俺のヒーローオブメモリーズ   作:にわかライダー

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今回結構書けたのですっごく嬉しい。だけどフォント変えとか色の変更とかの調整大変だった。


第12話託すO/奇跡かバグか

ジャキン

ザシュ

「そんな記憶をいつの間にか持ってたんだね兄さん、しかもそんなすごい記憶を石に入れてびっくりしたけど、まさか」

フゥ

「ここまで厄介なんてね」

切れ味がやばい名刀記憶を入れた石をナイフの様に扱い棘を切ったり、あちこち飛び回ったりして、かれこれ30分間を掛ける事ができた。

ギュォン

「チッしつこい!」

俺を追いかける棘が何十個も来ている。まだ精度が良くないから全部は無理だがかわせる致命傷を避ける。この石で切り落とすこともできる。

ガキン

「遅い!」

キンキンキンドスッ

「ッ!…まだまだ!」

ガキン

「ハァハァ」

「息が上がっているよ兄さん」

「へへ…」

 

正直キツイがまだ勝機はある、それもこれもこの個性を手に入れたおかげだ。

個性『メモリー』は今までの持ち主が集めた記憶を垣間見れる。そして、本人の記憶も観る事ができてしまう。だから全の記憶も観ることが出来る。

アイツこの個性を手に入れた時からずーっと個性を集めているらしい。んで、その持ち主も殺しまくっている。あいつ人の心とかないんか。

まぁそんな事はともかく全の記憶の中に勝機がある。あいつ、個性は集めているは集めているが大した事がない個性ばっかりだ。

さっきのだって

《棘の個性+ターゲットに向かう個性》

という強いものの組み合わせではなく

《棘の個性+体温を察知できる個性+軌道を曲げる個性》

といった感じに複数の弱い個性を組み合わせる事で何とかしている

複数の個性を持ったことで分かったが個性というのは複数を使用すると頭がおかしなことになってしまうのだ。全は三大欲求の中に支配欲も入っている人間だ。そう、俺と同じただの人間だ。使い慣らした時はともかくまだ使いたてのあいつが上手く制御できると思えない。

それに記憶の中じゃ確か『スピードを上げる個性』も追加しているはずだがどうやら焦っている事でその組み合わせて使うのも雑になっている。それでも勝率は決して高くはないがそれでも前回よりは幾分かある。

ジャキン

「そろそろ倒れてくれると嬉しいんだけど」

「そいつは無理な話だな」

もう来るか…今度は電気もついてやがる。

ギュイン

俺を追っかけてくる、軌道ももう予測が出来た。だから避けながら突っ込んでぶちのめしてやる!

ダッ

「はあ!!」

ドンッ!

良いのが「入ったね」

!?まさか、誘われた!!

「だけど、こっちもいいのが入るよこれからね!」

ドス

!!!イッてぇ腹に刺さった。けど離れなければやられる…!

シュッ

バチィ

「ぐあぁぁぁ」

背中から刺激が、一体…?

「兄さん、僕の記憶を呼んだね?まさかここまで使いこなしているとは思わなかったよ。だがそれを逆手にとれば大した問題じゃない」

チッそういう事かよ…よく見るとさっきの棘は俺に向かってこない、代わりに俺と全の周りを囲っている。そしてさっきの電気は逃げ道を防ぐための電気だったのか。

「金網デスマッチってか?」

「まぁそういう事だね」

「意外だな、追いかけるための道を自ら防ぐなんてな!」

ヒュッ!ガン!!!

「想像以上に時間を掛けちゃっている。だからもう終わらせたいのさ。兄さんは広い場所で駆け回りヒット&アウェイで戦うのは得意分野だからね、駆け回る場所を狭くすれば早く終わる」

ドシュドシュ

確かに!!こいつはちょっとまずいかも

ボウ…

「さっきまで輝いていたオーラもだんだん弱くなってきたよ、さっきまでの威勢はどうしたんだい兄さん!」

「ここぞとばかりに煽るな!そういう所がガキっぽいんだよ!」

とは言え全の言う通り不安は感じているここからは俺が弱くなり続けて終わりだ…これは次の一撃にすべてを賭けるしかないな。その賭けに出るためにも避けられるなんてことは出来ない状況にしなければならない。どうすれば…

「…だ」

「ん?」

「誰が子供だって?」

「ゑ?」

あ、そうだ忘れていた!そういえばこいつ他にも弱点があった。こいつ人を煽るのは得意なんだけど煽り耐性ゼロだった!なら…!

「当たり前だろ、お前は俺の弟なんだからな!手のかかる弟を持つとこっちも苦労する」

「は?」

「それも悪の魔王にマジでなろうとする痛々しい弟ならなおさら」

「はぁ?」

「そう過剰に反応するってことは認めているってことなんだよなぁ!!!」

「はぁぁ!?」

うわ面白い位におっかねー

「兄さんは死にたいみたいだね…!!」

「おうやってみろよ」

「…さっきまでこの棘で分からせようと思ったけど、もういいやこの拳の一撃で分からせやる」

ゴゴゴゴゴゴゴ

かかった!しかもこいつ直接攻撃を仕掛けようとしてやがる!これは好都合!!

「なら俺もこの腕にすべてを賭けてやる!!!」

「…へぇ、それじゃぁ勝負だね!」

バッ

「はぁぁぁぁぁあ!!!!」

グワァ!!

