四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎ 作:例示
誤字が多いと思います。すみません。
選挙公報当日。
立候補は中条先輩だけだけど、他に会長が生徒会の一科生縛りを廃止する決議を取ることを宣言していた。
どちらかというとこちらの方が話題になっていて、密かに反対運動なども始まっていた。
「四葉さん。貴女もこの運動に参加してくれませんか? 実力あるものが統治するのが正しいと、貴女も思いませんか?」
そしてなぜか私にもその勧誘が来る不思議。
えっと、私なんかそういう言動したっけ…?
「なぜ私に声をかけて頂いたのでしょうか?」
「四葉さんはこの第一高校の次世代のトップにして最強の実力者。だからこそ七草会長の提案には反対でしょう? 力無き人たちが大きな顔をするのは我慢できないのでは?」
……?
いまいち論理の筋道がわからないけど、なんかすごい偏見を持たれてる気がする。
あれ…? わりと私、二科生である達也にも普通に接してたよね?
『失敗した時の責任をとってもいい人物としか見られてないのではなくて? 貴女、そんなことを言っていたでしょう?』
…あー、たしかに言ってたね。
そっか。あんまり親しくない人からだと、私は実力主義者っぽく見えるのか。
仲良いのも深雪、雫、ほのかとトップ5に入る実力者だけだしね。
「さあ、私たちと一緒に秩序を守りましょう?」
「……勘違いさせてしまったようですみません。どうやら私と貴女方では『力無き人』の認識が違うようです」
魔法力を全開近くまで解放して、精一杯の『四葉モード』で先輩に相対する。
突然解放された魔法力による想子光に、周囲の人が眼を覆う。
「私に取って『力無き人』の線引きは『一科生・二科生』ではありません。『私と同レベルか・それ以下か』です。力無き人が大きな顔をするのは許せないというのはまあ……そういう時もありますね。特に、目の前で私に対して身の程知らずが喚いている時などは」
それ以外では特に興味もありません。
そう言って視線を先輩から逸らすと、完全に呑まれていた彼女たちは無言で去っていった。
……うん、四葉ムーブのためには必要だったけどさ、これ余計に誤解が広がらない⁉︎
魔法力を通常ぐらいに抑えてみんなに一言謝ると、みんな凄い勢いで許してくれた。
雫とほのか、それから深雪は慰めに来てくれたけど。
「真昼、お手柄」
「あはは……すごい追い払い方だったね」
「でも、いいんですか? 少々過激でしたが、思想の方向性としては同じだったのでは?」
深雪の言葉に、私はちょっと疲れて剣呑な目で応える。
「ここは魔法を学ぶ学校です。それならば、素質だけでなく魔法を学ぶ意欲についても加味して上下を分けるべきだと思います。そういったことを全て無視して実力という結果のみで判断するなら、十師族とそれに値する人たち、そしてそれ以外という分け方はそれほど無理はないと思いますが」
「魔法に対する意欲ですか」
「例えば質問の数、その内容、レポートの参考文献の数など、読み取るのはそう難しくはないです。まあこの学校でできるかはわかりませんけどね」
「真昼は今の魔法評価基準に不満があるの?」
「今の基準は『現代魔法を実戦で使用する』基準としては満点だと思いますよ。それによって魔法師がランク付けされるのも戦力算出の面では理にかなっていると思います。ただそれをそのまま教育現場に持ってくるのは少し無理があると思っていますが」
成長の可能性の算出がこの基準だとできないからね。
本来なら下のランクには専用の教育を施して上のランクへ上げさせるんだけど、高校はそういうシステムになってないし。
上のランクしか良い教育を受けられないなら、むしろ勝手に伸びそうなトップ中のトップは勝手に訓練させておいて、その分素質ややる気はあってもうまくいかない人達を教導した方が良いと思う。
まあ組織の中でそれをやるのは難しいけどね。
「たぶん、他の人は真昼のことを超実力主義者だと思ってる。これからもこういう話はくると思うよ」
「それは仕方ないですね。私のスタンスは変わりません」
この『一科生・二科生差別』を『私とお前たち』の差にすり替える言い方は、一定の効果があった。
また私に対して距離が開いたこと。これはまあ仕方ない。
そして『四葉真昼は一科生・二科生という枠組みではない差別主義者であるということ』
これについては抗議したいけど、現実的には私の魔法力に匹敵するのは深雪や十師族の先輩方、ギリギリでほのかや雫達なので物的証拠を示すことができず難航している。
まあ実際一科生と二科生の差って私にとっては無いも同然だし、そこにこだわっても仕方ないよね。
私の基準は一つ。
私を殺しうる可能性があるかどうか。
その基準ならエリカは余裕で入るし、レオも状況次第では入る。
逆に一科生含めたほとんどの人はこの基準だと落ちる。
本気の深雪、不意打ちで雫、ほのかってとこかな。
まあ二人は性格的にできないと思うけど。
だから私の意見としては『一科生・二科生の分け方に興味がない』これに尽きる。
油断するとエリカみたいのに不意打ちくらうし…
「真昼さん、少し時間を頂けるだろうか?」
「服部副会長? 構いませんが…」
珍しくお昼に声をかけられたので、みんなには一言断って食堂の隅の席に着く。
私と副会長の関係は一言で言うと職場の同僚、それ以上はない。
正直事務的な話以外の記憶がない。
「真昼さんが今後部活連に移籍する意向と聞いた」
「はい。流石に来月では急ですから、二年進級時を考えています」
「それが良いと思う。部活はすでに決まっているのか?」
「いえ、文化系の魔法研究系を考えていますがまだ決めてはいません」
「そうか。なら、図書管理・研究部に入ってくれないか?」
服部先輩からの突然の提案。
私としては自由が取れれば良いが、なにか事情があるのだろうか?
「この部は廃部寸前で、元々古書の研究ついでに管理を行う部活だったのだが、勢力が大きかった頃に管理権の一部を受け取ってまだ返していないんだ。魔導書として保管されているのは電子データベースからすると一部だが、貴重なのも確かだ。四葉さんが管理してくれれば安心できる。無理にとは言わないが、希望がないならこちらに移籍してほしい」
なるほど、そう言う事情ならたしかに私みたいな実力者が必要だね。
それに過疎ってる部なら幹部になるのも簡単と。
よし、その提案乗ったよ!
「そういうことでしたら、引き受けさせていただきます」
「ああ、よろしくお願いする」
さて、これで来年度からの部活連就任が決定したね。
まあ来年は達也が入ってくるし、がんばれあーちゃん!
四葉流、無差別圧振りまき交渉です。
貴女程度で私と同じと思わないで? と突き放して敵を作ることしてますが、四葉の敵になれる奴なんてそうそういません。
今のところはまだヤバい強い四葉の怖い姫君というイメージです。
そして部活練のために部活に入る主人公。
でもこれから争奪戦が始まります…