シャーレの地下室の秘密   作:cheese hamburg

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サ○エ○ん時空です
ブルアカが元々サ○○○ん時空なので問題ないと思います

初心を忘れかけていたので書きました
こうゆうのが見たかったんです

もしホラー映画ファンの方がいらっしゃったらブラウザバックをおすすめします

生徒と外の世界での一幕



幕間
キヴォトス人と映画①


 

◉トキとロボット映画

 

「先生、先日はセミナーのお二人と映画をご覧になったと聞きました。」

 

「?…うん、こないだユウカとノアの2人と見たよ。どうしたの藪から棒に…」

 

ある日のこと、先生はトキにセミナーの2人と映画を見たことを問い詰められていた

 

詳しく話を聞くと、セミナーの2人が先生とまた映画を見たいと楽しそうに話していたところを見て、自分も見たいと思ったらしい

 

「私も先生と一緒に映画が見たいです。ポテチや飲み物の準備もしてきました。」

 

トキの手に持った袋の中には大量のお菓子と飲み物が準備されていた

断られることを微塵も疑わない、キラキラとした目で先生を見つめている

 

「もちろんいいよ!どんな映画が見たい?」

 

特に断る理由もないので先生は快く頷いた

経緯はどうあれ、誰かと一緒に映画を見るのは楽しいものだから

 

「そうですね…では先日お二人が見たものと同じものを。」

 

「わかった!ちょっと待っててね。これはいい映画だよ、ミレニアムの子達なら楽しめると思う!」

 

提案したはずのトキ以上に、先生の方が嬉々として準備を進めていく

自分の好きなもの、趣味を共有するというのはとても嬉しく得難いことだ

 

先生にとって何度目かになる映画だが、気に入った映画は何度見てもいいものなため、全く気にならなかった

トキから渡されたコーラとポテチを手に2人は映画鑑賞を始めた

 

 

──先生の想像以上にトキは映画に興味を持って楽しんでくれていた

 

トキはアビ・エシュフという超兵器を操ることができるうえに、優れた開発能力を持った主人に仕えていたため、並みのミレニアム生徒以上に技術や知識がある

熱心にどういった設定、技術で動いているロボットなのか尋ねた

 

早口にならないように気をつけながら、一つ一つ疑問に答えていく先生

 

今まで使う機会の訪れなかった知識を披露することができて、気を良くした先生は他にも自身お気に入りのロボット映画をおすすめした

 

 

遠い宇宙の彼方から飛来した金属生命体を相手に戦う映画や地下に住んでいた少年がドリルを武器に突き進む映画など、色々なロボット映画を視聴した

 

キヴォトスとは違う外の世界ならではの設定から描かれる映画にとても楽しんでくれたようだった

 

 

──だが先生はあまりにも童心に帰り、興奮しすぎてしまった

 

 

 

「先生、少しいいですか?」

 

「うん、どうしたの?」

 

夢中になっていた先生は声をかけられたことで、ようやくトキの異変に気がついた

…些細な変化なのだが、よく見るとほんの少しトキの眉がつりあがっている

 

「えっと…もしかして楽しくなかった?」

 

「いえ、どの映画も楽しかったです。出てくる兵器やロボットも素晴らしいものでした。ですが。」

 

映画は十分に楽しめたらしい

ならば何故トキは不満そうな顔をしているのか

 

何処か淡々とした口調で映画の感想を述べた後、トキは一度言葉を切り息を吸った

 

 

「リオ会長に作っていただいた私のアビ・エシュフも負けていないと思いませんか?」

 

 

トキは先生の服の袖を強めに引っ張り頬を膨らませていた

どうやらトキは他のロボットに夢中すぎる先生に嫉妬してしまったらしい

 

「も、もちろんトキのアビ・エシュフも格好良くて大好きだよ!全然負けてないよ!」

 

慌ててフォローする先生

勿論嘘は言っていない

初めてアビ・エシュフを見た時は内心かっこいいと思っていたし、状況が状況でなければ大興奮間違いなしだった

 

ただロボットにはそれぞれ違った良さがあり、一概にこれが一番と決めることはできなかった

 

…それにアビ・エシュフは正確にはロボットではなく、パワードスーツの一種である

 

