オメガでバースでブルーなアーカイブ   作:オルフェイス

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 知らないけどやるだけやってみるかぁ。

 とりあえず、ものが出来たら一週間以内に投稿することを目標にがんばります。


百鬼夜行IF『慰めの一滴』

 

 どうもどうも。こんにちわ、シズクです。

 

 百鬼夜行に所属しております。

 

 そして奉仕部の部長をやっております。よろしくですよー。

 

 え? 奉仕部って何かって?

 

 まあ最近……というか私が立ち上げた部活なんですけど。

 

 様々な観光業が盛んなこの学園は、色んな行事が多いです。それのお手伝いをするのが、奉仕部です。

 

 まあなんでも屋だと思ってもらえれば。

 

 とはいえ、何か大きなことを依頼されることはほぼほぼありませんね。

 

 この学園は部活や委員会の連合によって作られた場所。そうなれば、部活や委員会ごとに独自のルールが存在します。

 そのため、同じ学園なのに外部の者になる他の部活には頼らないことが多いんですよ。

 

 ですので、私がやるのはちょっとした依頼……捜し物や迷子の捜索などが主ですね。

 

 あとは……出張して他の学院でお手伝いをすることもあります。例えば……そうですね、ミレニアムのゲーム開発部でテストプレイをしたり……放課後スイーツ部に百鬼夜行のスイーツを紹介したり……とか。

 

 まあ他の学園の政治に関わるようなことは依頼されないし、来たとしてもお断りさせてもらうことになるでしょうけど……流石にそれは荷が重すぎます。

 

 基本的に、奉仕部は無償で行う部活です。ですので金欠に陥りやすい欠点もあります。その場合はバイトをして金銭を稼いでいます。

 

 とはいえ、部活とはいっても手が回らないことをお手伝いするのが主な活動で、部員にそれを強制するようなことはありません。

 

 ですので、奉仕部に所属する部員の数は少ない……いえ、はっきり言ってしまうと私しかいません。ですのでこの奉仕部、非公認の部活なんです。

 

 私がそう名乗っているだけなので、仕方のないことではありますが。

 

 陰陽部……この百鬼夜行連合学院のまとめ役に部活として認めてもらえれば、話は早いのですが……まあ困ることもないので、別にいいでしょう。

 

 一応申請はしてますから、もし運が良ければ公認になることでしょう。

 

 ……さぁて、今日も来るかもわからない依頼を待つとしましょうか。

 

 その間は、バイトで軍資金を得て備えておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 私に悩みはありません。

 

 迷うこともありません。

 

 依頼を……頼まれたことを達成する。

 

 それが奉仕部。それが私です。

 

 ですので、例えその過程で友達が立ち塞がったとしても。

 

 私は容赦しません。それが私なので。

 

 そして話は変わりますが。

 

 こんな私でも、依頼を受けられない時、というものがあります。

 

 私は、オメガなので。

 

 当然発情期が、ヒートがあります。

 

 普通のオメガは抑制剤を飲むのですが……

 

 残念なことに、私は一般的に売られている抑制剤との相性が悪いため、効き目が弱いらしくて。

 

 むしろ体調を悪化させかねないので、飲まないようにしています。

 

 まあそんなことをすれば発情期が私を襲うわけですが……

 

 いつものことです。耐えることくらい、慣れました。

 

 けど、いつの間にか何処か別の場所に移動していることもあって、少し不安な要素も……

 

 夢遊病のような状態になっているのでしょうか。相談できる相手がいないので、なんとも言えないですが……

 

 幸いなのは、何処で目覚めるのかはだいたい一緒、というところでしょうか。必ずというわけではありませんが、ある場所で目覚めて、特に服装に問題なければそのまま帰ることが多いです。

 

 稀に、服装が乱れた状態になっているので、服を直したりする必要があります。それ以外だと……あんなに苦しかった発情がスッキリと消えているんですよね、不思議なことに。

 

 どうしてなのかはわかりませんが……抑制剤を使えない私としては、非常に助かっています。

 

 ですがせめて、発情期の状態で歩き回っている私が何をしたのか知りたいところなのですが……まったくと言っていいほど情報が出てきません。

 

 ……本当に、何かやらかしてたりしてませんよね……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シズクちゃん! こっちをお願い!」

