生徒多数、ハーレムタグを追加しました
最初期はどう進めていくかまったく決まっていなかったのでごめんなさい
アロナとプラナの声は先生にしか聞こえません
独自設定、キャラ崩壊等注意!
次の日の早朝
天気は雲の多い晴れ
「ん〜…」
(夢じゃなかった…というか早く起きちゃった。)
普段とは違う環境のせいか、早く起きてしまったエイミ
意識は完全に覚醒し二度寝はできそうになかった
[前に裸のまま動こうとして色んな人に怒られたため仕方なく]服を着て庭に出てみる
「…綺麗。」
朝の日差しを浴びてキラキラと輝く草木は生命にあふれていた
雑草が生い茂っていたが所々人の手によって整理された箇所がある
トキがガーデニング用品を運んでいたのはこのためだったらしい
しばらく庭を歩いていると茂みがガサガサと揺れ何かが飛び出してきた
「…イノシシ、かな。」
茶色いゴワゴワの毛皮をしたイノシシが姿を表した
イノシシは昼行性で早朝に目撃されることも多く運悪く遭遇してしまったらしい
距離が近すぎたことから既にイノシシは臨戦態勢に移っていた
(とりあえず追い払おうかな。)
キヴォトス内でもイノシシは人里に現れると被害を及ぼす害獣のため追い払おうとするエイミ
興奮して突進してくる猪に対して、真正面から立ち向かう
エイミの身体にガーゼや怪我が多いのは今回のように効率を重視して、傷を顧みずに目的を優先することが原因なのだが、彼女は治す気がまったくない
いつものように最短で終わらせるためそのまま突っ込んでいく
「んー…?」
イノシシの突進は大人の人間でも跳ね飛ばされて大怪我を負うほど危険なものだ
しかし、エイミの身体には傷一つつかず少しもよろけることはなかった
(ぶつかってきたけど…うん。痛くも痒くもなかった、まだ子供なのかな。)
エイミは勘違いしたがこのイノシシは成体のイノシシである
イノシシを捕まえて持ち上げてみる
イノシシは本気で暴れたが自身を掴む手はびくともしない
今にも握りつぶされそうな握力、圧倒的な力の差にイノシシは恐怖した
パッと手を離した瞬間一目散に逃げていくイノシシ
危険な野生動物との遭遇も彼女にとってはなんの問題にもならなかった
…キヴォトス産のイノシシは銃弾に怯まず、突進の勢いで装甲を破り車を破壊する超危険生物なので外の世界のイノシシとは比べ物にならなかった
「おはようエイミ。起きるの早いね。」
「おはよう先生。なんか起きちゃった。」
庭から屋敷の方に戻ると先生が目を覚ましていた
裸のまま外に出ていなかった事に心底安堵する先生
トキの姿が見えないので聞けばトキはまだ夢の中にいるらしい
仕事の時はしっかりしているが、オフの時はとことんだらける彼女らしかった
「先生、パソコン借りてもいいかな?」
「いいけど何に使うの?」
トキが起きるまでの間パソコンを使わせてもらう事にしたエイミ
パソコンの音でトキを起こしてしまわないよう音が漏れないようにイヤホンを差し込む
「外の世界の音楽が聞いてみたくて。動画開いても大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。ちょっと待っててね…準備できたよ!」
エイミの趣味は音楽鑑賞だった
キヴォトスにはない外の世界の音楽、歌に興味津々なようだった
パソコンのログインを済ませて動画サイトを開き、エイミに前を譲る
しかしエイミはジト目でこちらを見ていた
「何でそんなに離れてるの?近くで2人で見たほうがいいよ、変なとこクリックしてもすぐ直せるし効率的でしょ?」
「いやいや、大丈夫だよ。エイミのことを信じてるし、ここからでも十分見えるよ。」
エイミは先生に隣に座るよう求める
先生は気恥ずかしく遠慮したが、強引にそばへ引き寄せられた
