それはそうと4が並ぶと俺の心の中のミスタがやばい回にしろと言ってくる。早くここ抜けてー
今回は日録です。
雄英高校のある一室。
「二週間前、風間大学という大学で敵の襲撃は起きた。……被害は大学が崩壊だけに幸いにもとどまっている。そして、人的被害はヒーローと名乗っていた謎の少女の手によりほとんどゼロとなった。」
「重傷者が二名…もうその二人とも会話できる位に回復している…そして、死者が一名。」
「その死者はここの卒業生、優秀な機械工学の権威、シュラウド博士。」
「そして、主犯格が魔王ALL FOR ONE…そういう事で良いかい?グラントリノ先生」
「…元先生だ、根津校長。」
重厚な木製のテーブルを囲むようにして、根津校長、グラントリノ、志村菜奈、そして八木俊典が座っていた。室内には静かな緊張感が漂い、窓から差し込む夕日の光が長い影を作っていた。
根津校長は手元のタブレットを操作し、壁のモニターに映像を映し出した。そこには襲撃時の映像が映し出される。歪んだ音声と共に、無惨に崩壊する建物、そして、不可解なほどの力を持つ存在が映し出された。
「修繕した監視カメラのデータを見させてもらったよ…あれは本当に人間なのかい?」
「人間だ…残念ながら…」
グラントリノが苦々しい表情を浮かべる。彼の言葉に嘘はなかったが、それがどれほど皮肉な現実であるかは誰の目にも明らかだった。
「ふむ、それで…僕に頼みたい事があるという事だね?」
根津校長が問いかけると、八木は一瞬迷うような表情を見せ、それからしっかりとした口調で言った。
「シュラウド博士が雄英の為に提供したロボットをショウタの拘束に使わせてほしいんです。」
「拘束…何をするつもりだい?」
根津校長の問いに、八木は深く息をついた。そして、まっすぐに答える。
「今から一週間後、7月の初め頃にAll For Oneと戦います。」
室内の温度が一瞬下がったかのような静寂が広がる。
「!!…どうして一週間後なんだい?」
根津校長が驚いた声を上げる。その疑問に答えたのはグラントリノだった。
「この前、あの男からメールが届いた。『7月上旬、舞台が整う。来なよ。』という内容の。」
「そっか、それで彼を巻き込みたくはないという事だね?」
根津校長の言葉に、八木は静かに頷いた。
「あの馬鹿は目を付けられている。それに7月上旬までに回復できるケガじゃない。」
(…アイツの場合、力技でも回復してきそうだけどな。)
グラントリノが心の中でそう呟く。
「…分かった。ロボットを貸す。けどその代わりに条件がある。」
「…条件?」
八木が問い返した瞬間、背後の扉が音を立てて開かれた。
ガチャ
そこには複数の人物の姿があった。雄英の教師たち——
「先生たち?」
八木が驚きの声を上げる。根津校長は静かに微笑みながら、彼らの前に立った。
「雄英の教師…それも僕が選出した、優秀な人間達だ。それと…」
その言葉とともに、もう一人の人物が前に出た。
「…失礼する。」
「い、イグナイター!?」
イグナイターが堂々とした足取りで会議室へと入る。
「章太郎の件で迫られてね、十分な実力を持っているし話した。…彼らを魔王オールフォーワンとの対決に手伝わさせてほしい。」
その言葉に、八木は息を飲んだ。
「……!」
根津校長は八木をじっと見つめ、静かに言葉を続けた。
「オールマイト…僕はね君にも戦線には出てほしくはないと思ってる。生徒の命にかかわるからね、けど、止めても君は行くんだろう?」
「…はい。」
八木の返答に、根津校長は深く頷いた。
「君と章太郎の事はよく知っている…先生が止めようとも退学になろうとも、人を助けるためなら突き進む…問題児二人組。」
根津校長の口元には、少しだけ微笑が浮かんでいた。
「君たち二人が日本を、世界を救う未来を僕は見たい…だから、生きて、帰ってきておいで!!」
その言葉に、八木は力強く頷いた。
「…はい!!」
「はー…」
「どうしましたか日録さん?」
「ナースさん俺いつになったら退院できるんですかね?暇で暇でー」
俺は今病院に入院している。理由はまぁあの戦いでめっちゃくちゃ負傷したからである。
ベットで横になっているだけで暇。
「あー…明日くらいには」
「アレ?思ったより早いっすね。」
「貴方ねぇ…個性で無理矢理勝手に直さないでくださいッ!!」
「え?!なんでバレたん?!」
一日単位で体の部位を直してたんだが…?
