勝てばよかろうなのだァァァァァ!!   作:黒月 宗也

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第2話でございます。どうぞお納め下さいませ。

ユートムさん、コウ777777さん、あるいはさん。評価ありがとうございます!!!そして、博多ラララさん、鬼狸さん。コメントありがとうございます!!


第2話 究極生命体とクソッタレ

「夜か。」

 

さてと、行くか。昼から夜の間で本当にカーズ様と同じ事が出来るか調べた。結果としてはできた。手をリスに変える事も、羽に変える事も。なんなら波紋すら出来た。自分で片腕を吹き飛ばして見たけど痛みも無し。一瞬で再生もした。流法も出来た。

 

「着いた…が奴はまだ来ていないのか。」

 

まだ、光が灯っているし、声も聞こえる。よかった、間に合ったのか。

 

 

 

 

 

…………だいぶ時間が経った。そろそろのはずなんだけど。

 

ザクッ…

 

雪を踏む音!来たか?!

 

「誰だ?貴様は?」

 

20代のような見た目に、赤い目。そしてその中に猫のような瞳孔。そして、この腐ったような臭い。確定だな。

 

「待っていたぞ。鬼舞辻 無惨。」

 

「何故私の名前を知っている?!産屋敷の人間か?!いや、貴様!人間ではないな!!」

 

「お前を殺す」デデン

 

先手必勝!!!輝彩滑刀の流法(モード)!!俺が出せる全力のスピードで奴の首を切り落とす!!

 

「な…っ!」ボトッ

 

なんだ?簡単に首が切れた。終わりか?これで?全部??

 

「ふん、くだらんな。警戒していたのだが、無駄だったようだ。」

 

バシュン!!!

 

触手?!これはクソッタレ無惨の!!

 

「貴様は必ず殺すぞ?謎の男。」

 

そうか。鬼の弱点は太陽!日輪刀は太陽の光を多く取り込んでいるからこそのあのダメージだったんだ!!忘れていた!こんな大切なことを!!!くそ!触手を出されると俺の戦闘技術じゃ家族を守れるかわからん!!とにかく引き離さなねぇと!!

 

「後ろにある小屋。よほど大切なものを見えるぞ?男。そして、人間の匂い。奴らを殺すか鬼にした時、貴様はどうなるかな?」

 

あいつ?!くそ!予測していた中で最も最悪な事が起きた!!顔には出さないようにしていたが…とにかく引き離さなくては!!くそ!カーズ様ならすぐに出来るだろうが、漫画しか読んでなくて運動してなかった俺にはこの触手を防ぎ切るのは…?!クソッタレ無惨がぁ!!あからさまに狙い始めやがった!!考えろ。あいつに有効な手段を。くそが。カーズ様の頭脳を持ってても俺の想像力じゃ。

 

「ほれ、そこ。」

 

?!クソッタレ!!!夜明けまでは?!まだま…だ。夜明け…太陽。そうだ!波紋は太陽のエネルギー!!ならば!

 

「コオォォォォォォォ…」バチバチ

 

よし!触手の再生が遅くなった!!これなら、奴の首を斬れる!

 

「何故貴様が奴と同じ呼吸を使える!!!」

 

奴?まさか、波紋と日の呼吸は似てるのか?だが似て非なるものってことは確かだ。波紋は太陽のエネルギー。日の呼吸もおそらく太陽のエネルギーと同じ物だ。だから間違えている!この動揺を見逃すな!!

 

「なんだ?この音?」

 

?!やばい!!

 

「出てくるんじゃあない!!!」

 

「おにぃちゃん?」

 

家族全員で観にくる必要ないだろ!!って

 

「やばい!」

 

間に合えぇぇぇぇぇ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズバァァア!!

