四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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ほのか…


知り合いが告白してるとわかって待つのは辛い。結果を知ってれば余計に

夜。

バーベキューでは私が脂身の少ない赤身肉や海鮮を食べる横で、レオが食欲を爆発させていた。

深雪は達也へのお世話欲を私で発散させることにしたのか、髪をお揃いに結ったりアクセサリーをつけ外ししてみたり、貸してもらった雫の昔の服を着させてみたりとずっと私に構っていた。

まあ仕方ないのでされるがままになっていたけど、なんかストレスの発散方法が真夜様と似てるね。

こういうのも血筋なのかな?

なお、ある程度打ち解けた護衛の二人はというと、遠夜はレオと話しながらも大量の食材を焼いては食べていて、甜奈は美月と波長が合ったようでゆっくり食べながら話していた。

そんな様子を眺めていると、いつのまにかそばにいた雫が呟いた。

 

「真昼、なんだか二人の母親みたい」

「そうですね……保護者という面では、そうかもしれません」

 

その言葉に、思わず苦笑してしまう。

どっちも私より年上なんだけどなぁ…

だけど、中身の経験でいうと私の方が上だし、深夜様もいるしね。

あとやっぱり、研究所で作られた調整体で私の部下という意識が強いのもあるかもしれない。

マシな方とはいえ、何をしでかすかわからないからね…

でも、無理矢理気味にでも連れてきてよかった。

そして、就寝前のお喋りタイム。

この後、雫が深雪の気持ちを確認して、ほのかが告白するのでなんだか妙な雰囲気になっている。

そんな空気を察してか否か、カードゲームが一段落したところで出ていった深雪と雫、そしてほのかと達也を見送った残りのメンバーは、少しの間沈黙していた。

それを破ったのは、意外にも美月だった。

 

「…あの、真昼さん」

「なんでしょうか?」

「その……変なことかもしれないんですけど、達也さんや遠夜さん達と、どこかで血縁関係があるんですか?」

 

…え?

いや、確かに美月なら見えるかもしれないけど、私けっこう気をつけて隠してたんだけど?

 

「どうしてそう思ったんですか?」

「今日、甜奈さんと遠夜さんを見て、オーラが半分くらい似ていると思ったんです。それで、達也さんや深雪さんと真昼さんのオーラも似たような感じだと気づいて…」

 

…あー、そこで気づいちゃったか…

確かに、二人の調整元の遺伝子は半分同じだしね。

でも、そこで気づいちゃうのはやっぱり美月の眼が良すぎるね…

 

「……美月さん、魔法師の血統を探るのは良くないことだと知っていますよね? ここでは良いですが、他の場所では絶対に口外しないでください」

「す、すみません…」

「そうよ美月。真昼の前で言うのも何だけど、四葉の血統を探ろうなんて怖いもの知らずにも程があるわ」

 

本当に私の前で言うことではないけど、エリカの言う通りだ。

達也だったら半分くらい消すことを考えるかもしれないぐらいの出来事だしね。

 

「その上で言っておきますが、まず私は養子ですから、仮にオーラが似ていてもその人が四葉と関係があるかは別問題です」

「あっ…」

「次に……まあ、知られても皆さんなら問題ないので言いますが、私は調整体魔法師なので、元の遺伝子がたまたま達也さん達と近い可能性はあります。遠夜達とオーラが似ているのもそれが理由だと思いますよ」

「すみませんっ‼︎ 私、そんなことを言わせるつもりは…!」

 

美月が半泣きで謝る。

…脅すのはこのぐらいにしておこうかな。

 

「誰でも秘密にしておきたいことの一つや二つあるものです。私は四葉ですから多いですが、幹比古さんやエリカだってありますよね?」

「…うん、そうだね」

「まーねー。魔法師の血統なんて探ったところでろくなもんじゃないし」

「ですから、この話はこれでおしまいです。達也さんや深雪にも聞かないでください。特に達也さんはその辺り厳しいので」

「は、はい。すみませんでした…」

 

なんとか誤魔化して、話を終わらせる。

まあでも、美月が私に話してくれてよかった。

美月って気弱なようで無意識に地雷を踏みに行くから怖いんだよね…

謎の度胸もあるし。

 

「にしても、やっぱりみんなの事情とか調べてるのね」

「ええまあ。テロなどが起きても困りますしね。去年何が起きたかとか、出生については調べていますよ」

「……本当に知ってて黙ってるのね。ありがと」

 

ぼかした言い方でもエリカには伝わったようで、少し小さな声で感謝された。

というか魔法科高校には厄ネタが多すぎるんだよ…

美月だって水晶眼はかなり知られるとまずいことだからね?

 

「…? みんなどうしたの?」

「な、なんでもないです!」

「美月を真昼が泣かせたのよ」

「エリカ、事実を誇張するのはやめましょう…」

「真昼?」

 

眉を訝しげに吊り上げた深雪が、私に視線を向ける。

この場で事情を説明するわけにもいかず、達也が帰ってくるまで無言の圧を加えられたけれどなんとか耐え切った。

……その後、達也争奪戦を繰り広げるほのかと深雪のおかげ(?)でこの件が蒸し返されることはなかった。




美月さん、悟る。
原作でも一話で見抜きそうになってましたし、真昼と他の調整体というヒントがあればわかってしまうと思います。
なお、美月が真昼に話したのは達也、深雪、真昼の中で一番優しそうだと直感していたからです。
真昼さん的にも、ここで釘を刺せて良かったとほっとしています。

次はオリジナルの基地祭編ですかね…
まあ真昼さんの研究所紹介みたいな回になると思います。
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