四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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お兄様いるとはいえ学校で生徒絡む事件起きすぎぃ!


カウンセラーと公安職員、どっちの仕事をちゃんとしてるの?

次の日。

朝のうちに簡潔に達也にはブランシュ壊滅の結果を送った。

エガリテはどうしようもないけど、だんだんと自然消滅するはず。

そう思っていたのがいけないのか、お昼に事件が起きた。

 

「ところで達也くん、昨日壬生を言葉責めにしたというのは本当かい?」

「誤解です」

「そうかい? 壬生が顔を真っ赤にしていたと通りかかった生徒が目撃しているのだが」

「……お兄様」

 

あ……やばい…

深雪からブリザードが漏れてる…!

慌ててCADから領域干渉を発動して、実害が出る前に抑え込むことができた。

 

「深雪さん、落ち着いてください。渡辺先輩も、せめて食後にして頂けると被害が減ります」

「…すみません、真昼さん。ありがとうございました」

「…悪かった」

 

深雪の前のちょっと凍りついた机を見て、渡辺先輩も反省してくれたみたい。

壬生先輩の話も、達也はエガリテのことはわかっているので洗脳が解けるように矛盾点を考えさせるような話をしていたみたいだ。

そして、点数稼ぎのために風紀委員が二科生を検挙しているというデマの話も出た。

 

「風紀委員の職務は、どうやら一部の生徒に誤解されているようですね」

「風紀委員の職務は名誉職で、成績には何も影響しないんだけどな」

「でも、権力をカサにきていると見られることもあるの。正確には、そう印象操作している何者かがいるんだけどね」

「それはブランシュ、ですよね? 反魔法師団体の」

 

七草先輩が濁した言葉を、はっきりと言いなおす。

私の言葉に、七草先輩も渡辺先輩も驚いてこちらを見ている。

……あーちゃんは何も分かってないポカン顔でかわいいなぁ(現実逃避

 

「どうして……いや、四葉なら調べていても不思議じゃないわね」

「はい、校内で下部組織のエガリテ構成員の生徒を確認しましたので、拠点の調査を行って昨日壊滅させました」

「え?」

「ちょっと待て、壊滅と言ったか?」

「はい、ブランシュの拠点を急襲して構成員全員を無力化しました。今は四葉で背後関係を尋問中です」

「そんな話お父様からも聞いてないけど…」

「少人数で気づかれないように動きましたから」

「……さすがは四葉、といったところか」

「四葉の私がいる学校の周りで、テロ組織が好きに動いているというのは看過できませんから」

 

いや、十師族なら誰でもそうじゃないの?

仮にも日本魔法界を支えるとか言ってるなら、それなりの働きはしないといけないと思うよ?

 

「それに、調査の中でエガリテの一部構成員への洗脳が確認されました。把握しているのは司甲と壬生紗耶香の2名ですが、他にもいる可能性があります。ブランシュはエガリテ構成員を利用し、一高へのテロ攻撃を計画していました。目的は魔法科高校からしかアクセスできない秘密情報の奪取。拠点で確保した物品の中には、グレネード弾やアンティナイトも多数確認されています」

「それは本当なの⁉︎」

「もしテロが実行されていれば、生徒の中にも被害者が出たかもしれないのか……いや、洗脳されていたとはいえ、生徒が加害者になる最悪の事態も…」

「……真昼さん」

「はい」

「詳しい話を聞きたいから、放課後に会議室に来てくれるかしら。十文字くんも呼んで相談する必要があるわ」

「了解しました」

 

うん、これでなんとかなるかな。

後はテロ無しでエガリテが自然解散してくれればヨシ!

と思っていたのだけど……

 

「四葉、まずはテロの防止について感謝する。我が校の生徒が加害者になり、犠牲が出るところだった。それを未然に防げたのは大きい」

「ありがとうございます」

「まず、ブランシュが計画していたテロ計画の詳細について情報を共有してほしい」

「こちらが調査結果になります。資料はこの場限りで処分しますので、ここで全て目を通してください」

 

放課後、会議室に行くまでに取り寄せた調査結果の紙資料を七草先輩と十文字先輩に渡す。

渡辺先輩に渡さないのは十師族の戦闘行動ということで、機密扱いになるから。

とりあえず出せる情報を共有するけど、それだけでもかなりやばい。

なにより魔法科高校生徒がテロ組織に加担していたのがやばい。

 

「これを見るとブランシュ側もかなりの戦力があったようだが、戦闘に際して民間人の犠牲はなかったか?」

「私が相手の認識外から『流星群』で狙撃したので、相手が抵抗する前に終わりました」

「でもアンティナイトがあったのでしょう?」

「はい。ですので最初にアンティナイトごと指を狙撃して反撃を封じました」

「それを相手の認識外、離れた位置から行ったのか…」

 

十文字先輩が目を瞑って唸っているけど、逆に近づく選択肢がないだろと言いたい。

だってアンティナイトと銃持ってるんだよ?

障壁魔法使えない時に撃たれたら死ぬじゃん!