エイミは露出度が高く、近づけばエイミの素肌が肌色が目に入る
「1人ずつ見て確認するなんて面倒。一緒に見た方が効率的だよ。」
「ちょ、ちょっと待ってエイミ!」
2人は隣同士で座り、パソコンを操作する
それでも身体を離そうとする先生を捕まえて引き寄せる
「ほら、もっと近づいて…うん、これでいいね。」
「ち、近すぎないかな…!」
「私は気にしないよ。」
「私は気になるかなぁって…」
肩どころかほっぺたがくっついてしまいそうなほどに密着する2人
イヤホンをそれぞれの片方に耳に一個ずつつけて音楽を再生する
身体が熱いのはエイミから発せられている熱のせいだけではないのが明らかだった
そしてエイミも先生から伝わる鼓動の速さに先生が照れてしまっている事に気がついた
「ふぅん…意外とチャンスあるかも。」
「エイミ?今なんて言ったの?」
「先生にそんな反応してもらえるなら、私も女の魅力がちゃんとあるのかなって。よくわからないけど。」
女子学生としての自覚が薄く、どういったものが女の魅力といえるのか何もわからないエイミ
先生が照れて反応していることから、自身にも少しは女性らしさがあるようだと安心する
「エイミ。」
「ん、どうしたの先生。」
名前を呼ばれて先生の顔を見たエイミは少し驚いた
先生がとても真剣な顔をしていたからだ
「エイミは初めてあった時からずっと、魅力的な女性だよ。女性としての魅力に満ち溢れてる。」
「…う、うん。あ、ありがとう…先生…」
想定外の言葉にエイミは照れてしまう
真剣な顔と声は先生が本心で言っていることを如実に表している
なんだか微妙な甘い雰囲気が漂い始めた中…
「おはようございます先生、エイミ。」
「わっ!」
「あ、おはようトキ。」
いつのまにか目を覚ましていたトキがすぐそばまで来ていたようだ
そしてそのまま先生のすぐ隣に座りエイミと挟み込むような形になる
「何を見ていたのですか?私にも見せてください。」
「見るのはいいけど、私を挟む必要はある!?」
「あるに決まってるじゃん。」
「当然ですね。」
しばらくの間先生は天国のような、生徒に手を出してはいけないという使命感から地獄のような時間をあじわった
2人が動画を見るのに満足した頃、先生は2人に伝え忘れていたことを思い出した
こういう自然豊かな田舎で食べるのにぴったりなものを宅配便で注文していたのだ
「実はいいものを宅配便で頼んだんだ!あともう少ししたら届くはずなんだけど…」
ピンポンとチャイムの音が鳴る
どうやらお目当てのものが届いたらしい
「来たみたいだね、私が出てくるから2人は待っててね。」
『照合完了…本物の宅配員です。』
『泥棒さんではないので安心して大丈夫ですよ先生!』
先生は宅配の荷物を受け取りに外に出て行ってしまった
二人は他の人に見られないよう、ついていくことはしなかった
「…私達は隠れてようか。外の世界の人はヘイローなんて見たことないだろうし。」
「そうですね、それにエイミの格好で出て行ってしまったら驚かせてしまうでしょう。」
頭の上に浮かぶヘイローもそうだが、半裸の美少女が出てきて驚かない人はまずいないだろう
しかしエイミはキョトンとしている
「?…私はいつも普通の格好だけど?メイドの方が驚くんじゃない?」
「驚く…?身だしなみは整っていますし、何も恥ずべきことはありませんが?」
メイド服の美少女も大概だった
だが、少女達はお互いに自分の事に関しては無頓着で自分の姿は至って普通の格好だと思っている
「「?????」」
故にトキもエイミもお互いに首を傾げていた
…色々と指摘しあったが、結局ヘイロー以外は[私達の姿は外に出ても何の問題もない姿]という結論に落ち着いてしまった
「先生ちょっと気になったことがあるんだけど。」
無事荷物を受け取って戻ってきた先生
