アンケートも遅くても良いらしいので、次の更新は何日かあけます。
レッドウィンター……百鬼夜行……山海経……あとその他諸々。
全部、あまり作者が知らない学園たち……調べるかぁ。
あと出せるのはSRT、連邦生徒会、ヴァルキューレくらい……誰にするかなぁ。
こんにちは、シズクです。
ヴェリタスの一員として、今日も毎日ハッキングです。
……正確にはホワイトハッカーとしての勉強中なのですが、三人ともあまりホワイトではないので……
コタマさんは、普段から盗聴……いえ、録音が趣味なのだそうです。人の秘密話を盗聴……いえ聴くのが好きみたいで。
だからなのか、私の会話を全て録音してると聞いた時は、その……あまりの恥ずかしさに、何も言えなくなりました。
マキさんはグラフィティ……絵を描くのが好きみたいです。後ほど調べてわかったのですが、グラフィティとはスプレーなどを使って壁に絵を描く事を指すそうです。
一度だけ試させてもらったのですが、堅実だ、と言われました。その後、グラフィティを描いたことがバレてチヒロ先輩にオシオキされました。
ハレさんは、多分この中で一番ハッキングが上手いのではないか、と個人的に思ってる方です。
AIやドローンを作ったり、ミレニアムでも屈指の天才、と呼ばれているそうです。
そんな彼女は炭酸飲料……エナジードリンクが好物だそうで、見かける度に空き缶を増やしています。
一度、見かけたら片付けてしまおうかとも考えていたのですが、彼女の場合、その空き缶でロボットのフレームを作れてしまうので何もしないのが良いと結論付けました。
私は……未だに勉強中で、ハッカーとして上手く出来てるのかどうかも自己判断できません。これからも学び覚えていく所存です。
けど、その……ハッカーとは別に、歌を歌うのが好きになりました。
音を高くしたり、低くしたり。
そういった音楽を自作して、歌詞を考えて作曲もして、歌う。ソレが、なんだか楽しくて。
そうして出来上がった歌を匿名でネットで流して……なんてことを、試しにやってみちゃいました。
私の歌は、他の人からはどう思われるのか。それが気になって皆には内緒でやってみたのですが……
やはり、そう上手くいくものでもありません。
出してみた歌はネットにアップロードされたはいいものの、その後数日ほどで消されてしまいました。
何処かの誰かを不愉快にしてしまったのでしょうか。どうやって消されたのかは、まあわかります。ハッキングで消去されたのではないでしょうか。
幸いにもこちらにまで手を伸ばした様子はありませんでしたが……念の為、チヒロ先輩に事情を話しておいたほうがいいかもしれません。
そうして後日、私はチヒロ先輩の元に伺いました。
「……ねえ? 今後、歌を外部に出すことは禁止。じゃないと……躾が必要になるから」
そしたら、首輪をつけられてお散歩してしまうことになりました。
そういうわけなので、私はもう歌を外部に出すことはしないと決めました。
……お説教が終わってすぐにコタマさんがやってきて、コタマさんにだけは歌を聴かせて、録音してもらうことになりましたけど。
これなら外部ではないから、良いです……よね? でも念の為、チヒロ先輩には話さないようにコタマさんには協力してもらいました。
それに、誰にも渡さないことを約束してもらったので、守ってもらえるはずです。
そうしてしばらくは何事もなく過ごしていたのですが、ある時にネットでとある動画を見つけました。
その動画は、私の歌声が載せられているものでした。
……消されたはずなのに、何処で漏れたのでしょうか。これはチヒロ先輩に相談案件……?
などと、当初は深く考えていなかったのですが、事態は私の想像を超える形で現れました。
その、私の歌が載せられていた動画が大きな話題になったのです。
「ふつくしい」「この歌の人誰?」「聞いたことない声だ。まじで誰? 新人?」「すっごくきれい」「声だけじゃわかんないよー」「歌姫じゃん、まさしく」「ずっと聴いてたくなる」「源元どこ?」「元動画は消されたらしいよ」「保存しててよかった〜」「探してみたらミレニアムだって」「どこ情報?」「新しい歌聞きたい!」「濡れた」「謎の歌姫ってわけか」「祭りだなぁ」
などなど、一部取り上げてみただけでもコメントの嵐でした。
いえ、それだけなら良かったんです。しかし最初はネットだけの反応だったのですが、今ではミレニアムの生徒が噂話をするほどに広まってしまいました。
曰く「ミレニアムには歌姫がいる」
曰く「歌姫を目にした者は誰もいない」
曰く「歌姫は大人である」
曰く「歌姫は人工生命体である」
と、嘘の情報が大半ではありますが……一部、真実を言い当てている噂も存在するので、警戒が必要です。
これでは、しばらく声は出せませんね。もし私が件の歌姫だと知られたら……とても、大変なことになってしまいます。
「そういうわけだから、しばらくここ以外では声を出すのは禁止。いい?」
「わ、かり、まし、た」
チヒロ先輩からもそう言われたので、しばらくの間……ほとぼりが冷めるまでは大人しくしていましょう。
そのはずだったのに。
「こんにちわ、白尾シズクちゃん」
白い髪の人。なんだか気品があるように見えます。気の所為でしょうか。
物腰も柔らかそうで、怖そうには見えません。
初めて会った人のはずです。
なのに。
なぜ。
こんなにも。
「声、聴かせてもらっても、いいですか?」
「……あ」
見覚えが、あって。
心が、揺らぐの……?
