ガンダムビルド艦隊これくしょんナビ少女   作:星龜

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燃える海原市④


 

海原市の沖合に出た

深海

大鳳

空母水鬼

 

 

「あの…相手はガンプラなんですよね?

ガンプラ相手に、艦載機を発進させなければならないんですか?」

と訊いてくる大鳳に

 

「ただのガンプラではない!!

艦娘を殺せる

んだぞ!!

それに、街には秋雨と梅雨葉もいる!!」

と叫ぶ深海。

 

「了解しました!!

制空権の確保とともに、秋雨達の避難誘導を行います!!」

と言う大鳳。

 

(待っていろ、秋雨、梅雨葉…

今、助けてやるぞ…ッ!!)

 

深海は、左手に持つ艦載機発射ボーガンを発射した。

発射された矢は、深海の艦載機である烈風改二に変化した。

 

大鳳も、右手に持つ艦載機発射ボーガンを発射。

発射された矢が烈風一一型に変化した。

 

 

そして、大鳳の後方にいる、深海の母・空母水鬼だが、彼女は

翔鶴改二甲の艤装を装着

している―。

 

 

数十年前…

 

まだ、人類と深海棲艦が戦っていた頃―。

 

 

とある鎮守府の提督であった深海の父・黒野 (かい)は、海岸に倒れていた女性を救助した。

 

その女性こそが空母水鬼であった。

 

その後、海と結婚し、深海、夜空、深空を産み、海の鎮守府で生活していたが、その事が海軍上層部に露呈し、海は処刑され、空母水鬼と夜空、深空は捕らえられ、軍の研究所の実験体とされてしまっていたが、のちに深海によって救出され再会を果たした。

(このエピソードは、黒瀬夜明リベイクさんの【ガンダムビルド艦隊これくしょん】に詳しく掲載されています。)

 

 

さて、深海棲艦である空母水鬼が、なぜ、艦娘の艤装を装備できるのか?

 

実のところ

その理由はまったくの不明

である。

 

そして、深海の邸宅に住む明石と夕張が

なぜ、翔鶴改二甲の艤装を所有していたのか?

その理由も不明

である。

 

とにかく、明石と夕張の調査で

空母水鬼に翔鶴改二甲の艤装の適合率が高かった

ことから

通常ならありえないであろう、艦娘の艤装を装備した深海棲艦が誕生

したのである―。

 

 

空母水鬼の弓から放たれた矢が、明灰白色の機体に黒いラインが入った、主翼と胴体両側面に日の丸ではなく桜の花のマークが描かれた零戦五二型丙に変化した。

 

烈風([深海])改二

烈風([大鳳])一一型

零戦五二([空母水鬼])型丙

の編隊が、海原市の上空に向かって飛んでいった―。

 

 

横須賀鎮守府の沖合を航行する

千歳

千代田

瑞鳳

 

 

「殺人ガンプラって…

何ですか、それ?」

と訊く瑞鳳。

 

「私達も見たわけじゃないけど…

艦娘すらも撃沈できる

ほどの力があるんだ…。」

と言う千歳。

 

「今朝、殺人ガンプラに撃沈された荒潮の葬儀をしていたの…。」

と言う千代田。

 

「そんな…

とても信じられません…!!」

と驚愕する瑞鳳。

 

「その殺人ガンプラが、今、海原市を襲っているらしい。

機種はGN-Xだから、私達の艦載機で相手できる。」

と言う千歳。

 

「わかりました!!」

と、和弓をかまえる瑞鳳。

 

「いくよ、千代田!!」

「うん、千歳お姉ちゃん!!」

 

千歳と千代田は、からくり箱のような飛行甲板から烈風一一型を発進させた。

 

瑞鳳の弓から放たれた矢は、明灰白色に塗られた零戦五二型に変化した。

 

烈風一一型と零戦五二型の編隊が、海原市に向かって飛んでいった―。

 

 

夜空が運転するアルファードに乗って海原市に向かう(カイ)達―。

 

 

ラジオのニュースによると、どうやら、海原市内はガンプラファイター達が殺人ガンプラ(GN-X)と交戦しているようだ。

 