「…ギャグで言ってます?」
「え?あー嫌」
リカバーメモリってあんまよろしくないのか?
「はぁ……とにかくあと一日安静にしてください!!」
「はーい」
そして、ナースさんは部屋から出ていった。
カツカツ
ガラララ
「邪魔する」
ん?この声
「鳴海の…おっさん!?」
鳴海 覇道は杖を突きながら入ってきたのだった。
「相変わらず治りが早いな、章太郎。」
「じいさん…あんたなんて無茶をしてんだ」
「…お前には言われたくねぇ」
なんか視線がこえーんだ…けど
視線が怖くてそっぽを向いていた章太郎が振り向いた先には
鳴海は額を地につけていた。
「…なんで、土下座してんだ?」
「シュラウド博士を守れなかった。すまんッ!!お前さえよければ俺はケジメを付ける。」
「嫌、指貰っても別に嬉しくねーんだけど、それに…守れなかったのは俺も同じだ。だから顔を上げてくれ。」
「……」
「それにおっさんの本来の目的は果たせたじゃねーか。良かったじゃん。」
正直、こういう雰囲気嫌いよな
「……お前は良い奴だな」
「知ってる」
本当は違うけどな
「それでさ、おっちゃんこれからどうすんだ?」
「そうだな…まぁお前ならいいだろう。この部屋お前以外にいないしな。」
お前なら?
「死穢八斎會はこのままに暗闇に入る」
「…なんて?」
そんなこんなで話を聞いてみると、一応目的は果たせたものの、死穢八斎會はかつてのような力を持っておらず、現在の状態を簡単に言えば「さまざまな組織とつながりはあるが、実質的な力は持たない組」という感じらしい。
やろうと思えば勢力を取り戻すこともできるが、鳴海のおっさんの提案で、このまま細々と組を続けることになった。理由としては、俺やとっしーのヒーロー活動を見て「混沌の時代は終わる」と判断し、それを組長に熱弁して納得させたらしい。
……実際のところ、魔王との戦いを生き延びたことで組の者たちから尊敬され、さらに組長自身がそろそろ引退を考えていたこともあり、実質的に組をまとめる立場にあったため、話を通すことができたということだ。
「細々やると言ってもお前がまた魔王と戦うなら俺たちは協力する。」
「マジか」
理由もなく戦ってくれるんか?
「俺だけじゃなく、組を救ったのだからな、これくらいしないと気が済まない。」
「組の中でもお前の評価は高いぞ。」
んー何その嬉しいような困るような情報
「例え個性が無くとも、ヒーロー達と戦う事となっても、俺は、死穢八斎會はお前の味方だ。いつでも呼んでくれ。」
「…じゃあな」
「鳴海のおっさん!!…ありがとう。」
「…あぁ」
ガラララピシャン
…「それはこっちのセリフだ」と言わんばかりの目で帰ってったなおっちゃん
ちなみにその後、暇で病院を散策していたら鳴海のおっさんがやーさん達にこっぴどく叱られている姿が見えた。「ドクターストップ掛かってんのに無理に動くとか馬鹿なんですかあんた?!」とか聞こえたな…
そして、次の日俺は無事退院した。
ガララ
「…雨、テンション下がるなー」
ま、その内止むでしょう。…ん?
そうして前を向くととっしーが立っていた。
「とっしーじゃん、待っててくれたんだな。」
「あぁ…ちょっと歩きながら、話さない?」
「?いいぞ」
とっしーの言い方に俺は疑問に思った。なんせ、笑顔ではあるんだがいつもより暗かった。
「…ここって」
俺ととっしーが本当の意味で友達になった場所だな
「随分と懐かしーじゃねーか」
「ショウタさ…まだ、AFOと戦う気があるのかい?」
「え?まぁもう少し鍛錬を積んでまた戦う。…というか7月上旬にまたやるんでしょ?」
そう言ったらとっしーは少しだけ驚いていた。
「…耳が早いね」
「いい情報屋がいるんでね。」
キシッ!!キシッ!!