「はーい! ただいまー!」

 

 

「いつもありがとねシズクさん」

「いいえ、私が好きでやってますから……気にしないでください」

 

 

「手伝ってくれてありがとう! アヤメ先輩がいなくなってから手が追いつかなくなってたから……」

「困ったことがあれば、いつでも手伝いますから」

 

 

「いらっしゃいませー! 何名様でしょうか?」

「やあシズクちゃん、いつも元気だね」

「ソレが私の取り柄ですから。あ、席はこちらになります」

 

 

「いやはや、働き者だねぇ」

「あなたは陰陽部の……烏くんの件でしょうか?」

「にゃはは、流石に察しが早い。あなたの飼ってる烏をお借りしたく、ね」

「どうぞ。いつも通りの場所に烏くんはいますので、終わった後に代金を頂ければ文句はありませんよ?」

「うーん強か」

「これは依頼ではなく烏くんを貸し出すアルバイトなので、当然お金は貰います。代わりに政には関わらない……そういう約束でしょう?」

「まあ、そうなんだけどね? それではいつもどおり、お借りしますとも」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、シズク……また来たんだ」

「自覚はないんだろうけど……一体、どうやって私を探し出してるんだか」

「……そういえば、前に鼻が利くって言ってたっけ」

「本当に、どうして私なんかを……」

「私はそんな、大層な人間じゃないのに」

「…………」

「ねえ、覚えてる?」

「私が前に言ったこと」

「私はアヤメじゃないって。そんな私は、百花繚乱の委員長には相応しくないって」

 

「……違うの」

「私はただ、本当の私を知られるのが怖い」

「私は演じていただけ」

「才能も実力もないのに……アヤメの傍にいただけ」

「……私は、ベータで……アヤメはアルファ、だから」

「そんな私が、アヤメのいない百花繚乱で……アヤメの代わりになんて、成れない」

 

「……え、シズク?」

「あの、私……これでも勇気を出して……あの、ねえ……?」

「服脱い……駄目だから。着て、え? 暑いから嫌? 待ってここは雪原で寒い……そういえば発情期……とにかく駄目、駄目だから」

「え、キス……待って、前は、その、仕方なく……そう仕方なくしただけで……」

「辛そうだったし……それで楽になったのか寝ちゃって……もっと?」

「なんで、そこまで……だ、駄目、だってシズクは、」

「……駄目だって……言ってる、のに」

「……場所を変えよう。近くに小屋があるから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……そんなことも、あったよね」

「覚えてない?」

「……まあそうだよね。その時のシズク、発情期だったから」

「可愛かったよ、とても」

「でも、その時にうなじを噛まれたこと、許してないからね」

「……そんなに焦らなくて良いから。冗談だよ」

「少し、言ってみたくなっただけ」

「なんで私なんかを選んだのか、わからないけど」

 

「シズクは、前に言ってたよね。『何かを演じることはありふれたことで。取り繕うのは、皆してること』って」

「……シズクも、そうだから?」

「そっか」

「……ありがとう、シズク」

 

 

 

 

 

 

 




『シズク』
 非公認部活・奉仕部の部長であり唯一の部員。ちなみに原作にそんな部活はない。その活動内容のおかげか、非常に交友関係が広い。だいたいの場所で顔パスが通るほど。
 オメガの発情期になると、百鬼夜行を徘徊する。本人に自覚こそあるが、どうすれば止められるのか分かっていない。
 目的のない徘徊に見えるが……?
 実は目的の人物の元に勝手に移動しており、今はだいたいナグサのところに行く。
 多才な烏を飼っている。名前は烏くん。よく陰陽部に貸し出してるらしい。
 ブチギレると乱暴な口調に変わる。
 ナグサへ送った言葉は、自然と頭の中から浮かんだものらしい。



『ナグサ』
 アルファではなくベータ。それだけで原作のようになる気がした。なのでベータになった。後にアルファになるので大したことではない。
 シズクのことを、自分の本性を知る唯一の人として心を許している。
 流されて相手をしていたら隙をみて噛まれた。その後体調不良に悩まされたので少し怒っている。
 けど仲直りしてる。発情期ではないシズクと話すのは、少し時間がかかりそう






 難産だった……情報が一章しかないから困るのよ。早くナグサ来てくれんか……?
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