オメガでバースでブルーなアーカイブ   作:オルフェイス

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懺悔……懺悔かなこれ。途中からこれ惚気に……まぁいいか!

それはそれとして作者は懺悔室の仕組みなんて知りません。流れで行きます。


シスターへの懺悔

 

 

 それは、珍しくもシスターフッドに来訪した時のこと。

 

 私はとある一室を発見した。

 

 シスターなんだからあって当然の部屋ではあるけど。実際に目撃したのは初めてのことだった。

 

「懺悔室?」

 

 ふむ、と一つ頷く。

 

 実はある人物を訪ねて来たのだが、残念ながらちょうど留守だったのでまた後日訪ねようかと思っていたところに、これだ。

 

 すごく気になる。

 

 悩みとかはないけど……罪はあるから。あとは、ちょっとした不満?

 

 色々と吐き出したい……シスターフッドならプライバシーは守ってくれる……はず。そこは信用するしかない。

 

 先生が何処かで言ってた”信じるしかない“ってやつ。なんだっけ、セイア様と夢の中で話してる時の……そこはいいか。それはもう終わったことだから。

 

「お邪魔します」

 

 そう言いながら部屋の一室に入る。

 

 懺悔室……よく聞く単語だ。教会と言えば、となるくらいには有名のはず。

 

 一室は暗く、多分防音もされてるのかな。向こう側の部屋も暗くてちゃんと見えないし、これで誰がいるのかわからない。

 

 すごく『らしい』部屋だ。ちょっと楽しくなってきた。

 

 そうして部屋の椅子に座り待っていると、向こう側から音が聞こえてきた。どうやら気付いて入ってきたらしい。

 

「─────アナタの懺悔をお聞かせください」

「……えっと」

 

 そういえば、まず何を話すかの順番を決めてなかった。

 

 でも、そうだな……まず話すのなら─────

 

 アツコの話を、するべきだろう。

 

 

 

「……では、シスター。聴いてください。私の罪を」

 

 

 

 

「私は昔、友人を裏切ってしまいました」

「……付き合いは一年ほどでしたが、仲は良かったと思います」

「最も私が話しかけるだけで、彼女から話しかけてくれることは稀でしたが……」

「足りないものが多い日々でしたが、それでも満たされていたと思います」

「……ですがある時、私は人質に出されることになりました」

「行けば、食べるものにも困る每日。閉じ込められ、動くことすらままならなくなる。そういう日々になると、当時の私は確信してました」

「だから私は……逃げ出しました」

「……唯一の友人を置いて」

「共に行くべきだったのに」

「私は、我が身可愛さに、救うべき友人を見殺しにしました」

「このまま私が逃げ出せば、次の人質になるのは彼女だとわかっていたのに」

「……そうすれば、逃げ出せる可能性が高くなると、そう思って……」

「ずっと後悔してきました。私のせいで、彼女が死んでいたらと思うと……いっそ死んでしまったほうがいいのではないかと、考えるほどには」

「……それでも今ここに私がいる以上、考えはしても実行に移すことはありませんでした」

「私は裏切り者です。大切だと思いながら、友人を切り捨てた罪人です」

「誰が許しても……私は私が許せない」

「だから、彼女が生きていて、彼女が危機に陥っていると聞いた時……贖罪の時が来たのだと思いました」

「彼女を助けて、私が死ぬ。そうすれば、私の罪は許されるのではないかと……誰に許されるのかもわからずに、そう思ってました」

「……ですが、彼女にとってはそうではなかったみたいです」

「恨まれていると。もしかしたら忘れられていると。そう思っていたのに」

「彼女は変わらず、私のことを想い続けていました」

「彼女は私に生きることを願いました。だから、私も生き続けます」

「彼女が望む限り、彼女のために」

「それが、私のするべきことなのだと。私は思っています」

 

 

 

 

 

 

