─先生が外出してからのシャーレ
「…失礼いたします。」
「…先生が外出してしまったのは想定外ですが、今の所は順調ですね。」
「この調子ならば、シャーレに来ることは容易ではないでしょう。」
「それにしても…私のような生徒でも入館証があればいつでも入ることができる。ああ、あなた様はなんてお優しい人なんでしょう!」
「うふふ…では、早速始めましょうか。」
その日先生は朝から外に出ていた
ヴァルキューレ警察学校から救援要請の依頼が入っていたからだ
なんでもヘルメット団やら不良生徒達がD.U市内に集まり、騒ぎを起こしているらしい
指定された場所へ向かう途中、道路を封鎖していたヴァルキューレ警察学校の生徒達がいたため声をかけた
「あ、先生お疲れ様です!」
「来てくれてありがとうございます!」
「お疲れ様、一体何があったの?」
「それは…説明するより、実際に見てもらった方が早いと思います。こちらです!」
早速状況を聞いてみるが彼女達はなんとも困った表情を浮かべていた
ここで話すよりも実際に見せた方が早いと、足早に現場へ案内された
距離はそこまで離れていなかったため数分もしないうちにたどり着く
─そこで、先生の目に入ったのは予想外の光景だった
「なんだよー!あたしらはただ楽しく騒いでただけだぞー!」
「そうだそうだ!揉め事なんて起こしてないし弾も1発だって撃ってないだろ!もし銃撃戦を始めようものならあいつに殺され…なんでもない!」
「時と場所を考えろ!朝からこれだけ大勢で集まって騒いでは迷惑だろう!
これ以上暴れるようならより罪は重くなるぞ!」
そこにいたのは一個中隊ほどはいるであろう、たくさんのヘルメット団や不良生徒達
これほど多く集まっているのも驚きだが、先生が驚いた点はそこではない
血気盛んな不良生徒達が銃を抜かずに、ヴァルキューレの生徒達と口論をしていることに驚いていたのだ
外の世界では普通のことかもしれないがここはキヴォトス
引き金を引くことが羽よりも軽いこの世界では銃撃戦が起こらない日は1日たりとも存在しない
犬猿の仲である警察と不良という組み合わせに加えて、あれだけヒートアップしている状態で言い争いをしているだけなんて滅多に見られない光景だ
そんな世にも珍しい光景に驚いていた先生だったが、すぐに自身の仕事を思い出し仲裁に入っていった
─不良生徒達の数が数なだけにかなり時間がかかってしまったが、なんとか場を収めることに成功した
彼女達の話を聞くと思わぬ収入が入ったから騒いでいたり、決起集会のために集まったりと理由は様々だった
どうしてわざわざD.U地区に集まってきたのかは謎のままであったが、先生が口添えすることでお咎めなしになり無事不良生徒達は解散していった
周辺の被害が殆どなかったことも幸いした
不良生徒達が去った後、現場で破壊されたものがないか念のため確認してから、ヴァルキューレ生徒達も解散することになった
その時先生は見覚えのある後ろ姿を見つけたため、声をかけにいった
「お疲れ様、カンナ。」
「ああ、先生。お疲れ様です、本日は助かりました。」
彼女の名は尾刃カンナ
ヴァルキューレ警察学校公安局の局長を務めている優秀な生徒である
その活躍っぷりから狂犬という異名を持ち、彼女に追われた不良生徒達の多くから恐れられている
「多忙な先生のお手を借りるのは心苦しかったのですが…いかんせん数が数でしたので。一斉に暴れだしたなら、甚大な被害が出ていたことでしょう。
先生がいらっしゃってくれて、とても心強かったです。」
「全然気にしないで!カンナ達の役に立てて嬉しいから。困ったことがあったらいつでも呼んで欲しい。
……それにしても、彼女達すごい数だったね。ちょっと集まりすぎじゃない?」
先生が過労で体調を崩してしまったという連絡が回っていたこともあり、生徒達はなるべく先生に負担をかけないよう心がけていた
それでも今回は被害を抑える為に頼らざるを得ず、カンナは心苦しく思っていた
