結局…
制限時間が来て、誰も撃破されることなく、対戦は終わった。
「やりますね、
と、
「そうでもないですよ。
ドレッドノートの機動性じゃ、トールギスについていけませんよ。」
と言う
そこに
「…お姉ちゃん…
そろそろ時間…。」
と言う梅雨葉。
「えっ?
もうそんな時間?」
と言う秋雨。
「どうしたの?」
と訊く
「すみません。
私と梅雨葉は、でかける用事があって…。」
と言う秋雨。
「そっか。
気をつけてね。」
と言う
「じゃ、行こっか☆」
「…うん。」
と去っていく秋雨と梅雨葉―。
◆
その頃、海原市の海岸の防風林の中にはアンジェラ、ロメ、ルイルイ、リリアが隠れ潜んでいた―。
偵察に出ていたルイルイとリリアが戻ってきた。
「どうだった?」
と訊くアンジェラ。
「驚いたよ。
ここは西暦2026年なんだ。」
と言うルイルイ。
「信じられないけど、私達、過去にタイムスリップしたみたい。」
と言うリリア。
「ど…どうする…?」
と、おどおどしながら言うロメ。
「どうやら、あの霧は『時空の扉』だったみたいね…。」
と言うアンジェラ。
「じ…『時空の扉』って…
じゃ、また『時空の扉』が開けば、私達は元の世界に戻れるんだ?」
と言うロメに
「問題は、再び『時空の扉』が開く可能性があるかどうかよ。
それに、再び開いたからといって、元の世界に戻れる保証は無いわ。」
と言うアンジェラ。
「え〜?
じゃ、どうするの?」
と訊くロメ。
「未来に帰れないのなら
私達が、この時代のブラッドウィングとして活動する
っていうのはどうかしら?」
と、不敵な笑みを浮かべるアンジェラ。
「何それ?
おもしろそうじゃん…☆」
と、アンジェラの提案に乗り気なリリア。
「悪くないわね…☆」
と、ルイルイも乗る。
「決まりね☆
なら、早速、この街の人間どもを殺しましょう☆」
と、ほくそ笑むアンジェラ。
「いいわぁ…☆
人間どもの恐怖と絶望の悲鳴を聞くのを…☆」
と、歓喜で体を震わせるリリア。
「ロメ!!
無限ガンプラ製造機
の準備はできているか!?」
と、ロメに訊くルイルイ。
「もちろん☆」
と答えるロメ。
「じゃ、行くわよ…!!」
と、アンジェラ達は海原市に向かう―。
◇
秋雨と梅雨葉は、自転車に乗って海原の市街地に来た。
そして、ガンプラバトルアリーナに向かう―。
ガンプラバトルアリーナに到着した秋雨と梅雨葉は、自転車を駐輪場に停める。
そしてガンプラバトルアリーナの入口に向かう―。
ガンプラバトルアリーナの入口前には、秋雨が通う海原高校のガンプラバトル部の部員で
3年生の
と
1年生の
そして、電とレ級がいた。
「遅いぞ、
と言う良太郎。
この桃田 良太郎という少年…
じつは
横須賀鎮守府の提督の桃田 狼介の息子
である。
「ごめん。
思いのほか、時間がかかっちゃった。」
と謝る秋雨。
「時間には、余裕を持って行動しろよ。」
と言うレ級。
何はともあれ、秋雨と梅雨葉は、友人達とガンプラバトルをしに来たのである。
秋雨と梅雨葉は、友人達と一緒に店内に入ろうとした…
その時…!!
「何、これ…!?」
突如、秋雨の目の前にガンプラバトルの操縦桿が出現したのだ。
ところが、ガンプラバトルの操縦桿が出現したのは秋雨だけではなかった。
秋雨や梅雨葉の友人達…
いや、このガンプラバトルアリーナに来場した者達全員の目の前に操縦桿が出現したのだ―。
◆
海原市の郊外に来たアンジェラ達―。
「これから、私は広範囲のプラフスキーフィールドを展開する。
フィールド維持のため、私は動くことができない。」
と言うアンジェラ。
「わかってるよ。
ロメ、ガンプラの用意を。」
と言うルイルイ。
「了解。
今回はGN-Xを使うよ。」
と、無限ガンプラ製造機にHG GN-Xを入れるロメ。
そして、無限ガンプラ製造機の右側面に付いている始動用クランクをまわす。
すると、エンジン音が轟いた。
「無限ガンプラ製造機、始動完了!!」
と言うロメ。
「よし…!!
プラフスキーフィールド、展開っ!!」
と、左目の瞳を黄金色に輝かせ、杖を地面に刺し、プラフスキーフィールドを展開するアンジェラ。
アンジェラを中心に、プラフスキーフィールドが広がっていく。
すると、無限ガンプラ製造機からGN-Xが次々と発進していく。
ルイルイとリリアの目の前には、ガンプラバトルの操縦桿とスクリーンモニターが出現する。
「行くよ、リリア!!」
「えぇ!!」
と、自分の
そして、操縦桿を握り
「ルイルイ!!
ジム・サージェント、出る!!」
「リリア!!
アドバンスドジンクス、発進する!!」
と、自分の
ルイルイの
あの大型ビームスナイパーライフルは使わず、自身の戦法と同じ、両足に装備されているビームガンを両手に持って戦う―。
リリアの
殺人ガンプラと化したGN-Xが最初に襲いかかったのはバス。
「な…何だぁ!?」
とバスの運転手は、2機のGN-Xがバスの前に現れたのを見て驚き、急ブレーキをかけた。
その直後…
運転手は2機のGN-XのGNビームライフルで撃たれて死亡した。
そして、バスのまわりにいた10機のGN-Xの攻撃により、バスは爆発した。
この爆発で、乗客も死亡した…。
被害は、さらに続く。
次の犠牲者は、犬の散歩をしていた中年男性。
突然、目の前に3機のGN-Xが現れたのを見て、驚く中年男性。
その直後、中年男性は3機のGN-XのGNビームライフルで撃たれて死亡した。
飼い犬もGN-Xに殺されてしまった…。
交番も襲撃された。
交番内には、中年の警官2人と、若い新人警官がいた。
そこに、
「な…何だぁ!?」
と驚いている2人の中年警官を殺害する
生き残った若い新人警官が発砲し、GN-X1機を破壊するも、
走っている車のタイヤを狙って、両手に持つビームガンを撃つ
タイヤを破壊された車から降りてきた男性の足を撃つ
「ぐわぁっ!!」
と、足を撃たれた激痛で倒れて悶える男性に、GN-Xの集団が集中射撃をあびせて殺害した。
「もっとやれぇッ!!
ここにある車を破壊するんだッ!!」
と叫ぶルイルイ。
GN-Xの集団が、駐車場に停まっている車を次々と銃撃する。
デパートの駐車場は、GN-Xの集団の攻撃により、車が次々と爆発し、買い物客が逃げ惑う地獄絵図と化した…。