×約30年 〇約60年
それを理解の読み進めてくれると嬉しいです。
第14話覚醒のG/今回の立ち位置
-----個性発現してから約9年後-----
プルルルル
プルルル
「こんな朝一から時間に電話を掛けるなんて、まぁ多分」
カチャ
『もしもし、しょうちゃん?』
「やっぱ母ちゃんだな」
『やっぱりってことは分かってた?』
「ああ、今日の朝か深夜位に来るとは思ってたからな。というかそういう決まりだし。」
『うんうん、ね?学校どんな感じ?自炊本当にできているの?』
「学校はーまぁ可もなく不可もなく、料理は…たまに失敗する。というか毎週それ聞いてくるけど、心配し過ぎだし、そんな大きな変化はそうそうないって。」
『そう?でもママ聞きたいな~』
「あーもう、転校生が来るんだって。」
『あら、あるじゃないしょうちゃんはどんな人が来てほしい?』
「俺に迷惑をかけないやつ」
『相変わらずしょうちゃんは変化が嫌いねー。あ、そうそう、ごめんしょうちゃん今年の運動会行けそうにないわー』
「あー了解、大丈夫だよ。それに去年参加してくれたし。」
『そう?しょうちゃん抱え込み過ぎるからちょっと心配』
「…大丈夫大丈夫、アッヤベそろそろ行かなきゃ。じゃね」
『えっ、ちょっと』
カチャン
「さて、行かねーと」
俺は「日録 章太郎(ヒロク ショウタロウ)」。転生している事以外は多分ただの一般人だ。転生先は「僕のヒーローアカデミア」という作品でしかも転生は2回目だ。1回目は個性が超常と呼ばれている世紀末の様な世界でこの作品の根幹となる「ONE FOR ALL」と「ALL FOR ONE」 の二人の義兄となっていた。魔王になろうとしている弟を止めるために戦い命を落とし今に至った。何故再び転生できたか正直分からない。そして、今は中学生になった。ちなみに母も父も今は海外で仕事をしている。なんでも弟が出来たとかなんとか。
俺の今回の人生の目標はなるべく原作に関わる事を減らすことだ。理由としては…しんどいからだ一回目に根幹とがっつり関わって命を落とすまで行ったのだ。本気で大変だった。関わんなくても多分この世界安泰だと思うし。
(ショウタロウは神野区でオールマイトが勝った所までの知識しかない)
「しょうたおにいちゃーん」
「お、孤太郎。お前もこれから学校?」
「うん!」
コイツはお隣の「志村孤太郎(シムラコタロウ)」という子供だ。
普通の人以上にヒーローを嫌っている奴で親と違う苗字をしている。たぶん養子なんだろう。
最初は誰にも心を開いてない感じだが、それなりに喋ったり、一緒に遊んだりしたらなんかなつかれた。ちなみに今のこいつの親にご飯を貰ったりする。優しいおじいさとおばあさんだ。
…志村
『あのね死柄木弔は志村菜奈の孫だよ。』
…うん!気のせいだな志村なんて苗字どこでもありそうだし。絶対に気のせいだ!!
「しょうたにいちゃん?」
なんか孤太郎が心配しているな。
「あ、悪い悪いなんか話していたか?」
「ううん、あいさつしただけ。」
「あ、そうおはよう孤太郎。」
「…あのね、しょうたにいちゃん。にいちゃんもヒーロー嫌い?」
「またそれかよ、何度も言うけど職業のヒーローは嫌いも好きもないただ無関心だ。」
そう言ったら、孤太郎は安心しているような気がする。
「…そっか」
「そういうお前は職業としてのヒーローが嫌いなのか?それともアニメとかのヒーローが嫌いなのか?」
「職業として」
その一言が重々しく感じた。こいつ闇深いな。
「ってそんなことずっとしゃべってたらお互いに遅刻するな。じゃぁな」
「うん、じゃぁね」
さてと、俺にも個性がある。1回目の人生は2つ持っていた…持っていた?まぁいい1つは個性「ジョーカー」、能力は「感情が良くも悪くもそのまま力になる」というパワー系の個性だ。そして、ALL FOR ONEに与えられた個性「メモリー」、能力は「いろんな物の記憶を抽出し他の物に行使する」…という感じの個性。
そして、2回目の人生はこの2つの個性が混ざり合った。…正直この個性は強いがこの世界の天井とやり合うほどではない。それに制御をミスれば終わる。ここら9年くらいは個性の修行に費やした。
「キャー」
ん?悲鳴。あそこの裏道からだな。
「へい、彼女痛い目をあいたくないならおとなしくした方が良いぜ~」
「ひ、ヒィ」
おいおい、朝っぱらから誘拐事件かよ。…誰も見てないな。ほんじゃぁ
スッ
「変身」
masquerade!!!