そんなカンナに全く気にせず頼って欲しいことを先生は伝え、今回の不審な点について話し始めた
「ええ、これほどの数が集まるのは私も中々見ない光景です。
………先生、これは推測なのですが今回の騒ぎには黒幕がいます。不自然なことに、D.U地区付近では銃撃戦がほとんど発生していない…
これだけの数が集まったにも関わらず不良達は騒ぐばかりで、破壊活動を一切行っていないんです。この辺りには何か黒幕にとって重要なものがあるのかもしれません。」
「なるほど…確かに、壊されたものが全くないというのも不自然だね。」
確かに、先生が到着する前からも戦闘が行われた形跡は一切見られなかった
何度か激情して銃を抜こうとした者もいたが、何かを恐るようにすぐに手を離した姿も目撃した
その不審な姿にカンナは黒幕の存在を感じ取っていた
「…本来であれば彼女達を直接尋問できれば早いのですが、いくら不良とはいえ何もしていない状態では手が出せませんので。なので我々は今後も引き続きこの地区の調査を進めます。
先生、ご協力ありがとうございました。お帰りにはくれぐれもお気をつけて。」
「わかった、カンナ達も気をつけて!困ったことがあればいつでも呼んでね!」
本当はヴァルキューレ生徒達についてあげたいが、先生には他にも仕事がある
カンナ達ヴァルキューレ生徒達に見送られながら先生は現場を後にした
「…ねえ2人とも、今日は何かイベントとかある日だっけ?」
『いえ、本日は何もない至って普通の日のはずですが…』
『検索……特に約束ごとや予定も何もありません。』
「だよねぇ…」
道中アロナとプラナに尋ねてみるも、今日は特になにもない至って普通の平日である
どうして今日に限って、こんなにも騒ぎが大きいのかと先生は首を傾げていた
─空が夕焼け色に染まる頃、ようやく帰路へと着いた先生
どんな些細なことでも相談に乗る先生は今日もいろんな生徒の悩みや相談を聞いて回る活躍をした
ようやく1日を終えてシャーレへと続く道を歩いていると、見覚えのある生徒が近づいてきたのに気がついた
「あれ?チヒロ?お疲れ様!」
「うん、お疲れ様先生。」
そこにいたのはチヒロだった
先生と同じようにどこか疲れた様子だったが、先生に近づくと顔を綻ばせた
「こんな時間に会うなんて珍しいね。今日はどうしたの?私は外の対応が終わったからシャーレに戻ってきた所だよ。」
「私も仕事帰りだよ。ちょうどシャーレに近い場所だったから、ついでに定期チェックしようと思って。またシャーレに盗聴器が仕掛けられたら困るしね。」
話を聞くとチヒロもまた仕事帰りのようだった
ミレニアム内での仕事が主だったようだが、自治区外にも対応があったらしい
2人並んでシャーレに続く道を歩いていると、またしても見覚えのある少女が一人現れる
「ああ、ようやく帰ってきましたか。ご苦労様ですね先生。」
「イロハ?」
次に現れたのはイロハだった
暇つぶしに読んでいた本をパタリと閉じながら合流して共に歩き始める
「特別来る予定はなかったのですが…ゲヘナで起こっている事件、これは好機だ!風紀委員会共が身動きできないようどっさりと書類を送ってやったし、このチャンスを逃すな。行けイロハ!…ということらしいです。」
イロハはまた無茶振りを受けてしまいましたよ、と心底だるそうにしながら経緯を説明する
気怠そうにしながらもどこか喜色の色が混じっていたが、それが先生に会える口実だということに鈍感な先生本人は全く気が付かなかった
「というわけで先生、本日もあちらにお邪魔させてもらいますね?」
「それは全然いいんだけど、書類整理とか仕事が溜まっててね…だから、先に向かってて──」
「無理はいけませんよ先生!」
「わっ!?セ、セリナ!?」
突然背後から声が聞こえ、驚く先生
振り返るとそこには可愛らしく怒っているセリナの姿があった
「先生がまた無理をしていないか心配で様子を見にきました!今日はもう遅いですし、お仕事せずゆっくり休んでくださいね!」