「……やっぱりシズクちゃんでしたね」
「みんな、シズクちゃんを探してましたよ」
「噂の歌姫。初めて聞いた時、すぐにシズクちゃんだってわかりました」
「歌えるようになったんですね」
「覚えてないかもしれませんけど」
「私たち、昔会ったことがあるんですよ?」
「お互いに会話は成立しませんでしたが、」
「私、シズクちゃんの声、好きでしたよ」
「音が聞こえなくても、口ずさんでいる声はとても魅力的で、蠱惑的でした」
「だから、襲われちゃうんですよ?」
「そんなに可愛い声してたなら、欲しくなっちゃうのも仕方ありません」
「かくいう私もその一人で……」
「ボロボロになったシズクちゃんを介抱した時に、魔が差しちゃいました」
「うなじ、沢山噛まれましたよね」
「実は私も、噛んでるんですよ」
「ふふ、どういうことか……もう、わかりますよね?」
「シズクちゃん」
「あなたは他の誰かのモノでもあるのかもしれません」
「ですが、」
「私のものでもあるんです」
「さあ、その可愛い声を」
「私に聴かせてください」
「それとも」
「鳴かせられる方が、好きですか?」
「……セミナーが、うちの部員に何か用?」
「あなたは……ヴェリタスの副部長ですね」
「自己紹介はいらないみたいね。シズクは返してもらうよ」
「返す? なぜですか?」
「なぜって、」
「私はシズクちゃんと個人的に仲良くしようとしているだけです。ヴェリタスとセミナーは決して友好的ではありませんが、個人間となれば話は別ですから」
「仲良く、ね。私からは脅してるように見えるけど」
「心外です。脅しているように見えるのなら、それはアナタに身に覚えがあるからではありませんか?」
「……口だけはよく回る」
「これでもセミナーですので」
「シズク? それに……」
「っ!」
「「あ」」
「ふふ、逃げられちゃいました」
「なんで私じゃなくてコタマに……」
「……(二人から来る圧に固まっている)」
「……(二人とも怖くてコタマにしがみついている)」
「今日は失敗ですね。それでは、私はこれで」
「ちょっと、」
「交流には失敗してしまったので、またの機会に。それでは、シズクちゃん」
「……タイミングを間違えてしまいました。改めてヴェリタスの皆さんがいない時を狙って……いえ、何かしらを依頼してしまえば……ふふ、次はどうやって会いましょう?」
「コタマ」
「は、はい」
「シズクから目を離さないで。私もいつも見てられるほど暇ってわけでもないから。あとシズク」
「……は、い」
「あとで私の部屋に来るように。いいわね?」
「あう……」
「……(盗聴の準備をしておきましょう)」
『シズク』
属性的に小動物。大型には勝てない。
多分ユウカの好みに入ってる子。経験人数は●●。
このあとチヒロに……
『ノア』
大型でこそないが肉食。蛇みたいな。
獲物はゆっくりじっくり、確実に追い込んでから食べる派。
チヒロとギスギスした。そのあとユウカに心配された。
いつかシズクのうなじを思いっきり噛みたいと思ってる。
『チヒロ』
大型肉食動物。ノアとギスギスした。獲物は素早く頂く派。
普段は原作通りなのだが、シズクのことになると好戦的になってしまう。
このあとシズクを……セした。
『コタマ』
相も変わらず盗聴してた。常にシズクのどこかしらに盗聴器をつけていることをシズクは知らない。
そして四人の中で一番シズクからの好感度が高い。
チヒロの部屋の前で盗聴していたらハレに目撃されるのだが……余談である。