でも、それだとアロナとプラナしか出せないなぁ
それでもいいかな
でも他の生徒とともイチャイチャしてるのがみたいなぁ
でも深夜に勝手に侵入してくる実装済みの生徒なんて…………(受け入れ済み生徒を見返す)
い ま し た
筆者は別衣装の方ちゃんと所持してます。限定がピックアップ終わった後にブルアカ始めたので復刻されたら引きます
独自設定、キャラ崩壊等注意!
──時は数十分前まで遡る
先生達が転送される瞬間と同時に、シャーレへと入ってきていた生徒がいたのだ
「夜遅くに失礼いたします先生。先ほどまで電気がついていたのでいらっしゃいますよね?任務で遅くまでかかってしまい、ミレニアムへ戻る電車もなかったのでシャーレで休ませていただけませんか?」
そう言いながら、入館証でロックを解除し中に入る生徒
その服装は普通ではなく、瑞々しい柔肌を惜しげもなく晒しており頭にはうさぎの耳型のカチューシャをつけている
…いわゆるバニーガールの姿だった
そんな彼女の名前は飛鳥馬トキ
ミレニアムサイエンススクールに存在する特殊部隊Cleaning&Clearing、略してC&Cに所属している優秀な生徒だ
先生が書類と格闘している中、C&Cもセミナーから命じられた重大な任務を遂行していたのだ
その任務はミレニアム製の製品がある悪徳企業達によって不正に扱われているというものである
ミレニアム製商品に改造を施し、あたかも自分達が開発したものと嘯き何倍もの値段で売りつけていた
その不正の証拠を暴きお灸を据えるべく、悪徳企業の幹部達の集まる会場へバニーガール姿で潜入し、トラブルを起こしつつもC&Cは無事に任務を完遂した
任務が終わる頃にはもう真夜中であり、首謀者達をヘリで護送していく先輩達と別れて現地解散となったトキは仕事用のバッグを持ちながら夜道を歩いていた
その時、ふとシャーレを見ると明かりがついていることに気がつき、シャーレで休ませてもらおうと思い、シャーレへと入っていったのだ
「先生、いらっしゃらないのですか?…ここにもいない…おかしいですね…入り口から入ってきた以上、すれちがうはずがないのですが…」
シャーレの建物内をくまなく回り先生の姿を探すトキ
しかし、先生の姿は影も形もない
裏口から出たのかとも思ったが、裏口が使われた形跡もない
夜遅くまで光がついていた以上絶対に先生がいたはずなのだが、どこに行ってしまったのか
やがて執務室近くから先生がどのように動いていったのかを推理していく
(…入り口や裏口へと向かっていった形跡はありませんね…行き先は、地下室…?)
一つ一つ情報を整理し、周囲を探り足跡を辿る
特殊部隊所属は伊達ではない
時には対象に気づかれることなく痕跡を辿って尾行することもあるトキからすれば、先生がどのように歩いて行ったか探るのは造作もないことだった
先生の行き先をたどり、やがて地下室へとたどり着く
そして、先生の足跡が途絶えた襖の前までたどり着いたのだ
「こんなところに襖があるなんて…先生はいったいどこに…?この襖、開くのでしょうか…」
見た目は普通だが、不自然な場所にある襖に手をかける
襖はなんの抵抗もなく開くことができた
すると襖から眩い光が溢れだす
「なっ!?これは…っ!?」
飛びのこうとしたがあまりに一瞬の出来事に逃れようがなかった
こうしてトキは光に包まれて、先生の実家であるお屋敷まで転送されてしまうのであった
屋敷に転送されたトキ
異常事態にすぐさま姿勢を低くして構える
シャーレに入る時銃は預けるルールのため、愛銃である「シークレットタイム」は今手元にない
手元にあるバッグの中の隠し武装を使うことも視野に入れながら周囲を見渡す
(あの襖は転送装置だったのですね…先生はここにいらっしゃるのでしょうか…)
セミナーの生徒会長でありながら、優秀なエンジニアでもあった主人に仕えていた過去を持つトキは転送装置の存在を知っていたため必要以上に驚かない
足跡が途絶えていた以上、ここに先生がいるはずだ
だが万が一ということもある
警戒を強めたその瞬間、トキの視界に沢山の情報が入ってきた
(これは…先生のシッテムの箱の…)
今まで幾度となく先生の指揮下の元受けてきたシッテムの箱のサポートだ
シッテムの箱による補助により周囲の状況がより詳しくわかる