突然現れたセリナはやはり先生の体調を心配して訪れたようだった
右腕にはいつでも先生を救護することができるようにバックを持参している
先生は慣れてきていたが相変わらずの神出鬼没っぷりに、イロハとチヒロはとても驚いていた
「それにしても、貴方以外にミレニアムの方が来ないなんて珍しいですね?てっきりあのメイドさんやらが来ているかと思いましたが。」
「ああ、今日は皆忙しくて余裕がないんだ。私は外の騒ぎにも対処してたから来れたんだけど…」
シャーレに向かう道中、雑談を始めた3人
思っていたよりも集まってきた人数が少ないことに疑問を持ったイロハがチヒロに尋ねてみる
聞けば今日はゲヘナに負けず、ミレニアムも大変な1日だったらしい
「ミレニアムで悪さしていた悪徳企業がまた騒ぎを起こしてね。ミレニアム製の製品に細工されてないか確認作業したりで大変だったんだ。」
「そんなことがあったんですか…まあ、ゲヘナでもいろいろありましたよ。検挙されて大人しくなったはずの連中が懲りずに暴れ回ってましたから。風紀委員会は今も仕事中でしょうね…」
「ええっ、そうなんですね!ミレニアムやゲヘナでもそんなことが…トリニティも今日は大変でした。過去に詐欺被害を起こした犯罪グループが自治区に集まってきたみたいで…皆さん忙しそうでした。」
「「「………」」」
その時、生徒達は確かな違和感に気がつく
先ほど先生もD.U地区で騒ぎがあって朝から出向いていたといっていた
「…なんかおかしくありません?」
「…不良グループや犯罪者が騒ぎを起こすのは珍しいことじゃない。でも規模がおかしい。」
「まるで示し合わせたかのように、一斉に暴れ出すなんて…」
話をまとめると今日はD.U、ゲヘナ、ミレニアムにトリニティといった主要な場所で同時に事件が起こっていたことになる
これは明らかに異常である
何者かによる作為を感じずにはいられない
生徒達が警戒を強めたその時、既に一行はシャーレの玄関前まで到着しており先生が扉を開ける所だった
『あっ!気をつけてください先生!』
『シャーレ内部に生体反応感知、誰かいます。』
「えっ?」
アロナとプラナの警告も一足遅く、先生は扉を開いてしまった
─建物の暗がりの奥からコツコツと靴音を立てて1人の生徒が姿を現す
「おかえりなさいませ、貴方様♡本日も大変お疲れ様でした♡
……それと、お邪魔虫がまだこんなにも残ってましたか。」
「っ!!」
いち早く行動に移れたのはチヒロだった
狐のお面を見た瞬間、すぐに自身のスマホに手を伸ばす
今ここには後方支援を担当する生徒しかおらず、先生の指揮があったとしても銃を向けて敵う相手ではないと理解していたからいち早く助けを呼ぼうとした
「させませんよ。」
「くっ!」
しかし、一瞬のうちに距離を詰めてきたワカモによって阻止される
いち早く通報しようとしたチヒロの手をスマホごと握りしめて封じるワカモ
ワカモとしては相手をするには厄介な連中をせっかく引き離したというのに、またシャーレに集られてしまっては困ってしまう
そのためいつでも止められるよう目を光らせていたため素早く動くことができたのだ
「せ、先生に手は出させません!」
「……は?なんですかそれは…」
咄嗟に両腕を広げて先生を庇うように前に出るセリナ
─狐坂ワカモとは、キヴォトスで知らないものはいないほどの超危険人物だ
七囚人と呼ばれる者の1人として数えられ、厄災の狐という異名を持つキヴォトス屈指のテロリスト
連邦生徒会長直属の組織、SRT特殊学園のFOX小隊の活躍により捕縛されたのだが、後に矯正局を脱獄し現在指名手配の真っ最中
矯正局を脱獄したその日のうちに隠れるわけでもなく、お礼参りにシャーレの建物を襲撃したのだからその危険性はずば抜けている
今回襲ってきたのは、以前に襲撃を防がれた復讐か─
覚悟を決めて先生の盾となるセリナ
だが、ワカモから帰ってきた言葉は思いもよらぬものだった
「…ふざけないでください!!この私が、先生に手を出しあまつさえ怪我をさせるなんて、そのようなことをするはずがないでしょう!!?」