「…そうでしょう。ですがやはり先生にはアビ・エシュフの魅力が100%伝わっていないご様子…早急に対策を考えなくては…」

 

「……トキ?トキさん?」

 

そんな内心が伝わってしまったのか、先生の呼びかけも聞こえないほどトキは深く考え込んでしまった

 

どうすれば先生をこれらの映画に出てくるロボット達のように夢中にさせることができるのか

 

顎に手を当てたままぶつぶつと呟くトキに不安を覚え、中断させるべきか悩んでいたところでトキは顔をあげた

 

「いえ、待ってください。先生、閃きました。」

 

トキは名案を思いついたらしい

 

先程の映画の内容を参考にして、閃いた

これならば先生の目を釘付けにし、映画よりも自分達の方が凄いことを証明できる

 

「アビ・エシュフを複座式にして私と一緒に乗り込みましょう。先生、私と一緒に2人乗りでアビ・エシュフを操縦するんです。」

 

「ト、トキ…そんな…そんなの…」

 

架空のロボットよりも現実のロボット

もし実際に操縦することができたなら、フィクションのものは本物に敵わないと考えたのだ

 

トキの提案を聞いた先生は肩を震わせて、俯く

 

ぱっと見では怒っているようにも見えるが、すぐに違うことがわかる

 

なぜなら、その声からは抑えきれない歓喜の感情が溢れていたから

 

 

「トキは天才だよ!!!やろう!私もアビ・エシュフに乗りたい!」

 

 

トキの考えは的中した

幼い頃から[いつかスーパーロボットやパワードスーツを操縦してみたいなぁ]という漠然とした夢を持っていた先生は興奮を抑えることができない

 

男の子なら幼い頃に誰しもスーパーロボットやパワードスーツに憧れるものなのだ

 

「そう言ってくれると信じていました。今すぐミレニアムのエンジニア部へ駆け込みましょう!」

 

「思い立ったが吉日、善は急げだ!複座式だと私が火器管制でトキが機体制御かなぁ!?」

 

先生はまるで子供のようにはしゃいでいた

嬉々として2人乗りになった際のアイデアを声に出し続ける

そんな先生を見てトキも嬉しくなる

 

2人でシャーレに戻った後、ミレニアムに向かって走り出した

 

 

 

──こうして暴走した2人はミレニアムのエンジニア部へと駆け込んだ

エンジニア部は当然協力を申し出て、楽しそうな気配を察知したチヒロ抜きヴェリタスも「優秀なオペレーターがいないとね」と騒ぎに乗っかった

さらに新作ゲームのネタになりそうとゲーム開発部も悪ノリする始末

ヒマリまで面白そうだからと協力し、どんどんと規模を拡大していった*1

 

 

「先生は弱いんだから、パワードスーツで守られてた方が安心でしょー!?」

 

「そもそも先生を前線に出すなー!後方で指揮して貰った方がいいに決まってる!」

 

 

結果、ミレニアム生は賛成派と反対派の二つに大きく分かれ、ミレニアム学園全体を巻き込んだ大騒動へと発展してしまうのだった──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◉キヴォトス人とホラー映画

 

 

「会議もひと段落ついたし、これから皆で映画でも見ない?」

 

 

これからの計画に関する話し合いもひと段落した頃、先生から生徒達に映画鑑賞のお誘いがかかった

 

普段、これほど錚々たる顔ぶれが集まるということはなかなかない

せっかくのこの機会に生徒同士もっと仲良くなって欲しいと思い、声をかけたのだ

 

ちなみに映画鑑賞を選んだ理由についてはヒナやエイミ、トキなどを除いた生徒達が運動が得意ではないためだ

よって、体を動かすレクリエーションよりも室内で楽しむことができるもののほうがいいと考えたのだ

 

「そうですね!せっかくの機会ですし、皆さんともっと仲良くなりたいです!」

 

「私としても異論はない。これから協力していくわけだし、いいと思う。」

 

そんな先生のひと声にセリナとヒナが大きく賛成してくれる

 

かたや派閥ごとそれぞれの隠し事や謀略の多いトリニティ

かたや万魔殿や不良生徒との揉め事の多いゲヘナ

 

手を取り合って協力することができる存在の大切さをよく知っている

2人も他の生徒達と信頼しあって、協力できるように交流することを望んでいた

 