家の構造がマップとして現れ、周りに敵となる赤い点は存在せず、先生を示す緑色の点のみが存在しゆっくりと近づいてくる
信頼できる情報に従い、先生が来るのを待った
果たして現れた先生の姿にトキは目を見開いて驚いた
シャーレで前に見た部屋着姿などではなく、先生は今まで見たことないほどリラックスした寝巻き姿で現れたのだ
その顔はお酒を飲んでいたのか赤く染まり、お風呂上がりの良い匂いがする
「…………変わった格好をしていらっしゃいますね。」
「バニーガールさんには言われたくないかなぁ…」
先生も見慣れたメイド服ではなく、目に毒なバニーガール姿のトキに苦笑した
「というわけでシャーレに来て、ここに転送されたのです。」モグモグ
「なるほどそうだったんだね…」
「ご馳走様でした、先生。大変美味しいケーキと炭酸ドリンクでした。」
「喜んでくれてよかったよ。」
そのまま先生に屋敷を案内されトキは自室へと招かれた
ショートケーキとチョコレートケーキ、炭酸ドリンクまでいただいてご満悦のトキ
アロナとプラナのものだが、すでに2人はスキャンしたものを食べ終えていたので問題はない
最初は喋ることよりも食べることを優先して、目を輝かせながら食べていたため本当に美味しかったようだ
「それにしても、(店の名前)……聞いたことのないお店ですね。これほどの味ならチェーン店になっていてもおかしくはないのですが、できたばかりのお店なのでしょうか?」
ケーキの箱を見ながら首をかしげるトキ
キヴォトスは学園都市というだけあって、その人口のほとんどが女子生徒達である
そんな甘いものが大好きな女子高生達が美味しいケーキのお店に食いつかないはずもなく、これほどの味で店の名前を知らないことなどありえないのだ
「ううん、このお店はとても有名な店だよ。トキの言う通りチェーン店にもなってる。実はねトキ、落ち着いて聞いて欲しいんだけど──」
こうなった以上、全てを話すしかない
トキは聡明で賢い子だ
下手な嘘や誤魔化しは通用しないし、なによりも大切な生徒を騙して丸め込むようなことはしたくなかった
先生はトキに真実を話した
ここはキヴォトスではなく外の世界だということ
ここは先生が幼いころから育ってきた生まれ故郷であり、先生の実家であること
あの襖は転送装置であり、かつて連邦生徒会長が偶然作り出したものであること
あの襖を介して先生と連邦生徒会長は交流し、その後キヴォトスへと招かれたこと
先生はシッテムの箱を使い、今まで幾度となく転移を繰り返してこっそり帰省していたこと
両親はもうすでにいなく、1人で住んでいること
この秘密を知っている者は連邦生徒会長を除いて今まで誰1人もおらず、トキが初めてだと言うこと
全て余すことなく先生はトキに伝えた
トキは先生の言葉を一言一句聞き逃すことなく、静かに傾聴していた
先生が話し終えると、トキは潔く口を開いた
「…………なるほど、そういうことだったのですね。……ええ、完璧に理解しました。」
そう言い終えるとトキはどこか神妙な面持ちで改めて先生の前に移動する
そのまま正座し、静かに頭を下げた
──所作に一切の隙や無駄のない、それはそれは美しく見事な土下座だった
「先生、不束者ではありますがどうぞよろしくお願いいたします。」
「急に何の話!!?」
スッと顔を上げるトキ
たったそれだけの動作なのに先生はたじろいだ
トキから今まで感じたことのない気迫が発せられていたからだ
「飛鳥馬トキ改め、(先生の苗字)トキです。」
「私達結婚してないよ!?」
「子供の名前は(先生の名前)Jr.、女の子ならリオにしましょう。」
「気が早すぎる!!」
「先生!どうか先生を私にください!心身ともに支えることを誓います!」
「それをトキが言うの!?待って、お願いだから落ち着いてトキーーーー!!!!」
トキは普段からポーカーフェイスのため、とてもわかりづらかったがよくよく見れば頬が赤く染まっており、その目はぐるぐると渦を巻いていた
意図せずして起きた先生の故郷帰省からの実家訪問という、先生に好意をもつ生徒達誰もがハンカチを噛んで羨ましがるイベントに遭遇し、流石のトキもキャパオーバーしてしまったらしい
その後錯乱したトキを落ち着かせるのに、結構な時間がかかってしまった
「失礼しました、少々取り乱してしまったようです。」
