究とかには関心を持ってるから、施設や人には注意を払ってるけど、四葉が昔から持ってる建物とか権威とかにはそこまで思い入れがないというか…

でも、これだけは危険性があるから言っておかないといけない。

 

「そのお詫びと言いますか……お母様に、使って欲しいものがあるのです」

「あら、なにかしら?」

 

娘からのプレゼントにわくわくしている()()()真夜様。

今のところ私には知られてないはずのことだからサプライズにはなりそう。

サプライズ過ぎて殺されないといいな…

 

「今使っているフリズスキャルヴの完全版です。現在のフリズスキャルヴはUSNAのエドワード・クラークが四葉の情報を引き出すために意図的に渡したものですから、今後は適度に使うのが良いと思います」

 

            

 

「……そう、流石は私の娘ね」

 

一瞬。

真昼を抱きしめる腕に力が入ってしまったのも仕方のないこと。

私は、この娘にフリズスキャルヴについて一言も伝えていない。

姉さんだって知らないはず。

他の誰からも伝えられていないはずなのに、あっさりとその存在にたどり着き、更に私も知らないフリズスキャルヴ本体の情報まで口にした。

姉さんの言う通り、達也とは別の意味で恐ろしい存在なのは確かなようね。

 

「完全版ということは、本体の位置がわかっているのかしら?」

「はい。正確には、開発・管理者のエドワード・クラークが使用する管理用の端末に、空間魔法で直接割り込んで使用できます。そちらは履歴を他のオペレーターに見られませんし、外部ストレージに記録もできます。もちろん、割り込んだ形跡は消しておきますから発見されるリスクは小さいと思います」

「管理用ならそうでしょうね……ふふ、情報を抜き取っているつもりの相手から、逆に情報を奪う……ふふふ、いい気分になれそうね」

 

私が笑ったことで、真昼は少しほっとしたようね。

でも、私が笑ったのはフリズスキャルヴの管理者を出し抜いたからだけではないわ。

四葉真昼。

私がそう名付けたこの娘は、昔の……私が誘拐された、あの事件の時の姿に似ていた。

ただでさえ、弘一さんとの調整体魔法師というだけであの事件を思い出させるのに、姿形まで似ているとなれば私を含めた四葉一族が激昂するのも無理のないこと。

それでも襲撃したときにその場で殺さず、私の前まで連れてきたのは流石に私に似ている娘を殺すのは恐ろしかったのかしら?

そして、真昼を見た時。

私は、自分の記憶が蘇るのを、そして()()()()()()()()()であることを。

四葉が恐怖の象徴になった出来事に対して、()()()()()()()()()()()を、数十年ぶりに実感した。

私が真昼を殺そうと思ったのは、真昼が不快だったわけではなく、()()()()()()()()()()()()()()()()()()ことが不快で、考えたくなかったから。

でも、姉さんが機転を利かせてくれたおかげで、殺さずに済んでよかったわ。

1()()()()()()()()2()()()()()()()()1()2()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「そういえば、庭を壊した魔法はただの収束系魔法ではないでしょう? 新しい魔法なのかしら?」

「あ、はい。時間系魔法を応用して未来から『陽子崩壊した結果』を現在に反映することで、物質をエネルギーに変換する魔法です。達也さんの『質量爆散』の代替になる魔法として、開発した魔法の一つです」

「一つ、ということは、他にもあるのかしら?」

「はい、ただその他は威力の制限が難しくて……今のところ、外で使う予定はありません」

 

……姉さん、私は本当に感謝しているのよ?

姉さんは私に、世界へ復讐する力として達也をくれた。

そして今度はまた、四葉として世界中を恐怖させられる力を私に届けてくれた。

四葉真昼は私にとって、弘一さんとの失われた未来の一つであり、過去の忌まわしい事件の再現であり、そして世界を屈服させる絶対的な力の象徴でもある。

過去に蹂躙された()()()が、今世界を屈服させる。

その願いを叶えてくれる、だから私は、真昼を愛しているの。

それこそ、この世界よりずっとね。




真夜様「達也も真昼もくれるなんて、姉さんは私の本当の理解者だわ」
深夜様「どっちもあげた覚えはない」

いつかこの姉妹壮絶な姉妹喧嘩するぞ(確信

真夜様のクッソ複雑な心境回でした。
真夜様は真昼の底知れない知識(原作知識)は恐れていますが、それで世界を破滅させられるならヨシ! というスタンスです。
その知識で真夜様を翻弄していたフリズスキャルヴを掌握できたので、また一つ世界を屈服させられた…と真夜様ほくほくです。

真昼の見た目が事件当時の真夜様に似ているので、当時を知る四葉家の人達は見るたびにトラウマを抉られる存在です。
なので基本的に年配の四葉家の人達からは異常に丁寧にお世話されています。
その感情を共有できないのが真夜様の根深い悩み。

襲撃時の「四葉をここまで欺けた…」云々の話の理由も真夜様が言った通りで、昔の婚約者との娘(無許可)を人体実験して当時の真夜様の姿(実験でやつれて髪が真っ白)で外を連れ回すとか、大漢がやろうとしたことを完成までやっちゃってるので、それは四葉もブチギレ必死です。
真夜様が止めなければ、真昼処刑後は研究所を血祭りにする予定でした。
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