キュイイン…
「おい」
殴ったろ
「あ?」
ガンッ
「ガフッ」
「な、なんだてめえは!?」
「…朝っぱら、女性を襲ったりするのはどうかと思うぞ。」
「おい、知っているぞ黒いスーツに敵みたいな髑髏の仮面…間違いない!!!『黒仮面』だ!!」
「やっちまえ!!」
まぁ、いい機会だこいつらとの戦闘中に俺の今の個性を説明しようか。
個性の名前は「ガイアメモリ」。由来は『仮面ライダーW』という作品の重要アイテムからそのままとった。性能としては「様々な記憶を内包したUSBメモリーを作成して、それを挿すことで、その記憶に基づいて力が与えられる」という…この世界風で要約すると「個性を生み出す個性」だ。
ALL FOR ONEに近い強さを持っている。だが、これはそこまで万能ではない。弱点は三つある。
まず作り出せるメモリーには限りと持続時間がある。例えば今使っている「masquerade(以下マスカレイド)」は大して強くはない。詳しい説明は避けるが最弱のメモリーだ。だが永続的に使えるし99個くらいは出せる。だが、天候を操るメモリーや他人の潜在的な恐怖を掻き立てるメモリーなど強力な物は一個だけだし90秒で消える。消えた物は1,2時間後にまた作れる。…でも物によってはずっと使えるんだよなーまだ研究が足りないな。
次に作成条件だ。メモリーを作るにはその物のイメージを思い浮かべるか、俺個人の意識を強くしなければならない。「マスカレイド」は俺自身の隠そう、隠れようという意識から作り出された。正直これが原因で9年間修業をする羽目になった。昔は俺の意識した物はすぐ出されてしまう。ここぞという時に作る事が出来なかったら積むので相当苦労した。後日常生活で常に頭からUSBメモリーが出る奴ってどうなのかってのがある。
最後に「ガイアメモリ」だという事。ガイアメモリは『仮面ライダーW』の重要アイテムで名の通り個々の地球の記憶を内包している。味方も敵もそれを使い変身して使う。だがこれはちゃんと機械を通して使わないと副作用がえぐい。使わないと落ち着かないとか食人衝動に駆られたり、恐怖が無くなったりと本当にやばい。実験としてネズミに使ったけど案の定、副作用が出ていた。名前の由来もそこからだ。ちなみに俺自身には副作用が出ない。まあ作っている奴がその副作用にやられたら元も子もないしな。
後、これは個性の弱点ではないが、あの魔王が絶対欲しがるような個性だという事、ばれない様にしなきゃならない。幸い個性登録は「特定の物に変身する個性」という事で通っている。目立たないようにする。そして、もしばれても対策できる様に力を付ける。そう決めた我ながら本当に面倒だな。
「おーい、終わり?」
ゲシ
グフッ
反応がない。終わったな。さっさと行くか。
「あ、あの!!」
「ん?」
「ありがとうございました!!『仮面の紳士』様!!あ、握手してもらっても?」
「アッそういうのやってないです。では!!!」
バッ
「あ、ちょっと!!…かっこいい。」
ちなみに戦闘能力は一回目の転生で磨いた戦闘技術が錆びない程度に「マスカレード」使い困っている奴を倒したり、チンピラを懲らしめたりして鍛えている。まあ、正直やり過ぎたような気がする。だって裏町の都市伝説みたいになっているし。『黒仮面』やら『仮面の紳士』やらめっちゃ着飾った名前で呼ばれている。…カメンライダーって呼ばれたいなーなんて。
中学校の方は入学してから1か月くらい経過した。
「あっぶね、間に合った。」
「おはよう、随分ギリギリだったな、しょうちゃ~ん」
「その呼び方やめろ」
「よう、日録」
「おはーす」
「おはよう、章太郎君」
「うーす」
とまぁこんな感じ特段仲が良い奴はいないけど色んな奴とそこそこ関係を持っている。
授業の方は一回目の転生があんなのだったから小学校の授業とか中学の授業が復習になってとても良かった
。
ガラガラ
「おーみんな席に着いてるな、今日から転校生が来たぞ」
転校生、なんかありそうな予感だな
「それじゃ、自己紹介を」
「始めまして、今日転校してきました。八木俊典です!よ、よろしくお願いします!」
ふーん八木ね…ん?
『ふ…八木俊典…だっけ?お前ホント面白いな!いかれてる!』
え?
『とりあえず体が動いちまうところはお前にそっくりだよ俊典!!』
e?
「えーと席は、日録の隣が空いているな。それじゃぁ八木君そこに座って。」
ええええええええ!?
「わかりました!」
ちょっと待て!!
「えっとーヒロク君だっけ?今日からよろしくね!!」
「え、あ、よ、ヨロシクネーや、八木君」
なんで原作の方からくるんだよ!!
意味わかんねえぞ!
余りにも驚き過ぎて陰キャみたいな反応になったぞ俺!!
早く席替えしてくれー!!!!
「ガイアメモリ」(個性)
個性を生み出す個性、条件は複数存在するが異常な強さを持った個性。首や頭などにメモリーが出現する。ちゃんと鍛えていないといたるところにメモリーを落としてとんでもない事件になる。ちなみに生成したメモリーは特定のもの以外使用しなくても1時間くらいで消滅する。
「ドーパント」
ガイアメモリを使用し変身した人間の総称。「仮面ライダー」もおそらく「ドーパント」とも呼べる。この世界では今のところこの名は存在しない。
「マスカレイドドーパント」
今回ショウタロウが変身した怪人。仮面舞踏会という単語が付けられている通りスーツを着込み、骨とムカデをイメージした仮面を被っている。身体能力は向上するが他のメモリよりも向上しない。量産が強みでヒーローもので言うなら悪の組織のモブである。ちなみに組織の秘密保持の為に自爆装置がついている。