 

「良い提案かと。頼れる知り合いや友達が増えるのは良いことです♪」

 

「私からも異論はありません。せっかくだし、みんなで楽しみましょう!」

 

ヒマリとユウカからも援護射撃が入る

 

せっかくの機会にそれぞれが交わることなく、自由に過ごすだけではもったいない

効率よく計画を進める近道は仲間同士の円滑なコミュニケーションなのだから

 

 

「はぁ…まったく仕方ないですね。そこまで言うのなら、しょうがないので付き合ってあげます。」

 

「…そう言いながら、ちゃっかり準備万端じゃない。」

 

そんなことを言いながら、イロハはすでにポテチやコーラといった映画鑑賞のお供を手にし、座布団を敷いていた

少々面倒ではあるが、拒否するほどのことでもない

ユウカの指摘もどこ吹く風でマイペースにポテチを貪る

 

他の生徒達からも特に異論はでなかったため、この後の予定は映画鑑賞に決まった

 

 

アプリを起動しテレビ画面と連携させると、デカデカとホラー映画特集というタイトルが出てくる

どうやら新旧ホラーの名作映画がピックアップされているらしい

 

せっかくなので見てみたいという者、科学的に外の世界ではどんな表現で作られているのか興味がある者、こだわりがなくなんでもいい者に分かれ反対意見は特になかった

 

結果、今回はホラー映画を皆で楽しむこととなった

 

 

「先生はホラー映画は大丈夫なんですか?」

 

「うーん、夜1人だったら絶対に見れないかな…」

 

ホラー映画経験の有無についてノアから問いかけられる先生

特段苦手というわけではないが、得意というわけでもない

先生のホラー耐性は一般人と変わりない程度だった

 

「先生、ご安心ください。いざという時は、優秀なメイドが貴方をお守りしますので。」

 

「ありがとうトキ。」

 

いつものように自信満々な顔で宣言するトキに安心感を覚える先生

先生の何倍以上する頑丈な体を持ち、神秘と呼ばれる不思議な力を操る生徒達が共にいてくれることほど心強いものはない

 

「そういえば、ノアの方こそ大丈夫なの?」

 

ノアは完全記憶能力の持ち主のため、一度トラウマを覚えてしまうと忘れることができない

 

それは本人も自覚しているため、晄輪大祭でなまこソーダなる劇物が出た際は味を覚えてしまわないように辞退したこともあった

 

「うーん…多分、大丈夫じゃないでしょうか。ミレニアムでオカルトやホラーを題材にしたものの審査を請け負うこともありますし。」

 

ミレニアムサイエンススクールでは多種多様な部活動が存在し、映像や映画、撮影技術に特化した部活動も当然存在する

 

ミレニアムプライスと呼ばれる品評コンテストに向けて各々の部活が実績作りと部費確保のための成果を競い合う都合上、とんでもなく過激な作品を提出してくることは珍しくない

 

時には古代史研究会が見つけてきたおどろおどろしい発掘品を審査することもある

 

そのためミレニアム製品の審査を担当している都合上、ある程度は耐性ができていた

 

 

「それに、もし何かあった時は助けてくれますよね先生?」

 

片目を瞑り笑顔で尋ねるノア

この問いかけに対する答えは聞くまでもないことだが、それでもノアは先生の言葉を、答えを直接耳にしたかった

 

「もちろん、ノアが大変な時は先生として必ず助けになるよ。」

 

「はい♪頼りにしてますね、先生♪」

 

困っている生徒を助けるのは先生として当然のことだ

望んだ通りの言葉を迷いなく答えてくれる先生にノアは笑顔を浮かべる

 

これまでの経験から培った確かな信頼が2人の間にはあった

 

 

…だが、そんなやりとりを見せられては、嫉妬せずにはいられないメイドが1人

 

「…先生、私を護ることもお忘れなく。いざという時、従者を守り導くのは主人の勤めです、先生。」

 

「さっきと言ってることが違くない??」

 

早すぎる手のひら返しに驚愕する先生

 

メイドの誇り?そんなことより構ってくださいと言わんばかりにトキは詰め寄ってくる

 

「ふむ…私も恐怖で寒気がしてきましたね。温めてください先生。」

 

「まだ始まってないのに!?」

 