 

「資料にもあるとおり、ブランシュは壊滅させましたがエガリテは無傷です。親組織が潰れたのでいずれ消えるとは思いますが、洗脳された生徒は学校側で適切な対応が必要です」

「わかっている。直ちに全校生徒への洗脳検査と、該当生徒にはカウンセリングを行おう」

「お願いします……?」

 

……なんか変だな。

四葉で鍛えられた私の感覚がわずかな違和感を拾った。

一瞬だけ、部屋の中と扉の前一帯に領域干渉を展開すると、扉がほんの少し開いているのに気づいた。

そして、その先にいる小野先生。

このドアは開く時に音が鳴るからわかるはずなのに、誰も気づかなかったのはBS魔法かな。

急いでどこから聞かれていたか『精霊の眼』で確認するけど、本当に今来たばかりみたいでブランシュ壊滅後の話しか聞いてないみたい。

ならいっそのことこちらに引き込むか。

 

「どうしたの? 真昼さん」

「…いえ、ちょうどカウンセラーの小野先生が外にいましたから、話し合いに加わっていただこうかと」

「…ふぇっ⁉︎」

「ふむ、確かに今後の対応には小野先生も関係しているな」

「もう必要ないと思いますので、資料は処分しますね」

 

2人から資料を回収し、一瞬で発火点以上に加熱して燃やしてしまう。

いつ盗まれるかわからないからね。

監視もかねて私の前の席に座ってもらった小野先生は、ちょっと居心地悪そうにしていた。

 

「小野先生、生徒が反魔法師団体に洗脳されています。洗脳されているかどうか、全校生徒に対する調査と、該当生徒のカウンセリングを実施していただきたい」

「わかったわ。私の担当でもあるしね」

 

ええ、公安の仕事でもありますよね?

というか、壬生先輩の話を聞いて知っていたんじゃないんですか?

調べてないなら本職の仕事サボってますよね?

副業のカウンセリングでも結局生徒がテロしてるんですから失敗してますよね?

……小野先生、公安もカウンセラーも向いてないんじゃ…

ちょっと心配になりながらも、他の先生への連絡もおまかせしてリリース。

後で盗み聞きしないように釘をちゃんと刺しておく必要があるかもしれないね。

そんなことを考えていると、十文字先輩が七草先輩と一緒に扉の前に立っていた。

 

「四葉、この後時間はあるか」

「何か他に問題がありましたか?」

「いや、十師族の戦闘行動は師族会議の報告事項だ。急ぎの用事がなければこの後、魔法協会関東支部に赴いて報告してほしい。俺と七草も同行する」

 

……あっ⁉︎

そういえばそうだった!

確かに原作でも十文字先輩は報告してた気がする。

え? じゃあ今後もお兄様関連で戦闘が起きたら逐一報告しなきゃいけないの⁉︎

……四葉がこっそり戦闘する理由がわかった気がするよ。

案の定めちゃくちゃ時間がかかったし、戦闘の詳細を誤魔化すのがすごい大変だった。

ヨルちゃんのことは秘密にしないといけないし、具体的な魔法の精度や限界も秘密。

会議に出ている当主達はあの手この手で聞き出そうとするし、特に七草家当主がなんか不気味で怖かった。

七草先輩がいたからまだよかったけど、1人だったらもっと疲れたかもしれない。

まあ無事にブランシュ事件が終わってよかった…

 

「真昼さん、もしよかったら夕食を私の家で食べて行かない?」

 

…⁉︎ え⁉︎ 何このイベント⁉︎

選択肢間違えたらボスラッシュとか始まっちゃうの⁉︎




真昼さん、戦闘後の方が戦闘の何倍も大変と知る。

お昼に弁当食べながらサラッとテロ組織を殲滅したことを報告するのはさすが四葉。
あーちゃんは何が何だか分からないうちに事態が終わってて宇宙猫状態です。
まあわかったらわかったで、テロ組織(笑)がテロ組織(ガチ)に滅ぼされたとかいうヤクザ抗争みたいな地獄なのでわからないほうが幸せ。

そして放課後十師族会議+渡辺先輩。
資料を見られなかった渡辺先輩ですが、後で必要なことは真由美に聞けば良い、と考えているので特に不満はありません。
一方で四葉に見つかった遥ちゃんはガクブルです。
学校から帰ったら速攻で公安に担当を変えてくれるように頼みました。
まあ原作同様却下されましたが。
原作ではお兄様の使いっ走りだった遥ちゃんは有能さを示せるのか?

十師族の面倒な規則を知る真昼さん。
原作もブランシュ壊滅は十文字家でやったことになってるので報告したはずです。
そしてここでお父様との(画面越し)初対面。
当然七草弘一も写真では知っていましたが、実際に見たのは初めてです。
実際に見てみると、真昼は昔の真夜様にそっくりでかなり動揺しています。
それを隠しつつ、もっと知ろうとして策謀を考えていたのでいつも通り不気味だったわけですね。
まずは家が近いので招いてみようと急いで真由美に連絡を入れました。
真由美も善意からそうしようと考えていたので、特に疑いなく厄ネタである主人公を誘っています。
楽しくなってきましたね(暗黒微笑
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