「社長、どうする?」

と訊く千代。

 

「僕と桜と千代でアンジェラ達を捜す。

桃子、葵、トートは殺人ガンプラと交戦しつつ、市民達の避難誘導を頼む。」

と指示する(カイ)

 

「まかせるチョキ☆」

と答える桃子。

 

「僕も戦うよ。

秋雨達を助けないと。」

と言う夜空。

 

 

まもなく、夜空が運転するアルファードが海原市街地に到着する。

 

「ありがとうございます、夜空さん。

行くぞ、桜、千代。

桃子、葵、トート、夜空さん、気をつけて。」

と、(カイ)、桜、千代は走り去っていく。

 

 

「じゃ、桃子達は殺人ガンプラと戦いながら、市民の避難誘導をするチョキ☆」

と言う桃子。

 

「頼んだよ。」

と言う夜空。

 

そして、夜空は目の前に表示されているガンプラバトルのコンソールパネルを操作する。

 

「秋雨、聞こえるかい?」

と、秋雨を呼ぶ夜空。

 

《夜空さん?〉

と、秋雨からの応答が入る。

 

「秋雨達を助けに来た。

今、どこにいるんだい?」

 

《ガンプラバトルアリーナ。

アリーナにいる人達と一緒に戦っているの!!〉

 

「桃子さん達を、そこに向かわせる。

桃子さん達と一緒に、そこから脱出するんだ!!」

 

《なんとかやってみる。〉

 

「なんとかじゃダメだ!!

必ず、そこから脱出するんだ!!」

 

《わかった…!!〉

 

「秋雨達はガンプラバトルアリーナにいる。

秋雨達をここに避難させるんだ。」

と、桃子達に指示する夜空。

 

「まかせるチョキ☆」

と、桃子達はガンプラケースから自分達の愛機(ガンプラ)を出す。

 

「桃子☆

ガンダムアシュタロンレッドクラブ、出るチョキィ〜ッ☆」

 

「塚原 葵。

グフ・シーアネモネ、出ます。」

 

「トート…

ジェガン・ゴゥビィー、出ます…。」

 

「黒野 夜空!!

ガンダムフェネクスレインバレットSpec2、行くよ!!」

 

桃子、葵、トート、夜空の愛機(ガンプラ)が発進した―。

 

 

(まさか、街全体がガンプラバトルステージになるなんて…。)

 

ビルの屋上に降り立つ、夜空の愛機(ガンプラ)・ガンダムフェネクスレインバレットSpec2。

 

これまでの夜空の愛機(ガンプラ)・ガンダムレインバレットシリーズのベースキットはデュエルガンダムだったが、現在の愛機(ガンプラ)・ガンダムフェネクスレインバレットSpec2は、ベースキットにデュエルブリッツガンダムのデュエルガンダムを使用することで、機体性能を向上させている。

 

武装については、旧ガンダムフェネクスレインバレットと同じ物を使用している―。

 

 

(あれが…殺人ガンプラ…?)

 

ロックオンカーソルが、殺人ガンプラ(GN-X)を捉えた。

 

「そこっ!!」

 

フェネクスレインライフルを撃つガン([夜空])ダムフェネクスレインバレットSpec2。

 

フェネクスレインライフルから放たれたビームが殺人ガンプラ(GN-X)に命中し、爆散させた。

 

すると、2機の殺人ガンプラ(GN-X)ガン([夜空])ダムフェネクスレインバレットSpec2の方に向かってきた。

 

だが、夜空は慌てない。

 

冷静に、フェネクスレインライフルで牽制射撃をする。

 

牽制射撃を回避した殺人ガンプラ(GN-X)に向けて、再びフェネクスレインライフルを撃つガン([夜空])ダムフェネクスレインバレットSpec2。

 

回避した方向に撃たれたため、殺人ガンプラ(GN-X)は回避も防御もできずに撃墜された。

 

生き残った殺人ガンプラ(GN-X)が、GNビームサーベルで斬りかかってきたが、ガン([夜空])ダムフェネクスレインバレットSpec2は慌てることなく、背中に装備されているアームド・アーマーDEの先端に内蔵されているビーム砲で返り討ちにした―。

 

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