「・・・・・・・デザロワが続行不可能!?」
最初に声を上げたのは
狩猟ゲームが突然中止したと思ったらツムリちゃんに
そして
なんでもゲームマスターのベルトが盗まれたらしい。
デザイアロワイヤルのシステムはそのベルトで行ってるから全機能が停止している状態なの。
そしてその被害者であるゲームマスターは、
「終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ終わりよ… 絶対クビだわ…なんでこうなったのよ…私のゲームマスター人生が台無しだわ…20年もやってきたのにこんなことで終わるなんて嫌よ…」
かんっぜんに精神やられちゃってるよ…
・・・・・・・・ん?ちょっと待って、今20年って言わなかった?ウィンクさんどう見ても20歳くらいじゃ?
「──────────参加者の皆さん。どうか落ち着いてください」
と、そこに誰か入ってきた。
黒いのスーツを着ている男の人だ。顔はまぁまぁイケメンかな?
「プ、プロデューサー!!あ、あの!この度は申し訳ありませんでした!!ヴィジョンドライバーは必ず私が取り戻しますので!!どうか、どうかクビだけは!!」
「変身も出来ないのにそれは不可能です。まったく、ゲームマスターの権限を外部に奪われるなど言語道断だ。
あなたの処分はヴィジョンドライバーを取り戻してから判断しますのでそのおつもりで」
「は、はいぃ…」
ありゃー、これはもうゲームマスターは終わりだね。
ま、そんなことより。プロデューサーはうちらに向かって頭を下げてきた。
「参加者の皆さん、今回のことは本当に申し訳ありません。この件は我々が解決するので皆さんはどうかご自宅に帰宅なさってください」
プロデューサーはそう言うけど乃蒼たちはそうもいかない、プロデューサーに聞いた。
「あの、敵の目的はなんですか?」
「・・・・・・創世の女神、でしょうね」
「そうせいのめがみ?」
「いえ、皆さんには関係のないことですので」
「もしかして、創世の女神は世界を創り変える力そのものか?」
雄星がプロデューサーに聞いた。
それに対してプロデューサーはただ黙っていた。
「いい加減白状したらどうだ?お前らは誰なんだ?
創世の女神ってどういうものなんだ?」
「・・・・・・・ノーコメントです」
なんか嫌な感じ。このまま乃蒼たちはどうなるんだろう?
心配しか無かった。まさかこのまま中止?
もしそうなったら今までの血と汗が水の泡じゃん…。
と、思ったその時だった。
「──────────プロデューサー大変!!」
ツムリちゃんが大きな声を上げながら早歩きでSALONに入ってきた。何かあったみたい。
「デザイア神殿に脱落したはずの参加者40人、そいつらの同級生たちが全員集まってる!!」
「・・・・・・・は?」
「なんでもゲームマスターから敗者復活戦をやるって手紙と一緒にベルトとIDコアを送られてきたって!!」
全員の視線がそのゲームマスターのウィンクさんに向く。
ウィンクさんは慌てたように首を必死に振った。
ってことは、誰かがウィンクさんを騙ってみんなに送ったってこと?なんのために?
「それだけじゃないの!
「今度はなによ!?」
「今さっき、デザロワの放送が乗っ取られた!!」
「乗っ取られた?誰に?」
「ニヤリよ!ドライバーを盗んだ!!」
ツムリちゃんはその映像を壁際に表示した。
そこには20歳くらいの女性が映っていた。
はーい!デザイアロワイヤルを見ているオーディエンスのみんなー!
僕の名前はニヤリ。前回のデザイアロワイヤルでデザ神になった仮面ライダー、ボエールこと海界メグル君のサポーターだ。
同時に仮面ライダーのアイテム、レイズバックルの開発資金を援助しているスポンサーでもあるんだぜ〜?