「ありがとうございました、シスター。私の話を聞いてくださって」

「いいえ、アナタの心の負担を多少なりとも軽く出来るのであれば、いくらでもお聞きします」

「ありがとうございます、シスター。それと申し訳ないのですが、もう少し話を……今度は別の話を続けても?」

「はい、どうぞ。アナタの懺悔をお聞かせください」

 

 ……話の流れ的に、重い話からの『コレ』を話すのもどうかとは思うんだけど……でも不満には違いないから。

 

 さっきのアツコのことを話したら心が軽くなった気がするから……これも話せば、負担が軽くなると思う。

 

 ……よし話そうか。日頃の夜の不満。

 

「懺悔、とは違うんですが……これは、私の夜の話で─────恋人たちに愛されすぎて、睡眠時間が取れません」

「ぇ…………………………………恋人たち、ですか」

 

 長い沈黙と共に呟かれたその言葉を合図に、私は『ちょっとした』事情を話し出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仮にAさんとしまして……うなじを噛んでくるんです。それが堪らなくって、でも強くされすぎると頭がパチパチって弾けるようになって─────」

「な、なるほど」

 

 

 

 

 

 

「Iさんは口でするのが好きみたいで……キスは、私も好きなんですけど……でも顔を見られるのは恥ずかしくて、」

そっ、そんな……!?い、いえ、どうぞ続けてください」

 

 

 

 

 

 

「Mさんは軽く叩いただけと言ってましたけど、こちらからしたらそれなりに強くされたように感じて、だから付け根をされると……もう下着が使い物にならなくなって……」

「ぁぅ……」

 

 

 

 

 

「─────最近だと皆でされて……もう何も考えられないんです。頭真っ白になって、でも気持ちいいのは変わらなくて……尻尾とか、普段は触られても問題ないところでも感じるようになって……」

「……」

 

 

 

「……あの、シスター? 聞こえてますか?」

「はいっ!? あ、いえ、大丈夫です! こちらのことは気にせず、アナタの懺悔を続けてください」

「そうですか……? それなら─────」

「……ぅぅ」

 

 

 

 

 こうして、長々と話し続けてしまったせいか、シスターもだんだん気力がなくなってきたように思える。

 

 ……多分私の話した内容のせいだろうなぁ。誰が好んで人の『アレ』な事情を聞きたいと思うのか。話してる私も大概アレだけど。

 

 でも話せてスッキリしたと思う。話している内に『そっか、そう思っていたのか』と自分で納得した部分もあるから、来て良かったかもしれない。

 

 ……また、何かしらの不満が出来たら、来てみようかな。

 

「今日はありがとうございました、シスター。良ければまた来てもよろしいですか?」

「………は、はい。もちろんです、よ」

「……? あっ、そろそろ帰らないと……」

 

 ほんの少し、違和感を抱いた。反応が妙だな、と。

 

 だけどふと時計を見てみれば約束の時間が近づいて来ていることに気付き、その違和感も消えてしまった。

 

 最後にシスターに感謝を告げて、私は懺悔室から退室するのだった。

 

 ……今日はミカ先輩の日だから、早く行かないと。

 

 

 

 

 

 ちなみに後日、探していた相手であるサクラコ様と一緒にミラクル5000を食べました。

 

 

 

 

 

 ■■■

 

 

 

 夜間。某一室

 

「……ぅぅぅっ」

「お赦しくださいぃ……」

「こ、このようなことをする私を……」

「自身の欲に身を委ねてしまう私を、お赦しください……っ」

 

「ぁ、は……ぁ」

 

 

 




『シズク』
 話したくて話してしまった。諸々終わって帰ったあと、興奮して話しすぎたことを後悔してる。
 自分が何を仕出かしたのか、理解していない。
 サクラコ様とは実は仲が良い。たまにレイサとも行くが知らない人がいるとカチカチになるので回数は少ない。

『シスター』
 存在が卑しい。でもきっとシスターは赤裸々な話を聞いても欲情なんてしないし、ましてや自分を慰めたりなんてしない。
 そういうことだよ。


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