異世界でもチートなMODでMinecraft   作:ユウキング

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マイクラの経験値ってエンチャント以外にも用途があったら良いのになぁって妄想から始まった小説です


MODで遊んでいたら異世界にマイクラの私物と能力を持ったまま転移させられた

 1.始まりの始まり

 

 俺はMinecraft、通称マイクラというサンドボックスゲームが好きで暇さえあればマイクラで遊んでいた。整地やブランチマイニング、冒険に経験値集め等。

 

 色々な事をしたが俺がハマっていたのはクリエイティブモードでMODを導入して気に入ったものがあればサバイバルモードで遊んでみる事だった。気に入ったMODと言えば…

 

 狼を強化・装備を装着させられるMODやアイアンゴーレムを服従させて強化・指示させるMOD、そしてエンチャント以外使い道の無い経験値を貯める事で各能力値の上昇や能力を会得させるMODなどでそれらは全てサバイバルモードで存分に楽しんでいた。

 

 俺は暇な時に建築設計を閃くとクリエイティブモードで建築しては周りに狼やゴーレムを配置し建物内に半永久的に使える消費系の貴重なアイテム等を詰め込んで宮殿の様に飾るなどのやり方で楽しんでいた(クリエイティブモードはアイテムを無限に出せるから溜め込む必要性は皆無だが)

 

 クリエイティブモードで飽きてはサバイバルモードでコツコツとアイテムを集め、経験値と素材を簡単に集められるトラップタワーや良心的にエメラルドを交換してくれる村人を囲って畑仕事などで遊ぶのをルーティンとしていた。

 

 今日も今日とて俺は仕事から帰りマイクラで遊んでいた

 

「うーん、どうしよ。とりあえず在庫が少なくなってきたネザークォーツでも集めるか」

 

 アイテム追加・強化するMODを入れて遊んでいると色々なアイテムが建築素材だけでなく作成素材にもなる為、常にアイテムが枯渇しているのでサバイバルモードでは色んな鉱物を採ることが多い。いつもの様にネザーゲートを潜ろうとすると

 

「ワープ時間なっが…なんだ?パソコンの調子悪いのか?おぇ…このグルグルする模様って酔うんだよな…」

 

 中々ゲートを潜れずネザーゲートのグルグルした模様が画面一面を覆ったまま動く事も出来なかった。画面酔いをしてしまった俺はマイクラを中止して今日は眠る事にした

 

「次の休みにでもパソコンを修理に出すか、あれも結構使ってたし寿命かな。」

 

 と呟きながら俺は睡魔に襲われるがままに眠りについた

 

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 2.目覚め

 

「んがっ眩し…はっ!今何時だ!?」

 

 寝すぎたと思い勢いよく起きたと思った俺は目の前の状況に呆然とした

 

「…は?森??俺…家で寝てて…いや意味が分からん夢か?」

 

 起きたら目の前が森になっており自分の身に起きた状況が飲み込めない俺は暫く思考を停止させていた。

 

「これが俗に言う明晰夢…?にしてもここどこだよ、意味が分からないけど…とりあえず夢だし楽しむか〜!」

 

 完全に夢だと思い込んだ俺は森を散策し、非日常を楽しみ1人歩いていた。

 

「あ、川だ。サバイバルなら水は必須だよなぁ」

 

 そんな事を呟きながら意味もなく川に近づいて水面を覗き込む

 

「え!?誰!俺!?これ俺の顔じゃないが!?」

 

 水面に写った自分の顔は普段の顔ではなく、しかしどこか元の顔に面影が残ったイケメンな西洋風の顔になっていた。

 

「うーん、夢だし自分の理想の顔を反映させるのか…?イケメンだけど理想では無い気がするけど…」

 

 自分の顔をはっきり見た事で今の自体に実感が湧き、唐突に不安が押し寄せてくる。

 

「これ…本当に夢だよな…俺、夢から起きられるよな…?」

 

 不安を払拭する為に体に痛みを感じさせたり、川で顔を洗ったりするが一向に覚めることの無い夢に俺は絶望を感じた。

 

「これ、異世界転生でしたってオチじゃないよな…いや、死んだ記憶ないから異世界転移…?いやどちらにせよ絶体絶命には変わりない!森で素寒貧とか死ぬが!?何か、何か持ってないか…!」

 

 夢ではないと悟った俺は焦りだし体をまさぐる、すると

 

「リュック!?俺こんなの背負ってなかったんだが!?いやでも助かる!中に役立ちそうなものがあれば助かるけど…!」

 

 突如背中に現れたリュックに驚きながら俺は中身を確認した

 

「松明にダイヤモンドの剣、そしてダイヤモンドツルハシってこれ…俺がマイクラで使ってたアイテムだ…って事はここはマイクラの世界!?俺はスティーブに憑依したって事!?」

 

 ようやく自分に起きた状況を少し理解した俺は1度整理する事にした

 

「ここは多分マイクラの世界?で俺はスティーブに憑依してしまったと…この世界ってMODの影響とかあるのかな?自分のステータスとか見たいな…」

 

 そんな事を思っていると突如脳裏にマイクラと同じようなインターフェイスが現れた

 