ガンッ

 

 

二つの拳がぶつかり合う。

だが弟はこれで終わらなかった

「威力倍増!」

「なっ」

「巨腕!!」

「ちょ!!(威力がどんどん増していっている…こいつこれが狙いだったか!!)」

「鋼鉄化!!!」

「ググガガギ」

「これで終わりだ兄さん!!!!」

このままなら終わりだった。だが

ザシュ

「は?」(殴っている腕を切った!?)

隠していたのは

「こいつは元々あの時切り落とされていて本当は存在しなかったからな、こんなん飾り物だからなぁ…!!」

弟だけじゃなかった。

「後こいつもくれてやるよ!!」

シュッ

ドス!!

そう言って兄は作り出した名刀の記憶の石を弟に目掛けて投げ、そして肩に命中させた。

さらに、兄は前に突っ込んでいった。

グッ!!!!!

「さらに!!!プレゼントだ!!!」

「しまっ」

兄は刺したナイフ目掛けて殴りかかった。

「クロスッ!カウンター!!」

ドコォォッッ

弟は自身の棘まで吹き飛んだ

拳のぶつかり合いに勝ったのは兄の方だった。

 

ハァハァハァ

殴り合いには勝てた。手ごたえもあった。まだ倒せているかは分からないだがこれでしばらくは時間が稼げるそのうちに拘束をドスッ…?

ジワァ

な、なんだ?

また、む、胸が痛い、一体どうなって?

コツコツコツ

…ああ、そうか分かっちまったのか。

「フゥ…強いね兄さん、たった一人相手にここまでダメージを受けたのは、昔やっていて兄さんとの訓練以来だ。フフ…結局僕を追い詰める事ができるのは兄さんだけだね」

俺は負けたのか。

「どうしてって顔を…してないね。そうだよ兄さんのオーラの動きで何かを隠し持っている事が分かったんだ。」

何だそのしてやったり見たいな顔

「だから用意していたのさ」

「耐衝撃」

やられたな

「僕の勝ち。」

勝負に勝って試合に負けた。

 

「さて…」

グイ

「兄さん、何になりたい?」

カハッ

「な、何に?」

「うん、兄さんに入れたメモリーを使えば他の肉体に兄さんを移せるんだ。」

うわ気色悪い

「僕的には無機物になるのもいいと思うな、いやでも、犬も捨てがたい、足がない人間でもいいね」

「…普通の人間はないんだな」

「…当然でしょ、兄さんはここまで出来てしまうんだ。何も出来ないものになってしまえば危険はなくなる。一番最初に与えられた弟ならともかく、二番目の兄さんなら特に問題はないね。」

口が思う様に動かねえ、でもこれは言わねえと…!!

「ケホッi、いいか全、お俺はどんな肉体になろうともハぁ諦めるつもりはない。ガフッいつか必ずお前をなぐり”だヴぉじでやる

ゾク(何だ?)

死にそうだから隠そうとする気力も起きねえ本当の俺になっちまうがそれでもいいか

「覚えてやがれ!!」

ゴゴゴゴ

本気で覚えてろよ

ゾクゾク(震えている僕が?こんなよりにもよって死にかけの兄さんに恐怖を感じている?)

「ふ、ふふふ楽しみにしているよ兄さん」

「それじゃぁお休み兄さん。」

そんな言葉を聞きながら俺は意識を手放した。

 

この時、この時代、誰も個性というのを理解していなかった。

「さて…死んでしまう前に兄さんの個性を…」

個性という者はその人物の性質、もう一人の自分

「…?」

そんな個性を持つ存在がさらに与えられると

(個性が無い!?)

「兄さん?おい!兄さん!!」

何が起こるか分からない

「目を開けてよ兄さん!」

 

あ?ここはどこだ?確か俺あいつに負けて…

しかし辺りが暗い一体何になったんだ俺?

ん、ん?身体動かねえ一あるか分かんないけど腹辺りに違和感、少なくとも犬じゃないな。

パァ

?なんだ光??

お?おお体が勝手に光に向かって動く一体どうしたって狭!!

キツ絞られる一体どうなってんだ俺?まさか圧殺?!

嫌だ、もう死にたくねぇ早くしろ、間に合わなくなっても知らんぞ!!(混乱)

ヨシ、たどり着いた!!ウッまぶ

ピカァ

「おめでとうございます!元気なお子さんですよ~」

「おぎゃ?(あ?)」

え、ここどこ?全は?

「ありがとうママ!!生まれたよ僕たちの子供!!」

「うん!」

え、え、ええ、えええ、ええええ!!

「おぎゃあぁ!?(どうなってんの!?)」

こうして俺の第三の人生が始まった。

 

(あ、赤さんに俺の記憶入れたのかアイツ?…そんな趣味あったか?)




「?????」
『ジョーカー』と『メモリー』が組み合わさって進化した個性。死ぬ寸前に進化したのでAFOもショウタロウ本人にすら進化している事に気が付いていない。再び転生の現象はショウタロウの特異な生い立ちが原因になっていると思われる。なので進化は明確な奇跡であり再び転生の方はバグである。

「ALL FOR ONE」
兄を殺したことがトラウマになった。

ここから本編始まります。
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