四葉真夜と七草弘一の子供(非公式)ってハード過ぎない⁉︎   作:例示

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発表待ちの間の話になります!


最後の発表とか正直他の発表聞いてる余裕ない

「旗見先輩、大丈夫ですから落ち着いてください」

「は、はひ…」

 

めっちゃ緊張している旗見先輩。

実際に文書読み上げるのは私なんだけど、端っことはいえ壇上に上がるのは緊張するよね。

でも私たちの発表順は最後だから正直発表できるかどうか…

 

「でもあの、やっぱりこういう服を着ると…」

 

あ、そっち?

確かに注目は集めてるけど、少ないけど審査員になるような重鎮の人の中には高級スーツとか袴、着物を着てる人もいるから良いんじゃない?

今は私と旗見先輩、遠夜で発表を見学して甜奈は見張り番。

まずは二高は『収束系魔法を使用したダークマターの測定と利用』というけっこう基礎よりの発表。

一高と東西でトップを争うだけあってなかなか高レベルな発表だ。

興味深く話を聞いているとすぐに時間が終わり、インターバルに入る。

基本的に護衛と見張りを一回ごとに交代するので、みんなで控え室に向かう。

 

「真昼さん」

「響子さん?」

 

そこで思わぬ人と遭遇した。

いや、響子さんは知っていたけど、なんで光宣まで来てるの?

旗見先輩なんてびっくりしすぎて呼吸を忘れてるよ?

 

「真昼さん! お久しぶりです」

「光宣さん、お久しぶりです。今日は発表を見に来たんですか?」

「ええ、来年二高に進学予定なので……それと、真昼さんの発表を見に来ました」

 

…え? 私?

 

「研究所の所長というだけでもすごいですが、研究内容も素晴らしいと思います! 工程の省略は今後の魔法研究においても…」

「あの、光宣さん。その話はお昼にしませんか? この後の発表も見る予定なので…」

 

発表切り替えのインターバルは十分しかない。

立ち話ならともかく、話し込むと時間が足りない。

 

「あっ……すみません…」

「真昼さんの言う通りね。でも一緒に見学するのは良いんじゃないかしら?」

「そうですね。見張りの交代があるので毎回会場を出るのは面倒だと思っていましたが、光宣さんがいてくれれば安心ですし」

「そんな……光栄です」

 

照れた様子もイケメンだな光宣! 隣で旗見先輩が倒れそうだぞ!

 

「光宣さんは面識がありませんでしたよね。こちらは旗見先輩、二年の先輩で今回発表を手伝ってもらっています」

「よ、よろしくおねがいしますっ‼︎」

 

私が紹介したことで旗見先輩が復活した。

ギリギリ噛んでないぐらいの慌てっぷりだったけど。

 

「こちらの二人は甘草甜奈と遠藤遠夜です。研究所のスタッフですが、発表のデモのために来てもらっています」

「「よろしくおねがいします」」

 

相変わらず息ぴったりな二人。実は練習してるの?

この二人は光宣を見ても動揺してない。まあ研究所の調整体は美形が多いしね。

 

「そしてこちらが九島光宣さん。九島家の末っ子です」

「みなさん初めまして、九島光宣です。真昼さんには九校戦の後から知り合って色々と手助けしていただいています。今日の発表もがんばってください!」

 

素直に微笑む光宣。

その直撃を哀れにも受けた旗見先輩は、息が止まったついでに変なところに水が入ったのか咽せていた。

……一周回って緊張が解けたりしないかな。

とりあえず紹介も終わったので会場に戻る。

すると光宣が入った瞬間に視線が集まって、何人かは階段を踏み外していた。

さっきも同じことが起きてたはずなのに、気づかなかったのが不思議だ…

 

「次は四高の発表ですか」

「魔法工学に力を入れてますから、期待が持てますね」

「光宣さんはこういう研究に興味があるんですか?」

「ええ、体質をどうにかしたくて色々調べて……特に精神干渉系は重点的に見ていましたから」

 

ああ、そういえば意外とそっちも使えるんだよね。

というか光宣は特に苦手な系統とかないし、パラサイトが憑依しなくても最強レベル。

体質が改善すれば体力作りもできるし、すでに時空魔法抜きだと私は負けてるかもしれない。

その後は午前中の発表を見届けて、お弁当を買って控え室で昼食にした。

カフェもあったんだけど、そうすると甜奈か遠夜は一人で食べることになっちゃうからね。

 

「こうして皆さんで並んでご飯を食べるというのは新鮮で……なんだか楽しいですね」

「そうですね。魔法科高校はスケジュールが詰まってますから、貴重な経験かもしれません」

 

くう! 光宣の笑顔が眩しい!

いまだにはわわなあーちゃん状態の旗見先輩は甜奈に介抱されてるから良しとして、意外と遠夜に光宣が積極的に話しかけている。

どうも研究員の仕事に興味があるみたい。遠夜の仕事が一般的かは別にしても、うちの研究所に興味を持ってくれるのはうれしい。

その他にも今回の発表テーマについても突っ込んだ話をしているし。

案外なんとかなっている空気の中食事を楽しんでいると、控え室にまたお客さんが来た。

 

「真昼さん、応援に来たわよ……あら?」

「真由美さん。お邪魔しています」

 

七草先輩と渡辺先輩にぺこりと頭を下げながら挨拶する光宣。

やっぱり七草家とは交流があるよね。

 

「どうして光宣くんが?」

「九校戦の後に光宣さんの体調の件で九島家にお邪魔しまして、今日見学に来てくれたのでせっかくですから一緒に見ているんです」

「そうなのね。今日は体調は大丈夫そう?」

「はい。真昼さんに診てもらってからは安定しているので、すこし身体を動かすこともしているんです」

「そう、よかったわね」

 

ちょうど食べ終わる頃だったのもあって、先輩達にも(甜奈が)お茶を淹れて食休みのおしゃべりに入った。

とはいっても、私と光宣は午前にお預けになった研究の話をガチでやりすぎて他の人が入ってこれなかったのだけど。

 

「魔法系統の相互互換性は、系統外魔法についても適用できるのでしょうか? 無系統や精神干渉系はそれ単独で完結していますから…」

「それについてはむしろ現在の系統分類が発展途上ではないか、というのがこの分野の研究者の見解です。現代魔法は超能力、それも観測しやすいサイキックから発展しましたから、物体の動きに関する魔法については研究が進んで細分化できています。しかし定量的な観測が難しい無系統や精神干渉系に関してはまだわかっていないことが多く、粗い分類しか出来ていません。物体の動きに関わる魔法が加速・加重・移動・振動に分類出来たように、いずれは系統外魔法も分類が進むはずです」

「なるほど……確かに幻術もどの感覚に作用するか、認識か情動かなどで分けられますからね…」

 

私たちがそんな話をしている横で、七草先輩達は遠夜と甜奈に色々と話を聞いていた。

同世代で働いてる人の話は貴重だろうしね……二人のは参考になるかわからないけど。

 

「遠夜くんは彼女とか居ないの? 結構モテそうだけど」

「いえ、研究所に住み込みですから出会いもありませんし、いませんよ」

 

…七草先輩の突っ込みトークに一喜一憂する旗見先輩かわいいなぁ…




たぶん元気なら光宣くん見に来るんじゃないかな…
気づけば原作より戦力がマシマシになっているコンペ会場。
大亜連合も四葉打倒のために戦力マシマシだろうから互角だな!()
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