さらには他の生徒に便乗してイロハも悪ノリし始める始末

先生の膝の上に乗り、体重を預けてしまった

 

ふわふわとした柔らかな赤い髪の感触と香りに先生はドキッとしてしまう

 

「私の前で風紀を乱すような真似をするなんて、いい度胸ね…?」

 

そんな不埒な光景を風紀委員長が見過ごすはずがなく、ゆらりと立ち上がる

顔に影ができているため、結構本気で怒っていることがわかる

 

さっきまでの和やかな空気はどこへ行ってしまったのか

このままではまずいと、ヒナを宥めるため反射的に先生は声を上げた

 

「もしヒナも怖くなったら私に抱きついてもいいよ!…なんて、ハハハ…」

 

「えっ!?えと、それはっその……」

 

よく考えず咄嗟に喋ってしまったため、火に油を注いだかと焦る先生だったが、ヒナは驚き固まってしまった

 

結果的に不穏な空気を収めることに成功し、安堵した

周囲からじっとりとした視線を感じるが、気のせいだと言い聞かせる

 

「はぁ…皆落ち着いて、まずは離れて。あまり先生を困らせるようなことは──」

 

「おや、ちーちゃんが嫉妬とは珍しいですね?」

 

「そんなんじゃないから!」

 

その隙にチヒロがひっつく生徒達を引き剥がして場を収める

そんなチヒロをヒマリが揶揄うことでまた和やかな空気が戻ってきた

 

 

〉ノア、ワルノリガスギルワヨ。

〉ゴメンナサイ、ツイタノシクナッチャイマシテ♪

 

「ごめんねヒナ。ちょっと悪ふざけが過ぎたね…あれ、大丈夫?」

 

改めて先生はヒナに謝罪しに行ったが、ヒナはなんとも言えない暗い雰囲気を纏っている

どこかシナシナと萎れているような、元気のない姿だった

 

「なんでもないわ…うん、なんでもない…」

 

(羨ましくない。本当はその場のノリに身を任せて先生に座ったりとか、素直に私も先生に甘えたかったなんて思ってない。ないったらない…)

 

…ヒナは勝手に落ち込んでしまいそうな自分を律していた

心の中で自分は正しいことをした、間違っていないと必死に言い聞かせて続けていた

 

 

 

 

ようやく始まったホラー映画

自信満々な生徒達が大半だったが、いざ始まってみると…

 

「ひっ!!」

 

「ッッ!!!」

 

 

「きゃああああッッ!!!」

 

「ふふふ…きゃー♪」

「ちょっ、ユウカ首が閉まるっ…!」

 

複数の生徒が悲鳴を上げて先生に抱きついた

セリナもそうだが、普段の言葉遣いが出ないあたりトキも本気で怖がっているらしい

 

先生とユウカの間にいたノアは2人に押しつぶされる形になってしまい、苦しそうにしつつも嬉しそうだった

 

「っ!!…お、おや…ちーちゃん恐ろしいのですか?仕方ないですねこの超天才清楚系病弱美少女ハッカーが抱きしめてあげましょうそれならば怖くないでしょう、いえいえお礼は結構ですよほらエイミももっと近くにこちらにきてくださいさあどうぞ遠慮せずに抱きしめてください!」

 

「ま、まぁ、確かに怖いけど。」

 

「部長、暑い…」

 

この間わずか数秒である

聞き取れるギリギリの速度の早口で捲し立てた後ヒマリはチヒロに抱きつく

エイミはすでに捕まっていたため暑そうにぼやいていた

 

「…イロハ、大丈夫?」

 

「…舐めていたわけではないのですが、想像以上でした。」

 

なんでもないように装うイロハだが、その顔は青くなっている

ヒナも何も感じていないわけではないため、冷や汗をかいていた

2人で頷き合うと、他の生徒達のように自然と先生のそばへと向かっていく

 

外の世界の叡智を結集して作り上げた名作ホラー映画はキヴォトス人にも効果覿面だった

 

── だがしかし、それは一部の映画だけだった

避けられぬ呪い、迫り来る幽霊にはとても怖がっていたのだが…

 

 

次に鑑賞するのは呪いの人形が人々を襲う映画だった

 

「思ったよりも小さい…」

 

「動く人形ならスランピアで戦ったわね…もっと大きかったけど…」

 