 

 

 

 

 

 

 

 

間に…合った!!けど、人間じゃあないって事バレたよな。

 

「おにぃちゃん…」

 

六太が涙目でこっち見てらぁ。すまねぇなぁ。怖い思いさせちまって。俺があいつをもっと早く殺せていたらな。

 

「逃げるんだ。奴は私が止める。」

 

「で、でも!」

 

「逃げろ!!みんなで生きるんだ!」

 

「逃すと思うか?」

 

 

ドンッ!!!

 

なんだ?この気配!!クッセェ鬼の匂いがぷんぷんするぜぇ!数は6!まさか!!

 

「やっと来たか。貴様ら。」

 

「「「「「「申し訳ありません。」」」」」」

 

上弦かよ?!俺1人殺すために上弦全員呼ぶか普通?!クソッタレ!!これじゃあ本当に守れるか怪しいぞ!

 

「貴様らはあいつの相手をしろ。私は後ろの人間を殺す。」

 

「チィ!!」

 

なら、動かれる前にやる!!コォォォォォォォ!波紋を練った状態の硬質化した羽をお見舞いしてやる!!………やっぱダメか。クソッタレ。こりゃ本当にやばい。ならこのまま家族全員連れて飛ぶしか…クソが!!

 

「貴様のその闘気。至高の領域に近い。貴様の相手は俺だ!」

 

おい!お前上弦の三だぞ?!もっと連携取るとかしろよ!!周りの奴らが連携とってきやがった!!なんでアイコンタクトでそんな出来んだよ!!……いやアイコンタクトじゃねぇわ。体ごとやってやがる。ってやべぇ!!みんなは!!!

 

「もう殺し終わったぞ?」

 

「は?」

 

血の臭い。あのクソッタレが俺の方を見て笑っている。本来ならブチ切れてるだろう。でも、何故か何も感じない。ああ、そうか。俺はもう人間じゃなくて、人間のふりしてる人外だ。なら、もうどうでもいいか。

そこから俺の記憶はない。気がついたらみんなの死体の近くにいた。もう、日も出てきていた。出ていたと言っても雪で太陽の光は出ていないが。あのクソッタレどもはいなかった。そして、遠くから足音が聞こえてくる。炭治郎のだ。そうか。俺守れなかったのか。誰1人。

 

「あぁ…あぁァァァァァ!!」

 

炭治郎が声にならない悲鳴をあげながら近づいてくる。この状況だ。俺に殺されたと思われてもおかしくないだろう。いや、俺が守れなかったんだ。俺が殺したのと同義だ。

 

「カーズさん!一体何があったんですか!!禰豆子!どうしたんだ!!」

 

「守れなかった……私が悪いのだ。」

 

「守れなかったってなんですか!!意味がわからないですよ!!こんな事になってて!!……?!カーズさん!まだ禰豆子は暖かいです!まだ間に合うかもしれない!!!」

 

あぁ。やっぱり原作通りだ。クソが。でも、まだ助かるんだ。鬼になったとしても!!

 

「本当か!急いで医者に連れて行こう!!」

 

炭治郎side

 

家に帰ろうと山の中を歩いていたら濃い血の臭いがしてきた。誰かが山の中で怪我をしているかもしれないと思ってその方向を辿った。でも、怪我をしてる人は見つからなくて、だんだんと家が近くなってきた。そして血の臭いも近くなってきた。嫌な汗をかいてるのがわかる。冬眠を逃した熊に襲われたのかもと思うとどんどんと汗がでる。そして、家が見えた。そこには…

 

何かに殺され血まみれになっている家族と、それを抱きかかえているカーズさんの姿があった。

 

「あぁ…あぁァァァァァ!!」

 

カーズさんはずっと何かを呟いている。守れなかった、と。わからない。家族を守れなかったと言う事だろうか。けど、禰豆子だけはまだ体が暖かい。まだ、医者に見せれば間に合うかもしれない。

 

 

カーズさんが禰豆子の事を背負ってくれるらしい。この雪のなかではそっちの方が早いのでお願いすることにした。

 

街まで向かっている時に禰豆子が起きた。でも、何か様子がおかしい。そして、そのまま俺のほうを掴んできた。そして俺と禰豆子はそのまま崖の方に落ちていった。

 