そんな先生にエイミはずっと感じてきた疑問をぶつける
「ここ、なんで虫が少ないの?」
昨日ここに来てから感じていた違和感が庭に出たことで確信に変わった
これだけ自然豊かな場所にも関わらずあまりにも虫が少なすぎる
「こんなに自然豊かな場所で不快な虫が全然いないのはおかしくない?」
「確かに…考えてみればそうですね…」
トキも以前行った大掃除の時を思い出す
埃を被っていた場所、放置されていた場所、様々な場所を掃除したが虫が溢れ出た事は一度もなかった
トンボや蝶、バッタなどは見かけていたので完全に虫がいないというわけではないのだが、ハチやアリ、ムカデといった害虫の類は全く姿形も見当たらない
「うん、実はそれはシッテムの箱の力によるものなんだ。」
『スーパーアロナバリアは万能なんです!』
『広く見れば毒虫も先生の生命を脅かすものですからね。』
キヴォトスでは日夜銃撃戦が繰り広げられている
戦場は街だけでなく、砂漠、森に海と多種多様だ
当然野生動物も数多く存在しており巻き込まれることも多い
だがそこはキヴォトス、動物達も当然強いのだ
銃で撃たれて肌に傷がつく程度にしかならないほどの耐久性を持つ生徒がカモメに啄まれられただけでぼろぼろにされたり、山で出会ったクマを恐れるのだ
キヴォトスに住む生き物は外の世界とは比べ物にならないほど耐久力も攻撃力も異常なのだ
そして当然キヴォトスでは動物だけでなく虫も強い、片側だけが強すぎては生態ピラミッドは成立しない
人、動物、虫、何もかもが圧倒的な強さを誇るキヴォトスは外の世界の人間にとって魔境そのものなのだ
シッテムの箱による補助がなければとてもではないが生きてはいけないだろう
『先生をお守りするのが私達の仕事ですから!』
『銃弾を逸らすのと同じように虫を散らすこともできるのです。』
「危険な毒虫や害虫を遠ざけることができるんだって。」
先生の命を守りサポートするのがアロナとプラナひいてはシッテムの箱の仕事である
外の世界からきた先生がキヴォトスで生きていくために必要な力全てがシッテムの箱に詰まっている
未だ底の知れないオーパーツの力に改めてエイミとトキは驚かされた
「それでは朝食にいたしましょうか。」
「そうだね!お腹すいたし腹ごしらえしよう!」
朝ごはんの準備を始めようとしたその時、エイミがバツの悪そうな声を上げた
スマホを見つめながら顰めっ面をしている
「あ〜…ごめん2人とも、早めに戻った方がいいかも…」
『う、うわぁああ…』
『とんでもない数のメールと着信が…』
エイミはスマホを2人に見せる
見るとヒマリからのメッセージと不在着信諸々がひどいことになっていた
想像以上にヒマリは寂しがっていたらしい
3人は急いで準備して、シャーレへと戻っていった
この小説はシッテムの箱万能説の提供でお送りします
当たり前ですがキヴォトス人も死を恐れています
それなのにどんな場所でも銃撃戦をして野生動物が死ぬことに関して何も思わないのはおかしいと思い、虫も動物も強い設定になっています
メインストーリーより、銃身が曲がった。こんなに撃って1発も当たらない。という状況から、シッテムの箱のバリアは防壁というより、受け流したり、逸らして遠ざける性質が強いものだと解釈しました
この小説では銃弾や瓦礫の破片といった小さいものはバリアによって遠ざけられ、遠ざけられないほど大きな質量のあるものは防護壁のように防ぐ設定になっています
よって小さな虫はシッテムの箱により遠ざけられています、キヴォトスで生まれた虫ならいざ知らず外の世界の貧弱な虫では相手になりません
職場や街にすぐ移動できて、虫や野生動物に脅かされず、宅配便も届く範囲にある自然豊かな田舎に住みたいなぁ私も
贅沢がすぎますね、ごめんなさい