四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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(四葉が入学すれば)当然こうなる

2024/4/7
AI生成で真昼さんの制服姿を挿絵として入れました。
AIくんには魔法科高校の制服は難しすぎたので、大体こんな感じというイメージで見てください…


【挿絵表示】



★入学式の舞台裏ってワクワクするよね。今は誰も何も話してないけど *イラストあり

「……」

「……」

 

無。

まさにその一文字に尽きる。

入試を当たり前のように首席通過した私は、リハーサルの後こうして控え室で時間を待っているのだが、誰も何も話さない。

今部屋にいるのは私含め3人。

こちらに目を向けるのも怖いというように端っこで震えている中条先輩。

青い顔で精一杯平静を装って式の進行を確認するフリをしている服部先輩。

そして用意された席で静かに電子書籍を読む私。

他の先輩方は新入生の誘導や見回りに行ってしまったせいで、気まずいとかいうレベルではない空気になっている。

この際十文字先輩で構わないから来てくれないだろうか?

私もなんとか時間をつぶしているけど、限界がある。

でも私が何かしたら、中条先輩が倒れそう。

 

「…あ! もうそろそろ時間ですね! 会長を呼んできます!」

「それなら俺が」

「いえ! 私が行きますから‼︎」

 

すたたた! とものすごい速さで部屋の外へ駆け去る中条先輩。

その姿を呆然と眺めていた服部先輩は、私に見られているのに気づくと反射的に頭を下げていた。

 

「すまない! 彼女も悪気があるわけではないんだ!」

「あ、いえ。別に気にしてませんから…」

 

つい2ヶ月前に誘拐と家族皆殺しされた私としては、中条先輩の反応は当然と言える。

むしろ怯えられるより逃げてくれた方がこちらも気を使わなくていい。

 

「……」

「……」

 

そしてまた空気が凍る。

……私、これからの学生生活で友達できるかな…

 

『仮にできたとして、スパイの標的になるけどいいの?』

 

それじゃあ深夜様はどうしてたの?

 

『最悪標的になっても問題ない人を選んで友人を作ったに決まっているでしょう? 貴女もベラベラと個人情報を話してはダメよ。相手が危険だわ』

 

…わぁ、魔法力の高い人同士で友人になるのってそういう意味もあったんだ……

でも、深雪と達也のイチャイチャは見たい…!

ほのかと雫のからみとか、エイミィやスバルとも仲良くなりたい…!

エリカや美月を始めとしたE組メンバーとも仲良くしたい…!

 

『達也と深雪の異常性を隠すためにわざわざ第一高校に入学したのだから、それ相応の振る舞いをしないとダメよ。貴女の魔法力と釣り合うのは深雪くらいでしょうから、付き合う相手としては悪くないけれどこちらが上という態度を崩してはダメ。あくまで四葉には劣るけど優秀な魔法師というイメージを深雪に付けるのよ』

 

わかってます……

入学式を台無しにしかねない『演出』をやらかそうとしてるので望み薄なのはわかってます…

でも希望は捨てたくないです…

 

「真昼さん、そろそろ出番だけど準備はいいかしら?」

「…はい、大丈夫です」

 

中条先輩に連れてこられた七草会長が、私に声をかけてくれる。

十文字先輩と並んで、怯えずに話しかけてくれる数少ない人だ。

 

「あの、挨拶の時に()()()()()()()()で演出しても構いませんか?」

「魔法ですか?」

「はい、C()A()D()()使()()()()()()()()()ですので」

「……具体的には何をするつもりでしょうか?」

「サプライズですから」

「……」

「…ちょっと光をキラキラさせるだけです」

「本当にそれだけですね?」

「はい。それだけです」

 

うん、嘘は言ってない。

()()()()()()()光がキラキラするだけ。

 

「首席ということをわかりやすく示したくて……こんな見た目ですし」

 

最後の言葉で、七草会長も少し揺らいだようだ。

あんな両親が好き勝手したせいで、私の見た目ははっきり言って弱々しい。

髪は真っ白で背も低い。

スタイルも凹凸の無い完全に子供体型だ。

中条先輩より小さくて華奢と言えばどれだけ見た目が貧相か伝わるだろうか?

正直四葉の名前があっても、準軍人みたいな体格のいい高校生相手だと侮られても仕方ないぐらい威厳がないのだ。

だからせめて魔法力でその部分を補いたい。

そんな表向きの理由が通じたのか、それ以外の魔法を使わないようにと厳しく言われたけれど魔法使用自体は許された。

 

「新入生代表、四葉真昼」

「はい」

 

皆の注目が集まる。

…うわ、生では初めて見るけど本当に深雪って美人だ。

達也の方は流石に暗くてわからないな。

 

「初めに、私の入学を受け入れて下さった第一高校の教職員の皆様。並びにこれから3年間を共にする学友の皆様に敬意を表し、この魔法を捧げます……『流星群』」

 

次の瞬間、まるでプラネタリウムのように講堂の天井に無数の光が浮かんだ。

見た目だけならとても綺麗だ。

その一つ一つが簡単に人の命を奪うものでなければ。

 

「魔法は力です。しかし使いこなせなければ意味がありません。私はまだ、この魔法を使えるだけで、使いこなせてはいない」

 

七草会長や十文字先輩が突撃してきそうだったので魔法は解除する。

……うん! みんな怯えた目でこちらを見ているね(泣

もう何を言ってもみんな怖くて覚えてなさそうなので残りの挨拶を読み上げて、最後に深雪にリスペクトをしておく、

 

「これからの学生生活、()()()()()()()()()()()魔法を使いこなせるよう精進することをここに誓い、終わりの言葉とします。四葉真昼」

 

……めっちゃ間隔空いてから凄い勢いで拍手された(泣

そんな怯えた顔で全力で拍手しなくていいから!

 




一般生徒「死ぬと思った……やっぱり四葉怖い…」
深雪「叔母様と同じ魔法を…」
達也(対応を必死で考え中)
七草会長「まさかとは思ったけど本当にするとは思わなかった」
会頭「十師族としての心得を説かなくては(決心」

誰も! 平等にという言葉に反応していないのである!
原作通りだな!(涙目
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