俺のヒーローオブメモリーズ   作:にわかライダー

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やっぱ学校が始まると制作が遅れちゃうな

あ、こっからは視点が話ごとに変わります。
基本的に
八木(オールマイト)→日録(ショウタロウ)→八木(オールマイト)→日録(ショウタロウ)
という感じで
今回は八木です。


第15話Y、始まり/柱

「母さん!!」

この国には柱がない

6年生の頃母を失った事でようやく気が付いた事だ。

光る子供が発見されて60年。

発現された頃よりもとても平和になったとおじいちゃんもおばあちゃんも言うけど。僕はそう思わなかった。

減らない犯罪、突然消える平和、そんなものが在るのだから平和とは思わない。

例え無個性でも何かができるはずだ。

僕は漫画やアニメの様なヒーローに、人々を守る柱になりたい。

 

-八木俊典、始まり-

 

「…オーイ」

ZZZ

「…起きろ」

ユサユサ

「ん?」

「起きたか、俊典」

「あ、あれ?ヒロク君?」

…夢?あれ!?

「みんないない!!」

「そりゃそうだ放課後だから。」

もしかして、HR終った?

「お前また夜中まで筋トレとかしてたな?」

ギクッ

「嫌、その…違うんだヒロク君」

「浮気現場みたいなノリだな、まぁいいや俺カラオケするんだけど、お前も来る?」

「うーん、今日はいいかな」

「そっか、残念。まぁでも途中まで一緒に帰るか」

 

この学校に来て2ヶ月、母が殺され、叔父と叔母の家に住むことになり引っ越してきたここの生活にも慣れてきた。

友達も出来た。ヒロク君という隣の席の子だ。目つきが悪いし、たまに「ユメナラドレホドヨカッタカナー」みたいな変な事を言う人だけど。学校の事教えてくれたり一緒にテスト勉強してくれたり、遊びに誘ってくれて良い人だ。個性は「特定の物に変身する」というのらしい。実際に個性を使う授業で見た事がある。独特な形状の物を体から生やして、それを抜いて挿して変身している。

 

「いやーそれにしても今日の体育キツかったなー」

「そうだね、まさかサッカーで体育会系のノリに付き合う事になって、最終的に雨で勝負がうやむやになっちゃうなんてね。」

「ホントな、ヤダヤダあのノリ」

今日も他愛もない会話をしながら帰っている。

 

「ねぇこの辺りに現れるらしいよ」

「え、もしかして『黒の紳士』様!?」

「そうそう1ヶ月前にね、私の友達が朝助けられたんだって!!」

「えーいいなー私も華麗に助けられたい!!」

 

『黒の紳士』…この土地で噂になっている存在だ、『黒の紳士』以外にも『黒仮面』という名前があり。曰く「悪い人間に襲われたらどこからともなく現れて撃退する」とか、「朝と夜にしか現れない」とか「正体以外に二つの姿がある」とかそんなことを言われている。やっている事はヒーローっぽいのだがここのヒーローに非公認活動をするヴィジランテだと言われている。僕はちゃんとヒーローになってくれるならいいのにと思っている。

「『黒の紳士』ってどんな人なのかなヒロク君。…ヒロク君?」

「…oh」

その話を聞いてヒロク君は何故か尋常じゃない量の汗をかいていた。

「ひ、ヒロク君!?どうしたの!?」

「ハッいや大丈夫!何の話だっけ?」

どうやら聞いていないくらい驚いていたみたいだ。

「『黒の紳士』についてヒロク君はどう思っているのかなーって」

「…『黒の紳士』ねぇ、そんなえらく飾った奴なんかじゃないと思うよ。一回懲らしめられた奴を見たけどとてもじゃないがなんというか痛々しかったぜ」

「え、見たことあるの?」

「ばっかお前、俺が見たのは被害者だよ本人じゃねぇ」

あっそっか

「大体ヴィジランテのくせになかなかカッコつけみたいな呼び名で呼ばれるのが気に入らねえ、紳士要素は黒スーツだけでやってる事チンピラだし。」

すっごい早口でまくしたててくる…ん?

「黒スーツ?」

「アッヤッベ」

「ヒロク君、やっぱり会った事あるでしょ。」

「嫌ーそのハハハ、あっもうカラオケについた!じゃぁね!!筋トレやりすぎるなよ~」

「え!ちょ」

「サァーウタウゾー」

ダダダダダ

「…行っちゃった」

絶対に何かを知っている

明日聞いてみようかな?

そんな事を考えながら僕は帰路についた。

 

「あっぶねぇ、しばらくやんない方が良いかもな」

 

 

今日も筋トレしようかな?