(少々…??)「う、うん。落ち着いてくれてよかったよ…」
懸命に説得を繰り返して、ようやく正気に戻ったトキに心の底から安堵する先生
先程までのトキの勢いはものすごく、肉食系女子という次元ではなかった
アルコールが入ってどこかふわふわしていた先生もすっかり酔いが覚めてしまった
先生と生徒という関係を死守できたことに謎の達成感を覚える
「ところで先生、ここからキヴォトスへ電波は繋がるのですか?」
「シッテムの箱を使えば繋がるけど…どうしたの?」
携帯を操作しながら先生に尋ねるトキ
無事に帰れたか、もしくは安全な場所で休めているかどうかC&Cの先輩たちに報告する必要があるからだ
もし連絡を怠れば先輩達に異常ありとみなされてしまう
「「お疲れ様です。わたしは今、先生の実家にお邪魔していま〜す。羨ましいですか〜?ネル先輩〜?ピースピース」とか送らないよね?」
「…………………………………送らないです。」
「間が長すぎない?」
9割型完成していた文章は全て削除され、無難な文章に書き換えられた
アロナとプラナにチェックしてもらってからメールは送信された
「お願いだから自重してね、これがバレたらものすごく大変なんだ。」
「ええ、理解しています。外の世界へこんな簡単に訪れることができる技術が漏れてしまえばキヴォトスは大混乱に陥るでしょう。」
ですがと言って、トキは先生に視線を合わせる
目を閉じて深呼吸をしてから、キッと鋭く先生を睨んだ
「それはそれとして私は今気持ちが昂ってしまって仕方がないのです。一体どうしてくれるんですか先生。」
「ええっ!?」
先生と2人だけの秘密を手に入れ、他の誰よりも先生のことを知ることができ、リードしているという事実を再確認することで再び高揚してしまったトキ
このままでは先ほどの繰り返しとなってしまうことは目に見えていた
「そ、そっかごめんねトキ…一体どうすればいいかな?」
「そうですね。ではまずは私と別々の部屋ではなく同じ部屋で寝ましょう。お布団がなければ一緒の布団で構いません。」
「ある!あるよ、大丈夫!普段から綺麗にしてる布団がもう一組あるから!私が布団敷いてる間にシャワー浴びたり、歯を磨いておいで!歯ブラシの予備が棚にあるから!」
言いながら敷いてあった先生のお布団へ侵入しようとするトキを制し、新しい布団を急いで敷く先生
もう一組の布団は今までアロナとプラナ用に用意していた布団であり、嘘偽りなく綺麗に使っていた
スキャン技術は優秀であり、食べ物でなくとも現実世界のものを電脳世界で再現できるためだ
「……わかりました、ではありがたくお借りします。……ああ、着替えは予備のバニー服がありますのでご安心を。」
「普通の服はないんだね…うん、ごゆっくり…」
余裕があれば[彼シャツ]なるものを試してみたかったトキだったが、疲労困憊のため今日は断念した
いつか先生に披露しようと思いながら、シッテムの箱によるサポートの案内に従いバッグを持ってお風呂場へと向かった
「戻りました。ありがとうございます先生、では一緒に寝ましょう。」
それから数十分後、お風呂上がりの良い匂いを漂わせたトキが戻ってきた
トキは本音を言えば先生のお布団の中で2人一緒に寝たかったが、あまり強く求め過ぎてやっぱり別の部屋で寝ようと言われても困る
何より疲労と眠気がピークに達していたトキはもう限界だった
「また明日改めてお話ししましょう。おやすみなさい、先生……」
流れるような動きで布団へと入っていき、そう言い終えると目を閉じる
数分もたたずにトキは夢の世界へと旅立っていった
「早いね、もう寝ちゃったのか…でもそうだね、もうこんな時間だもんね…」
時計を見ればもう夜を過ぎて朝に差し掛かる時間帯だ
このままでは徹夜になってしまう
「うん、とりあえず私も寝よう。明日になったら色々教えなくちゃ。アロナとプラナもありがとう、おやすみ。」
『はい、おやすみなさい先生。』
『ゆっくりと休んでください。』
先生もいそいそと自分の布団へと入り込む
アロナとプラナも明日に備えて就寝し、シッテムの箱が消灯する
こうして先生の大変な1日はようやく終わりを迎えたのだった
先生の苗字、名前及び店の名前はわざと入れていません
というかお店は実在の名前は出したらダメなのでぼかしてます、自由に妄想してください
バニートキはいいぞ…