まぁクワガタなんだがな
「…怖くはないの?」
「そりゃぁ怖えよ、けど、それ以上に許せねぇ」
「嘘つき」
「え?!」
「ホントは戦いたくないんでしょ」
「…エ?ハ?」
それは違うんだけど…?おいこっち向け
「もういいんだ……戦わなくて」
「…あー」
そゆ事か…信頼を失う事をしちまったからな
「そんなに俺が頼りない「うん」…かーそっかー」
即答ってひどくね?
「なら7月までに俺も頼りになれるように、強くなるぜ」
「これにも反応できないのに?」
!?いつの間にか、アイツは俺の背後に回っていた…あれから約二年、ワンフォーオールにさらに磨きがかかり俺が勝てることもスピードにおいつ事もめっきり減った。
これに反応する位にならないと魔王に…AFOに通用すると思ってないのか。
「君は…もう追いつけない」
「なんでそんなこと言うんだよ、とっしー、お前、無理してそんな事…」
「SHUT UP!!!!」
「!!!」
「君はヒーローになろうと思ってなかったんだろう?そんな気持ちでヒーロー科に入って正直迷惑なんだ!!」
「それに君は私の事めんどくさかったんだろう!?」
「私も君の事なんて…ッ!!」
「とにかく!!私に君はもう必要ない!!もう…ヒーローにならなくていいんだ!!」
「おい、ちょっと!!」
「さようなら!」
そう言ってとっしーは去っていった。
アイツは決して嫌いとは言わなかったし、声はとても震えていた。
「…相変わらず、嘘が下手だな」
あんなことを言われて退く俺じゃねーが、それならとっとと家に帰って…
あれ?思う様に身体が動けない…別に体が痛いわけでもねーし、疲れてもねー
ショックを受けている…?
そうだ…
「アイツに見放されたくなかったんだな…」
章太郎の頬に一筋の雨粒が流れた。
「ショウタ(日録章太郎)」
完全に庇護対象として目をつけられた男。しかし、本人も言っていた通り無理やりでも参戦するつもり。とっしーが無理に絶交したことを分かっていたが自分が思っている以上にショックを受けた。嘘だと分かっているのに…
実力に関してはより経験を積んだが決定打に欠けるというのが現状、決定打としてドレットが上がるかもしれないが本人的にNG
「根津校長」
魔王の恐ろしさを理解した校長。魔王との対決が近いと知り、出来る限りの支援や準備をさせる。それはそれとして覆 創の死に違和感を感じたのでリッパーの残骸からデータを修復し決戦前に何が起きたのか正確に調べることもしている。
「鳴海覇道(ナルミ ハドウ)」
なんとか生還できた男。大きな悲劇が起きたが本来の目的の個性を奪わせることは成功したし、ショウタが目の敵にされたことにより完全にターゲットから外すことも出来た。次期組長かも確定し、本人の前では言えないが、最終的にプラスになった。返しきれない恩も受けたので、ショウタが助けを呼べば組総出で向かうつもり。奪われた個性の利用目的とかは知らん。
「仁(氷叢 結)」
たった数日ではあるが彼の家族の代わりによく病院に通っていた。彼からも気にしなくていいと言われたがまた罪が増えたとか思ってる。
「オールマイト(八木俊典)」
親友を守るために一方的に絶交したヒーロー。言葉を選ぶこともつらかった。実力に関してはOFAを完全に使いこなしており、後は経験を積むだけになっている。強くなったせいかショウタのことをすでに超えてしまったと奢っている。
「グラントリノ」
後日彼に手紙を送り、破門を言い渡した。と、言っても手紙の内容はやや達筆に『破門』と一言だけ書いてるだけで、章太郎は〇ヴァかと思った。
「志村菜奈」
余談だが、章太郎の家のお隣さんが志村孤太郎であることをまだ知らない。