----ALL FOR ONE誕生直後の夜----
「…あ?」
気が付いたら見らぬ天井が見た。
嫌、そんなこと言っている場合じゃねぇんだよ。
俺生きてら
さっきまで記憶の個性の奴と殴り合ったような…夢?見て、んで終わったらこうなった。俺何とかなったんだろうか?
まぁ意識がはっきりしているから何とかなったんだよな。
死ぬかと思ったが本気で良かった。
取りあえず周りを見る
全はいない、与一がなんか寝てる。
あともう夜だ。
全は夜遊びしているんだろう。与一はベットで俺の足の上で寝とる。看病したのだろうか?
ウェェ!?腕がある!!しかもちゃんと動く!!!
…負けたの夢?嫌、夢だったらここで寝てねえ
与一が寝ている所を起こしたくないし動かないで色々と考えるか。
さてこれからどうすっか
《せっかくの第二の人生だ、どんな世界であれ俺は変わりたい》
…取りあえずあいつぶん殴るか。あいつの兄貴になっちゃったし、あの悪の魔王何とかしなくちゃな。
そのためにはどうするべきか
直接叩く…嫌絶対無理だな。あれ突っ込んで勝てるイメージがまるで出てこない。
だけどこのまま地団駄踏んで何もせずにただ時間が経ってしまい、使い慣れたりしたら、より一層無理になってしまう。
大人に成長したらもっと手が負えないんよな
あーもーやだこの無理ゲー
子供の時である今だからこそ何とかできるとあんとき殴りかかったんよな。
子供だから、よく慢心をする。子供だから、感情的になる。子供だから、隙だらけになる。子供だから…
そうだこれだ!
子供だから起きやすい人間的なミスを多発させる場面を作り隙を狙う!!
その場面を作るためにはどうすればいい?
考えろ俺!!長い付き合いから考えられる事が在るはず…
『何をしている?』
!!!
そうだ与一だ、あいつが危険な時に全はブチギレていた。
その状況なら常に焦らせることが出来る。
つまりすべき事は与一を全から離れさせる。
そのためには俺が逃がし、俺が妨害する…??
やべ、なんか思考バグったなんで俺が二人いんだよ。
人手が足りない、こんな世紀末にそんなことをする奴らはいるのか?そもそも俺の個性上隠し通すのって出来るか?だって俺の事、全にはすぐにわかってしまう。あれ?積んだか?
…なんかこっからどうするべきなのかまるで思い浮かばんし、いったんこの計画を考える事から離れるか。
しかし、手に入れた個性の影響か何なのかは知らないが昔の事が今の事の様にすぐに思い出せるな。殴り合いしかしてなかった昔の記憶やらこの作品を見た前世の記憶までまるでまるでついさっきまでやっていたと錯覚するレベルだ。あと、この力の持ち主が今まで集めた記憶や全自身の記憶を垣間見える。
今まで一緒に暮らしていたこいつらがまさか原作の根幹に位置する奴らだったなんてな。こっから先は確か全の方がAFOって名乗りだして世界を支配し始めて与一に個性を与えてOFAが出来上がるんだよな…ん?
『私の個性は聖火のごとく引き継がれてきたものなんだ』
『力を譲渡する力』
『ついた名はワンフォーオール』
…OFAは確か受け継がせる力なんだよな。んで与一は初代と呼ばれる存在になる…
『敗北を喫した弟は後世に託すことにしたんだ』
『今はかなわずとも、いつかやつを止めうる力になってくれ…と』
この記憶の通りに物語が進むなら一人だけなら見つかるかもしれない俺の作戦に協力してくれる人。言う所の後継というやつが。あのすごい弟が後継に選ぶ男だ、きっと正義感まんまんのイカレている奴に違ない。絶対にそうだ。
そいつらにSOSか挑発をすれば躍起になってくれるかもしれない。
…まぁ何れにせよ明日から始めるか。そのためにも気力を付けなきゃならない!それに色々考えて眠たくなった!だからそのためにも寝る!!!
Zzzzz
そして夜が明けた
「朝だな…ふぁーあ」
「…兄ちゃん!?」
ガバッ
あ、あくびでやべ起こしちゃった
「与一よーここはどこで今はいつだ?」
「ビルの中、いまは兄ちゃんが気絶した次の日だよ」
まだそん位しかにしか経っていないのな、とりあえずそれっぽく返事するか
「…そっか」
「兄ちゃん…オーラが」
「オーラ?」
そう言われて自身の状態を確認してみるそうするとオーラが消えていた
無くなったのか?嫌なくなってない、俺の中に確かにある
これはバレないようにするための好機だな
天は俺に味方している!!何とかなりそうだ。
取りあえず
「与一」
「どうしたの?」
「俺もう戦わねえわ」
「え?」
腑抜けのふりをするか
「ど、どうして」
「どうしてって、怖いからかな」
「怖いから?」
「うん、怖いから。それに痛いの嫌だし。あの一撃とあの威圧感で分かっちゃったんだこれは俺じゃ敵う相手じゃない勝てない試合をするのは馬鹿がすることだ」
「…え?」
やめてそんな目で見ないでトラウマになっちゃう
パチパチパチ
「フフフ流石兄さん素晴らしい判断だ」
「お、全」
与一に対してすっげー笑顔
「兄さんが僕の物になったこれ以上に嬉しい事はないね」
「へーそりゃあ良かったな」
「個性の調子はどうだい?」
「個性?…普通だが」
「全然普通なの?個性消えているのに?」
ん?全が若干驚いている
「もしかしてオーラが消えて俺の考えが分かりづらくなって残念だった?」
「そうじゃないよ、それに兄さんは個性無くても分かりやす過ぎるんだよね」
ひどい!ってそんな会話をしているんじゃなくてあの作戦の為に最低限必要な事をあいつに頼むんだ
「全、お前の事だから俺の事を大事な物として監禁するつもりなんだろ」
「そうだね」
「監禁には条件がある、俺が外に出れる時間を作ってほしい」
「…負け犬の兄さんにそんな条件を出せると思っているんだい?」
ウッそ、ソレハ…
「兄貴として譲歩してくれない?」
「…まぁいいよ」
甘!!!こいつほんと家族に対して甘すぎやしやせんか!?
「意外だったかい兄さん」
「ウェ!?あ、ああ、うん」
俺分かりやすいんかな
「理由は簡単、兄さんはすでに折れている。何もできないからさ。」
まぁそうだな今のおれは何もできやしないからな
けど、合ってはいるがなんか違うんだよなー
「オ、オウソウダナー」
「フン、でしょ」
わぁいい笑顔、与一の方はマジで放心状態だ
「そんじゃぁ早速だけど出かけてもいいか?2、3時間後には帰ってくるからさ。」
「うん、全体的に見たけどもう問題ないからね、分かったよ」
「ほんじゃぁ行ってきまーす」
「いってらっしゃーい」
…さてまずは探すか人
ドコッ
おっ早速なんか起きてら、あっこに行ってみるか。
「ALL FOR ONE」
若さゆえに慢心しまくっている男。屈服するまで相当かかると思っていた兄が簡単に屈した事で気分がハイに、それが慢心の原因で数年後に生涯残るであろう失敗である事をこの時は想像していなかった。
「死柄木与一」
兄貴がへっぽこになった事で軽い脳破壊が起きている哀れな弟。彼にとってショウタロウは最初に出会った現実に存在するヒーローだった。そのヒーローが折れたと知ってしまった事で架空の世界に半分くらい漬かる事になる。なお数年後