ガンダムビルド艦隊これくしょんナビ少女   作:星龜

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ブラッドウイングの最期③


 

襲い来るリリアのクローンの集団を迎え討つレ級と電―。

 

 

レ級も電も

強化兵士

である。

 

強化兵士とは

人類と深海棲艦との戦争が終わった2012年以降、海軍主戦派が極秘に進めていたプロジェクトで開発された一種の生体兵器

だ。

 

しかし

1人の強化兵士が反乱を起こし

たため、このプロジェクトは頓挫した…。

 

 

生体兵器だけあって、レ級と電の戦闘力は常人をはるかに上回る。

 

「いくせッ!!」

と右手に持つナイフで次々とリリアのクローンを斬殺していくレ級。

 

リリアのクローンの血の匂いを嗅いだレ級は

(何だ、コイツら…?

コイツらの血の匂い

深海棲艦の血の匂いに似ている!?

と驚愕した―。

 

 

電は、どこから出したのか

魚雷

を持って、リリアのクローンに立ち向かう―。

 

 

リリアのクローンB1がナイフを持って斬りかかってきたが、電は左にかわすと、魚雷でリリアのクローンB1を殴り飛ばした。

 

間髪入れず、リリアのクローンB2が斬りかかってきた。

 

電はリリアのクローンB2からの攻撃を魚雷で受け止めると、バックステップする。

 

それにより、リリアのクローンB2がバランスを崩した。

 

すかさず、電は魚雷でリリアのクローンB2を突き飛ばした。

 

その直後、リリアのクローンB3がナイフを投げてきたが、電は魚雷で飛んできたナイフを弾き飛ばす。

 

逆に、電はリリアのクローンB3に向けて魚雷を投げつけた。

 

電が投げた魚雷はリリアのクローンB3の顔に当たり、リリアのクローンB3の顔面を潰した。

 

続いて、リリアのクローンB4が斬りかかってきた。

 

電は、ナイフを持つリリアのクローンB4の右腕をつかむと、右膝でリリアのクローンB4の右腕を折った。

 

右腕を折られた激痛に顔を歪ませるリリアのクローンB4の側頭部に、電の回し蹴りが炸裂した―。

 

 

リリアのクローンを次々と斬殺していく桜。

 

だが…

 

ルイルイがジャンプしながら、両手に持つハンドガンを撃ってきた。

 

「きゃあっ!!」

と、火花を散らして吹き飛ぶ桜。

 

鎧を着ていたおかげで助かったが、命中箇所の衝撃が伝わったため、命中箇所に激痛がはしる。

 

そんな桜に向けてハンドガンを連射するルイルイ。

 

だが、態勢を立て直した桜は、ルイルイからの攻撃を回避しつつ、距離を詰めていく。

 

「はぁっ!!」

と、刀を振り上げる桜。

 

しかし、ルイルイは後方宙返りで桜の斬撃をかわす。

 

ルイルイはオットセイの海娘で、太陽サーカス団のメンバーだったため、非常に身軽だ。

 

桜から斬撃をかわしながら、右手に持つハンドガンを撃つ。

 

「くっ!?」

 

鎧で、どうにか銃弾を弾いているものの、着弾時の衝撃による激痛に顔を歪める桜。

 

桜に追い打ちをかけようとするルイルイに、千代が放った水弾が飛ぶ。

 

「桜、大丈夫か!?」

と、桜にかけよる(カイ)と千代。

 

「いけ、リリア!!」

と、リリアのクローン軍団に指示を出すルイルイ。

 

「そんな…!?

何人いるのよ!?」

と、襲い来るリリアのクローンを見て叫ぶ千代。

 

「くそっ!!

ロメのヤツが次々とリリアのクローンを出してくるんだ…!!」

と、ダガーナイフでリリアのクローンを斬り殺す(カイ)

 

(カイ)の言う通り、ロメが次々とリリアのクローンを出してくるため、倒してもキリがない…。

 

ナイフを振りかざし、(カイ)に襲いかか…

 

ろうとしたリリアのクローンの額にナイフが刺さった!!

 

えっ?

と驚いた(カイ)は、ナイフが飛んできた方を向いた。

 

そこには、深海がいた。

 

「深さん…?」

 

「あいつらか…。

お前が言っていたブラックなんとかとかいう連中は…。」

(カイ)の隣に来る深海。

 

「はい…。」

と答える(カイ)

 

「あとは俺にまかせろ…。」

と、前に出る深海。

 

「えっ?

深さん…?」

と、呆然とする(カイ)の隣にレ級が来て

「安心しろ。

ヤツが来たからには、アイツら、あの世行き確定だ☆」

と言った。

 

「あなたは?」

と訊く(カイ)

 

「オレはレ級。

深海棲艦だ。」

と答えるレ級。

 

(深海棲艦?

