透き通る青の仮面(ペルソナ)   作:仮面をつけた一般キヴォトス人

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ブルアカアニメ、凄く良かったです!opも良いしこれからが楽しみだ!
barudoさん評価9ありがとうございます!
天下一品略して下品さん評価8ありがとうございます!
夜市よいさん評価7ありがとうございます!
これからも不定期ですが頑張っていきます!


模擬戦

コミュを築いた次の日より、空いた時間でコトネの秘密の戦闘訓練が行われる事となった。秘密の理由は

 

「ペルセポネ!」

 

コトネがペルソナを出すのに召喚機で頭を撃ち抜くからである。

 

「……もっと他の出し方は無いの?」

 

イオリが顔色を少し悪くしながらにコトネに言う。

 

「え?」

 

「横見てよ先輩」

 

言われるまま横を見ると、分かっていても辛そうにしているヒナと初めて見て顔を青くしているアコとチナツが居る。

 

「正直、私も見てて良い気がしない……。だって、自殺のそれだし……」

 

「な、なんともないですか?頭撃ち抜いてますけど……」

 

チナツが顔を青くしながらも質問をしてくる。コトネは召喚機を見せながらに説明する。

 

「うん、弾が入ってないから大丈夫だよ」

 

コトネがそう言うと、ヒナも覚悟を決めたように

 

「実践訓練するにあたって、これからたくさん目にすることになる。訓練だけじゃない、鎮圧業務でもコトネは使わない方が命に関わる以上必然的に見ることになる」

 

その言葉を聞いて三人の表情が少し変わる。ヒナは続ける。

 

「これは、コトネだけの訓練じゃなくて、私達のコトネの新しい力の把握、連携の確立も含まれているわ。先ずは知るところから始める必要がある。それじゃあ、時間が無いから始めましょ。コトネ、イオリ二人で模擬戦をして。訓練用のゴム弾使用して行うように、ルールは頭に1発か胴体に3発当先に当てた方が勝ちよ」

 

ヒナがルールを説明し、コトネとイオリは構える。そして二人の模擬戦が行われる。コトネはイオリの凄さをイオリはペルソナの厄介さを体感する。

 

「ペルセポネ!ブフ!」

 

中距離から弾丸を防ぎながら足を奪わんと放たれるブフ。

 

(距離を詰めたいのに、迂闊に近づけば凍った足場に掬われる……!それに)

 

「スラッシュ!」

 

再び頭を撃ち抜き、再度召喚して近接戦を仕掛けさせる。それを何とか避けるイオリ。そしてその間を縫うように弾丸が飛来する。それすらも間一髪で避ける。

 

何時もなら突撃して落とし穴に嵌ることもあるイオリだが、模擬戦ということもあり落ち着いて相手の様子を観察、分析することが出来ている。

 

(コトネのペルソナと言うのはコトネから離れて攻撃ができるけど、行動によっては一々あの動作に入らないといけない。だからこそ、コトネは無防備に出すことはしてないんだけど…一か八かで突っ込む?)

 

イオリがそう考えている様にコトネもイオリを分析していた。

 

(ゲームとかではやっぱり先生に対応してたからもっと直線的なイメージがあったけど、これが本来のイオリの力か……流石としか言いようがない!ペルセポネを見るのは二回目なのに迂闊に攻めてこないなんて少し予想外……いや、ゲームでは描写されてないところだな!)

 

遮蔽物に隠れてリロードをする。模擬戦開始10分経過する。

 

外から見ている三人は気づいた。

 

「ヒナ委員長、コトネさんの様子が辛そうと言いますか、消耗が激しいように感じますね」

 

「そうですね、勢いが落ちてきてると言いますか、コトネ先輩は持久力がないということでしょうか?」

 

アコの発言にチナツが質問する。それに対してヒナが自分の推察を言う。

 

「それもあると思うけど、私が思うにペルソナを使用してでのあの氷や斧での攻撃にはコトネの何かを消耗しているんじゃないかと思うの。じゃないと、短期間でのあの疲弊は少し説明がつかないわ。そして、それを見逃すほどイオリは節穴じゃない」

 

勢いが弱まったのを感じ取ったイオリは攻勢に出る。

 

(ペルセポネと言うやつの攻撃の勢いが弱まった…!あの時と一緒なら!)

 

イオリはクラックショットを持ち直し、遮蔽物から出てくる。勢いよくコトネに肉薄する。

 

「っ!」

 

速かった。判断してからの動きはイオリが速かった。斬り込み隊長と言われる所以とも言える判断力と突撃の姿勢。罠にかかることもあるが、この時はそれがプラスに働く。

 

「ペ、ペルセポネ!スラッシュ!」

 

コトネが慌てて出したペルセポネの攻撃をスライディングで掻い潜り、銃口をコトネの額につけて

 

「私の勝ちだ!」

 

そしてそのまま引き金を引く。模擬戦用の弾丸と言えど至近距離で撃たれれば、衝撃で顔が跳ね上がり顔向けに倒れる。

 

「そこまで。今回の模擬戦はイオリの勝ち」

 

ヒナがそう宣言すると、ペルセポネは姿を消す。コトネは額を擦りながら上体を起こす。イオリは手を差し出す

 

「大丈夫か?コトネ先輩」

 

「うん、大丈夫。でも、凄かったよイオリあんな動きで距離を詰めてくるなんて」

 

手を握り、イオリに引っ張ってもらいコトネは立ち上がる。

 

「当然、規則違反者を捕まえる為に鍛えてきたからな。でも、今までで1番動けて居た気がする」

 

「そうなの?」

 

「その、自分で言うのもなんだけど、戦闘となると周りが見えなくなると言うか、そういう面ではコトネ先輩はよく周りを見ていたよな」

 

「え?ペルソナを使う前は、そういう所でしか役に立たないと思ってたからね」

 

ペルソナが覚醒する前にもイオリとパトロールに出てコトネが指示を飛ばしたことがあったその時には上手くハマり制圧できたのだ。そこでイオリは言う

 

「私に教えてくれないか……。戦況の見方、指示の出し方を!集団での戦い方を教えてくれ……ください!」

 

イオリが頭を下げてコトネに言う。コトネは

 

(と、言われても、知ってるのなんてにわかFPSとかでの知識を活かした攻めだったから上手くいった程度なんだけど……。いや、これからやっていくなら学ばないといけないんだな…)

 

コトネも内心覚悟を決め、

 

「教えるんじゃない。一緒に学んでいくなら付き合うよ」

 

手を差し出す。教えるなんて仰々しいことは言えない。なら共に学ぶ道を選べばなんら問題は無い。イオリはその手を握り

 

「これからもよろしく、コトネ先輩!」

 

その瞬間コトネの頭で声が響いた

 

『我は汝…汝は我… 汝、新たな絆を見出したり。 汝『戦車』のペルソナを生み出せし時、我ら、更なる力の祝福を与えん…』

 

(新しいコミュが出来たんだ)

 

この模擬戦を通じて新しい力を感じ取る。心強さもイオリの手から感じ取れた。

 

「よし、これからヒナ達から話を聞いて反省会しよう」

 

「はい!」

 

二人はヒナ達の元に向かい今回の模擬戦について、分かったことを共有していく。話は至って真面目なのだが、その時間は珍しくも楽しいと思える時間だった。




はい、新しいコミュはイオリの『戦車』
個人的にはイオリは戦車が合うと思ったので戦車にしました。
早くヒナとコミュ築きたいよぉ。でもアルカナが!!
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