彼女達の想像以上に呪いの人形は小さく可愛らしいものだった

 

カラスを周囲に放つわけでも、巨大なボールをぶつけてくるわけでもない

分身もしないため、キヴォトスの実際に動いて襲ってくる人形に比べればとても良心的だった

 

「えっ、包丁…?なんで、料理でもするの?」

 

「いやいや…おそらく、凶器として使うんじゃないですか?」

 

「動くって言っても人形だし、そうよね…それくらいしかできないわよね。」

 

キヴォトス人にとって包丁は凶器足り得ないため、他の演出が素晴らしいだけに困惑が広がる

例えるならば唐突にハリセンを持ち出されたかのような違和感に戸惑いを隠せなかった

 

 

 

次の映画でも最初は恐怖を煽る優れた演出に怖がっていた生徒達だったが…

 

「チェーンソー…?」

 

「工具をわざわざ使うんですね…」

 

「確かに怖いけど…なんとかなりそうね…」

 

またしてもキヴォトス人特有の耐久性がホラーの醍醐味を潰してしまう

 

その気になれば素手でチェーンソーを破壊することのできる生徒が近くにいるせいで、絶望感があまり感じられない

 

「こちらの人達には、チェーンソーってそんなに怖い物だったんですね…ハナエちゃんがいつか来たらちゃんと注意しておかないと!」

 

救護騎士団にはやたらとチェーンソーを取り出してしまう後輩がいたため、外の世界へ来ることがあれば絶対に使わないように言い聞かせねばとセリナはメモを取った

 

 

 

そして次に鑑賞したのは遥か遠い未来から送られてきた殺人ロボットと戦う映画だ

 

暴走したロボットが人類抹殺を目論み襲いかかってくる恐ろしい映画なのだが…

 

「ロボットの暴走…よくあることですね。」

 

キヴォトスでは現在進行形でデカグラマトンという超高性能人工知能が猛威を奮っているため、真新しいものではなかった

 

そもそもpmc然り、カイザー然りすでにキヴォトスではロボットと一緒に生活してしまっている

 

「公開年数を見るに、古い映画ですからね。」

 

「ホラーとしての雰囲気はとてもいいのですが…」

 

確かに目標に向かって迫るロボットに恐れを感じたが、手元に銃があればと考えてしまう

 

前述の通りロボットの住民も数多くいるため、終盤で擬態の解かれた姿を見てもあまり恐怖を感じなかった

 

どちらかというと純粋なアクション映画として鑑賞し楽しんだ

 

 

 

 

「外の世界では刃物を持つこと自体が危険みたいですね。」

 

「そうですね、危機迫る迫真の演技でした。あれは本当に恐怖を感じていなければできません。」

 

 

「あの高さでも飛び降りて逃げることができない描写を見るに、おそらく学校の2階以下の低さじゃないと怪我をしてしまうのでしょう。」

 

「躊躇する理由がないもんね。襲ってくる方も気をつけてるあたり、単純に逃げられるってだけじゃないのかも。」

 

「怪物側も防御力は低いのかしら…」

 

 

映画を全員で楽しむことはできたが、最終的に外の世界へ対する考察会議へと移ってしまった

 

何も考えずホラー映画を皆でドキドキしながら楽しむはずがまさかこんなことになろうとは

 

比較的良識のある彼女達でさえこれなのだ

外の世界とキヴォトスでは一般常識に差がありすぎる

銃さえ持たなければ、と意識せずに危険なものを持ったまま街に繰り出してしまう生徒が今後出てしまうかもしれない

 

「考えてみれば、キヴォトスって手榴弾が日用品扱いだもんね…」

 

やっぱり防衛部隊を作るのは必要なことだと再認識した先生だった──

 

*1
なかなか帰ってこないリオへの当てつけも含む





幽霊だったり、呪い系のホラーは怖がりますが、物理的に倒せそうなタイプのホラーは怖くない感じです
武器に戸惑っていたのは、外の世界の人間に例えると怪物が恐ろしい爪とか牙を使わずに、わざわざ木の枝を持って殺しにきてるように見えるからです
確かに叩かれたら痛いけど、なんとかなりそうな感じがしてます

重ねてホラー映画ファンの方がいましたらごめんなさい
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