これは僕が電波をジャックして全オーディエンスのテレビとデザロワの運営に放送してるよ。
これより、僕の声明を生放送でお届けしまーす。
もうご存知の方も多いだろうけど僕は昨日ゲームマスターからヴィジョンドライバーを奪ってデザイアロワイヤルを中止させちゃったよ。てへっ♪
参加者のみんなも思ってるよね?なんで僕がそんなことをしたのだろうか?
それはね、デザイアロワイヤルが悪だから。だよ?
今
なら教えてあげるよ、デザイアロワイヤルの全てを。
スポンサーやオーディエンスに
リアリティライダーショーである。
僕たちオーディエンスと運営は君たちの
君たちが例えば戦争や事件を再現してエンターメイトととして楽しんでいるように僕たちも楽しんでいるんだよ。
この美しいく愚かしい、
デザイアロワイヤルは様々な時代を舞台に行われてきた。
色々やったよ?戦国時代とか室町時代とか、君たちよりも先の未来でもね。年代だけじゃなく国も別々で。
ちなみに僕は日本シリーズが好きだぜ♪
そして様々な犠牲を出しながら多くのデザ神を生み出してきた。
そしてある者は巨万の富を、ある者は一刻の王の座を、ある者は死者を、またある者は滅びない身体を手に入れた。
もしかしたら君たちが知ってる歴史上の人物や英雄の中にもデザ神がいるかもしれないね?
デザイアロワイヤルの開催にはまずプロデューサーがどの時代・どの場所で行うか決める。
ちなみに僕は日本シリーズが大好き。
その時代に行ったらスポンサーを獲得する。
支援金を出してもらう代わりに理想の世界を1つ叶えるという条件でね。
参加者はオーディエンスが推薦した人間を選ぶ。
そしてその人物の人柄・境遇等からIDコアは作られている。
任命したゲームマスターはデザイアロワイヤルを指揮しヴィジョンドライバーによってゲームを創造し参加者たちに与えている。
デザイアロワイヤルの開催は結構大変なんだ〜。
でもね、僕からすればこんなものは無意味だと思うよ。
だって。デザイアロワイヤルなんてむしろ存在しない方がいいんだからさ。
デザイアロワイヤルは人間同士を戦わせて時には死者を出している。参加者も己の私利私欲の為に誰かを蹴落とし誰かを傷付けている。実に醜いとは思わないかい?
でも、もうそんな醜いゲームはもうお終い。
こんな悪意まみれのコンテンツは終わる。
これからは「正義」の時代が始まるのだ!!
その名も、
ゲームのルールはただ1つ!!
敵キャラである50人の参加者たちを倒し、ラスボスのプロデューサーを倒してヴィジョンドライバーを奪うこと。
見事成し遂げた者が勝利者、通称・ジャス神となり!
『己の正義の世界』を叶える権利を手に入れる。
逆に君たち参加者は僕たちからヴィジョンドライバーを奪い返せばデザ神になって理想の世界を叶えられるかもしれないね?
こちら側の参加者はメグ君含めて5人。
全員悪を滅ぼす正義のライダーだ!手強いぜ〜?
じゃあ僕からの声明はここまで。じゃあね〜!!
「プロデューサー…」
敵の狙いはデザイアロワイヤルを壊滅させることでしょう。
「ジャスティスロワイヤルなんて、前代未聞です…」
「やむを得ませんね。ツムリさん、参加者の皆さんに伝えてください。これより皆さんにはヴィジョンドライバー奪還に協力して貰うと、無事取り返した方をデザ神とします」
「分かった行ってくる」
参加者たちに我々の正体まで知られたとなるともうこの時代のシリーズはもう終了ですね。
ヴィジョンドライバーを奪還しデザ神の願いを叶えたら大至急この世界から撤収しましょう。
さて、勝つのは我々デザイアロワイヤルか?
それとも、ジャスティスロワイヤルか?
次回からは正義編が始まります。
この「裁けない罪」というタイトルの意味が明かされていく章となります。