俺は今自身に宿っている個性をほんのちょっぴりだが体験した。
い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
俺はAFO関係なしに勝手に個性が発動し、別の肉体に記憶が俺の魂が移っていた…
しかも赤さんに!!
な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった…
まぁ冗談はここまでにして、俺はAFO関係なしにまた別の人間として生を与えられた。名前は「日録 章太郎(ヒロク ショウタロウ)」…ショウタロウという名前に呪われたのか…?
AFOが関係していないと確信しているのは俺の家族の身辺にそれらしい人物がいないし、あいつのことだから俺が目を覚ましたら機会をうかがいすぐにでも煽りに来るはずなのに全く来ないのだ。正直信じがたいし、何故俺がたったそれだけで確信出来ているのか自分でも不思議だ。でもなんか確信している。
転生の原因は多分俺の中にある個性だと…思うんだが。正直何がどうしたらこんな転生になるのかわけが分からない。『メモリー』は抽出した記憶を手に触れた物に入れるという物で特に何も触れてないはずなのに勝手に『メモリー』が発動し、俺の記憶を生まれて間もない赤子に入れるなんて事あるのか?まぁ『ジョーカー』と混じった結果と言わざる負えないんだが。後、俺は赤さんに無理やり記憶をぶち込むような鬼畜じゃねぇし。
『やってまいりました!!ヒーロースタジオ!!』
『今回は今ヒーロー界隈の中でも有名な具足ヒーロー《ヨロイムシャ》へのインタビューしたいと思います!!!』
『ウム』
(このヨロイムシャ?って奴原作にいるんかな?いや、本編の年代を考えると正直ないな。)
今回の人生は前回よりもかなり時間が飛んでいる。なんとあそこからおおよそ
60年くらい時間が経過してしている…多分。60年経過してまだ犯罪は多いがテレビが流れていたり停電する事も無いし、テレビで放送されている番組にアニメなどの明るい娯楽がある。ニュースの内容から法整備が相当出来上がっていることがよく分かった。どこぞの世紀末もびっくりな世界からここまで秩序がある世界になったのは本気でびっくりしたし泣くほど嬉しかった。だが、そんな世界にも不満はあるそれは…
(『仮面ライダー』…嫌、特撮なら何でもいい!!なんかやってくれないかなー)
特撮が放送されないのだ。まぁ個性という物の登場で特撮の世界じゃなくても現実の世界でとんでもないことが色んな所で起きている。特撮はお払い箱なのだ、それがそれだけが本当に悲しい。魔法少女やロボットアニメはやっているっぽいけど。
まぁそんな贅沢な不満が吹き飛ぶくらい、嬉しい事が在るそれは…
パァン
「いただきます!!!」
「は~い、召し上がれ」
飯が超常黎明期の数十倍、いや数億倍と言ってもいいほどめっちゃうまい。何でこうもうまい料理がすぐできるんだ。母の料理の腕がいいという事もあるが素材の質、ガスがちゃんと通っている。保存状態も良好。腕以前にちゃんとした食材を手に入れられる。水すら美味い。俺もうマジで感動。
モグモグゴクゴク
「しょうちゃんはいっぱい食べるね」
「うん!だって…ママの料理がすごくおいしいもん!!」
「ふふ、お母さん嬉しい」
…正直子供のふりはきちぃ…まぁこれは転生の宿命だとしておこう。
今回の俺の家族は父、母、俺の三人家族だ。
父は海外での仕事をしている起業家。仕事はよくわからないが個性持ち専門の会社らしい、そして家の豪華さを見た感じ企業として成功しているという事が良くわかる。どんな人かというとお調子者だ、だって電話に誰が出てもふざけだしているし。個性は「相手の欲求を見れる」という物だ。電話でしか殆ど話してないので個性を使ったところは見ていない。
母は父が立てた会社に最初に入った社員で一緒に仕事をしていて好きになってめでたくゴールイン。夫婦になっても色んな場所に行って父の仕事を手伝ていたらしい。今は俺が中学生になるまでは自分の力で世話をしようとしている。まぁ本当は俺と一緒にまた世界を飛び回りたいという事がバレバレである。それをしないのは子供にとって急激な環境の変化はよくないという事を聞いていたからである。性格は明るく快活な人って感じだ。個性は「物を超能力で浮かす」という物らしい。実際に体験したことはない。
「そうだ、しょうちゃんもそろそろで個性が発現するころだよね?」
「個性?」
?…は!そうかそうだった今の時代個性は昔よりも受け入れれられている時代だった。今も少なからずあるだろうけどあそこまで、もうあそこまで怖がれなくて済むんだった!!すげぇいい時代じゃん!!!…ん?嫌待て。
俺の個性ってどうなるんだ?
前世の個性を引き継ぐのか?『メモリー』?『ジョーカー』?どっちなんだ?
『メモリー』だったらともかく、『ジョーカー』なら分かりやすいし、あのAFOは個性の収集癖まで備えてないのだろうか?もし備えていたら俺終わるんじゃ…というか今回の世界、昔の俺が生きていた世界へと繋がっている世界なのか?嫌そもそも…
「しょうちゃんどうしたの?」
「え、あ、う、ううんなんでもない…個性どんなものになるのか楽しみだよ」
「そう?…しょうちゃんたまに大人っぽくなるよね。お父さんに似たのかな~?」
「え?そ、ソウカナー」
プルルル
「あ、でんわなってるよ」
「本当だ、しょうちゃんちょっと待ってってね。」
アブね色々考えすぎちゃった
…でももし『ジョーカー』なら本気で感情抑制の訓練をして俺個人をひた隠さないといけねぇな。
アイツらの兄弟としての『ショウタロウ』の人生はもう終わっているんだ。それに『ジョーカー』や『メモリー』があったとして今のこの時代のAFOに…全に敵うのか?OFAは与一にまだできる事はあるのかよ?
俺を隠さねぇと
この俺が、今の俺が出来る事はこの世界の在り方を変えずに隠れる事だ。
ぶっちゃけもうあいつと戦いたくない。
本当の俺を隠すんだ…!
ゴトン
ん?なんか俺の首元から落ちたような…?
は!?
…おいおいおい!!
「なんであるんだよ…!」
ありえねぇ!!
キラリ
「ガイアメモリ!!」
masquerade!!!
どうやら今回の俺の人生も世界を掻き立ててしまうのかもしれない。
「ガイアメモリ」(原作)
「仮面ライダーW」に登場したアイテム。「地球の記憶」を内包しており、それを注入する事で怪人になったり、仮面ライダーになったりする。正直「〇薬」やら「危険〇〇ック」みたいなものと言っても作者個人は過言はないと思う。