「ステータス見れるんかい!まんまゲームじゃん…あ、これサバイバルモードのステータスだ。最後にプレイしてた確かサバイバルモードだったしな…ん?もしかしてネザーゲートがおかしくなったのって…

 

 いや今は関係ないか、とりあえずレベル50あるけど…これこの世界で通用するのか?サバイバルモードはボスや特定の敵以外はそんなにレベル高くなかったけど…」

 

 レベルとはサバイバルモードで追加した戦闘強化MODで、自分や敵モブ・有効モブにレベルの概念や千差万別なスキルを与えるMOD(通称ロールプレイングMOD)である。自分は1レベル上げる度に1つ決まったスキルを取得し、最大100レベルで100個のスキルを得ることが出来る。

 

「確かレベル50の取得スキルは遅老長寿か、お腹が空かないのは自動空腹度回復と空腹度消費量現象スキルのおかげかな?正直かなり助かるな…」

 

(目覚めてから半日は経っているはずなのにお腹が空かない事に最初は夢だからと納得していたが、まさかスキルの恩恵だったとは…)

 

「今なんか役に立つスキル…1人だと心細いな…仲間的な…あっ!『傭兵召喚』スキル!」

 

『傭兵召喚』は23レベル時に得られるスキルで、文字通り傭兵を召喚する事が出来る。召喚方法は2種類あり、任意のハート(体力)を消費し時間制限ありの傭兵モブを戦闘職ランダムに召喚する方法と、ハートと経験値を消費し無制限に使役出来る傭兵モブを役職を決めて召喚する方法である。

 

「とりあえず経験値は大事だから時間制限ありの仮召喚の方にしておくか…ってどうやって召喚するんだよ…」

 

 頭の中で『傭兵召喚』の発動方法を探していると体が勝手に動き出す

 

「えっ!?体が勝手に…!あ、剣を持って…?いたっ!!」

 

 突如体が動いたと思うと片方の手で剣を持ちもう片方の手のひらに傷をつけた

 

「いってて…血が!なに?どういう事!?全然わからないんだけど!」

 

 突然の行動についていけず半泣きになっていると、手のひらから滴って地面に落ちた血が広がっていき、まるで赤い穴の様になった。そしてそこから…

 

「あぁ〜消費するハートってこうやって使うのか〜でもいくら体力があるからって手のひらを毎回切るのは嫌なんだけど…」

 

 そんな事を言ってる間に血の穴から人が5人出てきていた、その誰もが屈強なガタイをした強面の男性で少し萎縮する。

 

「召喚に馳せ参じました主よ。なんなりとご命令を」

 

 隊伍のリーダーと思う人が話しかけてきた、正直自分よりも大きくて怖そうなおじさんに傅かれるのちょっと怖いな…そうも言ってられず俺は意を決して話しかける

 

「ありがとう、あなた達はこの世界について何か知っている事はある?」

 

「申し訳ありません主、主でも知らない事など私達にも分かるはずもございません。」

 

「あぁ〜そうなるのか、分かった。でも良かった1人じゃないってだけで気持ちが大分楽になった気がする、1人づつ名前と役職言ってくれる?」

 

「はっ、まず私から。この隊伍でリーダーを務めさせて頂いているジョシュと言います、役職は剣士です。」

 

「俺は盾持ちのガングです、よろしくな主サマ!」

 

「俺はキュース、射手です。」

 

「俺は盗賊のサーマル。」

 

「最後に私、魔術師のランドと申します。」

 

「へぇ、ちゃんと皆名前あるんだなぁ…って魔術師!?魔術師なんていたっけ??」

 

(ロールプレイングMOD及びサバイバルモードで追加したMODには魔術や魔法系のMODは入れてなかったはずなんだけど…クリエイティブなら入れてたけどサバイバルでやるのは面倒くさい感じだったし…もしかしてここはマイクラの世界じゃない?それともスキルの仕様が変わったりしている…??)

 

「主様が何を仰りたいのか理解出来ず申し訳ありませんが、少なくとも私は魔術師だと自覚しております。」

 

「あ、ごめんねランドさん。ちょっと驚いちゃって」

 

「とんでもない、それに私達に敬語などお止め下さい。」

 

「えと、そうだよね一応主従関係だもんね…分かった、頑張って治すよ。とりあえず皆のレベルを見させてもらうね。出来るか分からないけど」

 

 そう言って俺は最初にリーダーのジョシュの前に立ち相手のステータスを確認すると念じると脳裏にジョシュの情報が入ってきた

 

「ふんふん、レベルは25か。やっぱりゲームの時と同じで最大でも自分の半分くらいの人しか呼べないのか、ここはゲーム通りっぽくて良かった。スキルもちゃんと付いてるね」

 

 ロールプレイングMODは戦闘に役立つ色々なスキルが追加されていて、レベルアップ時に取得するスキルとは別に武器の熟練度で得られるスキル等もある。それらは勿論敵味方関係なくモブにも付与されていた

 

「それで主はここで何を。」

 

「何をっていうか何をされたのか俺も分からないんだけど…うーん、とりあえず森は抜けたいね!皆には俺を守ってもらおうかな」

 

「「「承知しました!」」」

 

 かくして俺は頼りになりそうな傭兵達と共に森を抜けるべく歩き始めた

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