想像だにしなかった言葉に固まる生徒達
じゃあ一体何をしに来たのか
呆気に取られたイロハもついうっかり救助を呼ぶ手を止めてしまった
「と、とりあえず皆落ち着いて!まずは話合いから…話をしよう!」
混沌とした場に入った先生の一声で、ひとまず生徒達は武器を収めたのだった
互いを刺激しないようにチヒロ達はスマホをすぐに出せないようしまいこみ、ワカモも武装を完全に解除した
「もとより、シャーレでは銃火器の使用は禁じられていますから。」
恐ろしいほど素直に従うワカモ
3人は今でも信じられない気持ちだった
一度現れれば周囲に破壊と混乱をもたらす最凶の七囚人があっさりと武器を捨てて、素直に言うことを聞いている
「…もう一度確認するけど、先生に危害を加えるつもりはないんだよね?」
「しつこいですね…何度もそう言っているでしょう。」
「申し訳ないですけど、にわかには信じがたいんですよ。どういった経緯で先生と知り合ったんですか。」
「えっとね、皆。それは、その…」
とても信用することのできないチヒロやイロハがワカモに理由を追求する
理由を察している先生が上手いこと誤魔化そうと代わりに説明しようとした
が、それは他ならぬワカモ本人によって止められた
「あなた様のお心遣いに感謝します先生。ですがこれは私自身の口から話さねば納得できないでしょう。特別に貴方達にも教えてあげます。
私が先生と知り合った経緯…そう、あれは今より数ヶ月前…初めてシャーレの中で先生とお会いした時のこと──」
─恋する少女の口から先生との初めての出会いから今に至るまでの経緯が情熱的に語られる
所々乙女フィルターのかかった箇所がいくつも存在しており、その度に先生は訂正を繰り返していた
ようやくと言っていいほどの時間をかけてワカモがこれまでの経緯を説明し終えた後、沈黙が流れる
最初は嘘かとも思ったが、隅々まで詳しく語られた先生への想いと熱意は本物だと理解させられた
こうなるから自分から話したかったと気恥ずかしい思いでいっぱいの先生
沈黙の中ようやくイロハが口を開いた
「驚きました…まさか先生もハニートラップを使って、七囚人の1人を籠絡していたとは…」
「イロハさん?そんな女心を弄ぶ下衆野郎みたいな言い方はやめてくれませんか?」
あんまりな言われように傷つく先生
色々と変態的な発言をしていたことに自覚があるためあまり強く否定できないのが悲しかった
「そうです!先生はそんな最低な人ではありません!この私が先生の麗しさに一目惚れしてしまっただけなのですから!」
「わ、わぁあ…そんな、ドラマチックな…」
真っ赤に染めた顔を手で多い、指の隙間から覗いて呟くセリナ
多感な時期の女子高生にはなんとも刺激的な話だった
「先生…まさかとは思うけど、七囚人達からことごとく目をつけられてるわけじゃないよね?」
チヒロがジト目で問い詰めてくる
ふらりと外に出ては生徒ととても仲良くなっているこの先生はやりかねない、そんな確信があった
「そんなことは〜…ないと思うよ?」
…慈愛の怪盗だったり、五塵の獼猴だったり、伝説のスケバンだったりと七囚人とは何度か出会ってきてはいるが特別目をつけられるようなことはしていない、はず
うん、先生として当たり前のことを言っただけだし
そう自身に言い聞かせて先生は否定した
「とにかく、そういうことですので…今すぐに帰るのであれば見逃してあげましょう。
ささ、あなた様どうぞこちらへ。不束者ではありますが、先生のため誠心誠意ご奉仕させていただきます。書類の整理も万全です、先生にしかできないもの以外は全て整えさせていただきましたから。」
話は終わったとばかりに先生に抱きつくとシャーレの奥へ連れて行こうとするワカモ
「書類を片してくれたのは助かるけど、待って落ち着いてワカモ!?私は大丈夫だから!病院で診てもらったししっかりと休息もとったから…」