どう見ても人間…

いや…

海娘に近い感じ

がする…。)

と思う(カイ)

 

「それにしても…

深さんが何故…?」

と言う(カイ)

 

「アイツの本当の名前は黒野 深海(みかい)

ヤヴぇヤツ

さ☆」

と言うレ級。

 

「ヤバいって…?」

と訊く(カイ)

 

「まぁ、見てろって…☆」

と言うレ級―。

 

 

「何者だ!?」

と訊くルイルイに

 

死んでいくお前らに名乗る名は無いッ!!

と深海が叫ぶや

右目の瞳が血のような真っ赤に変色し、額の右側から青白い炎を纏った黒い角がはえた―!!

 

 

あ…あれは…!?

と、異形の姿に変化した深海を見て驚く(カイ)

 

「あれが深海の本当の姿さ。」

と言うレ級。

 

「そんな…?

深さんは人間じゃ…?」

と訊く(カイ)

 

「深海は

人間と深海棲艦とのハーフ

だが…

どっちかってぇと、深海棲艦の血の方が強いけどな。」

と言うレ級。

 

「とにかく、深さんを助けよう…!!」

と言う(カイ)

 

「その必要は無ぇよ。

深海があの姿になっちまったら…

アイツら

もう助からねぇ

よ…。」

と言うレ級―。

 

 

ふざけるな!!

と、ハンドガンを撃つルイルイ。

 

深海はルイルイからの攻撃をかわすと、落ちていたリリアのクローンのナイフを拾い、ルイルイに向かって投げつけた。

 

えっ!?

と、深海が投げたナイフはルイルイの額に刺さった。

 

死亡するルイルイ…。

 

 

ルイルイを倒した深海は、アンジェラとロメの方に向かって歩く。

 

「貴様ら…

生きて未来に帰れると思うな…ッ!!」

と、怒りを顕にする深海。

 

「ルイルイを倒したしたことは褒めてやる。

だが…

まぐれが、そう何度も続くと思うな!!」

と、杖から光弾を放つアンジェラ。

 

「まぐれではない…ッ!!」

と、アンジェラの攻撃をかわした深海は、一気にアンジェラとの距離を詰め、背後に回り込む。

 

なっ!?

 

背後に殺気を感じるアンジェラ。

 

「その程度の実力(ちから)で、俺に勝てると思ったのか…?」

 

アンジェラの喉元には、ナイフの刃が…

 

俺の家族に手を出したことを、あの世で後悔しろ…ッ!!

と、深海はナイフでアンジェラの喉をかき斬った―!!

 

「が・・・!?」

 

喉から真っ赤な血を噴き散らして死亡するアンジェラ…。

 

 

ル…ルイルイ…

アンジェラーッ!!

と、ルイルイとアンジェラの死を見て、泣き叫ぶロメ。

 

生き残っていたリリアのクローンも、(カイ)達によって、全員倒された。

 

「あっ…!!」

と、ロメは手に持つ布袋の中を見て驚く。

 

「どうした、ロメ!?」

と訊くリリアに

 

「種がなくなった…!!」

と言うロメ。

 

どうやら、『リリアの種』を使い切ってしまったようだ。

 

これで、残るはロメとリリアの2人だけ…。

 

「ロメ!!

リリア!!

降参しろ!!」

と、ロメとリリアに降伏を促す(カイ)

 

「黙っていろ、(カイ)!!

コイツらを生かしていく理由は無い!!」

と言い放つ深海。

 

「深さん!?」

と驚く(カイ)

 

「コイツらは、俺の家族に手を出した!!

俺は俺の家族に手を出す者は、何者だろうと許さんッ!!」

と叫ぶ深海。

 

そこに、雄叫びをあげながら、右手にナイフを持つリリアが深海に向かっていく…

 

…が…

 

リリアの斬撃をかわした深海は、すれ違いざまにナイフでリリアの左脇腹を斬った。

 

がはッ!?

と、口から血を吐いて死亡するリリア…。

 

残るはロメのみ…。

 

 

残ったロメに向かって走る深海に向かって

「深さん、ダメだ!!」

と叫ぶ(カイ)

 

だが、(カイ)の声は深海には届かない…。

 

 

逃げるロメを追う深海。

 

しかし、怒れる深海から逃げられるはずもなく…

 

ぎゃあああああっ!!!

 

深海に追いつかれたロメは、背中を斬られた。

 

とどめだッ!!

と、うつ伏せに倒れたロメにナイフを振り下ろす深海…。

 

 

ロメは…

 

「ズビダラストロリボリボガロガァーッ!!」

 

と叫んだ―!!

 

すると、ロメの体から紫色の光が放たれた!!

 

「ぐわっ!?」

と、紫色の光に吹き飛ばされる深海。

 

紫色の光に包まれたロメは

巨大な三首海蛇の海獣に変化した!!

 

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