嫌でも、またHR中に寝てしまうかもしれないから、やるなら程々にしないと…

そんな事を考えていたら町の一角に立ててあった看板が目に入った。

 

立ち入り禁止

 

1年前に敵の暴動により崩壊した地域らしく、未だに復興の目処が立っておらず、ヒロク君曰くもう見放されたって噂も出ているという事らしい。

…ここでの生活が楽しくて忘れそうになる、この平和の不安定さを、この国には、嫌この世界には柱が存在しない。無個性の僕がどこまで出来るのか分からない。それでも、僕がこの平和を支える柱になりたい。

…鍛えないとな。

 

「キャァー」

!?

悲鳴!?禁止区域の先からだからだ!

タッタッ

というかいいのかこんな禁止区域に入っていいのか。戻った方が…

!声が聞こえる!あそこから!!

「へへへ、お嬢ちゃんママに襲わなかったのか?人気のない所に来ると悪ーい奴らに攫われて、襲われるって。」

見えた!女の子が3人くらいの敵に襲われている!!!

「だ、誰か助け「こねーよ!!」」

ガン

「ヒ、ヒィ」

ビクッ

 

ビクッ

なんで僕もびっくりしているんだ!?

でも無個性の僕が何人もいる個性を持っている敵に何ができる?

「なんだてめぇは!!」

ガッ

バコッ

勝てるのか?この僕が

「ひ、ヒィ!!!」

ドコ

ガッ

大通りに出て助けを呼ぶ。これが僕がするべきことだ。

立ち向かう事じゃない!!!

ガガガガガ

「ぎゃぁぁぁぁぁ!」

大丈夫、助けを呼べば間に合う。大通りに出ればヒーローは、見つければ彼らが来る。

きっと大丈…

「助けて!!」

ーーーー!!

 

トップヒーローは学生時から逸話を残している。彼らの多くが話をこう結ぶ『考えるより先に体が動いていた』と。この時の私も『考えるより先に体が動いていた』

 

ダッ

何をしているんだ僕は!?

何もできないのに向かってどうする、すぐさま大通りにでて助けを呼べば…嫌行くしかない!!

「やめろおおお!!」

「え?」

 

あの時の私は勇気だけでその敵たちに戦おうと前に出た。だけどそこには私が想像していていた光景はなく、代わりに想像以上の光景がその先にあった。

 

「その人を離ーーーせ?」

チーーーーン

敵たちは辺りに倒れており、なんというか死屍累々みたいな地獄絵図になっている、敵の親玉に至っては椅子になっていた、座っている人は最近見知った男であった。

 

「ヒ、ヒィ助けて!!チンピラに殺される!!!」

「…ちょっと黙ってろ」

ゴン

「キャイン」ガクッ

…もしかしてさっき助けを求めていたのはこの親玉なのだろうか?嫌、そんな事より…

 

「さっきまで襲われていた女性は?」

「自力で禁止区域出てもらった」(ここで女性の心配ってやっぱコイツ根っからだな)

「それでひ、ヒロク君は?な、何をしているの?」

「エー…アー…おやじ狩り?」(あ、やべ返答も積んだ…)

「「…」」

えっ怖い!!なんか血っぽいのついてるし!!!ヒロク君って良い人に見えたけど、もしかして相当ガラが悪いチンピラなんじゃ

に、に、逃げなきゃ…!!

「あーあのさ」

ビクゥゥゥゥゥゥゥ

shiiiiiit!!!!!

「は、はい!!な、何でございましょうか!?」

「…取りあえずちょっと手伝ってくれる?俊典」(とりあえず会話を続けなければ…)

「喜んで!!!」

も、もう逃げられない!!な、何を持っているんだ?!あれはロ、ロ、ロープ!!?それで一体何をするつもりなんだ!?というか君は一体なんだ!!ヒロク君!!!

 

ある意味これが私と彼の本当の始まりである。

これは私と親友とのヒーローになるまでの物語だ。

 

「あーなんか俺の事を怖い人だと思って」

「滅相もありません!!!」

「あー…そうですか」(嫌われたな…これ)




「八木俊典(ヤギトシノリ)」
後の平和の象徴。小学校卒業辺りで母を失い、自分が平和を支える「柱」の様な存在になりたいと思っている中学生。柱の為に毎日筋トレなどをしていて、若干寝不足になっている。日録章太郎に対しては転校以降初めてできた友達でおかしなところはあるけど良い奴だと思っていたが今回の事でヤバイヤンキーに絡まれたのではと困惑している。取りあえず逃げたい。


「日録章太郎(ヒロクショウタロウ)」
俺が黒仮面である事をバレるのはまずいよな~

いや~でも困っている奴ほっとけないよな

うん?なんか明らかに誘拐されている女性発見

あの位なら個性使わずにも勝てるな。ヨシッッ!突撃ー (八木が悩んでる間にボコった)

うし、なんか敵が叫んでるし早く気絶させて、後はロープで縛るだk…ゑ?(今ココ)
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