雪がクッションになったおかげで助かった。禰豆子の方に急いで駆け寄ると襲いかかってきた。力が強くて押し返せない。斧の持ち手でなんとか防いでいるけど、きつい。禰豆子に何度も呼びかけた。そして、涙を流しながら力がだんだんと弱くなってきていた。そんな時、何か刃物がぶつかり合うような音がした。

 

カーズside

 

よかった…禰豆子は炭治郎のことをしっかりとわかったようだ。涙を流してるし、炭治郎もだんだんと押し返せてる。ってことは。

 

キィィイン!!

 

やっぱくるよな…富岡さん。まぁ、ここは。

 

「何者だ貴様。私たちは医者にそこの娘を見せんといかんのだ。」

 

「そこの娘は鬼になっている。傷口に鬼の血を浴びたのだろう。そうやって鬼は増えていく。だから殺す。」

 

「殺させると思っているのか?」

 

なるべく動揺せずに…カーズ様になりきれ。柱ならすぐに見破られる。人外ということを曝け出せ。おおよそ人間の出せない気配を出して俺を警戒させろ。禰豆子のことを忘れてさせることのできる気配をだせ!!

 

 

そこからは原作通りだった。禰豆子が富岡さんに突っ込んで捕まって、炭治郎が土下座して、そしてあのセリフを言って…と。全く同じだった。ある意味良かったよなぁ。俺の介入で原作が変わるのは避けたい。まぁ、無惨を本気でぶっ殺して、原作だ死ぬ人全員助けるつもりでいるから思いっきり変わるけどなぁ!!

 

富岡side

 

昨夜、とある山で鬼の気配が複数固まっていることが鴉からの報告でわかった。1番近くにいた俺が向かうことにした。本来群れることのない鬼が群れている。何か嫌な予感がした。

 

現場に向かう途中、鬼が人を襲っているのを確認した。少年を襲っているようだった。そいつを殺そうと剣を抜いたとき、何者かに防がれた。鬼ではない何か。だが、そいつの放っている気配は今まで倒してきたどんな鬼よりも強く、そして威圧的だった。それに警戒していると、先ほど少年を襲っていた鬼が襲いかかってきた。その鬼を捕まえ、殺そうとしたが、少年が土下座をしてきた。頭に血が昇ってしまった。だが、この少年の気持ちは痛いほどわかる。俺もそうだった。

 

そこから、少年は恐ろしいほどの戦闘技術を見せた。まだまだ荒いが、磨けば光る原石だと感じた。驚いたのはそこからだ。鬼の少女が、少年を守ったのだ。極度の飢餓状態の鬼は親族だろうと食う。昔同じことを言って食われた奴がいた。そこから、俺はこの兄妹なら何かを変えてくれると思った。狭霧山にいる鱗滝さんに手紙を書いた。この兄妹のことと、謎の男のことを。男はこの兄妹についていくと言っていた。とりあえずは見逃し、お館様にご連絡をすればいいと判断をした。

 

 




どうでしたでしょうか。
少しだけ説明しておきたい箇所があるので説明を。読み飛ばしてもらって構いません。
まずは、無惨の首を切ったのに攻撃してきたということ。あれはカーズ様の流法に波紋をまとわせていなかったからですね。波紋があれば物語終わってました。はい。

次に、無惨が奴と同じ呼吸といったところですね。これは完全な独自解釈です。理由としては、日の呼吸は太陽のエネルギーに近いものと思ったからです。んで、波紋も同じなので。納得できない人もいると思いますが、許してください。なんでもはしないけど。

次に、何故禰 豆子を医者に見せるところあったじゃないですか。その時に腕を翼に変えれば早いじゃんと思った方いたと思います。きっと…おそらく。それは、カーズ様もとい、主人公が焦って忘れていたと言う解釈でお願いします。

他に質問等がありましたらコメントへお願いします。あとは感想も。やる気出るので。それでは。
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