「ええ、わかっています。まだまだお仕事もあるのでしょうし、そちらの生徒達の対応をしたいのですよね。どこまでもお優しいあなた様のお心を尊重したいのですが…命には変えられません。お叱りはお休みいただいた後に甘んじて受けますから!」
「いやその気持ちはありがたいんだけどね!そこまでしてもらわなくても大丈夫だから、待って待って力強いね!?」
「あー、だめですねこれ。会話ができるようで全く話聞かないやつです。ゲヘナで嫌というほど見ました。」
「どうしようか…止めたいけど私達じゃ敵わないし、助けを呼ぼうにも騒ぎは起こしたくないし…」
「ま、待ってください!先生をお休みさせるのは賛成ですが、医療関係者として正しい方法をアドバイスさせてください!」
説得も通じず、強引に連れ去られそうになる先生
止めようにも今の戦力でら難しいこともあり、なんとか止められないかと考えを巡らせ始めた
──その時だった
「突入ッッッッ!!!」
「わわっ!?」「きゃあっ!?」
「ッ!何者ですか!!」
シャーレの扉が勢いよく開かれ、バタバタと音を立てて何者かが駆け込んできた
飛び込んできたのはウサギ耳を模したヘッドギアやヘルメットをつけた4人の少女達
彼女達はこの場にいる誰一人として逃さないよう扉の前に陣取ると、声を張り上げた
「私達はSRT所属、Rabbit小隊です!シャーレにて夜な夜な怪しい動きが見られるとの報告がありました!全員その場で手を挙げてください!」
「ネタは上がってるんだ先生!神妙にしろ!」
「くひひ…ミユからいっぱい目撃証言があがってるんだから言い逃れはできないよ、先生?」
「ひゃうう…やっぱりこんな夜遅くなのに、色んな人がいる…」
現れたのはSRT特殊学園所属の一年生、Rabbit小隊だった
リーダーである月雪ミヤコ、ポイントマンの空井サキ、オペレーターの風倉モエ、スナイパーの霞沢ミユの四人で構成されており、将来有望な期待の新人達
普段は子うさぎ公園で学園の復活を求めるデモ活動を行なっている彼女達だったが、シャーレで怪しい動きが起きていることを知って突入を決意したようだ
─ゆっくりと近づいて互いの姿をはっきりと認識した両者は最大限の警戒をあらわにした
「災厄の狐…!?七囚人がどうしてここに!?」
「…… S R T ? ? ? 」
深夜のシャーレ、思いがけない場所で因縁の相手同士が邂逅した──
ワカモに焚き付けられた犯罪者達
D.U.付近に集められた不良生徒達と違い、指名手配中のワル達
先生が働きすぎで倒れたと風の噂で聞き、ワカモは今すぐにでも向かおうとしたが…
ゲヘナの風気委員長など一筋縄ではいかない生徒達が集まっていることを知る
正面突破は難しいと判断、シャーレに集まれないように妨害工作へと計画変更
悪党どもを最大限利用しつつ、逮捕に貢献したとなれば先生もお許しになるのでは?と考えて接触、持ち前の扇動力で見事に焚き付けることに成功した
なお万が一逃げられると面倒なためワカモが裏でリークしており、全員それぞれの自治区で逮捕済み
ミレニアム付近の犯罪者達
かつてミレニアム製品を違法改造してパチモンを作り出し、起訴された過去をもつ
会社はものの見事に潰れてしまい、ミレニアムに復讐する機会を虎視眈々と伺っていた
完全に逆恨みである
ゲヘナ付近の犯罪者達
不良達を相手に悪どい商売をして、風紀委員会に検挙された
空崎ヒナの恐ろしさから辞退しようとしていたが、結局金に目が眩み参加してしまった
トリニティ付近の犯罪者達
世間知らずなお嬢様をターゲットに詐欺やぼったくり等を繰り返して正義実現委員会に検挙された
犯罪者達が結託して各自治区で同時に動き、最大の懸念事項であるシャーレの先生はワカモが抑えるという計画を聞き勝機を見い出したため参加した
結果、全員ものの見事にワカモに騙されてしまった
まあキヴォトスで災厄とまで言われるほど破壊の限りを尽くしていた悪のカリスマが、先生に一目惚れした結果自重するようになったなんて誰にもわかるわけないから仕方ないね